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楽園のカンヴァス



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【この小説が収録されている参考書籍】
楽園のカンヴァス
楽園のカンヴァス (新潮文庫)

楽園のカンヴァスの評価: 4.43/5点 レビュー 502件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.43pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全427件 241~260 13/22ページ
No.187:
(5pt)

芸術の素晴らしさを堪能させてくれて、 最後は感動で結んでくれる!

岡山県倉敷市の大原美術館に勤める織絵は、東京の新聞社が予定するルソーの展覧会の交渉人に抜擢される。
理由は、ルソーを貸し出してくれるかも知れないニューヨーク美術館の学芸部長・ティムが『織絵が交渉人になってくれるなら』と返答したから。

実は、織絵とティムは17年前、パリの謎の芸術コレクターに呼び出され、「ルソーの名画『夢』の姉妹作のような幻の作品、『夢をみた』という絵がある。これが本当にルソーの作品なのか、真贋を見極めて欲しい」と依頼される。

ただし、「ルソーの人生を描いた全7章の古書を、1日1章ずつ読み進め、7日後に二人それぞれが絵の真贋結果を述べる事。二人の真贋書評のうち、優れた方へ、この『夢をみた』を譲る」との事。

ルソーの芸術への愛に溢れた二人は、火花を散らしながら古書を読み進めていく。

以上、そんな作品です。
あらすじの通り、古書を読みながらルソーの人生を体感する事により、芸術の背景や内心に触れる事で、より深く芸術の深淵に入り込めた上で、
『果たして、幻の絵は本物なのか?』『謎の芸術コレクターの正体や狙いは何なのか?』といった謎にも迫るサスペンス作品であり、
芸術に浸り切る幸せの中、魂が清らかに昇華され、感動に包まれる名作でした!

僕は絵も音楽も好きですが、『前衛な芸術の先駆者だったルソーの人生』を読みながら、自分の好きな音楽も当時は『前衛な音楽と言われながらも、その魅力は大衆に理解されぬままだったな。でも、空間を操る技法と音色のコンビネーションは今でも色褪せない調べだ』と思いつつ読みすすめ、
改めて自分の中の芸術愛を再確認出来た作品でもあります。

また僕は、ヒロインの勤務先の大原美術館から、車で10分の場所に10歳まで住んでおり、
『大原美術館や美観地区や美麗な教会等の並びにあった市立図書館』へ毎週通っていたので、
ここの区画の芸術的な美しさが懐かしく、
でも『美術館の中には入らなかった事』が勿体無かった(>_<)と悔しく感じたりもしました。

あの区画の身近にいた事が、どれ程に恵まれていて幸せだった事か!
そんな倉敷の美観区域の素晴らしさを思い出させてくれて、

自分の様々な内なる世界と、作品内の世界との融和を経て、芸術の素晴らしさを堪能させてくれて、
最後は感動で結んでくれる今作は、誰にでもオススメする神作品ですO(≧∇≦)o
楽園のカンヴァス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:楽園のカンヴァス (新潮文庫)より
4101259615
No.186:
(5pt)

久しぶりの薫り高い小説を読みました

ルソーというあまり知られていないが新時代を切り開いた画家のカンヴァスに隠された秘密を、日米の若き美術研究家が、死にゆく美術収集家の求めに応じて解き明かす。その過程で、ルソーと彼を取り巻く人々が記載された不思議な物語、様々な登場人物の思惑、数々の画家の作品の紹介、シーンが繰り広げられるスイス・バーゼル市の情景が重なり合って読みごたえのある知的な作品に仕上がっています。 文章も端正・綺麗です。 全く知らなかった若い作家のこの本に出合えて、久しぶりに読書の楽しさを感じました。
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4101259615
No.185:
(5pt)

久し振りに清々しく泣けました

「サロメ」から原田マハさんにハマったもので、もっとドロドロ系だと思っていたら、予期せぬ気高さ。ルソーに対する崇高な想いに打たれました。MoMAで見た「夢」がその時以上に脳細胞に拡がります。ヤドヴィガは確かに「永遠に」生きてますね。
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No.184:
(5pt)

日曜画家

絵画にそれ程興味がなく、ルソーの絵がどんなものか知りませんでした。が、この夢というタイトルと一度見ると引き込まれそうになる画風が
アンリ・ルソーであるのか?最初は私の感性が追いついていきませんでした。まだ半分ほどなのでこれから読み進めていくのが楽しみです。
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No.183:
(4pt)

