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メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット
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メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオットの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全95件 81~95 5/5ページ
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私自身は、MGS3をプレイし、そこでMGSの世界観に惹かれました。 PS3を持っておらず、MGS4もプレイできなかったのですが、この作品の存在を知り、読んでみました。 この作品はオタコンを主観として描かれており、MGSにまつわる物語を詳細に描き出しています。 今までMGSシリーズのプレイ経験に関わらず、シリーズを通してのストーリーがわかるように書いてあるのが非常に魅力的です。 読み初めでは中々人間関係を把握することが難しかったのですが、読み進めるにつれて世界が明るくなっていくのがわかりました。 MGSに触れたことのある人でも、無い人でも楽しめるこの作品。 MGSの世界観に興味を持ったようなら、お読みになることをお薦めします。 | ||||
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MGSシリーズは全体を通して一つのドラマになっています。 そのドラマの中心にいるのはもちろん『彼』ですが、『彼』を取り巻く全ての人物(友人・知人・敵etc)がそのドラマの脇をしっかりと固めています。 その『彼』の最終任務となる物語を小説として書き上げられた本作、作者の伊藤さんは残念な事に御逝去されてしまいましたが、伊藤さんがこのMGS4に対して綴られた思いが私の心に染みてきます。 オタコンを語り部とする事で、ゲーム時とは違った視点から観る事が出来、且つ、ゲーム時では語られなかった場面をも綴って頂けました。サニーのその後の人生等は正にそうですね。 オタコンの語りには涙が出そうになりました。オタコンは『彼』と共に最も長く戦争を生き抜いてきた『英雄』であるが故に、その言葉には深みがあります。 ゲームをプレイした事がない人でも結構です。一度読んでみて下さい。生きる事のありがたみが今一度わかります。 | ||||
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メタルギアソリッドはかなり凝っていて複雑で社会派であったりと、 ただの「ゲーム」という言葉では片付るわけにはいかない作品だと思っていました。 でもゲームをしない人からしたら単なる殺しのゲーム(何も知らない人からしたら麻酔銃使ってても 頭をぶち抜いてるように映るらしい…)と思われるし、ストーリーが複雑で全てを理解するのは 難しいところもある。 という訳で待望の小説化で文庫化。しかも伊藤氏。 ただのゲームのノベライズとしてではなく1つの「小説」として描かれたこの作品。 既に完成されたシナリオありながら、作者なりの描き方をすると。 長編2作目の新人とは思えない。作者のオリジナル要素がありながらも、紛れも無くMGSである。 元々自分が作ったものではないのに、MGSに対するハンパない理解力。 それによって「小説」としても完成したわけですね。 出来ればMGSシリーズ全て、伊藤氏に小説化してもらってそれを読みたかったのですがね。 1つだけ、あえてBB部隊は出さなかったようですが、ちょっとだけでもBBとの戦いが読みたかったかな。 | ||||
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偏屈な考え方かもしれませんが私はノベライズというと、ただ淡々とストーリーが進む味気ない小説だと思っていました。 そんな私がこのMGSのノベライズに手をだしたのは、同著者の‘虐殺器官’を読んでからです。 あまりに繊細で緻密な世界観、そしてストーリー、私は一瞬にして伊藤氏のファンになってしまいました。 そこで、このノベライズを手に取ったのですが、読んでみて驚嘆の一言。オタコンから語られる一人の男の生き様は、強く、そして哀しく、時折、涙を堪えて読みました。 これは単なるノベライズではありません。 どうか、たくさんの人の手に取ってもらえたらなと、思っています。 | ||||
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同名ゲームのノベライズであり、単体で読めるSF小説となるように書かれている。このため、世界観や背景の説明も加えられており、ゲームをやったことのない読者(ボクの様な)に親切な設計になっていて、おおよその事情は理解できるのだけれど、やはり色々な出来事を積み上げてきてここに至っているので、これ1冊で背景を完全に理解できるかというと、それは難しいと思う。なので、ボクはこれを単体の小説として読む。 主人公はソリッド・スネークというコードネームを持つ、現在は軍に所属していないスニーキングのスペシャリストだ。過去、数々の世界平和を揺るがす事件を解決してきた彼は、ビックボスと呼ばれる、これまた英雄のクローンとして生み出され、今まさに、急激な老化と間もなく訪れる死に直面していた。しかし世界は彼を休ませてはくれない。