パンドラ・アイランド



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初公開日(参考)2004年06月
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長編小説

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パンドラ・アイランド (上) (集英社文庫)

2012年04月20日 パンドラ・アイランド (上) (集英社文庫)

絶海の孤島・青國島。小笠原諸島のさらにその先、のどかな南の島に、ひとりの男がやってきた。元警視庁の刑事・高州康彦、41歳。司法機関がないこの島での治安維持に当たる「保安官」として。着任早々、海に転落して死んでいる老人が発見された。泥酔した上での事故死と考えられたが、疑念を抱く高州は、島独特の習わしに翻弄されながら、その真相を追う。会心の第17回柴田錬三郎賞受賞作。 (「BOOK」データベースより)




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No.17:
(2pt)

様々な伏線を張ったつもりが、雑多になり最後にはあっけなさが・・・・

2段組の500ページを超える単行本です。東京中日スポーツに一年以上連載したものを大幅に加筆訂正したとありますが、兎も角、だらだらと長い。しかも次々に人物を登場させ、それなりのエピソードを展開させて筆者としては伏線を張ったつもりなのでしょうが、結果として読む方はややこしくさせられるだけで、間延びしていう感が拭えません。しかも、各人物がただ登場しているだけで、個人的な掘り下げがありません。アメリア人のドクターなどは特に興味ある設定で、もっと人物の背景が書けたと思うのですが・・・。
 そして、最近の推理小説によく見られることですが、最後の方でバタバタと「片付ける傾向」があるのです。ですから、描写ではなく説明になってしまいます。犯人またはそれに近い人物の「告白」という安易な形で。(松本清張や東野圭吾さんの小説にもこの傾向が見られます)この作品もその安易さから逃れていないのが誠に残念です。
パンドラ・アイランドAmazon書評・レビュー:パンドラ・アイランドより
4198618682
No.16:
(4pt)

ストーリーテリングで、適度の緊張感があって楽しめる

上巻は割合坦々と物語が進んで行くが、舞台となっている島には島ぐるみの犯罪をベースにした秘密の臭いがあって、興味を惹かれる。現在進行形の犯罪もあって、こんとことはあり得ないと読者は思うが、「罪深き海辺」のような緊張感の欠如したダラダラ感がなく、飽きずに読める。
物語が進むにつれて、島の秘密に絡んでいると思われる殺人事件も起こる。
下巻の半ば以降は、パンドラの箱が開いたかのような緊張感のある展開になり、読み応えがある。しかし筆者に都合の良い部分や辻褄の合わない部分もあり、そういう意味での突っ込みどころはあるあるものの、全体としては可成楽しめる。
パンドラ・アイランド (上) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:パンドラ・アイランド (上) (集英社文庫)より
4087468224
No.15:
(3pt)

ひらけた パンドラの箱は なにがでてきたのか。

小笠原島から さらに遠くにはなれた 島。
青國島。に 
警察を辞めて、のんびりして くらそうとした 高州。
警察を辞めることと一緒に 妻とも離婚した。
妻は おなじ 警察官であり 上司だった。

青國村で 保安官 として 臨時職員として
採用される。6ヶ月の任期である。
村で任官される時に 宣誓式を行なった。
その時に 見かけた チナミ に、気が奪われた。
チナミが 高州のこころをうごかす オンナだった。

チナミが どんなオンナか わからないが 
惹き付けられる何かを持っていた。
それは、のんびりした 生活を脅かすものだった。

この 青國村は、不思議な雰囲気を持っていた。
前からすんでいた人たち
アメリカから 復帰したときに はいってきた人たち
そして、最近 はいってきた人たち。
三つのグループに 別れていた。

高州は 島を 巡回する中で、
島にある おおきなヒミツに 近寄っていく。
それは、島の財宝 という言葉が 手がかりになって、
財宝とは 何かを 知っていく。

そして、島には 不思議な人たちがいた。
サーファーの民宿をしている ノブキ。
彼は 大麻を 吸っている可能性があった。
それは、彼の民宿に とまりにくる サーファーたちだった。
草引の父親が 海で溺死した。
ところが 父親の のっている 自転車がなかった。

さらに、ビデオショップの店主である 野口が 
銃で 打たれた。
警視庁の捜査1課の 山地がやってきた。
高州は 以前 捜査1課にいて、山地が上司だった。

青國村のなかに埋まったヒミツが
高州がくることで、様々な事件が起こった。

一番怪しいのは 医者である オットー先生だった。

それにしても 大沢在昌にしては 静かな物語である。
高州が ひらけた パンドラの箱は なにがでてきたのか。
パンドラ・アイランド (上) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:パンドラ・アイランド (上) (集英社文庫)より
4087468224
No.14:
(5pt)

最後に にやっと笑うことができるのが 秀逸である。

高州の わかれた妻が 有能だね。
高州が 何をしたいのかが よくわかっている。
高州の 保安官ごっこに 良くつきあっている。
この物語の 影の主人公は 高州の別れた妻だ。

もうひとりは チナミという 
計算ができるのか できないかが よくわからないが
いつも 頼る人を探し、頼ろうとする。
保安官の高州の こころを 揺り動かす。

静かな島だったのが
つづけて 銃による 殺人が起こり
過去に 自殺と片付けられた 事件も 銃によるものだった。
オットー先生が どうも臭いが、
実は、もっと違う人間が
そして、それを 操作する シナリオを 書いた人がいた。

ふーむ。
物語の巧みさに 驚くばかりだ。
時代の隙間。人間のこころの隙間。
隙間に しのびよる あざとい たくらみ。

大沢在昌の作品では 意外性があって、
おもしろいと思う。

最後に にやっと笑うことができるのが
秀逸である。
パンドラ・アイランド (下) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:パンドラ・アイランド (下) (集英社文庫)より
4087468232
No.13:
(3pt)

面白かった。。。けど

上巻を読み終えるくらいまでは、まだし良かったけど、下巻になるにしたがって、だんだんとしんどい部分が出てきた。大沢在昌は、やはり初期の新宿鮫 (光文社文庫)シリーズのような、ケレン味のない持ち味が好きだなぁ。

登場人物を増やしすぎで、プロットを複雑にしすぎと思う。
特に、「上」から「下」になったろことぐらいから。男女関係あり、政治問題あり、米軍摂取の領土返還問題あり、麻薬あり。。。いやぁ、ちょっとこれでは発散しすぎではないか。
これをして、重厚というのはどうかなあ。むしろ、ひとりひとりの人物像に踏み込んで描写するところに至ってない。プロットも、どんでん返しを盛んに入れているような気がするけど、どうも無理がある。そのくせ、あっと驚くほどの結末ではなく、「下」の半ばから、ある程度読めてくるのは事実だもん。

ケチばっか付けているのではありません。ストーリーそれ自体は実に面白く、正直言って、3費で上下巻読み終えましたから。
人里離れた、離れ小島での独特な風土風習という設定は、一見ありえへんといいたくなる「保安官」という立場が不思議にしっくりいく。非日常的な隔絶された島の設定は、良からぬことが起こる予感がして、(南の島であるはずなのに)どこか、ゾクッと来る。

という面白さがあるんですけどねぇ。
ちょっとこのところ、大沢在昌の、凝りすぎが。。。気になってね。
パンドラ・アイランド (上) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:パンドラ・アイランド (上) (集英社文庫)より
4087468224



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