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(短編集)
ビブリア古書堂の事件手帖2 栞子さんと謎めく日常
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ビブリア古書堂の事件手帖2 栞子さんと謎めく日常の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全145件 101~120 6/8ページ
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一巻目で完結してもおかしくない書き方ように感じられたけれど、ニ巻目以降が出る事が決まったのか、一気にそういったトーンはなくなった。伸び伸び書いているのが感じられる。 この展開ならいくらでもお話が作っていけそうな印象を持った。 ニ巻目もそうだが、イラストがいい。潮の香りがする。一巻目のカバーの絵は栞子さんのお母さんなのかな。本人かな。ニ巻目のイラストは、巻末の方で栞子さんと「俺」が話しているシーンかな。 栞子さんみたいな人は、フィクションではあるが、いそうな気はする。自分の子供、結婚が、意識の上では二の次の人達。それらに価値を感じているからこそ二の次になっている、そういう逆説的な人達である。 司馬さんの本や、藤子不二雄の本等、素材にいいものをもってきているから、多分読者もそれを念頭に置きながら読むから、あまり壊れた感じを覚えないで済む、また北鎌倉という設定(作者のホーム)も、無理を感じさせないところなのかもしれない。 福田(司馬)さんは仏教関係の記者(あるいはスクープを書いた)と思ったけれど、幅を広げて美術も関係ないとは、言えないね。それくらい話の設定的には当然ありなのかもしれない。当時、文化のジェネラリストだったのだから。 推理小説というよりキャラクターとその状況理解、説明小説でしょうか。悪くない本だと思います。肩の凝らない(胸の描写など感覚に訴えるところは、若者向けという設定だからなのか、あるいはビジュアルものに通じる文法を採用しているからなのか、ちょっと微妙なところ)、古本の素材がいいから、お腹に悪くないです。 多分三巻目も買って読んでしまうでしょう。古書の絡んだ話は楽しい。困難かもしれませんが、思い入れのあるところで、仏文関係の古本のお話も書いて欲しいな、と私自身は思いました。引き続き、作家の操り人形を楽しみたいと思います。 | ||||
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ラノベかぁ・・と思いつつ手に取ってみると、おもしろい。 舞台は北鎌倉の古書店の周囲、登場人物は店主と店員の周囲の人。モチーフは、実在の古書。この狭い範囲の中で物語が進行し、すこしづつ魅力的な店主(女性)の実像が明らかになる。劇的展開のない静かな小説だけれども、ページを繰りたくなる。そんな小説ですね。 本好きでも本好きでなくとも楽しめると思いますが、本好きなら魅力百倍ではないでしょうか。出てくる古書はポピュラーではないので、読んだことがないものばかりですが、本から出発する物語はその本がどんな本?という謎解きも含めて楽しめる内容になっています。 いつか映像化されるかもしれませんね。 | ||||
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サブタイトル通りこの巻のテーマは日常です 前作は病院から動くことのなかった店主、栞子さんが店に戻り 大輔とともにお店を切り盛りするといった軸で話が展開します 書籍や図書館でこの本を手に取り、さらっとページをめくり飛び込んでくるイラストが そのまま日常になっています 本書の中に挿絵は一切ありませんが、イラストも素敵だと思います 相も変わらず栞子さんの本の知識、洞察力は凄まじく 本を査定する中で、売りに来た人物の趣味や部屋の間取りなどをぴたりと言い当ててしまいます これはシャーロック・ホームズがよく依頼人を見ただけでその人物像を当ててしまう手法で 大輔はワトソンさながら、目をぱちくりしている様が微笑ましいです ひどく引っ込み思案の栞子さんが必死に大輔に仕事を教えようとしている場面などが好感を持てました 二人の距離もぐっと近づき、これからの恋愛関係も気になるところです さて、注目したのが実はあとがきです 作者である三上延さんは作中には、モデルとなる地域があると述べています この本を片手に描写に書かれている場所を探しながら、春の鎌倉などを散策するのは中々乙ではないでしょうか? | ||||
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評者としては第1話の「時計じかけのオレンジ」第3話「UTOPIA 最後の世界大戦」が面白かった。 当初の主人公の設定は「本に関しての異常な知識とそれに関する洞察力の鋭さ」「その他の面では人見知りの小柄な美女」というものだったが、1話完結の短編を重ねながら、少しずつ彼女の背景が浮き彫りにされてきて評者を惹きつける。評者も同好なので、本に関する薀蓄も楽しい。 第3巻目が楽しみである。 | ||||