因縁のある敵であり、同じくクローンとして生み出された兄弟であるリキッド・スネークの陰謀を打ち砕くため、戦場に赴く。 物語中で盛んに語られるのが「戦争経済」という言葉だ。戦場に立つ兵士たちはナノマシンを注入され、その行動は全て管理される。火器は完全に管制され、自由に撃つこともできない。この仕組みがもたらすのは、戦争の完璧なコントロールだ。 なぜ戦争を完璧にコントロールしようとするのか。モノが消費されなければ経済は発展しない。そして、究極の消費を生み出すのは大規模な破壊だ。しかし、その破壊が自分たちの社会を壊しては元も子もなくなってしまう。自分たちから遠く離れた場所で、自分たちが得をするように破壊が起きることが理想的だ。完璧な戦争のコントロールには、これを実現する力がある。儲かるモノが永遠に儲け続けることが可能な仕組みを作り上げることが出来るのだ。その代償として、永遠に傷つく者たちも存在することを許容するならば、だが。 ちなみにこの対極にあるのがテロリズムだろう。いつどこで破壊が起きるか分からず、コントロールできない。その戦火は兵器を提供している側にも及ぶことがある。だからこそ、抵抗の手段として選択する者が後を絶たないのだろう。まあこれも、それだけとは限らないのが難しいところだが。 ソリッドは自ら死期が迫っているのに、なぜ世界のために戦うのだろう。人は自分が死んだ後にも、何かを残したいと思うものなのかもしれない。しかし彼は子供を残すことが出来ないように作られているので、子供に何かを伝えるという形で実現することは難しい。だから彼は、スネークという虚構が生み出す全ての悪影響を完全に消し去ることで、逆に世界に何かを残そうとしたのではないだろうか。そしてその行動は、関わった者たちすべての中に何かを残して、消えていく。 | ||||
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ゲームは好きだけど、読書のきっかけが掴めない人、または、食わず嫌いの人にこそ、手に取って欲しい。僕自身をサンプルにすると、インテグラルとOPSはちゃんとプレイしたけど、その他は、プロモDVDを観ただけです。それでも充分楽しめましたし、よく1冊で物語を補完できたと感動しました。エヴァンゲリヲンも真っ青ですね。メタルギアをプレイして、読み方が解らない人は、活字を追いながら、脳内再プレイをしてみて下さい。あまり難しく考えず、ハスに構えず、焦らず、諦めず、マイペースで読むと臨場感を感じます。読了できたら、快感ですよ。楽しめたら、今度は、同著の『ハーモニー』『虐殺器官』を同じように試してみて、そこから早川書房のSFジャンルに突入してみて下さい。無難なトコロでは、神林長平の『戦闘妖精・雪風』シリ-ズをオススメします。どうか、あなたの趣味に「読書」が増えますように・・・。 | ||||
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伊藤計劃氏の長編2作目。『虐殺器官』を読んだ後に、ずっと次作が出るのを待っていたが、出版されたときにゲームのノベライズと知り、ちょっとがっかりした記憶がある。 というのも、自分があまりゲームもやらず、このメタルギアソリッドのことも名前ぐらいしか知らなかったせい。出版されたとき、すぐに買ったんだけど、ずっと読んでいなかったのも、『虐殺器官』、『ハーモニー』があまりにもすごくて、ゲームのノベライズなんて、と思ったいたから。 でも、彼の作品がもう読むことができないと知ってからは、逆に、読むのが惜しくて読めなくなってしまった。彼が亡くなってちょうど一年。ようやく読むことができた。 あとがきを読むと彼がこのゲームにどれほどのめり込んでいたのかが分かるが、彼も書いているようにこの小説はゲームを知らない私でも読むことができる。もちろん、『虐殺器官』、『ハーモニー』に比べれば、ノベライズということの制約もあり、彼の奔放な想像力が十分発揮されているとは思わないが、ところどころに彼らしい戦争や暴力、ひいては人間に対する深い考察がにじみ出ている。 残念ながら、ゲームのノベライズとしての出来を語ることは私にはできないが、今となってみれば、このゲームのノベライズを伊藤計劃が書いたという貴重な出来事になったように思う。 これで、彼の書いた長編小説はすべて読み終えてしまったが、最近出た『伊藤計劃記録』が残ってる。彼の限られた文章を楽しみたい。 | ||||
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2009年に若くして没した氏の、「虐殺器官」「ハーモニー」の間に位置する隠れた長編作品。 急激な勢いで老化する伝説の老兵の最期と、彼を取り巻く「戦争」について語られた物語。 元となったゲームは老兵スネークの立場から語られて行くが、小説は彼の親友である科学者の立場から語られて行く。 人気ゲームのノベライズであるが故に、過去作を経験していないと分からない用語なども多々あり、確かにこれ単体で物語を把握するのは難しいと思われる。 が、それで食わず嫌いしては勿体無い。 ありきたりな言葉では語られない「戦争」と「平和」、「運命」、そして「死」。 とても複雑な世界で、己の運命に翻弄されつつ、しかし何かを変えて死んだ男の物語。それは、僅か二作で小説の世界を広げ、しかし呆気なく死んでしまった作者の姿と重なる。 氏、そしてメタルギアシリーズのファンのみならず、現代で生き方に迷っている人達に是非読んで頂きたい。 | ||||
