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旅のラゴス
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旅のラゴスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全193件 141~160 8/10ページ
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amazonで本を買ったけど レビューなんて書く事なんて まずないと思っていました。 だけど、読むと書きたくて書きたくて仕方なくなる、みたいな? 誰かにすごいすすめたくなる一冊ですw 読み終わった後で誰かと結末や一人称について 話し合うのもすごい面白そうかもしれません。 | ||||
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旅・冒険が好きな人にはいいと思います。昔読んだことがあったので懐かしく読み切りました。 他の作品も読んでみたくなりました。 | ||||
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読みやすく、面白い読み物でした。 様々な場所にラゴスが旅する物語で 意外とラゴスがプレイボーイでした。 | ||||
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ロマン溢れる一冊。 主人公のキャラクターと、それが当たり前のように存在できる世界設計に惹かれる。 | ||||
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筒井先生が珍しくファンタジーを書かれました。 先生の作品を幾多読みましたが、ファンタジーを毛嫌いしていたので本作品を敬遠していました。 amazonのレビューが良かったのと筒井先生の作品であったので先日手を出しました。 読んだ結果ですが・・・ ファンタジーを毛嫌いしていた自分が情けなくなりました。 先生らしくない。の一言で終わらすことも出来ます。 読み始めて数頁で先生の作品ではなく、純粋に子供になった気持ちで楽しもうと思い読んでいました。 まぁ、最後まで読んだ結果はやっぱり筒井先生すごい!です。 | ||||
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「集団転移」で始まる物語。もっと話の途中でも何度も出てくるのかと思いきや、一話ごとに主題がちがうかのようにあちこちの街に旅をする。不思議な経験、不思議な文化の紹介は興味を曳く。一つの街での話に、必然性が見いだせないことがある。話の切れ目毎に不完全延焼が蓄積する。一緒になった人となぜ旅を続けられないのだろう。SFアドベンチャーに1984年4月号から1986年6月号までの連載。単行本にするときに、何か縫い目を入れられなかったのだろうか。 | ||||
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本作は筒井康隆氏による、あえて言うなら「SFファンタジー」とも言える作品。 主人公ラゴスの青年期から晩年までの旅の軌跡を描く。 舞台や時代は不明で、人々は文明を失い、代わりに不思議な力を持つようになった世界。 そんな中、主人公・ラゴス青年は北から南へ、そしてまた北へと旅を続ける。 途中で奴隷になったり、王様になったり、また奴隷になったり。 人が集団でテレポートしたり、馬が空を飛んだり、大蛇が夜な夜な地を這ったり。 こう書くとあまりに突飛なファンタジーを連想するかも知れない。 しかしラゴスの目線で語られるストーリーはあくまでも冷静で淡々と世界を、そして自分を見つめるように描かれており、決してハジけた冒険ものではない。 主人公のラゴスは決してスーパーヒーローとして描かれているのではなく、どことなくニヒルで陰があり、それでもかっこいい。 人生の、そして旅の意味は、などと深く考えるもよし、一人の男の人生をなぞるだけでもよし。 本書の楽しみ方は人それぞれ。 たまにこういう本に出会うと嬉しくなる。 多分、将来何度も読み返すことになるであろう作品。 | ||||
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あまりに面白かったので妻の母に勧めたところ、「これは西遊記だね」と一言。 ああ、見事に言われた! | ||||
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初めて読んだ筒井さんの小説です。読み終えた時、なんとも言えない高揚感がありました。 この小説の最大の魅力は後半部分にあると思います。旅の目的を果たしたとしても、次の目的が、また主人公に見つかるのです。そういうふうにして主人公は再度旅にでるのです。「旅の目的はなんであっても良かったのかもしれない。たとえ死であってもだ。人生と同じようにね」という最終部分での主人公のセリフに深く感銘を受けました。人生において非常に重要なヒントをこの本からもらったような気がします。 | ||||
