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時砂の王
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時砂の王の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全77件 1~20 1/4ページ
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弥生の世の言の葉を用ひて書かるる、いとをかしき物語。 かかる書物をすがらに読ままほしかりき。真に大儀であった。 | ||||
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この本に出会えて良かった。 私にとって素晴らしい出会いだった。 | ||||
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とっつきやすい作品ですがセンスオブワンダーが全く感じられません。 SF作品には多少読みづらくとも新しい観点やビジョンを求めているため物足りませんでした、あまりにも普通。 読みやすさを重視したのか時間モノなのに世界観が非常に単純で、入り組んだ時間軸の妙の様な物がありません。 敵の正体も含めお話が何の意外性もなく終わります、時間軸分岐型特有の不毛観もそのままです。 | ||||
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登場人物ごとのバックグラウンドがあまり感じられず、いくつかの時代でのお話をくっつけただけのようでした。 時代ごとの点と点がつながるような感じもさほどなく、半分辺りまでが一番の盛り上がりでラストに至っては「それだけ?」という感じ。外伝とかで補強されたらまた違うかもしれません。 設定とかはよく考えられてて面白かったです。 映像化されたらきっと派手な戦闘シーンがメインの映画になるんだろうなという印象でした。 | ||||
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時空を超える愛を主題としたロマンSFの意欲作です。謎の多い邪馬台国を舞台にし、日本史の実在した人物の中でも最も神秘的な存在と言える卑弥呼が登場するという設定だけでワクワクします。卑弥呼の威厳や神秘性を壊すことなく、生身の一人の女性としての卑弥呼を上手く描いており、日本という国の礎をつくった祖先に対する畏敬の念と、自分たちがその子孫であるという誇りを持たせてくれます。 本作は卑弥呼が統治していた邪馬台国の時代から数千年先の未来までを横断する壮大なSFです。タイムトラベルものSF小説では、介入された過去と未来の関係性をどう整合性をもって説明するかがポイントとなります。大体のパターンとしては、「時間の流れは複数あり、未来が過去に介入することで新しい未来が生まれる」というパラレルワールド、もしくは「時間の流れは唯一で、未来からの過去への介入もそこから先の未来に織り込まれている」というシングルワールドどちらかです。本作はそうした既存のタイムトラベル理論にツイストを加えた理論を提示しており、著者の意欲を感じます。 | ||||
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苦手な作品。読みにくい漢字が多い。耳慣れない言葉が多い。 タイムスリップは考えれば考えるほど泥沼に入る。 邪馬台国を中心に戦闘が繰り広げられているが、 実は同時に世界各国でも戦闘が続いている。邪馬台国の戦況しか 書かれていないので、どうしても話のスケールが小さい。 | ||||
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面白くて読みやすい古くないタイムスリップ系日本産SFを教えてと言われたらまず浮かぶ。 遠未来から日本的な世界に舞台が移っていくので感情移入もしやすい。 文体はライトで内容は少しハード。映画のタイムスリップ系SFに飽きたら丁度いいはず。 これが楽しめたら大長編「天冥の標」シリーズ全10巻(分冊も結構あるのでそれ以上)へGOだ。 刊行開始時点で全10巻と宣言され、いきなり上下巻だが、下の終盤で物語宇宙が開闢する。 | ||||
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みんな好きだよねぇ、卑弥呼とか邪馬台国とか・・ そう思って敬遠してました、ごめんなさい。 壮大なスケールで描かれる人類とETとの時間遡行殲滅戦。 むちゃくちゃ面白かったです。 ただ終わりがアッサリし過ぎで、 えっ、ここでお終い!? て感じなのが残念です。もうちょっと余韻とか、 卑弥呼とメッセンジャーのその後みたいなストーリーがあると 綺麗に2010年のラストに繋がると思いました。 この作家さんのSFは良作が多いですね。 | ||||
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時間を渡りながらの人類と異種族の殲滅戦の物語。種族として戦う理由だけでなく、戦士個人の戦う理由も描かれるので、感情移入できます。また、敵より過去へ飛んで敵の祖先を殺せばいいという単純な時間戦争にならない理由が埋め込まれているので、戦士たちが知恵を巡らせる余地が大きく、読んでいてハラハラドキドキします。 大きな枠組みでの時間物を大味にしないで、人間ドラマにし、恋愛感情もまぶしながら、一気に読ませきってくれる良作。女性陣、考えるサヤカと統べる彌与(みよ)が魅力的です。エピローグとも言える最終章「Stage-Ω」に3人目の女性、沙夜を登場させ、読者の思い残りを掬い上げる作者が憎い。 頭を捻りに捻って知的遊戯を楽しむSFも良いですが、多様な人間が入り混じる大きなSF世界で真っ直ぐに突き抜けていく主人公を堪能させてくれるこのような作品は、日々のストレスを解消してくれますね。巡り会えてよかった。 | ||||
