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メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット
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メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオットの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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主人公以外の人物の行動はただ不可解で、行き当たりばったりにしか思えません。 この本の外のゲームを体感している人には、ゲーム世界の理解が深まって良いかもしれませんが、ゲームを体験していない人には全然面白くありません。 | ||||
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本書はゲーム〈メタルギア ソリッド 4〉のノベラズ。著者は伊藤計劃(1974 - 2009)氏。 評者は伊藤氏のほかの作品をおもしろく読んだので、本書に手を出してみました。そのため《メタルギア》シリーズのゲームを一切プレイをしたことがない立場からのレビューです。 結論を言えば、本書は《メタルギア》シリーズのゲームプレイヤー向け。ただ著者のファンであれば、他作品との共通点も見出せますし、著者のあとがきと、本シリーズのゲーム監督の小島秀夫氏による著者への追悼文は一読の価値があるかもしれません。 読み進めて最初の印象は、説明文が多いということ。なんらかの人物や機関の名前が出てくるたびに、それらの設定や経緯が説明されるのですが、それが非常に疲れます。しかし説明がないとゲームプレイヤー以外は理解できないため、読み飛ばすこともできない。そのあたりはジレンマでした。 展開もかなりご都合主義的。前に死んだはずの人物が、じつは生きていたという展開が多すぎます。ほかにも、ほとんど匿名と言って良い人々はあっさりと死ぬ一方で、主要人物はどんな窮地に立たされても死にません。また、展開が目まぐるしく変わるのですが、脈絡に関係なく二転三転するので、一気に置いてけぼりをくらいます。ゲームにおけるリアリティでは問題なかった要素が、小説におけるリアリティの水準では無理があったからだと思います。 もちろん以上の事柄はほとんどゲームのノベライズであるため仕方のない点ではあります。ですが一個の独立した作品として考えたとき、評価はできませんでした。 亡くなった著者の病気を考えると、あまり揚げ足をとりたくはないのですが、文章も明らかに推敲不足です。とくに視点と人称の切り替えがあまり雑すぎます。 ただし本書の細かい設定やガジェットは、著者の『虐殺器官』などにも通じるものがあります。そのため《メタルギア》シリーズが著者に与えた影響がおおきかったことがわかるので、著者のルーツのひとつをうかがうことができます。小島氏の追悼文も涙腺をゆるませるものがありました。 | ||||
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小説のつもりで読んだらまったく面白味がなく、途中で放り出した。伊藤計劃の他の作品はいずれも面白く、その才能は惜しんで余りある。この作品は少々ガッカリしたが、ゲームの筋書なのだから、仕方ないのだろう。 | ||||
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伊藤氏の著作、虐殺器官、ハーモニーに続いて三冊目です。 メタルギアは3までプレイしました。 以下、読後素直な感想です。 まず、著者の伊藤氏はメタルギアの熱心なファンだそうです。それは物語各所や細部に見受けられはしました。ですが、情熱が過ぎる余り小説としては全編に渡り大変読みづらく、冗長な感じが終盤まで続き、氏の特徴である一人称が逆に目に余り読後感はただただ疲れてあまり良いものではありませんでした。 ゲームが原作であり、情報量のある作品だとは理解していますが人物描写以外はダラダラと長いゲームのログを読ませられている気分になり、ひたすら辟易しました。 緊張感がひたすら持続する構成なのでどこか箸休めが欲しいと痛感しました。創作における消去、省略の要素がこの著作には決定的に欠けている点だと思います。また無意味な表現のリフレインがあまりにも目立ち、感情移入処かイライラばかりが募る程でした。 作者のあとがきに読者がまた読み返したくなるように、とありましたがその願いは私個人としては丁重にお断りしたいと感じる作品でした。 | ||||
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伊藤さんには悪いのですが、MGS4の脚本をそのまま載せるか、小島監督本人が書き下ろしたほうが面白かったんじゃないかと思います。 | ||||
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作者が違えば本人の意識が介入してくるのはしょうがないけど、この作者は勝手に何か背負ってるの? ひどく感傷的すぎて読むの疲れた。ただ細かい描写は上手で好き。 | ||||
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主人公が意外にも衰えていて弱い。 伝説の強者なのだろうが本作中ではとても脆弱だ。 なにより文章が読みずらい。くどい。 全部説明しちゃっているのです。 「メタルギア」のことは全然知らない私がこんなことを 書いたら叱られるでしょうが、面白くありませんでした。 傑作を次々と世に出し、人々に大いなる期待を抱かせ ながら惜しくも、若くして世を去った作者の出世作と言われている本作。 世界観がほぼ出来上がった、広く認知された戦闘ゲームの小説化。 大きなプレッシャーと至難の作業に、豊富な言葉で応えた作者。 気合いが空回りしてしまったのか?残念。 | ||||
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「虐殺器官」と「ハーモニー」が傑作だっただけに期待しましたが、非常に残念な出来です。 本書には大きな問題点が2つあり、読み終えるのに苦労しました。 一つ目は視点(人称)がひどく混乱していること。 ある人物の一人称から唐突に別の人物視点に切り替わり、今度は他の人物の独白になったかと思うと、急に三人称になる、といった調子です。 二つ目は各種の設定が複雑すぎること。 ただでさえ登場人物が多いのに、それぞれがバックグラウンドストーリーを抱えており、様々なアイテムの解説とあいまって、全編に渡って説明の羅列になってしまっています。 連綿と続いている大作ゲームのノベライズなのでやむを得ない部分もあるのですが、いずれにしてもゲームをプレイしていない人には説明不足ですので、「知っている人向け」に割り切ってしまった方が良かったのではないでしょうか。 上記の問題点により折角好きなキャラクターが登場しているのに感情移入ができない上、ストーリー自体も間延びした緊張感のないものになっってしまったようです。 素材が素晴らしく、技法も凝っているのに、基本が出来ていない、いわば生焼けの料理を出された気分。これでは(私は)消化できません。 執筆に関する諸事情はわかりませんので純粋に作品を読んでの評価ですが、もしかすると伊藤先生は一人称以外は不得手なのかな、と思いました。 | ||||
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