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(短編集)
ビブリア古書堂の事件手帖2 栞子さんと謎めく日常
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ビブリア古書堂の事件手帖2 栞子さんと謎めく日常の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全145件 81~100 5/8ページ
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毎回、青少年期に読んだ本が出てくるので懐かしく思っていた。が、今回はびっくり、「時計仕掛けのオレンジ」はキューブリック版しか読んでいなかった。 当時のメディアミックスは映画と文庫だった。本国原作初版との相違に全く気付かなかったのだ。改めて読んで驚いた。米国映画はハッピーエンドがお決まりなのに、この映画だけは救いようが無い結末が印象的だったのに…。 フランダースの犬でも、最後にネロを虐めていた連中がワビを入れてハッピーエンドにするくらいお気楽な国なのに…。この本読んで良かった。死ぬまで、知らないところだった | ||||
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両方が口下手となるとなかなか進展しないものですね。 しかも両方が天然鈍感となるとなおさら。 大輔の昔の恋愛の話や 栞子さんの母の話も出てきて、 二人について深く知ることが出来る。 文学少女は本の物語を題材にしているのに対して この本は本の内容と同じように登場してくる本の 「本質」を題材にしているんだ。 僕はそんな風に感じました。 「古書とのつながり」が栞子さんと いろんな意味でつながっていくというテーマも良かったです。 | ||||
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福田定一といえば司馬遼太郎の本名だったし、足塚不二雄とは「手塚治虫の足下にも及ばない」という意味を込めた、藤子不二雄の初期のペンネームだった。相当な読者家でなければ目にしない作者の(太宰治以外は)レア本を並べた前巻に比べ、第二巻では少し目線を下げ、読者を古書の魅力に誘っていく。 古書に託された思いと栞子さんの謎解きがこのシリーズの二本柱なのだけど、次第に後者は少し後ろに下がっていく。第一巻のような名推理連発では続かないだろうし、無理をして牽強付会になっていくのも読者の本意ではない。私としては、古書に隠された思いに触れることができれば充分かな。 次も楽しみ。そして、でき得れば栞子さんのように、本に埋もれる生活を送ってみたい。 | ||||
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1巻目から感じている「語り手」である五浦大輔という人物の面白さが シリーズの下支えになっている。2巻目を手に取るということなので、 前巻の五浦大輔について、ちょっと考えてみると彼は結構かっこいい 人物であるというのが分かる。彼の出生、命名の秘密が前作で明らかに なったように、親戚(犯人)がモデル並の容姿である。背が高いので鴨居 に頭をぶつけるし、柔道経験者で相手を制圧する技術がある。小説が一人称 なので彼は「語り手」として、自分の容姿については謙虚で「いかつい」 「目つきが悪い」といったマイナス評価しかしないが、相当ハンサムである。 一般的に、作家は登場人物の命名に相当気を遣う。深い意味が隠されている場合もあり、 実際漱石の「それから」の代助にちなんで、祖母から拝命されているというメタな理由だ。 このシリーズを読んで色々調べてみると、漱石には11歳離れた頭の良い美貌の兄大助がいた。 随筆「硝子戸の中」(36)で「兄は色の白い鼻筋の通った美くしい男であった。しかし顔だちから云っても、表情から見ても、 どこかにけわしい相を具えていて、むやみに近寄れないと云った風のせまった心持をひとに与えた。」とある。 しかも、この大助兄さん開成校(東大の前身)で上級生(男)に艶書(ラブレター)をつけられたとあり、風呂で気まりの悪い 思いをして困ったとある。全集に随筆が収録されていたので、大輔の祖母も読んでいたはずである。 漱石はこの長兄を慕っていたらしく、出産後の奥さんに宛てた手紙では「名前も考えると難しいけれども、 どうせいい加減な記号だからわかりやすくまちがいのない名前でいい。男児なら直一とかつけたらどうか。 また代輔、これは死んだ兄の幼名だが、それでもいい。」とある。 大助(代輔)⇒代助⇒大輔というメタメタな理由、思わずニヤリとしてしまう。 さて、今巻で大輔くんの昔の恋人が出てくる。なんだやっぱりもてるんじゃないか。 しかし、昔の恋人も店長も、自分の身の上話をしないので、大輔を苦しませる。 愛人の子だったり、失踪した母の子だったり、父親や母親と仲が悪かったり、 そういう女の子に好かれてしまう大輔くんまったく名前負けしていないのが面白い。 | ||||
