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ドライブ
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ドライブの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.77pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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レフン監督のドライヴが死ぬほど好きで、原作で深掘りしたいなと思って購入しました。約200ページと小説が不得意な自分にとって読みやすかったです。続編のDrivenの翻訳も待ってます。お願いします。 | ||||
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映画もクールながら、原作はまた違った趣があって良い。 その魅力の一つが旨そうな料理の数々が登場するシーンで、 LAという土地柄か中南米の料理が多く、マチャカ入りのブリトー、 エビと鶏肉入りライス、トルティーヤ、グリーンエンチラーダなど 涎が出そうになります。 そのほか、街道のダイナーや、映画撮影時のビュッフェテーブル、 中華では、あひる料理やエビチリなどが旨そうに描かれています。 数えたら、料理だけで少なくとも9シーンはあったような・・ 映画ではバーニー・ローズがニーノのピザ屋で食べる中華と、 最後のドライバーとの会食シーンぐらいしかありませんが、 原作では、食をはじめとする現地の文化や庶民の生活を窺い 知ることができます。 | ||||
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裏社会で逃走車輛の運転手稼業に手を染める、若く孤独なスタントドライバーが主人公。 裏切った黒幕に復讐を果たしてゆく。 作中でもドライバーとしか書かれておらず名前は出てきません。 登場人物もごく僅か。 短い章で進行してゆく今に過去がカットバックされ200ページ程の短い作品ながら、濃縮され密度の高いクールなクライムノベルとなっている。 1ページ目の「三人の偉大なアメリカ人作家、エド・マクベイン、ドナルド・ウェストレイク、ローレンス・ブロックに」の表記でもう期待大でした。 ライアン・ゴズリングで映画化もされています。 | ||||
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映画を最初に観て、面白かったので原作本を購入。 映画では主人公の感情がこれでもか、というくらいバッサリ切り捨てられていて、それはそれでクールな主人公にピッタリだと感じたが、 原作ではそこら辺が書かれていて、これもアリだと思った。 映画、原作、どちらも楽しめた、オススメの作品です。 | ||||
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映画版『ドライヴ』が、非常に不思議な映画で主人公のドライバーが何も語らず、その本性が明かされないままに終わるので、それはそれで効果的であったし、楽しめたのですが、もっと詳しい設定などを知るため購入。 こちらは映画と違って、ドライバーが饒舌。そして、子供の頃の回想もあり、彼の「今」を形作るものがわかる。 作品自体は映画の方が好みだが、映画のファンブックとして考えるととても良い書籍。 | ||||
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構成の妙として独自の傑作ながら、展開・描写の異同は「その男、凶暴につき」と「烈火の月」の関係に似てる。 | ||||
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☆。。。見た目はまわりの風景に溶け込んで目だたない(地味なくらいだ)、けれど いざという時には 後ろ足でたって蹄を駆る(馬のように)んだ。そういうチューンUPがされている。。。(ヒュー!!!♪)ボンネットを開ければ それがわかる。。。 ☆。。。みんな素人ばかりだ。プロは約束を守る。。。守らなきゃ約束する意味がない。。。 この本、そして映画の格好よさは このあたりにあります。(私見) 。。。映画をみてからこの本を読みました。 映画と本は まったくの別物ですが、小説上のドライヴァーは 至極まともな会話もする とっても若い男性です。 彼の生い立ち、家族、ステップファミリー、友人たち、都会に出てからの友人たち、そして悪役の生い立ちや生活・考え方、脇役っぽい登場人物たちのそれぞれの人生。。。それらが あまり差別(主役だから、脇役だからと)されずに書かれていきます。そして みんな淡々と死んでいきます、私たちの見る毎日のニュース番組の映像のように。 なぜケンカ・格闘に強いか、どこでそんなことを覚えたのか? 生きる志は?彼女との関係は? 。。。そういったもろもろのことが わかります。 16歳の少年がカースタントの仕事にありつこうとして とった行動が素晴らしい! ハードボイルド小説を読むのは 久しぶりですが 短いページ数に必要十分の”輝き”が詰まっています。 おいしいワインや料理を安心して楽しむような感じ。簡潔で ときどきおもしろい表現が 脳を刺激してくれます。 。。。あぁ 男性の考えるロマンって こういう感じなのね。。。とすごく興味深いです。 車好きの方なら 本当に楽しめるでしょう。 。。。映画の脚本は この本以上にいろいろなものを削ぎ落とし。。。ピュアな恋愛を絡め。。。人種の設定も変え。。。俳優さんたちの魅力と ミステリアスな沈黙・流れる空気と目線ですべてを表現しようとして。。。成功しています! この本を読んだ方には 映画をご覧になることを おすすめします。本とは違う世界が楽しめるでしょう♪♪♪ 。。。また、売れる映画を作るには ここまで工夫するのだな、というのも 窺えます。 。。。作者は愛妻と愛猫とで暮らしているそうで。。。本の中でも猫や犬が登場します。作者の愛が感じられるところです(笑) モノを良く知っている本物のその道のマスターは むづかしいことを いとも簡単に説明できる。。。と誰かからか 何か読んだことがありますが、作者はそういうタイプの方かもしれません。 続編の翻訳が楽しみです。 | ||||
