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楽園のカンヴァス
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楽園のカンヴァスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全423件 241~260 13/22ページ
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美術に関しては知識がないので、登場する作品をスマホで検索しながら読み進めました。 あ〜この作品ね〜と関心しながらもかなり勉強になりました。 後半に進むにつれ登場人物の情熱の描写がとにかくすごい。 読み終わればすっかりアンリ・ルソーという人物に惹きこまれていました。 最後まで退屈しない作品です。 | ||||
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発売日かそこらで買ったはずなのに積読ささってまして読み終えたのが今日。 もっと早くに読めばよかったの一言に尽きる。 現在新幹線で通学中であるのでその時間を使って読んでいたが好奇心に負け、遂には家で読み耽るほど面白かった。 読むまで全くというほど美術に関しては興味がなく、私には無縁のものだろうなぁと感じていましたがこの本を読んでから美術という分野に関しての見方が180度変わってしまいました。 読んで損ということは全くありません。 ぜひご購読ください。 新しい扉が開いた気がします。 | ||||
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素直に面白かったです。 美術館にはよく行くのですが、キュレーターと言う言葉を初めて知りました。 物語(構成)としては、エリザベス・コストヴァの白鳥泥棒と同じような印象でしたが、 アンリ・ルソーの世界(時代)を知ることが出来ました。それだけで十分に満足です。「ただ絵が好き!」と言うだけで美術館に行くような私には、美術の知識を得る貴重な1冊でした。 | ||||
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普段あまり本を読まないのですが、友達のオススメで読みました。 美術とミステリーは相性が良いという話を聞きますが、まさにその通りだなと感銘を受けました。 今まで全く美術に興味を持つことはありませんでしたが、この本を読んでからもっとルソーやピカソのことを知りたいと思いました。 この本に出会えて良かったです。 | ||||
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特にラストがいい。途中納得が行かない部分もあるが、こういうラストを読んだとき、本を読んで良かったと思うのだ。 | ||||
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アンリ・ルソーなんて、美術の教科書のはしっこの、なんか変な絵という印象しかなかった。 変な絵といっても、それこそピカソのキュビズムや、その他野獣派やシュルレアリスムとも違う、単に「下手な絵」。 「下手な絵」と思ったのが私だけじゃなかったのか、と。 それが、本書を読みはじめて最初に思ったこと。 そして、その「下手な絵」が誰にどんな影響を与えてきたのか。 本書は無論フィクションに過ぎないものである。 が、なんだか、そんなことが本当にあったんじゃないか。 と、思ってしまう。 リアリティがあるわけでもないのに、信じたくなる。引き込まれていく名作。 | ||||
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初めてこの作者の本を読んだが、面白かった。他の本も読んでみたくなった。 | ||||
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謎多い「名画」を廻り、強欲に利益をむさぼろうとする者たちと、奪還しようとする者たちの戦いは、以前欧州で現実に起こった美術品『叫び』窃盗事件を思わせるスリリングな展開です。ずる賢い男に才能を利用されながらも、果敢に立ち向かう早川の一途さも素敵ですが、暗躍する者たちと対決を強いられるティムは、漢です。 | ||||
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個人的に絵画が好きな事もあり、とても面白かったです。久しぶりにドキドキ、ワクワクして読み進めました。著者の他の作品も読んだ事がありますが、今のところこちらが一番です。 | ||||
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アンリー・ルソーの絵画「夢をみた」は真作か贋作かをティムブラウンと早川織絵が依頼主から渡された七章の物語から結論をだし、勝者には絵画の権利が獲得できるいう物語。 最初は絵画の権利を得たいが為の冷静な判断を2人はするが、徐々に相手の感情を考えたり、「夢をみた」にまつわる歴史、絵画を獲得したい謎の人物などストーリーがおもしろい。 最後には意外な結論。 あまり話してしまうとストーリーが分かってしまうのであまり書きませんがぜひ読んでほしいミステリー小説です。 | ||||
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この本がピカソやルソーの絵画の世界へいざなってくれます。とても興味深く、物語の内容に引き込まれ、一気に読んでしまいました。 | ||||
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アンリルソーに関する史実をある程度踏まえたミステリー仕立ての物語。ルソーに関して、どこまでが史実でどこからがフィクションかよくわからないが、読み進めるうちにどんどん謎に引き込まれてしまった。謎解きに挑む2人の専門家、そのうちの特に女性のほうは、いかにもとってつけたような人物設定であるが、まあ許せる範囲かな。ルソーの芸術に対する登場人物達の愛情が伝染して、いつのまにかルソーが好きになってしまいそう。結末にあっと言わせるサプライズが待っている。美術好きにはたまらないエンターテイメントミステリーだ。 | ||||