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1、2巻読んで、すでに結末までの筋道が予想できる展開になってきましたね。 「事件手帖」をつけているのは大輔、さらに「ビブリア古書堂」の中でも大輔にとって最大の秘密は栞子にまつわる事なので… 古書に関するエピソードはメインの流れに関する枝葉ではありますが、このシリーズの読者にとって興味をそそられるのはむしろこちらの方でしょう。 つまり、古書に興味を持つ読者にとってはメインストーリー(栞子にまつわる秘密)に重みを置いた巻(話)ほど欲求不満(=内容が薄いと感じる)となり、そこがこのシリーズの評価の分かれ目となります。 個人的には、メインストーリーを先延ばしにしようとする雰囲気により栞子のキャラを損なっている(ただの秘密主義にみえる)印象を受けたので☆−1です。 | ||||
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栞子さんのお母さんの存在がでてきて、展開が面白くなってきました。 今後どういう展開になるか気になります。 | ||||
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北鎌倉の古書店。 古書にまつわる洞察力はとび抜けたものを持つ、美人店主。 その助手を勤めるのは、地元でくすぶる本好き青年。 ただし、青年は本を読むのが苦手。 店主は人と口をきくことが苦手。 そんな二人が、古書にこめられた秘密を紐解く物語りの第二弾。 前作に引き続き、古書の知識がまったく無くても楽しめる内容になっていました。 今回取り上げる古書は、 映画で知られる、『時計じかけのオレンジ』の裏ストーリー。 司馬遼太郎の昔話。 藤子不二雄のまんが道。 各分野で根強い人気を持つ作家を扱いつつ、本編を徐々に進める手法は、 それぞれのファンを魅きつけることにも、十分効果的かと思われます。 古書に関する予備知識を取り込みつつ、 本書では、店主の過去へとじわじわと寄り添って行きます。 美人店主と古書堂の謎を、大きく膨らませながら次作へと誘う手腕はさすがです。 古書というものは、その本ならではの物語を持っている。 そんな著者の想いを存分に発揮している第二弾。 映画ファン、歴史小説ファン、漫画ファンをも取り込む、 色とりどりな一冊になっていました。 | ||||
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とても面白いです。 前巻は短編連作ミステリ風でしたが、 本巻は栞子さん本人の話も沢山盛り込まれており前巻とはまた違った趣があります。 ビブリア古書堂の二人が単なる探偵役でストーリーの進行役になってしまう事なく、 しっかり本編として語られるので ぐっと二人への愛着も沸きましたしこれからの展開も気になるところです。 | ||||
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「1」と同様、古書店店長の栞子が推理して、店員の大輔が奔走する。 サクサク読めるのは同様。 展開や推理力に無理があるのも同様。 内容も、「1」と同じく、ハートウォーミングな話かと思いきや、やや重い内容となっている。 果たして、栞子の母親は「悪い人間」なのか? 「3」が気になる所である。 | ||||
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書名から推察して、いわゆる推理小説、ミステリーを期待すると おそらく肩すかしをくらいます。 前巻を読んだときの自分がそうでした。 しかも本書は、前巻のクライマックスにあたるようなサスペンス、 推理もの的な大仕掛けをズバっと切り捨てています。 ちょっと驚きましたが、その決断は奏功しているのではないでしょうか。 この世界観とキャラクターに殺人や犯罪は必要ない気がしました。 ジャンルとしては推理ものではなく キャラクターものであり、恋愛ものである、と。 そう考えればスッキリ読むことができます。 主人公の思いがヒロインに伝わる瞬間は来るのだろうか? 右にいったり左にいったり、本書を読んでのハラハラドキドキは そこに集約されているように感じました。 たとえが古くて恐縮ですが 「めぞん一刻」でヒロインの響子さんに想いを寄せる 五代君のことを思い出したりしました。 | ||||
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1巻を読んでそれほど面白いとは思わなかったのですが、軽く読めるのとなんとなくその後が気になり読んでみました。 この第2巻では古書店の女主人がいよいよ退院して店に復帰、店員のマッチョ青年と共に古書の買取業務などもしながらという日常で物語は進みます。 いい意味で前作の雰囲気をそのまま受け継いでおり、全体的に穏やかに、時に赤面するような恥ずかしさ(若者向けという意味で)を感じながら軽く読むことができました。今回は女主人の過去にも触れられておりだんだんこの世界が深く広くなっていきます。それでもまだまだ物足りませんが、さらに巻を重ねていくにつれて名作に化けていくかいかないか、というところです。 軽く読めますし退屈しないので、通勤通学の間ちょっと読むのにおすすめです。 | ||||
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純粋な感想として、物語の構成や登場人物が魅力的なのはいうまでもなく 舞台設定や作中登場本のチョイスにもただならぬセンスを感じます。 そしてつづきが気になる作品というものはやはり良いものです。 | ||||
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1作目に続き、面白かったです。 主人公との今後の展開が気になります。 本と本の実際のおはなしに関しても、 相変わらず知識が散りばめられていて、興味深く読みました。 主人公との今後の展開も気になるところです。 | ||||
