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異形家の食卓
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異形家の食卓の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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美味いものと美味いものを混ぜたらもっと美味しくなるやろ!!的なストーリーが続くので途中で飽きてくる | ||||
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フィクションの中にところどころ現実が混じっているのが大変印象的で、思わず笑ってしまう箇所もいくつかありました。 これだけ丁寧に精神と食欲を抉ってくるような描写が続くのに、描写のうまさについ美味しそうと思ってしまうこともあって面白かったです。 | ||||
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文章だけでこんなに精神を攻撃できるのかと感動しました…! とんでもないことが起きているのに続きが気になって読まされてしまう。 パワーのある本です。 | ||||
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どれを選んでも面白い作品です。 | ||||
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600円の内容かと言われると微妙だけど、こういうホラー寄りではなく気持ち悪さに特化した小説は少ないのでまあいいかな | ||||
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全編とても気持ち悪くて最高です!ボロになったら買い変えてます | ||||
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リアルではないけどグロいw グロ、時々ダジャレ。('・ω・`) 一気に読めたし、いたぶるときの描写はなんとも( '∀`)いい感じ | ||||
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悪食をテーマとした短編集。 趣味が悪いことこの上ないが、個人的には人の解剖的描写のほうがよほど苦手なので、ゲテモノ食いの描写は苦もなく読めた。 新しい食材を見つけたシェフの話、「新鮮なニグ・ジュギペ・グァのソテー。キウイソース掛け」が良かった。 食材の描写が、なかなか美味そう。ただしその成り立ちを知らなければ、だが。 | ||||
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著者の田中啓文氏はダジャレ小説の大家である。ダジャレを書くために小説を書いている節があるほどの方なので、ダジャレおちの作品も少なくない。この作品「異形家の食卓」はもちろん「伊東家の食卓」のシャレで、タイトルにうかがえるように「食」に関する短編集であるが、まともな「食」ではなく「食人」を主体とするグロテスク小説なので、購入する場合は注意が必要である。私は「人食」の趣味、嗜好はないが、この手の話には興味を抱く方なのでおもしろく読ませていただいたが、人によっては吐き気を催す可能性がある。以上の説明で興味を覚えた人のみ購入すべし! | ||||
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本書に出てくるのは「食べる」人々である。彼らの「食べる」理由は様々だ。贅沢のために食する人。何かの代償として食べる人。飢えをしのぐために食らう人。だが彼らは一様に悪食である。自分以外の人間に、決して知られてはいけない闇を抱えた悪食達である。そしてこの悪食たちの物語を読むうちに、読者の中の何かが変質し、悪食たちを単に異形といって排除できるかという問に直面して愕然とするのである。考えてみれば、食べるという行為は、自分の命を維持するために動植物を殺生し、体内にその亡骸を取り込むという底知れぬ闇そのものである。そうである限り、見慣れないものや、食べつけないものを貪る人間を「悪食」と罵ったところで、悪食とそうでないものとの境界など存在せず、亡骸を食らうという本質に何ら変わりはない。つまり私たちは等しく悪食であり、そうであるがゆえに生きていることになる。本書は、それを象徴するようなおぞましくもユーモラスなストーリー群で、読者に少々異質な恐怖を味わわせてくれるホラーである。とりわけ「オヤジノウミ」などは、死んでも食べないと定めた「食物」を、飢えをしのぐために食べざるをえないという危機に立たされた恐怖と逡巡、そして諦念から来る決意と歓喜を気持ち悪いほどリアルに描いたストーリーである。どことなくユーモラスなのは著者の筆力によるものだろうか。その他どの話も力作ぞろいで本当に「おいしい」ホラーである。本書を読むと、普段見なれている「食べる」というなんでもない行為が、そして食物を取り込む口という器官が、限りなく淫靡なものに見えてくる。人前で「食べる」ことが少々コワイ行為に思えてくる。怖がりな人必読の一書である。 | ||||
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