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奇面館の殺人
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奇面館の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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十角館はなるほどねー!と思わせるテーマがあったけど、この作品はやたら長いくせに一人しか死なないし、作者の都合で登場人物が誰か誰だかわからなくて読むのが苦痛だし、視点が錯綜しまくりで読みにくいし、真相がわかったところであっそうとしか思わない 光秀と瞳子中心のミステリーの方が面白かったんじゃないの? | ||||
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作者本人が認めているようにありえないシチュエーションの中行われた殺人が本作のコンセプトです。そのため読者をしっかり納得させるための展開が必要なはずですが読み終えて残った感情は、呆れでした。問題点はたくさんありますが1番感じたのはやはり作者の力不足です。またシリーズものだからというような読者を無視した身勝手な意思が作品を通して漂っており非常に気持ちが悪かったです。正直なところ購入する価値、読む価値は全くありません。 | ||||
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館シリーズ大ファンで、全作品をKindle版で再読中。 本作は出版当初に読んだときはまずまず楽しめた。 が、部分的な記憶のせいか、どうにも面白みにかけた。 人物描写については綾辻作品には無用の論とは承知しつつも、犯人の人格がここまで薄っぺらだとさすがに… 登場人物同士で疑心暗鬼になることもなく、淡々と捜査が進み、予定通り犯人が絞り込まれるのも残念。 仮面が醸し出す異様さは良いのだが、被害者1人では緊張感も薄く、「館」の持つ陰鬱さが表現しきれないのかも。 | ||||
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いつもパターンが同じ。 登場人物、探偵に魅力がない。 | ||||
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筆者が文庫版後書きで書いているように、本作で初めて探偵役・鹿谷門実を視点人物の一人にしている。 鹿谷の台詞や思考のシーンが多いためか、今までの館シリーズでは感じることのなかった、 「話が長く、勿体ぶった、嫌な探偵」というイメージを鹿谷に受けてしまった。 結局そのイメージから作品全体が冗長に感じられ、語りすぎのエピローグなど含め読後の余韻も殺してしまっている。 | ||||
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綾辻の館シリーズとなれば、それはもうみんな期待するのはわかる。尚且つ今作は前作から大分たっているし、びっくり館が外伝、暗黒館が回想録的な位置付けだったことで久々の島田視点の本来のストーリーだ。ハードルは高い。 シリーズものの宿命ではあるが、読書は過去の作品と嫌がおうにも比べる。とりわけ一作目の十角館の切れ味を求めてしまう。 大変なのはわかる。ここまで見てきたファンのめを欺くためには相当に奇をてらったトリックにしなければならない。画面の設定や超偶然な一致も仕方ない。 ある意味この作品であるからこそ可能な同一視点に見せかけての他者視点のトリックも許そう。 ただ、である。そもそもの話しである。殺人の動機以前の話しである。 加害者が被害者に事情を説明するなりなんなりして「申し訳ないがお願い出来ないか?」ですむ話しではないか?犯人は十分にそれが許される立場にいたと思う。わざわざ事件当日にやってきていろいろやるより、事前に一人で訪れて頼めば良かっただけの話しではないかと。 次がいよいよラストになるとのことで、これまた大変だと思うが、いろいろいってくる読者をギャフンと言わしてほしい。 | ||||
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綾辻氏の過去の館シリーズは、ミステリを成立させるためだけに構築した人工的な設定下において、無類の面白さで読者をけん引してきた。しかし本書を他の書き込まれた犯罪小説と比較すると、文字が大きく行間の空いた文章は意識して記号化されており、拙さが悪目立ちしていた。幻想的でもなく、パズラーとしての妙味にも乏しく、さらにエピローグも冗長で、失望感が非常に大きい。齢50を過ぎたベテラン作家の作品とは思えぬ凡作である。 | ||||
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※ 真相に触れています ※ 待望の館シリーズの九作目ですが、「奇面館」というおどろおどろしい名前とは違って、内容はかなりあっさり風味。 被害者数はシリーズで最小のひとり。首や指を切断した理由、招待客に仮面を被せた理由は合理的に説明がつけられるものの、真相としての意外性はかなり弱いものだった。今作の謎らしい謎はそれくらいで、他に不可能犯罪要素は何も出て来ずじまい。動機が怨恨等ではないので、連続殺人にも発展せず、雪に閉ざされていながら、「次は誰が狙われるのか?」といったミステリー的な疑心暗鬼が生み出す緊張感はほぼ皆無。それでいて事件が起きるまでが全体の三分の一近くも掛かっていてテンポが悪い。 鹿谷もまるで「雪がやむまでの暇つぶし」くらいの感覚で事件の謎を解いているようで、これまた緊張感ゼロ。館の仕掛けを看破する過程も「たまたま鉄格子を握ったら緩かった」という程度の偶然の要素から、館全体の仕掛けを見抜くまでの発想がちょっと飛躍しすぎ。 ラストにかけてのどんでん返しも無く、これと言った盛り上がり所も無いまま終了といった印象。バイトの瞳子ちゃん以外の登場人物に魅力的なキャラがひとりもいない。誰がどの仮面だったか、文章から判別しにくいのも余計に人物が「薄い」と感じる要因だった。 | ||||
