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奇面館の殺人
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奇面館の殺人の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.72pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全92件 21~40 2/5ページ
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| 筆者が文庫版後書きで書いているように、本作で初めて探偵役・鹿谷門実を視点人物の一人にしている。 鹿谷の台詞や思考のシーンが多いためか、今までの館シリーズでは感じることのなかった、 「話が長く、勿体ぶった、嫌な探偵」というイメージを鹿谷に受けてしまった。 結局そのイメージから作品全体が冗長に感じられ、語りすぎのエピローグなど含め読後の余韻も殺してしまっている。 | ||||
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| シリーズ内では比較的ページ数の多い作品ですが退屈せずに読み終わりました。 前半はシリーズお馴染みの奇怪な館の謎に加え仮面によるトリックの可能性などで読者の興味を引き、後半は鹿谷門実がオケを指揮するかのようにその場をコントロールして謎を解明します。 あっと驚くような仕掛けがないぶんその他の要素で読者を退屈させない構成はさすがベテラン作家の技量かと思いました。 吹雪に閉じ込められた洋館で起こる殺人事件というと同作家の「霧越邸殺人事件」が思い浮かびますが、あちらは文学や芸術、オカルト要素まで含んだ複雑なプロットでページをめくるのに苦労した覚えがあります。 こちらの奇面館は話もシンプルで読みやすいので気軽にミステリが読みたいという方はおすすめです。 | ||||
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| 謎の仮面に閉ざされた館…いかにもミステリーという感じだったので読んでみました。 普段から長編小説を読まないので、登場人物を把握するのに時間がかかってしまいました…。ですが、読み進めるにつれ物語のイメージが出来てくると、どんどん引き込まれて行き大変面白かったです。 読んでいて「こんなオチじゃ?」とか考えていたんですが、主人公が論理的に推理を進めて行くと全く違う結末でした! 瞳子が一番読者に近い疑問を持っていて、その疑問に主人公が答えてくれるのが分かりやすく良かったです。 他の作品も読んでみたいと思います。 | ||||
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| しばらく会えなくなるのは少し寂しいです。 そして今回も自分なりの予想は見事に裏切られましたが 最後の最後まで楽しむことが出来ました。 特に衝撃的だったのは「辻占の問答」で, エピローグ以前は個人的に右を選ぶという結論、 そしてもし自分が犯人だったら迷わず選ぶその答えが エピローグで合致していた時ぞっとしました。 その上もし本当に未来の仮面があるなら 率先して三日三晩装着します。 何にせよ次回が最終館ということで待ち遠しいのか 終わってほしくないのかとても複雑な心境です。 | ||||
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| まさに惨劇と言う言葉がよく当てはまるほどグロいです。 そして登場人物の紹介がない・・・全てが謎から始まって 最後にはもっと大きな謎が突き付けられた。 さてさてこれからどうなるのかが期待です。 | ||||
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| たしかにこんな叙情トリックがと、読めない展開は流石です。 しかし、上下巻で引っ張る程の話じゃない気が…。殺人の動機もしっくり来ないし、館シリーズだからこそ、トリックの意外さだけじゃ物足りないんです。 そこに至る必然と人間の心情が合わさっての「あー、こういうことだったのか。」が、もう少し欲しかったなぁ。 まぁ、それでも普通に読めるのは、流石ですけど。 | ||||
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| 上巻では館シリーズでお馴染みの展開が繰り広げられます。 中村青司の館に、なにやら怪しげな展開で人が集められ、殺人事件が起こるというお約束の展開です。 下巻に向けての準備としては、ちと長い気もしますが、まぁ、推理物が好きな人は楽しめるんじゃないかと。 | ||||
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| 綾辻作品が好きで興味を持った作品は欠かさず読んでいます。 中でも独特の雰囲気がある「霧越邸殺人事件」が好きですが、この作品も面白く読めました。 | ||||
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| 読んだのが時計館の殺人の後だったからか、面白さは普通でした。上下に分かれてる割には内容は薄かったです。 1人しか殺されません。私はたくさん殺されて人物相関図がややこしくなる系が好きなのでこの点は興ざめ。 後半は鹿谷門実の独壇場。でも最後は綺麗に叙述トリックで伏線が回収されて気持ちのいい終わり方でした。 中村青司の設計した館の時点で密室は成立しませんからねー。必ず仕掛けがあって抜け道がある。 だから物理トリックは難しいんでしょう。時計館のトリックは物理トリックでしたね。あれには度肝を抜かれました。 十角館の殺人は驚愕の1行とか書いてあったけど、これのどこが驚愕?って思いました。 島へ行ったり来たりを繰り返してた?そんな力技で犯行を重ねてたなんてどっちらけ。水車館、迷路館も読みましたがこれらは結構楽しめました。 黒猫館は普通でしたがこれも叙述トリックが際立ってました。人形館は未読です。なんか評判よくないんでいつ読むかは決めてません。 次は2600枚の大作暗黒館の殺人を読もうと思ってます。順番的には暗黒館の方が先なんですがボリュームが凄まじいので奇面館の方を先に読みました。 暗黒館読んだら霧越邸殺人事件、次はびっくり館の殺人、次は殺人方程式シリーズ、次は殺人鬼 覚醒篇、殺人鬼 逆襲篇の順で読む予定です。 どんどん橋、落ちたもあるんだよなぁ。これはいつ読もうかな。 | ||||
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| 奇面館の殺人は最初に読みはじめはなかなか読むのが大変でした。登場人物を覚えるのが少し大変でした。内容は素晴らしいかったです。次回も期待しています | ||||