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けさの新聞に痕跡本のすすめの本が出された記事があった。今は新型古書店に押され、旧型古書店がなくなりつつあるために古書の持ち主の想像は出来ないが、かっては人の手から手へと旅を続け、古本の奥に迷宮さえ見えるらしい。旅の途上の海に流れる手紙だと筆者は言う。 その意味このビブリア古書堂は、ぴったりだと思う。 メモからの推理があったり、持ち込んだ人の暮らしが浮かぶ話が1と2にも共通している。わたしも古書が好きで、あまり読みきっていない藩翰譜や大日本史料など出しているがメモや痕跡のあるものではない。切り取ったページ・異物を挟む・暖かなメッセージの書き込みはこのアマゾンにもあまりないだろうし、購入は避けるかも知れない。焼け、染みは何より嫌だと思う。かと言って、綺麗な本でもブックオフの本を出すのも考えものだが・・・ともあれ、感想に戻らなければ・・ 本好きなわたしは、ビブリア古書堂の栞子さんの洞察力に感動した。わたしのような単純な本好きは奥がなく浅いものだと痛感する。例えば作家の初期に別のペンネームで書いた本がどれだけ凄いものかと、この本を通して分かった。何度も版を重ねる中に作家の言葉を省く場合もあると初めて知った。特に海外翻訳小説などが多いとは。 たしかにわたしの本箱には仕事の活用のためにラインを入れたり、マーキングした本があったりで、どうしょうもなく眠っている。でも捨てずに置いておこうかとも思う。 現実にはないビブリア古書堂というのは、古書好きの夢が詰まっている。働く店員大輔も、栞子の内面をみながら、謎解きに感心して学ぶ姿がいい。 関西から何度も鎌倉や大船に行った懐かしい思い出が蘇り、根岸線なども出ていて横浜をやり過ごして行ったことが良かったと思う。北鎌倉の坂も歩いたが、三上さんの高校があるとは気づかなかった、関西にも池田・豊中に高台の学校があり、通学の苦労は分かる。北鎌倉・司馬文学だけでなくマンガ「今はコミックかも」の背景も分かる。 場所、扱う本、人の生き様、それがぴったりと組み合わさった、この名作。お勧め本! 次のビブリアシリーズが楽しみ! | ||||
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重大な事件ではなく、 日常の中にひそむ個人的にシリアスな問題に焦点をあてた作風は、 1巻にまして冴えているように感じました。 古書って、手に取った人の数だけ歴史があるんだなとしみじみ。 良い思い出も悪い思い出も、 人によってなので本自体には何の責任もないのに… たった一冊の古書でも人間何やらかすか分からないんだなと 考えてしまいました。 でも読みやすいし引き込まれる一冊ですね。 それに栞子さんのお母さんとか、 彼女が残した(はず)のメッセージとかが気になります。 | ||||
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登場人物も増えてきたので一巻よりもさらなる話の幅が広がりましたが、基本的な軸はぶれていないので安心して読めます。一つの章自体のページ数が多くなったので、内容も濃くなり、私としては古書について一巻よりも深くまで切り込んでくれたので、満足です。また今回は、栞子さんと大輔の過去、距離感にも注目です。東京から新大阪に帰る新幹線の車内で全て読み終える事ができたので、あまり頭を使わずに読めるかと思います。 | ||||
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1巻めより、断然2巻の方が好みでした。 最初よりもシオリコさんに馴染みやすかったです。 なによりストーリーが追いやすかったです。 1巻めは置いてけぼりされた読後感だったので。 シオリコさんのお母さんの話が少し、出てきましたね。 つぎの巻では地雷が用意されているような気がします。 3巻も期待します。 | ||||
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前作は特に万能鑑定士Qから発想したなーと思えるところがありましたが 人の死なないミステリの蘊蓄ものとして、今回は少し独自性が出たと思います。 サイドストーリーで連作に期待感を持たせるのも非常に巧いと思います。 物語に深みが出ました。 | ||||