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※ 真相に触れています ※ 待望の館シリーズの九作目ですが、「奇面館」というおどろおどろしい名前とは違って、内容はかなりあっさり風味。 被害者数はシリーズで最小のひとり。首や指を切断した理由、招待客に仮面を被せた理由は合理的に説明がつけられるものの、真相としての意外性はかなり弱いものだった。今作の謎らしい謎はそれくらいで、他に不可能犯罪要素は何も出て来ずじまい。動機が怨恨等ではないので、連続殺人にも発展せず、雪に閉ざされていながら、「次は誰が狙われるのか?」といったミステリー的な疑心暗鬼が生み出す緊張感はほぼ皆無。それでいて事件が起きるまでが全体の三分の一近くも掛かっていてテンポが悪い。 鹿谷もまるで「雪がやむまでの暇つぶし」くらいの感覚で事件の謎を解いているようで、これまた緊張感ゼロ。館の仕掛けを看破する過程も「たまたま鉄格子を握ったら緩かった」という程度の偶然の要素から、館全体の仕掛けを見抜くまでの発想がちょっと飛躍しすぎ。 バイトの瞳子ちゃん以外の登場人物にも魅力的なキャラがひとりもいない。誰が、どの仮面だったか、文章から判別しにくいのも余計に人物が「薄い」と感じる要因だった。ラストにかけてのどんでん返しも無く、これと言った盛り上がり所も無いまま終了といった印象。 | ||||
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綾辻が嫌いなので全然読みたくないです。数いる作家の中でも、とりわけ嫌いな作家です。 | ||||
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星二つは辛口ですが、このシリーズに求められるハードルを考慮してのこととご理解下さい。 館シリーズ最大の魅力は、なんと言っても読みながら脳裏に作り上げてきた(作者によって作らされた?)風景が、最後の謎解きで一瞬にして粉砕されるカタルシスだと思っています。探偵役のキャラが薄くても、館そのものが主役であるため従来気にならなかったのです。残念ながら本作は、舞台の雰囲気や物語の展開は過去の館シリーズを踏襲しながら、いちばん肝心な物をどこかに置き忘れてきた感が否めません。 | ||||
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個人的には今までの館シリーズでは一番つまらなかった気がしました 綾辻さんの作品で、しかも正当な館シリーズだからこそ何か驚かせてくれる仕掛けがあるのだと期待して読んだのですが 驚く所が一つもありませんでした (以下少しネタバレです) ―作中一人しか死なないので派手さは無く、その事件がなぜ起きたのかも偶然が重なった結果でほとんど犯人の意図ではない― ―他にも、作品内で何らかの伏線と思われた部分が結局偶然で片付けられてしまう― ―密室脱出のトリックは、隠し通路を通った(中村青司の建築なのだから隠し通路くらいあって当然というような理屈)― ―奇面館に集められた人達の秘密が物語ラストで明かされるが、これは単に作者が意図的に隠していただけで、普通なら最初から明かされているべきもの― ―犯人が手に入れたかった物は、元々は犯人自身の所有物だったわけだし、被害者から盗もうとする必要性が全く感じられなかった。事情を話すなりすれば良かっただけなのでは?被害者だって犯人には恩があるのだし、仮面を絶対に犯人に渡さないなんて事はないと思うのだが。被害者も最初からそんな物の存在は知らなかったのだし。要するに事件が起きなければ小説にならないから作者が無理矢理事件を起こしたという感じばかりが強くしてしまう― これでは真相が明らかになっても、ああそうですか……という感想しか持てない内容に感じました | ||||
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後は同姓同名なのだから、館の主人の経歴洗っていれば、 すぐに犯人にたどりつけます。 | ||||
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綾辻氏お得意の叙述トリックを期待して読むと期待外れにおわるかもしれません。 読了後は ああそうですか という感想しか持てませんでした。 | ||||
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昔からミステリ界には『金田一耕助問題』(私が命名)というものがあり、『犯人がすべての犯行を終えてから探偵が謎解きをする』という現象ですが(例えば『○○の如き○○もの』シリーズもそれに当てはまります)、この『奇面館』ではその逆で、探偵が賢すぎて、全然事件が拡大しません。それはそれですごく物足りない…わがまま過ぎか。登場人物が仮面を被ったわけも、最後にあかされる館シリーズ恒例の幻想実のある真実も、それほど感心しませんでした。なんか驚き損ねた感じです。アリバイトリックも密室トリックも謎の殺戮も出てこない…ああ…もったいない…。でもさすが館シリーズ、読んでいる間、とても幸せでした。まっとうな本格ミステリよ、永遠に。 | ||||
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