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第一巻に続き堪能しました。古書を題材とした短編ミステリーで、前回このような手法の新鮮さを楽しみましたが、今回は主人公の俺,大輔と店主栞子の間に淡い心の交流が芽生えてゆくという短編を繋ぐ話の伏線があり、作品としてより洗練された感じがしました。 これからどんな本のミステリーが展開するのか,二人の恋が実っていくのか、次巻が今から楽しみです。 | ||||
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本書では、いきなり私の好きな本が登場する。 桃源社版国枝史郎「蔦葛木曾桟」がそれだ。 そして、単なる前振りかと思ったら、けっこういい感じでストーリーに絡んでくれる。 また、それ以外でも司馬遼太郎「豚と薔薇」やら足塚「UTOPIA」やら、実にうれしい作品が登場する。 そして肝心のストーリーは、五浦くんのほのかな思いとともに、少しずつ少しずつ進展していく。 本に関わるロジックは相変わらずだが、栞子のベールが少しずつ剥がれていく。 そして、五浦くんの何とも微笑ましい態度。 ほんと、誰かに勧めたくなる気持ちが良くわかるね。 私的には登場するのが本好きの人物ばかり、というのがまたうれしい。 もう少しせどり屋とかの周囲の人物たちが絡んでもいいんじゃないか、とは思うが、それは次巻に期待しよう。 いや、今まで読まなくて、実にもったいないことをした。 評判になったときに、すぐ読んでおくんだった。 こんなに本好きが落ち着く内容だとは、思っていなかった。 次巻は刊行されたらすぐ読むよ! | ||||
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「1」の時にも感じましたが、連作短編といっても各話の登場人物やエピソードが絶妙に絡み合っているため、 ぶつ切り感やマンネリ感がなく、常に驚きと新鮮さをもって読み進めることができます。 司馬遼太郎、名前は知っていてもちゃんと読んだことがなく恥ずかしい限りですが、 五浦くんが同じ立ち位置でいるので、彼と一緒に「へぇ〜」と感心しながら教養を身に着けた気分に浸ってます。 主人公2人の過去や人物関係も少しずつ明かされ、物語世界は深みを増してきました。 すでに3巻の刊行が決まっているようですが、これはとってもうれしいです! 少しずつ距離を縮めていく二人と新たな古書との出会いを、温かく見守っていきましょう。 | ||||
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新幹線の駅で消去法で購入しました。ある意味ジャケ買いです。 「2」なのに気が付かず(1は読んでいませんでした)、 暇つぶしになるかなくらいの気持ちで読み始めたのですが、 ところがところが、なかなかの読み応えがありました。 ちなみに「1」を読了していなくとも大いに楽しめます。 北鎌倉の古書店を舞台に、可憐な女店主とそこで働く主人公の青年が、 古書にまつわる謎を解き明かしていきます。 その古書が『時計じかけのオレンジ』だったり福田定一だったりとオツなのです。 古書に詳しい方であればネタバレの危険性もあるでしょうけど、 一般の読書好きであれば読みやすく驚きもあって楽しめそうです。 本屋大賞にも選ばれたこのシリーズの人気の秘密は、 博覧強記で浮世離れで容姿端麗でスタイル抜群という、 やや無理のある?女店主のキャラクター設定にもあるのでしょうね。 主人公との予定調和的なロマンスも、さほどストレスなく読めます。 対象年齢は若めでしょうけど、ご年配の方も堪能できる気がします。 | ||||
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登場人物もしっかりと特徴がありこの本は、本の中に本の話がある感じが凄くした。その本の話で事件を解決策を広い集める。なんともこんな発想が思いつくとは、筆者さん…苦労しただろうな〜、また、本を1冊読んでいるだけなのに色々読んでいる気がします。 また、栞子さんと主人公の関係にも凄く興味が湧きます。 また、設定も鎌倉とかなり現実的に再現していて良い!! まぁまぁとにかく面白いです。 興味のおありな方は、一度手に取って読んでみてください 買って損しない作品です。 | ||||
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以前「ビブリア古書堂の事件手帖」を読んだ。なんとなくピンとくるものがなかった。 しかしパート2になって、その認識は一変した。 ゆるーい感じだが、内容も登場する古書の知識もしっかりしている。 帆のかな恋模様も伏線に敷いてある。 OK!これならお勧めです。時間が出るのを今から楽しみにしています。 追伸::「ビブリア古書堂の事件手帖」を読み返します。 | ||||
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それでも面白かったです。 相変わらず栞子さんは魅力的ですし、気が付くと主人公もキャラがかなり立ってきています。 作者が「いよいよ本編」という通り、物語がどんどん展開していくのでしょう。 この春に発売予定の第三段が非常に楽しみです。 | ||||
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