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クラインの壷
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クラインの壷の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全103件 41~60 3/6ページ
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岡嶋二人名義としては実質最終作品です。とはいえほぼ井上氏一人で書き上げた作品なだけに、明らかに作風は違いますし、それがまた悲しさを倍増させます。 十数年ぶりに岡嶋二人を読み返すにあたって、これだけなかなか読む気が起きんかったんですが、ようやく読むに至ってやっぱ「名作」としか言えません。 作品の完成度はもちろんですが、これが、携帯電話はおろか家電でさえ留守電付きのがまだまだ珍しい(ヒロインにいたっては電話すら持ってない)時代に書かれたというのが、井上氏の先見性、知識量、物語の構築力を示してると思います。かつ、相変わらずキャラクターもみんな立ってて魅力的やし。 でも、ここまで褒めちぎっておきながら「井上夢人」名義の作品ってまだ読んだ事ないんですよね(・_・;) それほどに当時解散が哀しい出来事やったって事で(^_^;) | ||||
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「完全なる首長竜の日」のレビューに、クラインの壷の劣化版というものが幾つかあったので、興味を持ち読んでみました。 感想としては、首長〜に比べれば合理的で整合性はあるものの、やはり納得のいかない部分もあります。 最後に現実か仮想現実かが曖昧になる事自体は構わないのですが、一応最後に笹森が真実として語る部分は今ひとつでした。 主人公がイプシロンに疑問を持った理由の一つに、ある人物から言われたK2の採算性の問題があります。笹森は最後にそれを解決する技術の示唆をしていますが、同時に取りあえずのオチを説明する為に、あるものの修正についても触れています。 当初の設定から、K2は開発最終段階に入っており余計な修正をする暇はないはずです。だって、修正に要するデータは、下手をすると本来のデータよりも多くなってしまう代物なわけですからね。思いつきで追加出来る内容ではないと思います。 また仮に笹森たちが主人公にした事が、あらかじめ予定されていた事だとしても、これはK2を一般娯楽製品と考えた場合、新たな採算性の問題が出てきてしまうと考えます。 主人公が体験した事を客にも体験させる為には、個人の身体以外の色々な個別のデータが必要と思われるからです。これはコストがかかるというよりも、不特定多数の客を前提とした場合、不可能に近いと思われます。 物語の中で、主人公はかなり合理的に物事を考え行動します。その彼がこの笹森の説明に納得したとは思えませんし、彼女が明らかに疑問を抱かれる説明をするとも思えません。 笹森の説明自体がK2内での出来事だとしても、その説明の内容は笹森が指示もしくは承認したものでしょうから、やはりそういう不自然な説明があるのは合理性にかけます。 つまり最後の笹森の解説場面が現実であろうと仮想現実であろうと、どの道おかしな感じになってしまいます。 もしこの事に納得できる合理的説明があり、その上で最後の最後にアレがあってそのままエンドならば、「え?」となり、いい意味での浮遊感となったのですがね……。 物語の趣旨的には幻想的な雰囲気を楽しむものではないと思うので、明確な示唆無しに「どっちかわからない」的な終わりはどうかと感じました。 極端な話、100パーセント現実だと言い切れるのは、主人公が一番初めにK2に入る直前までなわけですから、最初にK2に入ってからラストまで実は全部K2の中の出来事という可能性だってありえます。 それを前提とした上で、全ての謎が一分の隙もなく合理的に解決されてた場合、初めてそこが現実の世界である可能性が出てくると思います。しかしこの話にはそれがない。立ち位置自体があやふやなので、どんでん返しのしようがないわけです。 それに主人公が聞いた謎の声。主人公はその声の主に途中から思い当たりますが、「何故、その人物なのか」の示唆や説明がありません。これは声を聞いたのが事実であっても仕組まれたものであっても、どちらにしろ何らかの解説があって然るべきだと思いました。 笹森の最後の説明までは、非常に面白く読めたので本当に残念です。 あと最後に……。商品説明の所に488ページ(講談社版)とありますが、活字が大きめなので割と早く読めてしまいます。 あぁ、それからこの手の小説は紙の本に限ると思いました。何故ならオチの解説があったような時、もしくは読者が途中で何かに気がついた時、前のページに戻って確認する作業が容易だからです。電子書籍の場合、あらかじめ少しでも伏線と思われるところ全てにシオリ機能を使ってマークしておかないと、前に戻って探すのに大変苦労しますからね。優れた小説ほど、伏線を伏線と思わせない作りになっていますから尚更です。 | ||||
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ミステリー好き、サスペンス好きの人にはおススメ。 キンドルでネット購入した中では最も満足。 | ||||
