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魔性の子
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魔性の子の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全111件 21~40 2/6ページ
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本屋さんで売り切れていて諦めていた本です。 先月製本された新品が届き感激!! めっちゃ綺麗で しかも配送が凄く早くて! 嬉しいです。ありがとうございました〜 | ||||
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ファンタジー小説と思いながら読み始めたものの、意外とホラーとグロテイスト強めであれれ?と思いつつ読了。 最後の解説でホラー小説と書かれていて、ホラー小説だったんだ!と気づきました笑 あまりにも切なく、救いがない。 人殺しすぎ。 でもとても面白かったー。 | ||||
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これがシリーズの幕開け。これの伏線回収が最新作でされるという、とてつもない作品だと改めて思う。 アニメの可愛かっただけの泰麒はもういないんだ…。しかし、魔性の子を経たからこその「白銀」。 | ||||
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漢字の勉強の為、この本を買って読んだのですが、面白くてはまってしまいました。ストレスが発散され時間を忘れさせてくれるくらいの素晴らしい小説だと思います。12国記最高です! | ||||
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教育実習生として戻ってきた母校で、ひとりの生徒と出会う。 その生徒の身の回りでは、幼い頃から不思議な事故が多かった。 どうして事故は起こるのか。その事故は止められないのか。 当初は人間らしさを感じないその生徒も、主人公と過ごす時間が増えるにつれて少しずつ心を通わせるようになっていく。 生徒の中に人間らしさを見つけられるようになっていくと同時に、周囲の人間はどんどんと醜さが露わになり、ある種の矛盾のようなものも感じる。 ファンタジー小説だと思って読むと、途中までのホラーテイストに戸惑う。 シリーズものではあるけれど、一冊としての完成度がとても高い。 | ||||
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内容自体はホラー系ミステリーでなかなか読ませます。が、ただ一点、高校がステージとなっていますが、かなりリアリティに欠けます。多くの生徒が死んだり怪我をしたりしているのに、世間やマスコミ、教育関係機関などの介入があまりないこと、何事も無かったかのように授業が続けられ、生徒が学校に通ってくることなどあまりにも現実離れしすぎていて違和感を感じずにはいられませんでした。 | ||||
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何度読んでも良い | ||||
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恐ろしいと思う。 物語の内容が、ではない。あの菊池秀行氏でさえ解説はホラー小説として評価していることが、である。91年の8月に書いていて、十二国記シリーズが始まる前の記述なのだから仕方ないのではある。私とて、第一部を読まずに、このエピソード0から読み始めたら、同じような感想を持っただろう。ただただ、理不尽な異世界からの厄災はホラーでしかない(映画の『来る』もこんな感じだった)。学園の中で、「異端の少年」は初めは小さないじめに遭い、その度に祟りのような厄災が起きる。周りの扱いは無視・忌避そして恐れ、攻撃、追従へと移ってゆく。やがてマスコミという巨大な暴力装置が発動し、それらに対する大厄災が起きる。ホラーというよりも、日本人特有の「荒ぶる神」に対する感情を扱った「神話」のような気がする、というような感想を第一部を読んでいなかったならば持っただろう。少し切り口は違ったがホラーエンタメを描いてきた菊池氏にとってはあの解説は当然であった。 ところが、本質は違ったのだ。今や十二国の地図さえ知ってるいる私は、この厄災の意味が半分以上は推察がつくようになっている。シリーズ全部を読んでいるファンたちには尚更だろう。これほどまでの死者が出たことの原因を私は知っている。そんな風に、あたかも「神の視点」を持つようになった自分が恐ろしいと思う。(物凄く不謹慎なので書くのを憚られるのだけど、仮の発想として今回の台風19号の大厄災の本当の意味をもし知っていたとしたら、貴方は『とても恐ろしい』と思いませんか?) 冒頭と終わりに八世紀唐の人、王維の阿倍仲麻呂との惜別の詩が捧げられている。「滄海の東の果てのことはよくわからない」「音信はもう届かないだろう」という詩なので、2つの可能性を考えた。一つは十二国の始まりが唐の時代だったという可能性だが、これは熟考した結果「無い」と思う。ひとつは、「東」を無視すれば、正にラストのある主要人物の気持ちそのものを代弁しているだろう。それはそれで、とても哀しい感情である。 | ||||
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アニメの泰麒のエピソードを見て、あれはこれか?と思って書棚から取り出して再読。気味の悪いゾッとする内容なのだけど納得しました。永らく泰麒の行く末が気にかかっていたのですが、やっと新刊が出て読み始めた所です。作者に感謝したい。作品は作家のものだけど、読者は待つ権利があるので、本当に待ちました。作品世界に浸りたくて何度も読み返しました。 小野先生ありがとう。 | ||||
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新刊読了後に読みたくなって、Amazonで購入しました。新刊4冊読了し「面白い、でも重い、つらい、苦しい」から解放され、要くん(と呼んでました)懐かしい〜と軽く読み始めたのも束の間。とにかく怖い! あれ?こんな怖かったっけ?いや、怖かったな!だけど、全部わかってて読んでるのに、なんで怖いの〜?!と、読み終わってぐったり。でも改めて、ここから白銀のあの泰麒に繋がってるのをすごく感じました。 やっぱり小野主上すごい。 | ||||
