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風紋



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風紋の評価: 4.32/5点 レビュー 53件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.32pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全53件 41~53 3/3ページ
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No.13:
(5pt)

さすが

好きな作家です。女性作家らしい細やかな描写・表現と男性的なストーリーの組み立て方が飽きさせずに先へ進ませてくれます。 登場人物のキャラがそれぞれ際立つので、「あれ?これ誰だっけ?」と迷わず感情移入しやすいので読み進むほど先へ進みたくなる作品だと思います。
風紋〈上〉 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:風紋〈上〉 (双葉文庫)より
457550579X
No.12:
(1pt)

よかったよ

おもしろかったよ
風紋〈下〉 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:風紋〈下〉 (双葉文庫)より
4575505803
No.11:
(5pt)

人間の弱さ

ミステリー小説かと思いつつ、読み始めたのですが実際は殺人事件の被害者と加害者家族のドキュメントとも言える生々しい作品でした。強い人間が最悪の状況を乗り切って行くようなきれいごととして描かず、弱い人間がいかに運命に翻弄されていくかを赤裸々に描いており私事のようにどきどきしながら読みました。
加害者はともかく被害者家族には誰でも突発的、偶発的に成りうる訳で、加害者家族同様、世間やマスコミからバッシングされながら生きて行くという理不尽さは納得が行きませんがそれが現実かもしれません。そういった犯罪に対しての知り得なかった現実を認識させられた気がします。
風紋〈上〉 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:風紋〈上〉 (双葉文庫)より
457550579X
No.10:
(5pt)

加害者も被害者も悲劇・・・

平凡に暮らしていた主婦が殺された。加害者は意外な人物。それだけでも残された家族の受ける衝撃は計り知れないのに、さらに投げかけられる心無い言葉。まるで殺される方が悪いと言わんばかりの中傷。次々に暴かれる被害者家族の暗部。被害者の家族の心の傷がどんどん大きくなっていくのは見るに耐えない。しかし、加害者の家族にとっても悲劇だ。平凡な家庭が崩れ去り、夫が逮捕されたその日から、「殺人犯の妻」「殺人犯の子供」として生きていかなければならない。ひとつの事件がいかに多くの人を傷つけるか・・・。どんな理由があるにせよ、人は絶対に罪を犯してはいけないのだ。
風紋〈上〉 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:風紋〈上〉 (双葉文庫)より
457550579X
No.9:
(5pt)

続きが読みたい!!

母親を殺害され、精神的に辛い日々を送る・・・あまりにも辛すぎて考えられない 又、いきなり”あなたのご主人が犯人です”と言われ あらゆる人から冷たい目を向けられ暗い毎日を過ごすのも辛すぎます
途中で、真犯人がいるのか?と思う場面もあり 夢中で読み続けましたが・・・
まだ 続編が出てるみたいなので(分厚いので早く文庫化にしてほしいのですが)早速 購入しようと思います。
この方の短編はあまり読んだことはないのですが、長編はすごく読み応えありで 外れがないように思えます。
読者を引き込ませる力がすごいので 長編でも長く感じず”読み終えた~”という充実感が染み出ます!
”再生の朝”もオススメします
風紋〈下〉 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:風紋〈下〉 (双葉文庫)より
4575505803
No.8:
(4pt)

重い内容ではあるが・・・

読んでいる最中は気持ちが滅入り、胃に石が溜まるような感覚を味わったが読み終えたあと思ったほど重くはならなかった。それは主人公がどん底から立ち直っていく様が上手く描かれているからだろうか。。。
テーマが被害者の家族と加害者の家族という難しい内容のなかで作者が言いたかった事がなんとなく理解できたような気がした。
もともと彼女の作品は愛読書のひとつであるが最近の長編ははずれがないように思える。
ひとつ要望があるとすれば加害者と被害者の当人でしかわかりえない心の葛藤などが少しでも描いてほしかった気がする。
ただこの本には加害者の子供が登場する続編もあるらしいので是非読むつもりである。
風紋〈上〉 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:風紋〈上〉 (双葉文庫)より
457550579X
No.7:
(4pt)

犯罪にまきこまれること

この作者の文章はとても読み進みやすいので乱読派のわたしは良く読みます。犯罪に巻き込まれていく人たちを淡々と描写していく長編ですが
今ひとつ読んでいて感情移入できる登場人物はいませんでした。なぜ被害者が不倫に走ってしまったのか
なぜ長女が家庭内暴力をするようになったのか
加害者の妻が加害者の弟と関係するようになったことはマスコミに察知はされなかったのか…など
いくつもの不完全燃焼感があります。
どんなことにもすっきりとした理由などない、ということかもしれませんが。一つの犯罪が被害者、そして加害者のまわりにも
大きな波紋をなげかける、ということは強く感じました。
風紋〈上〉 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:風紋〈上〉 (双葉文庫)より
457550579X
No.6:
(4pt)

