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野蛮なやつら
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野蛮なやつらの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.58pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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男2人、女1人の破天荒な仲良し3人組が、カリフォルニアのラグーナ・ビーチのマリファナ取引で荒稼ぎしていたところ、メキシコの麻薬組織が一方的に「関係」を求めてきて状況が一変し、男2人は勝負に出る。 物語のディテールは、ウィンズロウの他の作品とかなり被る部分もあるが、重ね読みによってかえって理解が深まるような感覚があるので、あまり気にならない。そういう仔細にこだわるよりも、性格も行状もまったく正反対の親友2人が、あらゆる手を使って麻薬組織を翻弄する姿が面白い。2人のやり取りも、1人が「膝に載せたグロックと床に置いた散弾銃、そしてベルトに挿した接近戦用のケイバー・ナイフのために、両手をあけておきたい」のに対し、「ベンはそれを過剰な武装だと考える」といった具合だ。 本作の文体は、「犬の力」や「ザ・カルテル」と大きく異なりかなりくだけているので読者の好き嫌いが分かれるところだろう。しかし、単にくだけた文体で書かれているだけでなく、改行など紙面の使い方そのものが独特。これはひとつの「実験」と言ってもいいのだろうし、いろいろな意味で、ウィンズロウ作品は読者を飽きさせない。 | ||||
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世界観と文体、そしてタイトルにおいて「犬の力」のネクストレベルを描きたい意志は感じる。 映画は別物。 | ||||
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今回もメキシコの麻薬戦争を題材に、軽妙洒脱な物語が展開する。 「犬の力」が、血の滴るステーキとすれば、こちらはハンバーガーくらいでしょうか。 どうしても比較してしまうが、これはこれで面白い。しかし、ジョーク5割、アクション2割、その他3割という感じで、「夢中で読む」とまではいかなかった。 ただ、麻薬戦争に関わる主人公達を含め「野蛮人」と言い切る姿勢は、相変わらず著者の麻薬への怒りの発露といえるのではないだろうか。 旅や通勤のお供には丁度いいくらいの内容ですので、同氏のファンなら十分に楽しめると思います。 初めて著者の作品に触れる方は、これだけ読むと「なんだこりゃ?」と思うかもしれないので、他の作品を読んでから、本作を手に取って頂いた方がいいと思います。 | ||||
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