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文明が何らかの理由によって退化して人類が超能力を獲得した物語です。 転移や壁抜けや空中浮遊などSF的な要素はありますが、そういった部分を期待するべきではないと思います。 私は、人生の長さなんてあっという間で、気づけばこんなに時間が過ぎていたんだなぁと過去を振り返ってしんみりとした気分になりました。 作品も作者も古く、旧世代的な思想であり文体であったりするので、人によっては全く受け付けられないような作品かもしれない為、人に勧められる本かといえばそうではありませんが、何となく過ごしてきた人生を振り返るいい機会となった本でした。 | ||||
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かつて失われた文明の残り香を追って旅をする主人公ラゴスの半生を描いた小説である。ラゴスは旅先でたくさんの町や村に逗留し、そこで様々な人物と出会う。時には何年も同じ場所に留まり、出会った人物に情を持つこともあるが、消えることのない旅への情熱は彼らからラゴスを引き離す。そうして別れたものたちとは多くの場合二度と出会うことはない。この旅には一期一会という言葉がふさわしいだろう。旅先で出会ったものたちは全てラゴスの記憶の断片となり、心の中で過ぎ去った時間を語りだす。彼らがラゴスの人生を作っているのである。 この小説のなかで、旅は人生のアレゴリーである。様々なエピソードを通して見えてくるラゴスの哲学は、そのまま人生の哲学と捉えることもできる。 想像力をかき立てる緻密な描写と突飛なアイデアが面白く、自然とページをめくっていける上に、自分の人生を振り返り見直すきっかけを与えてくれる大変勉強になる本だ。 | ||||
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数年前から私のアマゾンJapanのお気に入りに入っていて、狙っていた本だった。幸運にも今年の夏に手に入って、そして、更に幸運にも三四回で読破することができた。送ってくれた友人に心から感謝したい。 すごい本だった。 男のアドベンチャーファンタジーである。 メインキャラが水滸伝の主人公を思い出させるものがあった。清く潔く爽やかで純粋。宝石に例えたら、深い青いサファイア。楽器に例えたら、優しく甘いチェロ。食べ物に例えたら、すき焼きのようにバランスが取れて健康的である。 舞台もアジア(モンゴル)らしき(?)土地から始まり、数十年間の青年男の歴史が物語っていた。 著者がまるで主人公の人生を見つめていたのかのような暖かい描写が私を引き付けてやまない。日本にこんな素晴らしい作品を書く人がいることを心から誇りに思う。 私の息子が大きくなったら読んで欲しいと思った本の一つになった。 | ||||
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主人公ラゴスは町から町を旅し 文字通り奇想天外な人々に会い 不思議な巡り合わせを受け入れ しかし安住することは許されず 出会いと別れを繰り返していく 何かに憑かれたように旅をする ラゴスの人生を追体験する内に こんなにも波乱万丈じゃないが 確かに俺の人生も旅なんだなと 清々しい気持ちで気付かされる 不思議な読後感が残る一冊です | ||||
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唐突に話は始まり、最初は何がなんやら。 でも、読み進んでいくうちに気づいたらこの“旅のラゴス”の世界に入り込んでいる。 ぐわしっと心と脳を掴んで離さない。 そして気づいたら読み終わっている。 読み終えた後も再び何度も何度も読み返したくなる。 旅の目的も最初は全然わからなかった。しかし、2回よんだら旅の目的が理解できた。3回よんだらラゴスの考え方がすこしわかる気がした。4回読んだら……と何度も何度も読むたびに、世界観が、感想がかわる素敵な本。 普段は本を買わない自分が、本を買って手元に置きたいとおもう。そんな素敵な本です。 ありきたりな王道のような設定だと最初は思ったが、世界観が圧巻です。 この本を政治家の方に、読んでいただきたい。 きっと何か感じてくれるのではないでしょうか。 ああ、また読みたくなってきた。 | ||||
