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パンドラ・アイランド



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パンドラ・アイランドの評価: 3.35/5点 レビュー 17件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.35pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(2pt)

様々な伏線を張ったつもりが、雑多になり最後にはあっけなさが・・・・

2段組の500ページを超える単行本です。東京中日スポーツに一年以上連載したものを大幅に加筆訂正したとありますが、兎も角、だらだらと長い。しかも次々に人物を登場させ、それなりのエピソードを展開させて筆者としては伏線を張ったつもりなのでしょうが、結果として読む方はややこしくさせられるだけで、間延びしていう感が拭えません。しかも、各人物がただ登場しているだけで、個人的な掘り下げがありません。アメリア人のドクターなどは特に興味ある設定で、もっと人物の背景が書けたと思うのですが・・・。
 そして、最近の推理小説によく見られることですが、最後の方でバタバタと「片付ける傾向」があるのです。ですから、描写ではなく説明になってしまいます。犯人またはそれに近い人物の「告白」という安易な形で。(松本清張や東野圭吾さんの小説にもこの傾向が見られます)この作品もその安易さから逃れていないのが誠に残念です。
パンドラ・アイランドAmazon書評・レビュー:パンドラ・アイランドより
4198618682
No.2:
(2pt)

少しガッカリ

著者の作品を沢山読んでいる人にとっては呆気ない感じだったと想う。
 小さな島で一見「お金になりそうにもないもの」というのは著書「夢の島」で出てしまっている。今回はそれから更に複雑にしているけれど。
 犯人も、推理小説では王道の「一番怪しくないのが犯人」というそのままの結果だったのでチョット物足りない感じがした。
パンドラ・アイランド (下) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:パンドラ・アイランド (下) (集英社文庫)より
4087468232
No.1:
(2pt)

やや平板な印象

実は大のミステリー物のファンである私は大沢在昌ものを読むのが初めてでした。重厚なハードカバーと、とてもきれいな表紙の写真、そして帯のコピーに吸い寄せられるように購入し530ページ上下段の長編を読み切りました。警視庁捜査一課を退職した高洲が小笠原諸島母島からさらに高速船で1時間30分かかる南海の孤島青國島に保安官として再就職する。捜査一課時代の疲れをこの青い海と空だけが取り柄の静かな島で癒す事も目的とした就職のハズだったが、保安官就任後次々ときな臭い事件がおきる。やがてそれは青國島のある秘密に関連して連続殺人事件として平穏な生活を望む高洲を巻き込んでいく....といったあらすじです。
『新宿鮫』の評判を耳にしながらいまだ大沢在昌作品に触れていなかった私としては正直これがあの大沢在昌か?という感は拭えません。島の秘密とは何か?、という事を軸に様々な謎がちりばめられており、それなりの楽しみ方は出来ましたが全体的に平板で大きな盛り上がりと意外性のようなものがなく少し退屈系の作品であったという印象です。
今後、大沢在昌作品を読む事についての障害になるという程のものではありませんが、作者に対する期待は次の作品へお預けといった感想でした。★は2つ止まり。
パンドラ・アイランドAmazon書評・レビュー:パンドラ・アイランドより
4198618682

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