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パンドラ・アイランド



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パンドラ・アイランドの評価: 3.35/5点 レビュー 17件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.35pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(3pt)

ひらけた パンドラの箱は なにがでてきたのか。

小笠原島から さらに遠くにはなれた 島。
青國島。に 
警察を辞めて、のんびりして くらそうとした 高州。
警察を辞めることと一緒に 妻とも離婚した。
妻は おなじ 警察官であり 上司だった。

青國村で 保安官 として 臨時職員として
採用される。6ヶ月の任期である。
村で任官される時に 宣誓式を行なった。
その時に 見かけた チナミ に、気が奪われた。
チナミが 高州のこころをうごかす オンナだった。

チナミが どんなオンナか わからないが 
惹き付けられる何かを持っていた。
それは、のんびりした 生活を脅かすものだった。

この 青國村は、不思議な雰囲気を持っていた。
前からすんでいた人たち
アメリカから 復帰したときに はいってきた人たち
そして、最近 はいってきた人たち。
三つのグループに 別れていた。

高州は 島を 巡回する中で、
島にある おおきなヒミツに 近寄っていく。
それは、島の財宝 という言葉が 手がかりになって、
財宝とは 何かを 知っていく。

そして、島には 不思議な人たちがいた。
サーファーの民宿をしている ノブキ。
彼は 大麻を 吸っている可能性があった。
それは、彼の民宿に とまりにくる サーファーたちだった。
草引の父親が 海で溺死した。
ところが 父親の のっている 自転車がなかった。

さらに、ビデオショップの店主である 野口が 
銃で 打たれた。
警視庁の捜査1課の 山地がやってきた。
高州は 以前 捜査1課にいて、山地が上司だった。

青國村のなかに埋まったヒミツが
高州がくることで、様々な事件が起こった。

一番怪しいのは 医者である オットー先生だった。

それにしても 大沢在昌にしては 静かな物語である。
高州が ひらけた パンドラの箱は なにがでてきたのか。
パンドラ・アイランド (上) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:パンドラ・アイランド (上) (集英社文庫)より
4087468224
No.6:
(3pt)

面白かった。。。けど

上巻を読み終えるくらいまでは、まだし良かったけど、下巻になるにしたがって、だんだんとしんどい部分が出てきた。大沢在昌は、やはり初期の新宿鮫 (光文社文庫)シリーズのような、ケレン味のない持ち味が好きだなぁ。

登場人物を増やしすぎで、プロットを複雑にしすぎと思う。
特に、「上」から「下」になったろことぐらいから。男女関係あり、政治問題あり、米軍摂取の領土返還問題あり、麻薬あり。。。いやぁ、ちょっとこれでは発散しすぎではないか。
これをして、重厚というのはどうかなあ。むしろ、ひとりひとりの人物像に踏み込んで描写するところに至ってない。プロットも、どんでん返しを盛んに入れているような気がするけど、どうも無理がある。そのくせ、あっと驚くほどの結末ではなく、「下」の半ばから、ある程度読めてくるのは事実だもん。

ケチばっか付けているのではありません。ストーリーそれ自体は実に面白く、正直言って、3費で上下巻読み終えましたから。
人里離れた、離れ小島での独特な風土風習という設定は、一見ありえへんといいたくなる「保安官」という立場が不思議にしっくりいく。非日常的な隔絶された島の設定は、良からぬことが起こる予感がして、(南の島であるはずなのに)どこか、ゾクッと来る。

という面白さがあるんですけどねぇ。
ちょっとこのところ、大沢在昌の、凝りすぎが。。。気になってね。
パンドラ・アイランド (上) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:パンドラ・アイランド (上) (集英社文庫)より
4087468224
No.5:
(3pt)

人間描写がスゴイと思う。

柴田錬三郎賞受賞作 上下巻あわせると900ページに及ぶ作品。
 アメリカ統治下にあった孤島。保安官という職務・・・と現実離れした設定で物語は進む。
 閉鎖された島ならではの、人間同士の小さな強弱関係や軋轢などが事件の背景に隠されており複雑に絡み合っていく。
 主人公高洲が元警視庁捜査一課勤務経験をもち、冷静かつ正確に人間観察ができる存在であることにより、一人称の小説でありながら一人一人の登場人物のイメージを具体的につくりあげることができる。
 そういった人間同士のねじれを長編で書き進めた割に、最後の展開は比較的単純。でも、それが現実なのかもしれない。
パンドラ・アイランド (上) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:パンドラ・アイランド (上) (集英社文庫)より
4087468224
No.4:
(3pt)

孤島の保安官

大沢作品は圧倒的パワーにより読ませられる物が多い中、本作はそこまでのパワーを感じられない。
孤島に保安官を持ってくるセンスは面白いと思う。
大沢作品には珍しく、火曜サスペンス的な内容となっており、サスペンス物としては捻りが足りない。
ただ、高洲保安官の元妻はいい味を出している。
パンドラ・アイランド (上) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:パンドラ・アイランド (上) (集英社文庫)より
4087468224
No.3:
(3pt)

ちょっと古典的な雰囲気+筆者少々

主人公は、元警察官。やとわれ保安官として赴任した島で、小さな事件が立て続けに起こったあと、殺人が。犯人を探す中で、背後にある島の謎、そして次の殺人が・・。という本です。二転三転する犯人、島の秘密など、ミステリーらしいミステリーでした。ノーマルでオーソドックスなミステリーに、主人公の過去など筆者らしさを、少々加えたという、感じです。筆者らしさも、他の本と比べて、ちょっと薄めです。500ページで、上下二段ぐみです。かなり読みごたえがあります。これだけの分量なら、もうちょっと盛り上がっても、、と思うのは、贅沢でしょうか?
パンドラ・アイランドAmazon書評・レビュー:パンドラ・アイランドより
4198618682
No.2:
(3pt)

いつもの作品より…

読了するのに時間がかかっていまいました。
離島で、ヨソ者には閉鎖的な島の人々…
そんななかで、保安官としての職務を全うしようとする
主人公の高洲。
数々の障害と戦いながらも、事件は解決の方向に進むのだが…「鮫」シリーズと同じようなスリリングでテンポのいい作品を
期待しながら読み進んでいったのですが、そこまでのパワーは、残念ながら感じることはできませんでした。
やや、「大沢臭」は薄らいでしまったようにも。
しかし、不思議な読後感は覚えることができました。
皆さんの判断で購入を決めてください。
でも、ファンならば買い、ですね。
パンドラ・アイランドAmazon書評・レビュー:パンドラ・アイランドより
4198618682
No.1:
(3pt)

孤島ミステリー?

ヤメ刑事で、現在は村の保安官(実態は公設警備員)という設定の主人公
ですが、本土から遠く離れた離島が舞台だとしても少し突飛な気がします。
本人の意思とは無関係に巻き込まれ、必要とされていく人間像は、良くも
悪くもいつも通りです。
しかし本作は、大した謎もアクションもないまま、淡々と物語が進んでい
くため若干緩慢な印象があります。ある意味で孤島の連続殺人ものでもあるので、ミステリー色を強く打ち出
した感じもなくはないですが、全体的に地味な仕上がりです。
哀愁漂う作風も良いですが、孤島を舞台にしてしまったらそのまんまです
から、大沢先生にはできれば都会を舞台に書いて欲しいなぁ。
パンドラ・アイランドAmazon書評・レビュー:パンドラ・アイランドより
4198618682

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