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奇面館の殺人



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奇面館の殺人の評価: 3.70/5点 レビュー 88件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.70pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全88件 61~80 4/5ページ
No.28:
(3pt)

うーん、微妙・・・・・。

私も館シリーズのファンで、久しぶりに出た新作なので期待して読みました。
感想は、面白いけど物足りないという感じかなぁ・・。
でもそうか・・、シリーズはあと一作で終わりなのですね、忘れてたけど。
そう思うと、終わってほしくないですよね。
読者が忘れたころにポツンポツンとでもいいから新作を刊行してほしいです。
綾辻先生、よろしくお願いします!!
奇面館の殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:奇面館の殺人 (講談社ノベルス)より
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No.27:
(5pt)

流石のクオリティ

登場人物全員が<仮面>を被った舞台で殺人事件と推理を行うという状況設定が面白いです。

犯人と文中のミスリードも「分かる人には分かるかな?」というギリギリのラインかと思います。

(私は伏線を意識しながら読みましたが、やはり最後に明かされるトリックには驚きました。)

綾辻さんへの期待感が大きいので星の数には迷いますが、

ここまで随所に変態(褒めてます)な要素はなかなか思い浮かばないと思うので満点にします。

単純な娯楽作品としては文章が少々回りくどい上に殺人の方法が重苦しいので、

女子大生といかにもな美青年秘書の存在が作品の印象を少し明るくしているようにも感じました。
奇面館の殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:奇面館の殺人 (講談社ノベルス)より
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No.26:
(3pt)

グイグイ読まされますが…

久しぶりの館シリーズで、相も変わらず面白い。グイグイと読み進み、気がついたら徹夜…なんてことになってました。 しかしながら、今回の作品は犯人を解き明かす伏線がちょっと分かりやすい気がします。てか、個人的には露骨な伏線の部類に入ってしまう気が… それでも、犯人が分かった後の、物語の舞台や背景の種明かしにはけっこうビックリしますね。このへんが綾辻氏の最も得意とするところでしょう。 星が3つなのは、やはり犯人が分かってしまったことが大きいです。十角館や迷路館ほどの衝撃もなく、カタルシスが少なかったことも理由の一つですね。
奇面館の殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:奇面館の殺人 (講談社ノベルス)より
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No.25:
(5pt)

これぞ、綾辻氏。

素直に面白いです。
みなさんが言っているように、小ぶりで軽めですが、私は十分楽しめました。
暗黒館や時計館みたいな壮大さはないですが、中村青司の館はやっぱりわくわくします。
最後は、どんな館が出てくるのでしょか?
奇面館の殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:奇面館の殺人 (講談社ノベルス)より
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No.24:
(3pt)

う〜ん、人物の造形が・・・

推理の展開に異議はないけれど、ただ論理展開だけのために登場人物が存在するような、そんな希薄な人物造形にがっかりしました。

 横溝正史の「八墓村」や「犬神家の一族」の作中人物のようなアクの強さがあればもっとドキドキしたのに、と。
奇面館の殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:奇面館の殺人 (講談社ノベルス)より
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No.23:
(3pt)

オーソドックスな小品

結末のサプライズは一応用意されているが、大トリック一本!という作品ではない。むしろ地道な推理によって真相が解き明かされるという点で、綾辻ファンとしてはいささか肩すかしを食らった恰好だ。そのサプライズも真相の解明に直接つながっているわけではなく、読み慣れた読者ならおそらく早い段階で気づいてしまうだろう。犯人を特定する手がかりもいかにも些末で、ミステリーとしてやや小粒な印象だ。中村青司についての説明が何度も繰り返されるなど、記述がくどい箇所も多い。

とはいえ、仮面をはじめ、館シリーズお馴染みの秘密の通路やその解錠方法など、十角館、水車館など初期の作品のガジェット満載で、懐かしい雰囲気に浸りながら楽しく読ませてもらった。最近『十角館』を再読したら、若い登場人物たちがみずみずしい文章で実に生き生きと描かれていて、非常に新鮮だった。館シリーズ10作目となる次回完結編は、ぜひ初心に立ち帰り、さらに驚愕の大仕掛けであっ!と言わせてもらいたいものだ。
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No.22:
(4pt)