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まず最初に書くこととして買って良かったと思った作品でした 引き込まれて一気に読み終わってしまいました 感想としてはもっと長く書ける作品を一冊に詰め込んだなという印象 他の時代とか10万年間の話とか時間軍と敵の話とか邪馬台国のその後とか、色々話の種は残っていると思うので読みたかったなぁと思ったりもする まあそこは良いとして、最後の負け負け負けでもうどうしようもないというところまで来てあっさり終わってしまった所が少し残念 まあ予想できた決着のつけ方だしタイミングも1番いいところかなとは思うけど、その終わり方を前提として挽回不可能と思えるまで追い詰めるのはちょっとずるいかなぁという気もする ここまで書いたけど1番の感想は最初書いた通りです | ||||
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ありがちなタイムトラベルネタですが,工夫のあるストーリー展開で既視感は無く,楽しみながらの読み物には最適でした | ||||
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「タイムパラドックスやパラレルワールド(並行世界)ってどういうこと?」 って人はこれを読め! 時空をまたにかけ、人類を生き永らえさせる為の熾烈な戦いが展開します。 個人的には、しゃべる武器が相棒(?)ってのが中々面白いと思いました。 いい意味で難解なこともなく、ストーリー展開も小気味良くて読み易いです。 これからSFに触れるような10代にも、お勧めしたい作品です。 | ||||
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おおおどうなるんじゃこれ、この本そんな厚くもないけど残りのページ数でどうにかなるのか大丈夫なのかハラハラ、はえ~なるほどー、な筋書きに丁寧な作劇、無駄のない描写。最近矢継ぎ早の量産消費前提コンテンツにばかり触れていた自分には、マックばっか食べてたけどちゃんと作った味噌汁クソうめえわー状態。 しかし一点、SFで淡々と描き進めている割に題材はこれロマンスなのか?とやや戸惑い。どうもそうじゃないっぽいが、個人的には男女観というか男と女はこうあるのが理想で典型でござい、というステレオタイプかつ古典的な、枠から出ない古い印象を受け玉に瑕と感じた。ゆえにラストシーンはハッピーエンドだがちと予定調和臭がする。 追記:とひたすら主観で述べたが出版年月2007年で、2019年現在では12年前。という事を踏まえると多くを望みすぎた感想かもしれないと省みる次第。 | ||||
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文章と構成、下調べのレベルの高さと設定のラノベ感(ポピュラーっぽさ)は評価できる。星五にもできるほど良い。だが文量と展開の満足感は乏しい。あと300ページあれば星四、オチにもっと意外性と美しさ、描写とシーンにスケール感があれば星五だった。sfの大作と比較すると小粒感が拭えない。著名なsf作品を読んだことがないsf入門者、あるいは殆ど本を読んだことのない人には良いかもしれない。 | ||||
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壮大なスケールのタイムトラベルもので一気に読めた。 この作者の著作を何冊か買って読んだがこの作品が一番面白かった。 卑弥呼が背負う重責と女性として普通に持ち併せている人間臭さが、 オーヴィルの背負う重責と知生体ながらも持ち併せている感情と呼べるものと相まってなんとも切ない。 表紙のイラストはイメージに近いものだろうとは思うが、ラノベ臭くて作品が勿体ないと感じる。 | ||||
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欲しい作品。知ってる地名がゴロゴロ出てきます。 時間モノのSF小説としても非常に面白い。 場面展開が心地いいのでアッという間に読んでしまいます。 しかし小川さんの作品のキャラクターはどうしてこうも見た目が想像しやすいのか。 | ||||
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タイムトラベル物は数多くありますが、大抵が個人的なパラドックスを扱うものが多い中、この作品は真正面から歴史の改竄を描いていて、非常に読み応えのあるものになっています。 | ||||
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正直期待していた割にと言った感じだった。以下ネタバレも含む。 まず、SF的要素が非常に場当たり的なもので残念だった。タイムパラドックスを回収してくれるのかと思いきや、別の時間軸をどんどん進み、結局愛した女性のいた世界線は壊滅したようだ。となると、なぜ主人公のアンドロイドは何百もの世界を救おうとするのだろうか?それは人類に人類を救うために作られたアンドロイドだからだ。その割に司令官的な存在の命令に従わず独断先行する様な描写もある。そのため、人間の感情があるアンドロイドなのか、ひたすら当初の命令に忠実なアンドロイドなのか、どっちつかずで感情移入もし辛い。ストーリー展開も、最後の展開がチープすぎる。結局大長編ドラえもんのタイムパトロールみたいな感じで最後にいきなり登場したやつが問題解決してしまった。 読みやすさと、未来世界と邪馬台国という古代世界を股にする世界観は評価できるが、しっかりとしたSF的ロジック作品を求める人には不満足なものだろう。 | ||||
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この作者の作品は初めてでしたが、スラスラと読めました。 昔の地名や身分の名前の読みは難しいがさほど気にもならない。 これを気に作者の他の作品も読みたくなりました! | ||||
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特に期待もなく読み始めたが、単なるSFではなく何千年もの時間を巡る壮大な物語だった、重要な役割を持つ1人の日本女性の描写が素晴らしい、特にラストにかけては彼女の物語となり読むものを引き込ませる。 SFであり、歴史物語でもあり、叙事詩である。読んで後悔はしないだろうわ | ||||
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