相続人TOMOKO
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相続人TOMOKOの総合評価:
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友人に薦めれて読んだ。 1990年の作品である。 荒唐無稽な設定と展開だが、それでも読ませていく筆力は、当時からのものだと実感した。 とはいえ、最近ものの方が、説得力ははるかに高まっているようにも感じた。 それから、途中で船戸与一的な展開や描写があるのが面白かった。 それよりも、ぼくは現代のミステリーとして読み始めたのだが、途中から違和感が・・・。 自動車電話とかテレックスが出てくるが、当然ながらメールや携帯電話は出てこない。 24年前の作品は、もう古典というか、全く異なる時代のそれとしてしか読めないということなのだろう。 | ||||
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大沢在昌氏のかなり前の作品です。女性を主人公とした良い意味での「B級小説」でした。最終的にはアメリカ大統領まで登場と、かなり大風呂敷な展開でしたがそこは大沢在昌氏、劇画を読んでいるようにサクサクとそれなりに楽しめながら読みました。ちょっとした、暇つぶしに気軽にめくる小説といったところでしょうか。以前友人がくれて、積読本として埋もれていました。買ってまでは読まないですね | ||||
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この作品を通じて、初めて「大沢在昌」と「ハードボイルド」の存在を知りました。巨大な組織相手に二人のTOMOKOが立ち向かう。途中、くじけそうになっても励まし合ってまた巨大な敵に立ち向かう場面は心を打たれました。ただ、設定が全体的に現実から乖離しているように感じますが、それは小説ならではのことだと思います。よって、こういう場面があるからこそ読み手がワクワクすると考えます。 余談ですが、この作品は後に映画化されています。主演は小柳ルミ子さんです。 | ||||
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この作品を通じて、初めて「大沢在昌」と「ハードボイルド」の存在を知りました。巨大な組織相手に二人のTOMOKOが立ち向かう。途中、くじけそうになっても励まし合ってまた巨大な敵に立ち向かう場面は心を打たれました。ただ、設定が全体的に現実から乖離しているように感じますが、それは小説ならではのことだと思います。よって、こういう場面があるからこそ読み手がワクワクすると考えます。 余談ですが、この作品は後に映画化されています。主演は小柳ルミ子さんです。 | ||||
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本書は、現在〈いま〉やハードボイルド小説の第一人者となった大沢在昌氏が『新宿鮫』以前(現在よりもメジャーになる前)に発表された活劇小説である。 巨万の財産とCIAで身につけた殺人技術を武器に闘う謎の美女TOMOKO。巨大組織『PILGRIM〈ピルグリム〉』を裏切った事から国籍を失い、追われる身となった彼女が逃亡先の日本でパートナーとして選んだコールガールの智子と共に日米複合秘密組織が牛耳る米軍、情報部、警察、ヤクザを相手に対決する…。 大都会・東京の片隅で世の中に虐げられて生きてきたコールガール・須藤智子の前に現れた富と美貌と戦闘能力を兼ね備えたスーパーレディのTOMOKO。彼女の出現によって智子の人生が一変し、夢のような生活を送る反面、組織の襲撃によって命を狙われる恐怖を感じ、一度は逃げ出すものの、彼女に救われた事により、彼女との間に奇妙な信頼が芽生え、当初は契約的関係であった智子がTOMOKOと行動するうちに殺された夫の復讐に燃え滾らせるTOMOKOの力になる奇妙な友情を育む関係は面白い。 他にもかつて相棒を殺された相手をマークしていた事から成り行き上TOMOKOに力を貸すC・I・D(軍犯罪調査部)のマーク・クィンビー軍曹、逃走先の東北の田舎(智子の地元)で襲撃から守ってくれた元過激派で田舎業者の多田、多田の友人でTOMOKOに力を貸すOTV・東洋放送放送部デスク・木下、組織と内通し、なりふり構わず彼女を抹消しようとする警察庁警視正・佐川、組織のバックであるかつての上司であったC・I・A作戦本部長・ノートンなどなど 個人的には、希望が絶たれ復讐を諦めかけたTOMOKOを勇気付ける智子の発言が最も印象に残りました。 「あきらめない限り、無理じゃないよ! だって、だって……あんたが、あたしにそれを教えたんだよ」 | ||||
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