旅行のお供に。

綾辻さんの作品は、もう十何年も前にかなりハマッて、
「時計館」までの館シリーズと、「霧越邸」「囁き」シリーズ、
短編小説集などを集中的に読んだ時期がありましたが、
館シリーズの新作を待っているうちに、待ちくたびれてしまって、何となく作品から足が遠のいていました。

最近、朝日新聞の書評に「館」シリーズ新作の好意的なレビューが掲載されていたのが目に留まり、
懐かしさと同時に、ちょうど二泊三日の旅行前だったこともあって、「旅のお供」として購入しました。

二泊の小旅行中に読み切れる、良い意味で「小粒」な作品で、
しかも現実からもプチ逃避でき(笑)、個人的には満足できる作品でした。

「十角館」や「霧越邸」のような、「やられた!」と唸ってしまう衝撃は、正直ありませんでした。
でも、手の内を明かしつつ、きちんと仕掛けと趣向を凝らして読み手を驚かせてくれるあたり、
熟練の域の作家だなー、と素直に感心しました。

館シリーズも、次で最終巻だとか。
その前に、手つかずになっている「暗黒館」にチャレンジしようと思います。
こちらは、七泊くらいの旅行じゃないとダメかなーと思いますが(笑
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No.21:
(5pt)

帰って来た館シリーズ?!

久しぶりの館シリーズ、しかも暗黒館のあととなると、
少々薄さが気になるところ・・・

内容も薄くなった?!

…と思いましたが、やっぱりすごいですね。

暗黒館の雰囲気や作風のテイストは変わらずに、
ホラーとミステリがギュッと濃縮されているかのような作品。

舞台設定には、思わずゾクゾクしてしまいました。
ああ、私も館を訪れてみたい…

特に、奇面を被って集うというシチュエーションと、
それによって起こる事件、現象が映像的にも面白そうな感じがしました。

別作品のAnotherもそうですが、「映像化してもアヤツジ」な作品ですよね。
キャラクターが随分と魅力的になったなぁと思いました。

読者をミスリードする明るいメイドさんのキャラクターも、
暗黒館を髣髴とさせる青年秘書鬼丸の存在も、
とても魅力的に感じられる本作でした。

もちろん、本格ミステリとしての完成度も高く、
ついつい奇面を使うということは・・・とか
あの殺人の仕方は・・・とか、
色々読者を深読みさせながら、読者を振り回し、
まったく違う方向の回答を鮮やかに見せてくれるという、
綾辻マジックも健在です。

公約どおり、次回作もでるようなのでうれしいです。
奇面館の殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:奇面館の殺人 (講談社ノベルス)より
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No.20:
(5pt)

初期の面白さが復活

事件のスケールは小さいですが、文句なしに楽しめました。
「暗黒館」でこの館シリーズを挫折した人も是非この「奇面館」は読んでほしいです。
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No.19:
(3pt)

惰性で買いました

今回はシンプルに一冊にまとまっているので、暗黒館のダラダラした流れよりは比較的読みやすかったと思います。
でもあくまでも暗黒館に比較しての話なので、初期のころに比べれば読み応えやハラハラ感は皆無。
とりあえず最後に探偵(この場合は鹿谷)が犯罪の手順を暴いておしまい、という作法のため面白みに欠けるのだと思います。
たとえば読者が途中で読み返して「ああそうだったんだ」というような紐解きがみられないんですね。
登場人物の描写や説明が曖昧で、紅一点のメイドさん以外誰にも魅力を感じられないのも大きいです。
同じ推理小説でも有栖川氏の本の方が丁寧にトリックやヒントが散りばめられ、物語性もあるため読みやすい上に、何度でも読もうという気になります。
今回の作品は一度読めばもう十分でした。
また後半から入る犯人のモノローグ、これは必要なんでしょうか?
暗黒館の時には視点がころころ変わるのでジェットコースターに乗っているような眩暈を覚えたものです。
本作での救いは紅一点。
彼女の存在だけが、陰気で地味な話の中に華を添えてくれた気がします。
しかし、ネタバレになりますがあの「偶然性」はフィクションと分かっていても、なんていうか「はあ?」と言いたくなるほどの滑稽さを覚えました。ありえないでしょ、あれはいくらなんでも…。
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No.18:
(3pt)