月日がたっても事件は解決なんかしない。

被害者の家族の事など、どこかに置いてきぼりにされたような裁判が続く。
裁判は、罪を犯した人間ではなくその罪を裁くと言うけれど、その加害者の家族はマスコミや、その周りの人々の好奇の目にさらされ、罪を犯した当の本人よりも辛い目にあわされるのかも知れない。そして被害者の家族も同様に、平穏な生活に戻ったように見えても、落ち着いた元の生活には戻れるはずがない。
植物しか愛さないと決めた真裕子の冷静で且つ冷ややかな心の内は、可哀想というよりも切なくなる。
無罪と信じようとする妻と、判決よりも母を帰して欲しいと願う娘。
弁護士をもだましてしまう犯人の高校教師。その他、犯人の妻の両親や兄夫婦、検察官や取り調べをした刑事、新聞記者などあらゆる人の人間模様が生!々しい。
けしてこれで終わったとは思わせない終わり方。
私は、迷わず「晩鐘」を買ってしまった。
風紋〈下〉 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:風紋〈下〉 (双葉文庫)より
4575505803
No.5:
(4pt)

これからの真裕子が心配・・・。

母親が自分の通う学校の先生と不倫に陥り、そして殺された。
母親の不倫、父親の浮気、そして姉の家庭内暴力・・・・。
もともとバラバラな家族の中で、母親を失い精神的に本当にひとりぼっちになってしまった末娘の真裕子。家庭の中も友だちも学校も、今まで一番心を許せる安心な場所に居場所をなくしてしまった真裕子は、淡々と冷静に周りの状況を見つめている。
そんな末娘の事を、一番気にかけている新聞記者。
言いたいことを言える人間は幸せ。
みんな自分の事しか考えていない。
我慢ばかりしている人間は、いつも同じなのかも知れない。同じような年頃の子どもを持つ母親として、いくつになっても子どもには母親は必要なんだなぁ・・・と、つくづく感じた。
真裕子が、本当に心を!ひらける日が来るのだろうか?
安心して泣いたり笑ったり出来る日が来るのだろうか?
早く下巻が読みたくなった。
風紋〈上〉 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:風紋〈上〉 (双葉文庫)より
457550579X
No.4:
(5pt)

早く「晩鐘」が読みたい…!

母親が殺された。しかも犯人は子供の通う高校の教師だった…。その日から家庭の日常はメリメリと音を立てて壊れていく。警察の事情聴取、押し掛けるマスコミ、近所の好奇の目、誹謗中傷。そして、それは加害者の家族も同じ。どうして?どうして?被害者の家族は殺されてしまった母親に、加害者の妻は拘留された夫に届かないはずの問いかけをせずにはいられない。 新聞の三面記事には殺人や無理心中など悲惨な事件が載らない日はない。直接関係のない第三者としての私は「ふーん、かわいそうに」とつぶやくだけ。でも当事者にとってはそれこそ身を切り刻まれるような長い長い苦しみの始まりなのだ。この本を読んでいると私も何度も真裕子のように胸が苦しくなり、泣きたいのをずっと我慢しているよう??気持ちになった。 悲劇に巻き込まれた人々がどのようにこれから生きていくのか。どうしようもない悲劇を抱えて、不条理にさらされて、それでも人は生きて行かねばならないのだ。彼らのこれからを乃南アサはどう描くのか。早く続編の「晩鐘」を読みたい。読みたい。今、私は喉の乾きのように強く感じている。
風紋〈上〉 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:風紋〈上〉 (双葉文庫)より
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No.3:
(5pt)

早く「晩鐘」が読みたい…!

母親が殺された。しかも犯人は子供の通う高校の教師だった…。その日から家庭の日常はメリメリと音を立てて壊れていく。警察の事情聴取、押し掛けるマスコミ、近所の好奇の目。そして、それは加害者の家族も同じ。どうして?どうして?被害者の家族は殺されてしまった母親に、加害者の妻は拘留された夫に届かないはずの問いかけをせずにはいられない。 新聞の三面記事には殺人や無理心中など悲惨な事件が載らない日はない。直接関係のない第三者としての私は「ふーん、かわいそうに」とつぶやくだけ。でも当事者にとってはそれこそ身を切り刻まれるような長い長い苦しみの始まりなのだ。この本を読んでいると私も何度も真裕子のように胸が苦しくなり、泣きたいのをずっと我慢しているような気持ちになった。 悲劇に巻き込まれた人々がどのようにこれから生きていくのか。どうしようもない悲劇を抱えて、不条理にさらされて、それでも人は生きて行かねばならないのだ。彼らのこれからを乃南アサはどう描くのか。早く続編の「晩鐘」を読みたい。読みたい。今、私は喉の乾きのように強く感じている。
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4575505803
No.2:
(5pt)

殺人事件の巻き起こす影響

ある殺人事件をめぐり、その被害者の家族などの身の上に、
ふりかかってくる影響を描いた作品。死ぬことによって、それまで、隠されてきた感情が表に出てきたり、
死によって断ち切られた想いが、切ないです。と、書くと、息苦しいお話だと思われそうですが、
全体を通じ、作者の優しい気持ちのようなものが、感じられ、題材の割には、読み易い作品だと思います。
風紋〈上〉 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:風紋〈上〉 (双葉文庫)より
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No.1:
(4pt)

自分の痛いところを突かれました。

ストーリーの内容自体もさる事ながら、心理描写にスリルを感じました。口にはしないけれども、心の中では考えている事、特に、「これを言ったら人格を疑われるのでは・・・。」と思われるような事を、鮮明に描写しています。怖い者見たさのようなスリルで読み続けました。心理描写に優れているこの作者の作品の中でも、特に優れている1冊です。
風紋〈上〉 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:風紋〈上〉 (双葉文庫)より
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