情熱に胸打たれました

美術に関しては知識がないので、登場する作品をスマホで検索しながら読み進めました。
あ〜この作品ね〜と関心しながらもかなり勉強になりました。

後半に進むにつれ登場人物の情熱の描写がとにかくすごい。
読み終わればすっかりアンリ・ルソーという人物に惹きこまれていました。

最後まで退屈しない作品です。
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No.182:
(5pt)

後悔

発売日かそこらで買ったはずなのに積読ささってまして読み終えたのが今日。
もっと早くに読めばよかったの一言に尽きる。
現在新幹線で通学中であるのでその時間を使って読んでいたが好奇心に負け、遂には家で読み耽るほど面白かった。
読むまで全くというほど美術に関しては興味がなく、私には無縁のものだろうなぁと感じていましたがこの本を読んでから美術という分野に関しての見方が180度変わってしまいました。
読んで損ということは全くありません。
ぜひご購読ください。
新しい扉が開いた気がします。
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No.181:
(5pt)

原田マハさんの本を初めて読みました。

素直に面白かったです。
美術館にはよく行くのですが、キュレーターと言う言葉を初めて知りました。
物語(構成)としては、エリザベス・コストヴァの白鳥泥棒と同じような印象でしたが、
アンリ・ルソーの世界(時代)を知ることが出来ました。それだけで十分に満足です。「ただ絵が好き!」と言うだけで美術館に行くような私には、美術の知識を得る貴重な1冊でした。
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No.180:
(5pt)

アートの世界

普段あまり本を読まないのですが、友達のオススメで読みました。
美術とミステリーは相性が良いという話を聞きますが、まさにその通りだなと感銘を受けました。
今まで全く美術に興味を持つことはありませんでしたが、この本を読んでからもっとルソーやピカソのことを知りたいと思いました。
この本に出会えて良かったです。
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No.179:
(4pt)

良くできている。

特にラストがいい。途中納得が行かない部分もあるが、こういうラストを読んだとき、本を読んで良かったと思うのだ。
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No.178:
(5pt)

アンリ・ルソーを知らしめる

アンリ・ルソーなんて、美術の教科書のはしっこの、なんか変な絵という印象しかなかった。
変な絵といっても、それこそピカソのキュビズムや、その他野獣派やシュルレアリスムとも違う、単に「下手な絵」。

「下手な絵」と思ったのが私だけじゃなかったのか、と。
それが、本書を読みはじめて最初に思ったこと。
そして、その「下手な絵」が誰にどんな影響を与えてきたのか。

本書は無論フィクションに過ぎないものである。
が、なんだか、そんなことが本当にあったんじゃないか。
と、思ってしまう。

リアリティがあるわけでもないのに、信じたくなる。引き込まれていく名作。
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No.177:
(4pt)

面白かった

初めてこの作者の本を読んだが、面白かった。他の本も読んでみたくなった。
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No.176:
(4pt)

困難に立ち向かう漢

謎多い「名画」を廻り、強欲に利益をむさぼろうとする者たちと、奪還しようとする者たちの戦いは、以前欧州で現実に起こった美術品『叫び』窃盗事件を思わせるスリリングな展開です。ずる賢い男に才能を利用されながらも、果敢に立ち向かう早川の一途さも素敵ですが、暗躍する者たちと対決を強いられるティムは、漢です。
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No.175:
(5pt)

買って良かったもののひとつ

個人的に絵画が好きな事もあり、とても面白かったです。久しぶりにドキドキ、ワクワクして読み進めました。著者の他の作品も読んだ事がありますが、今のところこちらが一番です。
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No.174:
(5pt)

ハラハラドキドキ

アンリー・ルソーの絵画「夢をみた」は真作か贋作かをティムブラウンと早川織絵が依頼主から渡された七章の物語から結論をだし、勝者には絵画の権利が獲得できるいう物語。
最初は絵画の権利を得たいが為の冷静な判断を2人はするが、徐々に相手の感情を考えたり、「夢をみた」にまつわる歴史、絵画を獲得したい謎の人物などストーリーがおもしろい。
最後には意外な結論。

あまり話してしまうとストーリーが分かってしまうのであまり書きませんがぜひ読んでほしいミステリー小説です。
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No.173:
(5pt)

いいです

この本がピカソやルソーの絵画の世界へいざなってくれます。とても興味深く、物語の内容に引き込まれ、一気に読んでしまいました。
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No.172:
(4pt)