あっさりしずぎだな

おどろおどろしい所がないよね。
殺人自体は悲惨なのに。
綾辻ファンとしては少々期待外れ。
もっと力入れて書いてよね。
最終の館を期待します。
奇面館の殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:奇面館の殺人 (講談社ノベルス)より
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No.17:
(4pt)

クイーンが見えた

綾辻行人が盟友有栖川有栖の作品解説(あれ?逆だったかな)でお互いの共通点としてクイーンに傾倒している点を挙げていて、私はちょっと驚いた覚えがある。有栖川のクイーン傾倒ってのは分かる。作品からして、ストレートに影響を受けている。しかし、綾辻は? 作品は、どちらかというとクリスティーだとか、読者をひたすらだまくらかすタイプじゃないか。そこで…クイーン? そんな風に思っていたのだが、この奇面館を読み、成る程と納得した。どんどん橋でも見られた、正統派の犯人当てがこれには見られる。名探偵がひたすらに論理を駆使し、可能性を排除していく……私みたいなファンはこれだけでノックアウトだ。プラスして、奇面というキーワードでミスリードを仕掛けている(今作の真相に驚くか否かはこれに掛かるか否かだと私は思う)
まあ、小振りだが、ファンとしては納得できる一冊では無いだろうか。
マジックのところ等、本格ファンに嬉しい小ネタもあることだし。
奇面館の殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:奇面館の殺人 (講談社ノベルス)より
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No.16:
(3pt)

ちょっと残念

ひさしぶりの「館」シリーズ。刊行を楽しみにしてました。意外性においては◎だけど、当初の「館」よりは、ドキドキ感がなくなってしまいました。
奇面館の殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:奇面館の殺人 (講談社ノベルス)より
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No.15:
(4pt)

奇面館

招待客の一人として実際に別荘に赴く感じのワクワク感、事件後自分が捜索しているかのような感じになれてよかった。江南さんがほぼ出番無しなのは残念だった。 ラストは・・まあ誰でも犯人になれそうだ。説得力がなく減点

奇面館の殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:奇面館の殺人 (講談社ノベルス)より
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No.14:
(5pt)

綾辻先生復活

久しぶりの館シリーズ。
最近は怪奇幻想趣味に偏るあまり、種明かしの面白さが薄れてきてしまっていたように感じていましたが、
今回はオチを読んで「やられた〜!」となる爽快感を存分に味わわせていただきました。

綾辻先生と言えば叙述トリックの名手として有名ですが、有名であるが故に
読者は「どこにトリックが仕込まれているのか…」と意識しながら読むわけです。
その裏をかいて騙すのは、簡単に見えてかなりのテクニックが必要。
今回も、真相が明らかになってあっけに取られてから、内容を振り返ってみると、
本当に怪しい物から巧妙に目をそらすためにオトリのネタを散りばめ
非常に工夫を凝らしていることが分かります。
この道の第一人者ならではの熟練の技には感嘆せざるを得ません。
いや見事に騙されて悔しいから言ってるわけじゃないですよ!
奇面館の殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:奇面館の殺人 (講談社ノベルス)より
4061827383
No.13:
(2pt)

館シリーズ9作目

綾辻氏お得意の叙述トリックを期待して読むと期待外れにおわるかもしれません。

読了後は

ああそうですか

という感想しか持てませんでした。
奇面館の殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:奇面館の殺人 (講談社ノベルス)より
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No.12:
(5pt)