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ライアン・ゴズリング主演のおなじ題名の映画の原作です。第64回カンヌ映画祭で監督賞に輝いた話題作なので映画を観たひとは多いはず。しかし、それに比べて原作小説があまり読まれていないことが残念。読んでから観たほうが、いっそう味わいが深まりまるとおもいますよ。 まるでシネマのような犯罪小説。短章の積み重ねの構成が、カットバックやフラッシュバックに似た効果をあげているせいかしら。200ページに満たない長さなのに、ちゃんと過不足ない濃密な物語に仕上がっている。文体の簡潔さがすばらしい。 ときどき、すこし気障な言いまわしに、作者の知性と衒学趣味がチラッと顔をのぞかせるのはご愛嬌。ローリングストーンズからスタージョンやボルヘスまで。内的独白が哲学的になったり詩的になったりする。狭義のミステリーの枠を逸脱しているといえるかもしれない。まあ程度にもよるけれど、私は嫌いではないですね。 《人生はたえずわれわれにメッセージを送ってくる。それからのんびりと腰をおろし、それを解読できないわれわれを見て嗤うのだ。》 近年はやりの無駄に長いだけのエンターテインメントにうんざりしているせいか、小説とは本来、これくらいの長さが好ましい、という気がしないでもない。静かに水が流れるように心にしみてくる読後感。あえてストーリーの過激さには触れませんが、もっと読まれていい秀作です。 | ||||
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良い。何より長過ぎないのが良い。こういう映画の原作となっている作品は、最近は日本のものであれ、翻訳物であれ、結構なボリュームがある作品が多いが、この作品のシンプルさは却って新鮮に感じられる。リアルタイムで進行する事件の記述と、回想シーンの記述と双方織り交ぜながらだから、余計に無駄がなくすっきりとした進行になっている。リチャード・スタークの「悪党パーカー」のテンポに近いと思う。続編もあるようなのでそちらも(翻訳が出るかどうか非常に微妙だが)期待したい。 | ||||
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映画『ドライヴ』がすごく良かったので原作小説を買いました。 映画ではかかれない、 ドライバーの過去やバーニー・ローズの素性なども読めます。 小説だと寡黙なドライバーの考えていることが ジワジワ分かってくるのが最高に面白かったです。 アメリカでは続編の「Driven」が 2012年4月に出ているようなので日本でも是非出版してほしいです。 | ||||
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風変わりなハードボイルド作家と思っていた著者が書いた単発のクライム小説。 2006年に「ドライブ」(一字違い)のタイトルで刊行されていたモノの再刊です。 もちろん再刊は、映画化がきっかけ。 その映画が、凄くいい。 70年代くらいに「ザ・ドライバー」って映画があって 本作とよく似ている、すごく好きな映画なんですが それ以上にカッコよくてクール! (関係ないけど「ザ・ドライバー」も今回の「ドライヴ」も主演はライアン) 映画を機に読み直してみたけど、原作もやっぱりクールでカッコイイ! 今回の新版についた解説も参考になりました。 映画を見る前でも見た後からでも、お薦めです。 | ||||
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70年代のハリウッドの犯罪映画を一本観たって感じの読後でした。 意外に気分がスカッとした読後感があるのは、主人公が憎めない奴だったからかも… クエンティン・タランティーノの作品が好きな方にはオススメです。 | ||||
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詩人・小説家・批評家等の多彩な顔を持つ米国作家サリスが放つ迫真のクライム・ノヴェルです。不幸な生い立ちの影を背負う男‘ドライバー’は寡黙で何事にも動じず車の運転が得意で、ロサンジェルスでスタントマンとして生きる表の顔とは別に、その腕を見込まれて犯罪の逃亡運転手役として雇われる裏の顔も持っている。順調に見えたある日強盗グループに仲間割れが起き、殺し合いの最中に男は命からがらどうにか逃げ延びる。男はこれまでの道程で常に愛する人達の死を悄然と受け入れて来たが、恋人の突然の理不尽な死が許せず遂に立ち上がり反撃を決意する。 悲しみや苦しみの感情を表に出さない男の波瀾に満ちた半生のエピソードが淡々と渇いた筆致で描写され、凄絶な印象を残します。やり切れない狂ったような経験の数々が語られますが、それでも人の情に触れるエピソードもあって、絶望に陥らず皮肉なユーモアを心中に秘めて男は生きて行きます。彼が束の間だけ感じる安らぎの境地を表わした言葉「これが恩寵というような言葉で語られるものなのだ」が非情でありながらも抒情的な情感が込められていて感無量の思いにとらわれます。己の行く末の険しい道程に幾つも転がるであろう死体を予感する厳しい諦念が渋みを感じさせ、本書は200頁に満たない短い小説ではありますが、深くて長い余韻を心に刻み込んでくれます。 | ||||
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