わくわくするような美術エンターテイメントミステリー

アンリルソーに関する史実をある程度踏まえたミステリー仕立ての物語。ルソーに関して、どこまでが史実でどこからがフィクションかよくわからないが、読み進めるうちにどんどん謎に引き込まれてしまった。謎解きに挑む2人の専門家、そのうちの特に女性のほうは、いかにもとってつけたような人物設定であるが、まあ許せる範囲かな。ルソーの芸術に対する登場人物達の愛情が伝染して、いつのまにかルソーが好きになってしまいそう。結末にあっと言わせるサプライズが待っている。美術好きにはたまらないエンターテイメントミステリーだ。
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4101259615
No.171:
(5pt)

ルソーの絵の魅力をピカソが見出す。

ピカソ 1881年うまれ。
ルソー 1844年うまれ。

税関史 ルソーの 絵の持つ魅力をはじめて 見出したのは ピカソだった。
その代表作が 『夢』 1910年の作。その年に ルソーは 66歳で 没する。

うまい絵ではない。
しかし、何かが引っ掛かり、何かが新しいものがある。
1908年にピカソ(27歳)とルソー(64歳)とであうが、
ピカソは その前から ルソーの絵を評価していた。

ルソーの女神 ヤトヴィカ。
ティムブラウンは、アメリカ現代美術館の
アシスタントキュレーターだった。
そして、伝説のコレクター バイラーによってスイスに招待された。
ティムブラウンは、トムブラウンのアシスタントをしていた。
本来ならば トムブラウンを招待するはずなのだが
間違えて 招待されたと思ったが、招待に応じた。

ある絵を鑑定してほしい と言うことだったが
それは、ティムブラウンだけでなく 早川織絵も招待されていた。
鑑定する絵は ルソーの『夢のあと』と言われるものだった。

バイラーから 7つの章になった 本を読むを
毎日 1章づつ よむことで 『夢のあと』の真贋の判定をすることだった。
実際には 『夢』があり ただ 手の形が違うのだった。
ルソーが 60歳を超えている感じはなく、40歳から50歳くらいの 年齢のようだ。
ヤトヴィカに 心ときめかす。
ヤトヴィカは ルソーから絵をおくられるが
うまい絵でもなく、骨董品屋に売りつけるのだが。安い値段でしか うれない。

ルソーとピカソが 接点となるが、
夢のあと の 下の絵 が ピカソの絵ではないかと いわれた。
ヤトヴィカの夫は、徐々に ルソーの絵を評価し始める。
はたして 夢のあとは ルソーの書いたものか?
本当に 下絵に ピカソの絵があるのか?
そして 読まされている 本は 一体誰が書いたものか?

ティムブラウンと早川織絵の織りなす物語。
早川織絵が ステキな女性に 描かれている。

絵を 謎といていく 筆力は 並大抵ではない。
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4101259615
No.170:
(4pt)

アンリ・ルソーの「夢」を題材にしたコレクターの秘蔵作品の真贋をミステリアスに読み解く物語。

MoMAのキュレーター・アシスタントのティム・ブラウンと新進気鋭の研究者早川織絵が、伝説のコレクターであるコンラート・バイラーの秘匿所蔵品であるアンリ・ルソーの「夢をみた」の真贋を、関係する一冊の本を交互に読んで鑑定・講評する物語。著者の美術に関する造詣の深さが小説全体に行きわたり、著者の物語世界についつい引き込まれてしまいます。文章は上手く、読み応え十分、長年に亘り実業(ビジネス)の世界に生きて来たのに、ここまで文章を読ませるのかと、今まで原田マハなる著者を知らなかった自分を残念に感じました。ただ、ラストパートの謎解きは仕込み過ぎていて、素直に読み解けない印象も残ります。読者が合点が行くようにとの親切心からと思いますが、謎解きは少なく、読者の想像に多く残す様な深みのある終わり方をしても良かったのではと感じました。ますますの活躍が期待され、注目して行きたい作家だと感じます。
楽園のカンヴァス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:楽園のカンヴァス (新潮文庫)より
4101259615
No.169:
(5pt)

すばらしい作品

ルソーが大好きになった。芸術への愛情にあふれた,心が温かくなる作品だ。お薦めします。
楽園のカンヴァス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:楽園のカンヴァス (新潮文庫)より
4101259615
No.168:
(5pt)

ヤドヴィガとルソーの情熱の本です

アンリルソーの世界に連れて行ってもらいました。本物「楽園」をNYのMoMAで
見たくなりました。読み終わってもまだ余韻が残ります。
楽園のカンヴァス (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:楽園のカンヴァス (新潮文庫)より
4101259615

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