綾辻ファンは必読

久しぶりの館シリーズ第9弾。前作のびっくり館の殺人があまりできの良い作品ではなかったが、こちらはがちがちの本格推理小説になっている。
また、館の見取り図があるのもうれしい。探偵役の推理作家である鹿谷門実が最初から最後まで出ずっぱりというのも久しぶりである。
奇面館という屋敷に本来招かれるはずだった作家の代わりとして鹿谷が訪れるが、そこの屋敷の集まりは変わっていて、招待主も招待される側も全て仮面をかぶらなければならない。その中での殺人事件なので、殺された人間も殺した容疑者も仮面をかぶっているため、招待客と被害者が本物か偽者かがわからないという点がこの小説の面白いところ。
探偵役の鹿谷が、事件後に読者が考えるであろう推理をどんどんとつぶしていく。
作者は、読者の3割程度がわかるくらいの難易度と雑誌のインタビューで答えていたが、殺害方法や死体の損壊した理由がわかっても別の角度から推理しないと犯人が特定できないため、難易度は結構高い。屋敷内の登場人物が10人なので、何となくは犯人の目星がついても論理的に説明するのはかなり難しい。
屋敷内で起こるクローズドサークルものの作品が非常に少なくなってきている現在で、このような質の高い推理小説が読めることはとても喜ばしい。
法月綸太郎の「キングを探せ」同様、年末のミステリランキング上位候補の作品。
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No.11:
(3pt)

折り目正しい本格物

綾辻ミステリの原点に立ち返ったような、正攻法の本格推理作品。
本格物の定石をきっちりと踏まえた教科書的な作品で、『驚天動地の』などと形容したくなるような大技はないが、本格好きを充分楽しませる佳品となっている。閉ざされた密室空間で、『名探偵 一同集めて さてと言い』といった、古典的な本格推理物に目のない方にはオススメする。
ただ、作者自身が『あとがき』で、400枚ぐらいの作品にするつもりだったと述べているが、確かにこの内容だと、そのぐらいにまとめられていた方が、ベストではなかったかと思えた。このせいで、特にこの手の本格スタイルに愛着のない読者には、やや冗長で退屈な印象を与えるかもしれないと危惧される。
奇面館の殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:奇面館の殺人 (講談社ノベルス)より
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No.10:
(2pt)

待望の館。まっとうな本格ミステリ。

昔からミステリ界には『金田一耕助問題』(私が命名)というものがあり、『犯人がすべての犯行を終えてから探偵が謎解きをする』という現象ですが(例えば『○○の如き○○もの』シリーズもそれに当てはまります)、この『奇面館』ではその逆で、探偵が賢すぎて、全然事件が拡大しません。それはそれですごく物足りない…わがまま過ぎか。登場人物が仮面を被ったわけも、最後にあかされる館シリーズ恒例の幻想実のある真実も、それほど感心しませんでした。なんか驚き損ねた感じです。アリバイトリックも密室トリックも謎の殺戮も出てこない…ああ…もったいない…。でもさすが館シリーズ、読んでいる間、とても幸せでした。まっとうな本格ミステリよ、永遠に。
奇面館の殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:奇面館の殺人 (講談社ノベルス)より
4061827383
No.9:
(3pt)

待望の新刊。

待望の館シリーズなのですが、ここまで長くするほどの題材ではなかったのでは。
筆者の想定していた400枚程度の作品だと私は感じてます。

決して面白くなかったわけではないですが、「本格」としてロジカルに解くんだ感ばかりが前面に出すぎていて、若干食傷ぎみ。
逆に言えば「本格」にこだわりすぎて、舞台設定に全く現実味がなくなってきたような感じがします。それが、館シリーズのある意味特徴なのでしょうけれど、今回はその題材(主トリック)の割には物語りが長すぎて、ダレてきます。
「本格」はまた死んでしまった?

歌野昌午さん・東野圭吾さんなどが「本格」から遠ざかり、ある意味「奇」をてらった作品(ドンデン返しばかり強引に繰り返す作品)に傾倒していく中で、「本格」にこだわっている綾辻さんを尊敬し、その作品はこの上もなく愛しています。
その上での厳しい評価です。

(蛇足ですが、奇面館を読んだ直後に、横溝正史さんは凄かったんだなぁとなんとなく思いました。)
奇面館の殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:奇面館の殺人 (講談社ノベルス)より
4061827383

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