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MGS1〜4まで制覇したファンです。MGS1では、ゲームシステムやキャラなどが斬新ですぐに夢中になりましたが、なによりエンディングでは感涙でした。当時は中学生でしたが、あの感動はいまだに忘れられません。MGS4のプレイも完了し、これを機に「想い出」が欲しいと思っていました。 確かに、ゲームとは若干シナリオが異なりますが、また違う角度から見ているみたいで楽しめました(ゲーム版では変更になったんだぁ〜と思うくらいです)。それに、随分しっかりと書き込んでいるので登場人物の感情や情景もよくわかります。著者の力量もなかなかです。彼の別の作品「虐殺器官」もつられて購入しましたが、紛争とその軍事行動や装備がよく書き込まれた作品でした(筋と落ちも想定外で良かった)。どうりで上手いもんだ、と感じたものです。 MGSのファンなら、その完結編として保存版として手元に残されてはいかがでしょう。PS、PS2、PS3いらずですよ♪(私は、MGS4ゲームソフトは売りました)。 | ||||
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PS3は買わないと誓いつつ、このシリーズの結末だけは知りたいと思っていた矢先にこの本の存在を知り、他の方のレビューを見て、買いました。 自称「小島原理主義」という、著者の作品なだけあり、原作の世界観やキャラクターをしっかり再現してあり、メタルギアシリーズの大ファンの自分にも大満足のいく内容でした! もし、私のようなPS3を持ってないメタルギアシリーズファンの為に、この本が出版されたのだとすれば、コナミ(角川?)やるなー!て感じです! | ||||
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MG1からMGS3まではプレイ済みですが、MG4は未プレイです。しかし、逆にゲームでの大筋を知らないため、単によく出来たスパイ小説として十分に楽しめました。実際のゲームではスネークもあれほど老いぼれのぼろぼろにはならないんでしょうね。(なっていたとしたらとてもまともにプレイできないでしょう。) ちなみに文庫版の‘メタルギアソリッド‘(シャドーモセス島編です。)もお勧めです。 | ||||
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買ってよかったです。 確かにゲーム本編とは違うところがありますが、面白かったです。 個人的にはゲームの補完にもなりましたので読んでよかったです。 またゲームがやりたくなりました。 | ||||
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他の方のレビュー通り、期待通りの内容でした。 しかし、やはりMGS4の内容を一冊にまとめるには無理があったようでサクサク進みすぎのような気がします。ゲームでの山場も特に盛り上がることもなく何となく終わった、という感じで少し拍子抜けでした。 とくにドレビンがスネークを嘲笑した、というのが今だに納得できず。ゲームにもあるシーンだったのですが、それは嘲笑ではなく苦笑という表現のほうがぴったりな場面でした。 月光の描写もゲームとわずかに異なったり登場人物の性格がおかしかったり。 大筋から外れずにストーリーを微妙に変える点は良かったと思いますが設定を変えるのはどうかと……。 なんだかムービーの脚本だけ見て作ったのかなぁと感じました。 ただ、それは私が卑屈に読んだらの感想でして、全体的にみたら素晴らしい本だと思います。気になった点を書きましたが、個人的には大満足の☆5つです。 | ||||
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ゲーム未プレイでのレビューであることをお断りしておきます。 過去のシリーズは全てプレイ済みにも関わらず、 PS3が買えずにMGS4を諦めていた矢先のノベライズ化発表でした。 正直、嬉しい反面かなり心配でした。 小島監督の生んだ物語が別の語り手によって綴られる。 果たしてメタルギアらしい小説になるのだろうか、そこが心配でした。 そして期待と不安を抱えながらフタを開けてみると、 そこには確かにメタルギアだと呼べる小説がありました。 スネークは変わらずスネークでしたし、オタコンはやっぱりオタコンでした。 メタルギアの完結編のノベライズ、それに相応しいものになっています。 全ての謎が明かされ、スネーク達の物語は終焉を迎えます。 これで全て終わりかと思うと、ファンとしては寂しい限りですが。 小説でメタルの完結編を味わいたいというファンの方、どうぞ。 | ||||
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オタコンを語り手としたMGS4の小説です。 あの時彼らは何を想ったのか、彼女たちは何を感じたのか。 それらが丁寧に書かれていて、とても好感を持ちました。 文章力があり原作に忠実なので、読んでいる内にムービーが脳内再生されて流れるように読めます。 また、物語の展開上不要だったBB部隊を上手く削りつつ「戦争が人を獣にする」ことをちゃんと補完してあったので安心しました。 ただし、原作に忠実と言っても脚本を小説に起こしたらしく、所々ゲーム本編とは違うシーンもありました。 制作中に変更があったんでしょうか? 最後の闘いだけは、本編通りが良かったなあと思います。 | ||||
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