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「傑作、名作は色褪せない」とはよく言われますが、この作品にもまさに当てはまりますね。 初筒井氏作品で、初日本人著SFだったのですが、読み終わってからも感動が止みません。 たかだか20数年生きた私にはまだまだラゴスの心情を汲み取ることは難しいながら、 ラゴスが経験してきた数十年、はたまた祖先が彼の星に辿り着いてから二千年以上の時間、 共に旅できたことはこれからも忘れず、大切にしていきたいと思うばかりです。 多くの人々が超能力を獲得し、集団転移や壁抜けの能力を得ながらも、 彼の星の人口、科学技術、宗教政治はまだまだ未発達……。 そのような星に生まれ、人類の祖先が遺したオーバーテクノロジーを復活させることを 至上の使命として旅立ったラゴスの覚悟、かっこ良すぎです。 それと同時に、主人公ラゴスの倫理観、言動、勇気や優しさがまた素敵なこと。 読み始める前はやや硬派なSFを予想していたのですが、 読み終えた今は、本著は僕よりも若い世代から、 人生の酸いも甘いも噛み分けた先輩方にも是非読んで頂きたい、 誰に心にも何かを残さずにはいられない名作だと断言できます。 しかしながら、ラゴスの旅は、上述の使命を達成した後も終わりを迎えることはなく。 それはラゴスだけではなく、この世の全ての人が与えられた、 人生という名の旅を象徴しているのかもしれません。 死が終着点だと誰が言えましょうか。 偏った知識と、怠惰な享楽を感受し続けてきた僕ではありますが、 できることから多くの知識を学び、それを理解しつつ、 これからの人生に生かしていきたいと思わせる作品でした。 | ||||
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一番初めに読んだ筒井さんの本なので、 思い出深い作品です。 学生の頃、終始ワクワクしながら読みました! SFというよりはファンタジーを読んでいる感覚。 ラゴスを取り巻く人間は個性が強く、どの場面も印象に残り、 最後まで読み終えた後は映画を見終わったような感覚でした。 たった200ページの作品なのに、繰り広げられるドラマは 質の高い話ばかり。もっと続きが読みたい!と素直に思いました。 どのドラマも深く書いていけば、3冊ぐらいの長編に なったのではないかと思わされました。 筒井さんの作品ではとても正統派ですが、読みやすいですし 超能力、文明、ファンタジーというキーワードが好きな方には おすすめです。 | ||||
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面白かったです。ほぼ一気読みでした。 でも、ここのレビューで絶賛されているほど強烈に 心に残る作品ではありませんでした。私には。 でもみなさんのレビューを見なければ読むことは無かったと思います。 最後に会うドネルは、タリアの息子なんでしょうか。 | ||||
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もう何度読み返しただろう。小説という言葉で表現するにはあまりにも深く、楽しく、寂しい物語だ。筒井氏の作品は初期の物から好んで読んでいたが、彼の作品群の中にあって本作は異質な感じがした。ただ、所々に筒井氏ならではの記述がみられ、ほくそ笑む事もあった。さて、僕限定の話だと思うが彼の作品はこの作品に限らずなぜかビジュアルが強烈に浮かんでくる。他の作家の本を読んでいる時には文章から想像した設定を無理矢理作る感じがするのだが、筒井氏の作品は読みながら同時に映像が目の前に広がり、まるで映画を観ているような感じがするのである。特にこの作品は僕の中にはしっかりとした映像が常にあった。これは小説ではなくまるで映画である。何が書きたいのかよく判らなくなってきたのでそろそろ終わりにするが、このレビューをもしも筒井氏が目にしたら「ひひひっ、こいつもオレのトラップにひっかかりやがった。いひひひひひいひ」と笑うに違いない。 | ||||
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ぶろぶろぶろさんのレビューが言い尽くしてますがな。何度も読み返しています。わずかな情報量でこれだけの奥行き。まさに「物語」ですね。子どもから大人まで楽しめます。 最近読み返してふと思ったけど、こういう作品を一人称小説「おれ」で書いてしまうのって、なんか、すごい剛胆。静かに男度高い作品です。☆五つじゃ足りません。 | ||||
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才能ある作家が、新しい試みと研究を怠らず、 規制の枠に挑戦し、体制とも戦いつづけて、 そんな50年を経過すると、こんな小説がかけるようになる、 そんな印象でした。 穏やかな、シンプルな枯れた筆致の先に、 筆者の透徹した人生観に照らし出された、 人々の情感や情念が丹念に描き出されています。 筒井作品としては異色かもしれませんが、 過去か未来か、宇宙の果てか別の次元かもわからない、 しかし確かな実感のある世界観へと、 グイグイ引き込まれていくドライブ力は、 まちがいなく筒井作品です。 文句なしの星五つです。 | ||||
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