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思ったより読みやすくて面白かったです。 現実か夢かの境界があまりにも曖昧になったら、何を信じたらいいのか分かりませんね。 これを読んだ後、インセプションが観たくなりましたw | ||||
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面白さはもちろん、全く古さを感じさせない これがもの凄いと思う。 携帯電話もパソコンも普及している今と公衆電話が当たり前のこの時代背景を 違和感なく書くという凄さに圧倒された。 そしてこれをこの新刊として読めた二十数年前の人達は、進化していく日本とともに もしかするとこんな事が有りうるかもしれないという希望とドキドキがあったのかなぁ そう思うと少し羨ましいです。 | ||||
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主人公は、ゲームのシナリオライター。 自分が書いたシナリオが、体感型のゲームになったので、モニターを頼まれる。 そのゲームは、完全にゲームの世界を体感できる全く新しいタイプのものだった。 ヒロインの失踪⇒ヒロインの女友達の出現⇒二人でゲーム作成会社のウソを暴いていく、といった王道のストーリー。 後半は、まさに映画さながらの展開。 徐々に、敵の陰謀が明らかになっていく。 最後に、主人公が、単独で敵の研究所に潜り込み決定的な証拠を見つける。 と思いきや、敵に気付かれて窮地に陥ってしまう。 最終的には、ヒロインが居ない世界が現実なのか、ゲームなのかが分からなくなってしまう。 そこで、主人公がとった行動とは・・・? 内容は、映画の「マトリックス」を彷彿とさせた。 本に、引き込まれるように楽しめた。 | ||||
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なんとなく録画したBS番組で西澤保彦の七回死んだ男 (講談社文庫)が紹介されていて、そこからアマゾンリンクで見つけて購入。初出が平成元年とかなり前の作品、想定されるハードディスクの容量は小さく、携帯電話もなくややノスタルジックな雰囲気を感じます。バーチャルリアリティと現実が交差する設定は、フィリップ・K・ディックのトータル・リコール (ディック短篇傑作選)よりは後になりますが、マトリックス [Blu-ray]公開の10年前、今読むとさすがに斬新とは言い辛いものの予想以上に面白かったです。やや含みを持たせたラストは当時の流行だったのでしょうか、時代を感じさせます。 今本書を読むことができたのはまさにロングテールの恩恵と言えましょう。本書を読んだ後新刊書店に行ってみましたが在庫してある書店は多くありませんでした。某有名中古本店には在庫してありましたが、情報がなければ手に取ることはありません。文芸古典でもない限り20年読み継がれる作品は全体の何%でしょう。作品自体は優れていてもエンターテイメントは時代を反映しているため時間が経つと、どうしても古さを感じさせてしまいます。 エンターテイメントと時代の普遍性を両立することは難易度が高いとは思いますがその点を織り込めば隠れた名作はまだあるように思います。少し芋ずる式にリサーチしてみたいと思います。 | ||||
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80年代後半に発表された作品だが、そのアイデアの先見性にまず驚かされる。当時の読者にこの設定はどう写ったのか。21世紀の今読んだ方がよりその設定や世界観を身近なものとして実感できるのではないだろうか。 プロット自体はあのPバーホーベンの「トータルリコール」を彷彿とさせるが、重要なことだが、本作の方がトータルリコールより数年も以前に書かれているのである。しかも記憶ではなく仮想現実装置をモチーフにしているのでこれはもうマトリックスの世界観も先取りしていたと言っても大袈裟ではない。この種の仮想現実ものとしては本作でのプロット以上の展開は思い付かないだろう。なので、今から読むとこの種のテーマのSF映画を沢山見ている人にはひょっとしてありがちなオチだなあと思ってしまう人もいるかもしれないが、これが元祖なのである。本作の時点で完璧なプロットが考案されたので、その後の同種の作品がその展開をなぞるを得なくなっているのである。その点を踏まえて読んで頂きたい。 | ||||
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謎の解明に繋がる伏線がかなりわかり易く引かれているので、途中で全容は見えてしまいますが、それでも面白いと思える一冊です。但し、ラストに向け不条理さが拡大していくので、読み終わってもすっきりしません。 | ||||
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子供の頃、単行本で読みました。 当時はワクワクしながら最後まで読みましたが、 今読んでみたらどうなんだろう?と再読。 当時とは印象が違うものの、やはり面白い。 一気に読ませる小説です。 | ||||