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これを書いた時には、十二国記は作者の頭の中にだけあるものだったと思うと最早感慨深い1作。後の屍鬼にも繋がる小野さんの原点という感じがします。 発売してまもなく、発売したものからこの作者の作品は読んでいて、最新作まで細い糸で繋がっているような物語なので、のちの物語にこの作品のかけらが落ちているのに気づき、それを拾う楽しさを教えてもらった物語でもありました。 いや、内容はホラーだと個人的には思ってるんですけどね。 | ||||
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十二国記シリーズの出た順番としては一作目ですが、あくまで別物というかジャンルが違うと思うので 個人的には月の影影の海上下巻を読んでから、魔性の子を読むタイミングを自分で決めた方がいいのではないかな〜と 思っています。 もちろん単体でもホラーとして面白いのですが、これを十二国記と思って読むと、イメージと違ったなってなると思う。 自分でも十二国と知らずに読みたかったという気持ちもあるんですが、やっぱりこれを先に読んでいたら十二国記を続けて読もうと思ったかどうか自信無いです。 | ||||
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やっと読めた。 黒麒麟マジカッコいいじゃん! いつまでもお小さい方ではなかった。 いい麒麟におなりになった(涙) | ||||
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ずいぶん前に購入したのでもうクタクタになってますw 十二国記を知ってAmazonさんで当時刊行されていた「月の影、影の海」から「図南の翼」までをとりあえず大人買い(仮病を使って家事を放棄して読み漁った)今でも読み返してます。その後本屋さんで偶然「魔性の子」を見つけ、その1冊こそが「十二国記」という壮大な物語の始めであることを知りました。 この10月と11月に2冊ずつ新刊の発売が決定し、ファン待望の「戴国」の話がついに決着を迎える。どれだけこのお知らせを待っていたことか。泰麒と泰王の話の終わりを見届けるまで死ねないと本気で思っていたので本当に楽しみです。 十二国記を知ってる方で、「魔性の子」を未読の方はぜひ手に取っていただきたいです。これが十二国記の始まりです。 | ||||
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長らく待っている十二国記の新作が出る前に復習をしようと思い、読んでみました。 この本はシリーズ外だっので読んでませんでした。 この本を書いた時には十二国記の構想ができていたんですね。驚きです。 逆にこの本だけでは?となってしまいますね。 | ||||
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魔性の子だけでも、十分に読みごたえがあるのですが、十二国の世界観がわかりづらいと思います。 おすすめの順番は『風の海迷宮の空』→『魔性の子』→『黄昏の岸暁の天』です。 | ||||
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アニメ版ではわからなかったタイキの話がわかって楽しいです!ミステリーなシナリオとしても楽しめます | ||||
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十二国記は読んでましたが、続編がなかなか出ず、忘れた頃に今更この本の存在を知りました。 やっぱり面白い。十二国記読んでいればラストどうなるかはわかってしまうのですが、それでもグイグイ引き込まれます。読んでいるとまるで自分が体験しているかのような気持ちになって最後は怒涛のラストを迎えました。作者の表現力が好きです。 | ||||
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山田先生の新たな挿絵が見どころなのはもちろんですが、最初の1ページから表現が変わっていたりなくなっていたりしているので、旧刊片手に読み進めていくととても楽しいです。 | ||||
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幸か不幸か、十二国記本編より先に読んだ。とは言え十二国記について多少聞きかじりの知識はあったので、ああ、これから異世界譚に繋がるんだなと腑に落ちた。独立した作品としては謎を残した終わり方になっているので、壮大な十二国記へのプロローグと読めて良かったと思う。とても読み易い文章だが想像力を喚起する上質なモダンホラーと言う印象。 かつて神隠しにあい、別人のようになって帰って来た高校生をめぐるストーリー。何も知らず母校に戻って来た教育実習生が、自分に通じる異質なものを感じた彼について語ると言う戯曲的な構造がうまい。この教生の1人称語りで彼の秘密がじょじょに明らかになっていくので、よく出来た芝居を見ているように物語に引き込まれていった。 冒頭でこの教生に指導教官が語ったこの少年に対する評、彼自身は何も問題を起こさないのに、周りが問題を引き起こす、と言う妙な言葉が徐々に奇妙な現象として現れて来る。どうやら異世界からこの世界に紛れ込んだ「魔」が彼を守るため、彼に対して好ましからざる言動を働いた人間に報復を加えているようなのだが、その容赦なさが尋常でなく、何人もの人間を死に至らしめる。そして教生以外の人間には「魔」が見えないらしい。これだけでも怖いが、それによって疑心暗鬼に陥った人間が保身のため醜い本性を現していくのが本作の基調をなす「怖さ」。中でも少年の実の両親が彼の周囲で度重なる死亡事故によって厳しい非難を浴び、彼の庇護を放棄してしまうに至る様子が生々しく怖い。 そして物語中盤以降はスプラッタも含めて次々に葬られていく人間達の酸鼻な描写が畳み掛けるように続き、庇護者が教生に変わったと見るや両親まで惨殺される容赦なさに戦慄させられる。異質なものを排除しようとする人間の心の闇が表現された傑作だった。 | ||||
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