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一話に「時計じかけのオレンジ」が有り、本よりもキューブリックの映画化作品が有名で、何十年も前に観たが、今でもその衝撃的な内容とシュールな映像が記憶にある。 そして数年前、同書が文庫で本屋に平積みされているのを知り、何故なのだろうと思っていたが、今回、本書を読んで謎が解けた。私はその完全版を買っているが未読なので、軽々に云えないが、最終章が無い方が良いと思う。 何れにしても近々に読んでみたい。ここでも本のスリップが謎解きの核になっていて、その小道具の選択が見事だ。 ざっと見て二話三話の本の作者は知らなかったが、読んでいくと福田定一が司馬遼太郎の本名だった事、これは一時期、司馬遼太郎に入れ込んだ時に知っていたはずなのだが、迂闊にも失念していた。司馬の推理小説感が判って興味深い。 足塚不二雄にしたって、手塚治虫、藤子不二雄と連想して行けば判ったはずで、今更ながら勘が鈍くなったなと思う。 プロローグ・エピローグの坂口三千代は全く知らなかったが、栞子さんと大輔君のサイドストーリーがいよいよ佳境に入り、これからの展開が楽しみだ。 | ||||
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シリーズ2作目。前作のレビューでも書きましたが、この作品好きです。 古本屋の主人のヒロインと主人公の純愛?もいい感じです。 読後が暖かい、心温まる作品です。とにかく読んでみて下さい。 | ||||
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本作は「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズの第2作。 前作同様に個々のエピソードは独立しているが、第1作からの全体的なストーリーを継承しており、さらに発展を見せる。 中心となる二人の関係はつかず離れず、相変わらずほのぼのとしているが、徐々に距離を縮めている様子。 また、本作からは栞子さんの「母」に焦点が当たり始めた。 まだまだ謎が多いが、そのあたりの事情も今後の続編を通じて徐々に紐解かれるのだろう。 著者あとがきによると「物語はようやく本編」とのこと。 これまで2冊にわたる長いエピソードを読んだ後なので、否応にも期待は膨らまざるを得ない。 第3作が待ち遠しくなる一冊。 | ||||
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小説を読み慣れていない方でも読めるような非常に読みやすい本。 説明もちょっと冗長にされており、行間を読み取る必要もなく、漫画を読んでいるような感覚です。 作品のキャラクターは魅力的なのですが、深い心理描写を求める方にとっては 物足りない作品であると思います。 | ||||
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面白いですよね、このシリーズ。春頃次巻が出るらしいのですが、待ち遠しい。 このシリーズの特徴は、取り上げられている本も読みたくなるってことですね。 これらの本は何らかのエピソードがあり、それによって価値が出たりする。 その謎を鋭く解き明かす栞子の慧眼と推理力は凄まじい。 それから表紙のイラストが良い。ラノベっぽいけど、硬派なミステリーです。 アニメ化しないかなぁ。実写は絶対イヤ。栞子さんのイメージを壊さないで。 | ||||
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ヒロインの栞子が退院し漸くビブリア古書店の店長として仕事している姿が見られる様に・・・ ヒロインの母親にまつわる話も少し判ったが、とんでもない人だったらしいな・・・ 島野書店は島森書店がモデルだろう。幾度か建て直されているが、ヒロインが買いに行っていた時は1995年だったと云うから、今の建物になつてからだろう。 あとがきで取材協力に名前の挙がっている公文堂書店て、笹目か由比が浜の辺りの本屋かな。だったら、この通りを江の電の踏切近く迄降りると、戦後間もない頃の古本がまだ残っている昔からの古本屋があったなあ・・・ | ||||
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ビブリア古書堂の店主である栞子が、退院して戻ってきた。まだ慣れていなく悪戦苦闘する 大輔を見守りながら、彼女は再び古書堂を営んでいく。そこに持ち込まれる本の中には、さま ざまなエピソードを持ったものや、持ち主の想いが詰め込まれたものもあった。大輔と栞子は、 本に隠された謎のひとつひとつに迫っていく。「ビブリア古書堂」シリーズ2。 この作品は、プロローグとエピローグとほか3編から成る。プロローグとエピローグは、栞子の 母に関する話だ。彼女の「クラクラ日記」という本に対する切ない想いに胸を打たれた。3編の 話も、本当に面白い。「時計じかけのオレンジ」という本に関するエピソードには驚いた。また、 「福田定一」「足塚不二雄」の話もよかった。本の好きな人にとって、本は単なる物ではない。 それは時には、その人の人生そのものになる場合もある。人と本、この関係はドラマチックな ものだと思う。 本に隠されたさまざまなエピソードを読み手に伝えてくれるこの作品は、面白いばかりではなく とても貴重だと思う。もっともっとこういうエピソードを知りたいものだ。このシリーズがこれからも ずっと続いてくれることを切に願っている。 | ||||