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井上夢人を読んで、岡嶋二人を読む。 順番が逆だけど、私が初めて読んだ・岡嶋二人作品です。 井上夢人より読みやすかった。 というか井上さんの作品は長編なので、読む前はちょっと気合が必要だけど、 このくらいの短さの方が好きだな。気軽に読めて。 読んでいるうちにいつからかわたし自身も壷にハマってました。 ハマることを知っていながらいつハマってしまったのか、そしていつ抜け出したのか まだ抜け出せていないのか、どっちなんだろう。。。 死を持って手に入れたのは壷の外だったのか、そうじゃないとしたら恐ろしすぎます。。。 いや、壷の外だったらもっと恐ろしい。 たとえ壷の外を手に入れたとしても、今以上恐ろしい世界が待っているに違いないから。 クラインの壷が発明されたとしてもあたしは絶対入らないぞ!! どんなに注意して読んでも必ず壷にハマってしまう作品です。 | ||||
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岡島二人の最終作。と言うことで、最後に読みました。 これが20年以上前の作品であることに驚愕。表と裏のリアリティの描写力に感嘆。ちょっとばかり、えって思わせるラストに疑問。 っとここで、全体の文章がこれまでの作品たちと明らかに異なっているのに気がつきますよねえ。他の作品では、全体に明るい軽やかな文章でつづられていたのが、明らかに全体が暗い。これまでは、背景、伏線が少しくらい暗いものであっても、深みにはまるような感覚は覚えなかったと思います。 ところがこの作品、本当に深みにはまります。最近のインターネットおたくのマイナス2SDの世界に近づく予感がします。この壷こそが恐怖でした。 後になって、井上夢人の回想録を読みました。 「あんたは何にもしてないじゃないか。」井上夢人の台詞です。 実際筆を取るのは井上夢人だったというのは知っていました。しかし、この作品こそが真の井上夢人の文章なのだと知って、衝撃でした。文章って指紋みたいなものです。発想って顔みたいなものです。大好きだった岡島二人はこれで終わりかあと、つくづく思い知らされた作品です。 この作品こそが井上夢人のデビュー作です。そして、枠のない自由人、この世に存在しなかった人間岡島二人は本当に姿を消したのです。 | ||||
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この本はミステリというよりは、バーチャルリアリティを主題に据えている点で、SFだという気がしないでもない。 それとも、やはり、謎解き要素があるので、こういった点を加味してミステリと言ったほうが適切だろうか。 概要としては、題名にもなっている通称「クラインの壺」と呼ばれる仮想現実体験ゲームを通じた、仮想と現実との境界があいまいになっていく、というもの。 しかも、タイトルがなかなか意味深である。 この主題が、最初から最期まで貫かれており、終始一貫して、現実(リアリティ)とは何か、ということを読者に突き付けてくる。 しかし、驚くのは、本書が刊行されたのが20年以上前の平成元年だということ。 それだけ古い小説なのに、今読んでも技術に古さを感じさせないのが素晴らしい(現実の技術革新が遅いだけかもしれないが。。。) まぁ、19世紀後半にジューヌベルヌが月旅行を空想してから、実際に人間が月に行くのに1世紀要したのだから、本書のような、リアルすぎるバーチャルリアリティの世界が実現するためには100年かかるかも知れないが(映画マトリックスのような形でバーチャルリアリティが実現していたりすると面白いような)。 | ||||
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読みやすい平易な文章。 もともとSFは好きだが、 なかなか面白い。 解説にもあるように、 初版は90年のIT革命前のもの。 映画マトリックス以前のもの。 当時の著者には 俺たちには見えていないものが見えていた。 まだ今よりも先、 これから起こるであろう世界。 本編を通して、 ゲーテルの不完全性定理を思い出した。 世の中には証明不可能なものしかない。 それは 正しいことは何ひとつとして、 正しいと証明することはできないということ。 だからこそ、 あらゆる情報を精査して、 己の決断を信じるしかないのだ。 それが現在の、 IT革命後の俺達の生きる道。 | ||||
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楽しみました。 次どうなるんだろう、と思いながら読みました。 謎が謎のまま終わるのもよかったと思います。 | ||||