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| こちら、上下読みました。 館シリーズは何冊か読んでおりますが、こちらは無理やり感が強い気がしました。 殺害にいたる動機も納得できませんし、全体的にトリックなんかも微妙でした。 | ||||
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| 図書館で予約したけれども順番待ちが待ち遠しく買って読みました。 まず仮面という言葉や館、雪の中という状況だけでもすでに楽しい。 有栖川さんの本を読んだ後だからか、とても読みやすい文章に感じた。 十角館などと比べるとやや作られた感があるけれども、それでもやっぱり館シリーズは面白いです。 まだまだシリーズを続けてほしいです。 | ||||
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| 読みながら、実際はこうなんじゃないかなと思ってたことが、そういうことだったのか・・・これはアンフェアでは・・・・?でもギリギリセーフ!みたいな、もちろん良い意味でやられた感がありました。 次の館シリーズを早く読みたいです。 | ||||
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| 同年同月同日生まれを集めた理由は、奇面をつけても背格好が同じぐらいの人たちだからであって、「表情恐怖症」の主人はこれらの人たちと個別面談することによって「生まれ変わり」に近い運命の転換を迎えられるからという説明はありました。 でも、この先は「だから言ってないこともあるから、読者の見落としに近いでしょう。 」ということのようです。 新本格派も年輪を経てさすがに「直球のみの剛球勝負」ではなく「変化球でかわす投球術」を会得されたようで、巧く罠にはまってしまいました。 | ||||
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| 綾辻の館シリーズとなれば、それはもうみんな期待するのはわかる。尚且つ今作は前作から大分たっているし、びっくり館が外伝、暗黒館が回想録的な位置付けだったことで久々の島田視点の本来のストーリーだ。ハードルは高い。 シリーズものの宿命ではあるが、読書は過去の作品と嫌がおうにも比べる。とりわけ一作目の十角館の切れ味を求めてしまう。 大変なのはわかる。ここまで見てきたファンのめを欺くためには相当に奇をてらったトリックにしなければならない。画面の設定や超偶然な一致も仕方ない。 ある意味この作品であるからこそ可能な同一視点に見せかけての他者視点のトリックも許そう。 ただ、である。そもそもの話しである。殺人の動機以前の話しである。 加害者が被害者に事情を説明するなりなんなりして「申し訳ないがお願い出来ないか?」ですむ話しではないか?犯人は十分にそれが許される立場にいたと思う。わざわざ事件当日にやってきていろいろやるより、事前に一人で訪れて頼めば良かっただけの話しではないかと。 次がいよいよラストになるとのことで、これまた大変だと思うが、いろいろいってくる読者をギャフンと言わしてほしい。 | ||||
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| ぐいぐいと、この世界にはいれ込めます。 図面付で助かります。 雪に閉ざされた奇面館で残忍な殺人が・・凶悪な殺人者は奇面を被ってこの5人の中に・・一体犯人は誰なのか、おなじみ鹿谷門実が解決に望みます! | ||||
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| 解決編に至って、少々まだこんなモノじゃない的な期待の裏切り感があるかも・・ 十角館が凄すぎた。 | ||||
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| 時間潰しにはもってこいですが、正直トリックは良かった。けど、殺された人数が少なすぎるような・・・。 上下巻とボリュームたっぷりです。 | ||||
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| 綾辻の「館」シリーズ第9作である。 館シリーズといえば、第1作の十角館の殺人から連綿と続く綾辻の代表作である。前作の暗黒館がかなりの大部だったので続きはいったいいつ?と思っていたが、案外早かったような気がする。 例によって(?)奇妙な館で開催される奇妙な集まりへの招待状からすべてが始まる。問題の館は例によって例の建築家が手掛けたといういわくつきの代物。招待客が人里離れた館に集められるのと時を同じくして悪天候による積雪、そして翌朝発見される惨劇!という展開に、おやおや定番の嵐の山荘ものですか~と思ったら、さすがにもうひとひねりもふたひねりもしてあった。そもそも状況はかなり異様で、かつ、著者お得意の叙述トリックにからむのではと想像される表現が散見される。なかなか読み進めるのが楽しい状況である。 そして例によって掟破りをからめつつ、ハウダニットからホワイダニットへ論理がちゃくちゃくと展開する醍醐味。これに身を任せていくと、終盤にあっとおどろくどんでん返しが!という例の構成である。 ものがたりとしては、偶然のチャンスによって同席することになる女性が登場するので、この人が語り手役というかワトソン的な役回りなのだろうと思い込んで読み進めたら、意外にそうでもなかった(もちろんストーリー上で重要な役回りは持つのですが)のはちょっと肩透かし感ある。いつものことだがこの謎解明方法で本格推理小説というのは語弊がありそうだし、このメイントリックをあっと驚く超絶トリックというのは言い過ぎかもしれない。しかし終盤にきてのこの騙され感&ヤラレタ感は、良質のエンターテインメントといって良いでしょう。 | ||||
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| 綾辻氏の過去の館シリーズは、ミステリを成立させるためだけに構築した人工的な設定下において、無類の面白さで読者をけん引してきた。しかし本書を他の書き込まれた犯罪小説と比較すると、文字が大きく行間の空いた文章は意識して記号化されており、拙さが悪目立ちしていた。幻想的でもなく、パズラーとしての妙味にも乏しく、さらにエピローグも冗長で、失望感が非常に大きい。齢50を過ぎたベテラン作家の作品とは思えぬ凡作である。 | ||||
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