■スポンサードリンク
旅のラゴス
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
旅のラゴスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全193件 41~60 3/10ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
懐かしい思いで久しぶりに30年ぶりに読みました 昔よりおもしろく感じました | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私達の住む世界とは一線を画す世界、そこははるか未来の話なのかはたまた違う惑星の話なのか定かではなく、高度な文明が一回滅びて、その代わりかわからないけれども超能力を体得した中世以前の文明レベルの人々とともに主人公であるラゴスと共に旅をしていくお話です。旅とは人生であり、人生の目的とは何かを求めて突き動かされる形でラゴスは旅をするわけですが、とても親近感が湧きました。その中でも本を読むことはとても重要なんだなと思わせるお話でした。 旅の概念が広がる、そんな小説です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
素敵なお話。とんでもない物語なのに一定したビートのお陰で安心して読み進めることができる。終わった後の見送り感は過去最高かもしれない。まだ、彼の背中を見送っているようだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ファンタジー好きは必読 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
20年ぶりくらいに、こんどはキンドルで読みました | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
"だから旅を続けた。それ故にこそいろんな経験を重ねた。旅の目的はなんであってもよかったのかもしれない。たとえ死であってもだ。人生と同じようにね"物語としての普遍性を保ちつつ、一方で読者に想像する余白を残す本書は、だからこそ。年を重ねても何度も読み返したくなる魅力に溢れている。 個人的には、その自由自在かつ挑戦的、実験的な作風に魅力を感じて、気づけば著者の本は何冊か読んできましたが。本書に関しては数年前にアニメ化の噂で話題になったこと位は知っていましたが、タイミングを失って結局未読だったので、今回はじめて読む事になりました。 その第一印象としては、著者の他作品と違い。主人公の性格といい、物語としてはあまりに王道すぎて驚かれされました。その上で、むしろ、意図的に普遍性を意識し情報を削ぎ落とした上で、著者は人生を旅に例えて(だからタイトルは"ラゴスの旅"ではない?)読者それぞれに考えさせることを狙ったのかな?という読後感でした。(だとしても、そうでなくても)いずれにしても!またまたやられた!そんな著者の才能の豊かさを再確認させられた一冊。 旅好きな誰かのお供の一冊に、あるいは自分の人生を都度振り返りたい誰かにオススメ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
kindleにて読了。20年以上前の小説をきっちり電子書籍化してくれる新潮さんありがとう。名作とされるSF・ファンタジー小説って紙書籍しかないケースが意外に多い気がします。 さて、とにかく冒頭の数節で鷲掴みされます。 諸星大二郎の「遠い国から」シリーズを思わせる奇妙な異世界感が最高でした。 集団テレポート、壁抜け、謎の鳥の巨大卵、家畜との同化…。 このまま短編的にさまざまな街の姿が書かれるのかな?と思って読み進めると、だんだんと空想的な要素はなりをしずめ、ラゴスの充実した人生が描かれていきます。 私は特に社会的風刺みたいなのはなくて良いので、ガリバー旅行記のように、ネバーエンディングストーリーのように、ただただ、さまざまな異世界物語を読みたい。そういう観点で言うと、後半は文明寄りの話になって少しだけ物足りなかった。もっと人が持つようになった異能の力について読みたかったなあ。あと1000ページくらい読みたいなあ。この閉塞的な現実から、空想的な旅をし続けたい。そういう気持ちを久々に持てる読書体験でした。楽しかったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ラゴスの旅が終わりに向かうにつれて(残りページが少なくなるにつれて)、もっと旅を見ていたいと思いました。スカシウマが好きでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
シュールなドタバタ喜劇を得意とする筒井康隆らしからぬ連作集で、初読時は戸惑いを覚えた。ただ、崖から飛んだ時の文章表現が美しいと思った事だけは覚えている。 再読してみると、キッチリと構成されたSFであり、作者自身の分身のような主人公の人生行路のように読めて、とても味わい深かった。主人公が旅の目的である大量の文書にたどり着き、何年も掛けて貪るように読み耽るところなどは、正に筒井康隆自身の願望であるように読めた。今読むと人生の終末を暗示するようなラストも美しく感動的だった。 おそらく私自身が年齢を重ねた事で、読み方が違って来たのだと思う。芳醇で味わい深い大人の筒井SFと評価する。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この本を例えるなら、アドベンチャーです。 冒険の追体験ができます。 みなさんは、海外に一人で旅行などに行くことがあるでしょうか? 私は趣味で年に数回、旅に出ます。 その時のルールとして、 行き先を決めたらそれ以上は事前に調べないことです。 みなさんは、せっかく旅行に行くのだから 事前にしっかりと下調べをしていく人も多いかと思います。 しかし、私はそれをしないと決めています。 そうすることで、唯一無二の経験ができるからです。 言葉もわからないし、その土地の特徴やルールも、何も知らない土地で、 道の経験をする。 摩訶不思議な光景や、 目を疑う瞬間、奇妙奇天烈な人物にも遭遇できます。 これが予定調和なプランニングでは体験できないことです。 ハラハラドキドキしますが そこには「生きている」実感をリアルに強烈に感じることができます。 話はそれましたが、 この本はまさにそういう種類の本です。 つまり、主人が色々な世界を味わい尽くす本です。 その世界、その世界で 摩訶不思議な体験をするのですね。 私はこの本を読みながら、 そんなことを感じました。 話もわかりやすく 普段は本を読まない方でも すんなりと理解できると思います。 おすすめできます。 参考になれば幸いです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