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ミステリからしばらく離れていたせいもあり新鮮で、面白く読めました。 他の方のレビューにもありましたが、確かにミステリというより、SF風味のサスペンスに近いです。'89刊行ですが、「ギガバイト」の上の単位「テラバイト」がさらっと出てきたり、思ったより古さを感じさせません。 主人公等がゲームの中に入っていってしまう。現実世界と仮想世界が交錯し、いったいどこまでが現実なのか?SFなどでこのタイプ、(とくに最近では)すごく珍しい設定というわけではなく、私を含め読者は慣れてきていると思います。うんとダマされながら読むのがいい。そして最後にそうだったのか!って。 実は読み終わってからが怖いのです。後味は決して悪くない。でも・・・自分のいる場所がとても不安になるのです。「もしかしたらここは・・・。」 『現世(うつしよ)は夢、夜の夢こそまこと』という江戸川乱歩の好んだ言葉を(本来とはちょっと違った意味合いで)ふと思い浮かべました。「さて今目の前の夢はどちらなのでしょう」と。乱歩賞作家のこのお二人、本書刊行の後解散されたのですね。本書もほとんど井上夢人さんお一人で書かれたとか・・・。 | ||||
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普段全然小説は読まないんだけど、これは文句なしに面白かった。それだけは確かだ。 まあゲームがテーマになってるから興味をもったんだけど、ゲームについていろいろと考えさせられた。 今のPS3やXBOX360は映像と音だけに関して言えば、クライン2と同じ方向性に行ってるんじゃないか? ただクライン2は一つのゲームとして見てみると、あまり面白そうとは思えない。 いや文章だけ読んでるとすごく面白そうだけどね。なんか作る必要性が無いというか、なんと言うかうまく言えないけど。 コンセプト自体はグランドセフトオートに似てるかもしれない。 要するにゲームじゃなくて「現実シミュレーター」になっちゃってるんだよな。そこが引っかかった。 主人公がおかしくなるのも無理は無い。誰だっておかしくなるでしょう? ゲームなんて極端な話、真っ白な画面でも成立すると思う。カーソルを合わせる位置によって、音を出して風景を探ったりとか。 とにかく一つの小説としては完成度は高いと思った。一番初めの契約書がいい。掴みがうまい。 次回作の初めの詩も「ん?」と思って一気に引き込まれたし。この作者は引き込むのがうまい。と言っても3作しか読んでないけど。 | ||||
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夢と現実が混ざりあうという話は良くあるみたいですが、特に気にすることなく読み進められました。 ラストも急転直下ながら違和感を感じさせず、作者の構成力に感嘆せざるを得ません。 | ||||
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新潮ミステリ倶楽部で刊行されたときが初読である。まるでSFのような設定で、はたしてこれはミステリなのか、と思ったものだった。今ではかなり普及したが、本作刊行当時ではまだまだバーチャル・リアリティは一般的ではなかった。それを大胆に取り入れ、意識や感覚の‘ゆらぎ’をテーマとした本作は、バーチャル・ゲームが当たり前のようになった今、読まれる意味がある。 謎はある。サスペンスもある。しかし私には、本作はミステリというよりはSF作品という感じが強い。そして本作を読んだ読者もまた、主人公と同じように虚実の判別が曖昧になって、放り出される。その不安感と頼りなさは、ホラーといっても差し支えない。 著者らの合作最後の作品となった本作は、かなり井上氏の意向が大きい作品だが、その熱気というか執念のようなものが、文脈から滲み出ている。本作のテンションとクオリティでもっとミステリ作品を発表して欲しかったと思っているのは、私だけではあるまい。 | ||||
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実は本作、オチをぶち壊しにしてなんだがわりと高確率で内側か外側かを判別する方法があったりするんだよね。 Amazonの感想51件、他個人ブログとかでもざっと見たかぎり全く言及されてないのが不思議なのですが。 方法は簡単、4回目の戻れコールの詳細について聞けばいい。 正しい回答が返ってくればほぼ確実に外側、正しくなければおそらく内側となる。 まず七美実在ルートだったと仮定する。 すると4回目の戻れコールは事故発生前であるから、事故発生を見越して伏線となるバグを仕掛けておく、などという壮大な無駄をする理由が全く無い。 また戻れコールを全くモニターできないと嘘をついて上杉と梨紗をあえて不安にさせる理由もない。 つまりこの場合、戻れコールはおそらく純粋に事故だったと判断できる。 戻れコールをモニターできなかった彼らに正しい回答をすることはできないということだ。 ちなみに5回目ではない理由は、5回目は事故発生後なので戻れコールを仕込むことも可能ということ。 逆に七美非実在ルートだった場合、戻れコールも、戻れコールがモニターできない件も当然ゲーム中の演出であるから、「戻れコールがモニターできない件」が記録されているだろうし、当然回答も可能となる。 あえてここで知らないと主張した場合、自棄になった上杉がクライン2を公開したりしてしまう可能性もある。 結果としては自殺というイプシロン的に都合のいい展開となったが、それはあくまで結果論であって、あえて無駄な危険を冒す意味も全く無い。 つまり、4回目の戻れコールの時に、戻れ以外に何を言っていたかって聞けばよかったんだよね。 | ||||
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