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北鎌倉の古書店を舞台とする(ライトノベル風)ミステリシリーズの第2弾。 今回も主人公たちは鎌倉〜大船〜藤沢あたりをうろうろしながら、古書にまつわる謎を解いてゆく。前作と違って、探偵役の栞子さんも現場(?)に赴き、ばっさばっさと快刀乱麻を断つのだ(そう、前作では安楽椅子探偵だったのだ)。で、依然として手足となって駆けずり回るワトソン役の「俺」も、いろいろと心境の変化があったりして、そのあたりもちょっとほほえましく楽しめる。 とはいえ、個人的には前作と同じく、鎌倉あたりの風物がじゃんじゃん出てくるのが大きな楽しみの一つ。惜しくも昨夏に閉店してしまった島○書店大船店とか、手広にあるチェーンの新古書店(これ開店したの結構最近だよなー)、鎌倉駅近くの御成小の素敵な校門、北鎌倉駅付近が学区に含まれる市立小学校(読書感想文集の話は聞いたことないけど)、中高一貫女子校の名門・清○女学院とか、もうてんこ盛り状態。 ところでSF好きとして気になる点も一つ。「時計仕掛けのオレンジ」の早川文庫版(1977年版、完全版にあらず)の巻末解説には、最終章のいきさつについて簡単だが説明がある。なので、栞子さんが薀蓄ぽく延々と語るのは、ちょっと気負いすぎているような気もする。 ま、そんな固いこといわずに楽しむべきかも。続編も書かれる予定のようだし、楽しみに待ちましょう。 | ||||
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古本屋の若い女性店主とトラウマで本が読めないものの強く惹かれるお手伝いな若者のラノベ 手元の本も第6版とラノベにしては大きく売れているようです 表紙のイラストもきれいで普通の文庫本とは大きく装丁が違うのを感じます この巻はエピローグ・プロローグを除いて3冊分つまり3話の短編から なりたっています。その短編をエピローグ・プロローグで扱っている 「くらくら日記」に係わる話でまとめています。 最初の話は「時計仕掛けのオレンジ」で私も読んでいたのですが そんな仕組みがあったなんてというのを気づかずに読んでいました。 「名言随筆 サラリーマン」は亡くなった仲の悪かった父と娘そして元 彼女の思い出がうまく絡んでとても好きな作品です。 「UTOPIA 最後の世界大戦」は女性店主の失踪した母の話につながり エピローグへのすばらしい序曲のような作品です。 前の巻は犯人を捕まえるため「事件」という感じがしていましたが この巻は失踪した店主の母の話のような謎解きな雰囲気が濃くなって きました。またこの巻全体で大きな謎解きのようになっている様は まさに静かな「事件手帳」な気もしてきます。 やっぱりラノベな感じは変わらないので、ラノベが嫌いな人は どうしても許せないものが有りそうですが、こんなに丁寧なつくりの ラノベ、とても読みやすいのでおすすめではないかと思います | ||||
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内容は大変読みやすくて、本が好きな人は楽しめて良作だと思います。 ならなんで三ツ星かって? まず、ライトノベル作家の野村美月先生の『文学少女』の二番煎じという部分ですかね。何かの本を題材にして事件を読み解いていくというパターンが『文学少女』のもろパクり。 多分、このビブリアの作者自身もライトノベルでデビューしたいるので3・4年前にヒットした『文学少女』を読んで、 『これは、ラノベでビブリアやったら文学少女のパクり言われる可能性があるから一般文学ならバレないやろ!』って思いビブリアを初めた感じがするので、減点1。 そして、二番煎じなのはいいが野村美月先生の『文学少女』に比べると文章力、構成力、面白さ、が劣っているので減点1。 この本が文学少女の前に出ていたら五ツ星なんですが後なんでね… 惜しい作品ですがそれなりに面白いので是非とも読んで下さい。ビブリア好きなら文学少女は絶対読むべき。 | ||||
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古書になぞらえた謎解きに加え,本巻ではその古書店の女性主人が深く掘り下げられ, 彼女の『ワケあり』な過去を匂わせながら,三つの短編でそれぞれの物語が描かれます. 特に,これまで好印象に映っていた静かで儚げな様子や本への溢れんばかりの愛情, 少し不器用な青年とのやり取りなど,てっきり穏やかに進むものだとばかり思いきや, 彼女の奥底でくすぶり続けていた,自らによって語られていく『過去』と『宣言』には, 予想外の驚きがあったものの,青年との関係も含めこれからの広がりが膨らむものでした. ただ,2冊目のせいもあるのでしょうが,説明的な言い回しは前巻に続いて少し気になり, 他にも,彼女の豊かな胸についての描写が多かったのも,コメディタッチではない本作で, しかもいささか重たい雰囲気だった本巻からは,場違いというか浮いてるように感じました. | ||||
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