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ピカソ 1881年うまれ。 ルソー 1844年うまれ。 税関史 ルソーの 絵の持つ魅力をはじめて 見出したのは ピカソだった。 その代表作が 『夢』 1910年の作。その年に ルソーは 66歳で 没する。 うまい絵ではない。 しかし、何かが引っ掛かり、何かが新しいものがある。 1908年にピカソ(27歳)とルソー(64歳)とであうが、 ピカソは その前から ルソーの絵を評価していた。 ルソーの女神 ヤトヴィカ。 ティムブラウンは、アメリカ現代美術館の アシスタントキュレーターだった。 そして、伝説のコレクター バイラーによってスイスに招待された。 ティムブラウンは、トムブラウンのアシスタントをしていた。 本来ならば トムブラウンを招待するはずなのだが 間違えて 招待されたと思ったが、招待に応じた。 ある絵を鑑定してほしい と言うことだったが それは、ティムブラウンだけでなく 早川織絵も招待されていた。 鑑定する絵は ルソーの『夢のあと』と言われるものだった。 バイラーから 7つの章になった 本を読むを 毎日 1章づつ よむことで 『夢のあと』の真贋の判定をすることだった。 実際には 『夢』があり ただ 手の形が違うのだった。 ルソーが 60歳を超えている感じはなく、40歳から50歳くらいの 年齢のようだ。 ヤトヴィカに 心ときめかす。 ヤトヴィカは ルソーから絵をおくられるが うまい絵でもなく、骨董品屋に売りつけるのだが。安い値段でしか うれない。 ルソーとピカソが 接点となるが、 夢のあと の 下の絵 が ピカソの絵ではないかと いわれた。 ヤトヴィカの夫は、徐々に ルソーの絵を評価し始める。 はたして 夢のあとは ルソーの書いたものか? 本当に 下絵に ピカソの絵があるのか? そして 読まされている 本は 一体誰が書いたものか? ティムブラウンと早川織絵の織りなす物語。 早川織絵が ステキな女性に 描かれている。 絵を 謎といていく 筆力は 並大抵ではない。 | ||||
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MoMAのキュレーター・アシスタントのティム・ブラウンと新進気鋭の研究者早川織絵が、伝説のコレクターであるコンラート・バイラーの秘匿所蔵品であるアンリ・ルソーの「夢をみた」の真贋を、関係する一冊の本を交互に読んで鑑定・講評する物語。著者の美術に関する造詣の深さが小説全体に行きわたり、著者の物語世界についつい引き込まれてしまいます。文章は上手く、読み応え十分、長年に亘り実業(ビジネス)の世界に生きて来たのに、ここまで文章を読ませるのかと、今まで原田マハなる著者を知らなかった自分を残念に感じました。ただ、ラストパートの謎解きは仕込み過ぎていて、素直に読み解けない印象も残ります。読者が合点が行くようにとの親切心からと思いますが、謎解きは少なく、読者の想像に多く残す様な深みのある終わり方をしても良かったのではと感じました。ますますの活躍が期待され、注目して行きたい作家だと感じます。 | ||||
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ルソーが大好きになった。芸術への愛情にあふれた,心が温かくなる作品だ。お薦めします。 | ||||
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アンリルソーの世界に連れて行ってもらいました。本物「楽園」をNYのMoMAで 見たくなりました。読み終わってもまだ余韻が残ります。 | ||||
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ルソーには全く興味がありませんでした。 でも「ジヴェルニーの食卓」を読んで、画家の人生とか 周りの人とのかかわりとかフィクションの部分があるにしても とても興味をそそられてとても楽しめたので、 同じように絵画をテーマとしているこちらの作品も読んでみることに。 こちらは絵画の背景や画家のことだけではなく キュレーターの経験がある著者でなければ書けないような仕事の話とか ミステリーの要素もあって 一気に読んでしまう面白さでした。 もちろん絵画についてのあれこれもあって 早速ルソーの絵がみたくなりました。 | ||||
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荒削りの部分もあるけれど、おもしろかったのですぐに読み終わってしまいました。美術館の学芸員ってどんな仕事なのかなっていつも思っていましたが、トップ・キュレーターというのはすごい専門職なんだなと再認識しました。お勧めします。 | ||||
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数年前、テレビで原田マハがルソーとルソーの作品を解説していて、それがメチャクチャ面白かったので読んでみた。 物語としては、ルソー研究者の早川織絵と、ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンの二人が主人公で、この二人を中心に物語が進んで行くのだが、実際の主人公は画家のアンリ・ルソーだと言ってもいい。 ルソーの晩年の様子が物語の中の物語という形式で描かれているのだが、この話が抜群に面白い。 美術業界では「日曜画家」だの「遠近法すら身につけてないヘタクソ」とか散々バカにされていたルソーだが、ピカソなど数少ない理解者に支えられ、極貧生活にも負けず創作活動に情熱を燃やしている姿は感動的ですらある。 他人に評価されずとも、信念を貫き、死の直前に大作「夢」を完成させた。 ルソーの生きざまを伝える事こそ、この小説のテーマだと思う。 登場人物のティム、織絵、バトラーはルソーの人間性と作品に対し、多大な尊敬の念と愛情を持った人物であり、それはおそらく作者の原田マハ自身の想いでもあるのだろう。 小説全体を通してルソーへの深い愛情と敬慕の念が伝わってくる。 「ルソーの素晴らしさを少しでもわかって欲しい」という作者の強い情熱が伝わってきて、とても楽しく読めた。 | ||||
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絵画や芸術史はミステリーの題材になりやすいのかもしれない。 そもそも、画家の生涯がミステリアスだったりする。 それにしてもレヴェルが高い。 ミステリーとしては「盛り過ぎ」の感がある。最後の「CかNか」の件はなくてもいいかなって気もする。 しかし、その「盛り過ぎ」が嘘っぽく見えないから不思議だ。ルソーに対する知識もさることながら、筆者自らがルソーのミステリアスな部分を楽しんでいることが、この本を面白くしている最大の要因なんだろう。 | ||||
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