現代とは違う文明の世界でラゴスという若者が、長い年月を故郷の北方から南、そしてまた故郷までの 旅をする物語。出発当初は若者だったラゴスが青年期を経て、壮年・そして老年期に入るまで長い期間 旅に費やす理由はなんなのか。読めばすぐにわかるが、旅の最初に出会ったある少女の面影をずっと追いかける ラゴスがちょっと切ない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本好きのあらゆる所の書評で、絶賛されて、面白いの嵐なので読んでみました! 奥深さを強く感じる作品ですね。過去と未来の時空を経ての文化論、民族史的な 部分、そして、さすらいの旅人、、、、、 内容は溢れんばかりに多いのに、ページ数は少ないですね! 今の作家なら、シリーズ化して、何十冊にするであろう、、、、、。 確かに面白い、でも、どこか寂しい。そんな所が人気なのかなあ~。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
不思議な本。正直なところ、ものすごく面白いわけではない。が、最後までよめば何かわかるだろうと、好奇心で最後まで読了。SFのやうな、文明批評のような、一人の男の旅のものがたりだった。 難解な小説かと思いきや、とてもすらすら読みやすいのは、さすがの筒井先生。でも他の小説とはちがって、衝撃や驚きは少なかった。わりとたんたんとしている。 心に不思議な余韻が残った。ラゴスとともに長い旅を楽しんだ。この本は、一体なんだったんだろう? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
文豪・筒井康隆52歳の時の作品!というだけでも相当興味深いが、今から30年以上前にリリースされていたのだ。七瀬三部作が好きで、文豪の作品はよく読んでいたが、これは迂闊だった。抜かしてしまっていた。ここ数年で、いきなりというか、評判になって、遅ればせながら、読んでみたけど、確かにノマド世代が多くなってきた平成最後の時代にあっては、これまた面白いのかもしれない。 ”転移”‘浮遊””壁抜け”ということが普通に行われていた時代の話だけど、科学技術が今ほど、つまり21世紀ほどには発達していなかった産業革命前の時代に逆行した、今となってはありうべき時代設定がSFぽくって、なかなかのモノである。 旅好き、とりわけ転移好き世代には、海外に行く際の”旅のお供”にして持って行っていいかもしれないが、相当の覚悟、自己責任&自己完結の精神が要求されるっていうことなんだな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
不思議な世界が舞台。壮大でありながら淡々と描かれるラゴスという男の物語。 読み終わるまで個人差はあれど2時間ほど。そこであなたは人生をかけた長い長い旅をしてきたような感覚に襲われるでしょう。 その喜びとも寂しさともつかない読後感は他では味わえないものです。 あなたも旅に出ませんか? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この小説をアマゾンで見て買いましたが、かなり当たりでした | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全作品を読みましたが、長編ではこれが最高作ではないでしょうか。「虚構船団」は力が入りすぎていますし、「驚愕の曠野」は中編でしょう。短編では、もちろん「五郎八航空」。ただ、初心者がこの作品を最初に読むと、かなり勘違いしそうですが、まあ、夢を見るのも良いでしょう。「時をかける少女」を最初に読むよりはましです。 蛇足ですが、断筆宣言はしないほうがよかったと思います。あの中断期間で、どれだけの傑作が失われたことか。無念。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大好きな小説です。何度も読み返してしまう魅力に溢れています。 このような一生をかけた長い旅の一部始終を、よくこれだけの短い文章に昇華できるものだと改めて感動します。 一文に生き生きとした情景描写と深い情感がこめられ、次々と展開するので、まるでラゴスと一緒に長い旅をする気分でした。この異世界ムードも大好き。特に旅の目的でもあった、宇宙船からやってきた先祖が残した蔵書を、愉悦を感じながら次々と読破してゆくところが大好き。すごい小説です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
男はさすらう。 いい人がにじみ出ている顔で旅先では常に幸運を呼び込むが、それだけでは人生 は物足りない。時には理不尽とも言える状況で奴隷の身に落ちるが持ち前の知識 でそこで地位を獲得し、地獄よりの脱出を図る(この辺の脱出劇は「ショーシャンクの空に」ばりだ) 旅の目的の地では王国の主となり、だが統治などという形而下の些事に煩わされ る事なく、読書をしながら美女二人を妻とし、珈琲をこの世に復活させ、王国を 磐石としながらもそれを潔く捨て、また旅をさすらう。 危機一髪、それこそが男の人生の醍醐味だ。愛馬と天かけめぐり 美少女の淡い初恋の思いを抱きながら、男は旅に生き、旅に死す。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
なんて言ったら怒られますかね。男の夢がたっぷり詰まってます。とっても都合が良い夢です。 凡百のラノベ読むならこれ一冊でいいんじゃないですかね。ちなみに女性は読まなくてもいいと思います。 最後がいいですね。名画なんかでみたような最後ですけどそれでもやっぱりいいです。 読んでいて自分の中にぱーっと広がった時間と空間が、広がりながらさーっと消えていくような読後感といいましょうか。 読めばいい夢見れますよ。男の下らない妄想が昇華できます。これぞ娯楽小説です。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!