■スポンサードリンク
消失グラデーション
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
消失グラデーションの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.65pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全54件 41~54 3/3ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
エンタメ系の新人賞受賞作で『このミス』上位にランクインするのは最近では極めて 珍しいので読んでみました。 私自身が青春推理が好きなのでやや判官贔屓が入るのですが、総括すると上質のミス テリーだと思います。 最近はベテランの作家さんも薄っぺらい文章を平気で上梓しますが、この作品はそれ ぞれの心理描写がよく描かれていて好感が持てました。 最近は年の所為か『本格推理』に脳内作業が追いつかず、敬遠するきらいがあったの ですが、これは本格とはいえ鼻につくほどの展開ではなかったので読み易かったです。 このようなラストのどんでん返しもアリなのでしょう。 『葉桜』以来感じた事のなかった軽い衝撃でした。 次回作を期待しましょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
構成があまりにひどい。 ご都合主義もここまで来ればあきれるしかありません。 人物造詣にも深みがまったくないし 全体の完成度が低すぎです。 トリックにも不備があるし、 それがまた信じられないような不備。 これがプロの書く作品?と目を疑ってしまいました。 何度も読むのをやめようかと思ったぐらいです。 最後まで読んで思った事はひとつだけです。 時間を無駄にした。 心の底から思います。 買って損をした、と。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
序、終抜きにして8章の構成で、確かにトリックとしては斬新な感じだとは思った。 けど、7章の最後辺りで、最初の人物紹介と矛盾する情報に転換するのは頂けないかな。 とどのつまり「解りにくい」小説だった。 違う方も書いているが、帯に書かれたそりゃもう有名な作家さんが言うほど面白くはないかな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
中学生ー高校生向けといった感じです。 デビュー作ということですが、派手な帯文句で売らんかなの姿勢が却って期待はずれとの評価につながる気がします。 内容を整理し、2/3ぐらいの長さにすれば読みやすくなったのではないでしょうか。 他のレビューにもありますが ・展開が強引 ・トリックに難あり ・文章が稚拙 というか、最近の流行にあわせたように思えます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
243pの14行目に誤植が見つかり、失踪中の人物がその場所に 存在しているように書かれていたので、角川グループ受注センターに問い合わせました。 担当者の方が編集部に問い合わせてくれ、折り返し誤植だったと返答がありました。 12月の版から訂正するそうです。 今まで多くのミステリを読んできましたがこんな大事な場面での誤植は初めてです。 内容も、トリックは意表をつきますが洗練された感じがなく 学園ものなのに高校生の会話が老成していて違和感がありました。 横溝正史賞の選考委員の方は絶賛していますが、 多分、自分のライバルになる作家ではないという安堵からではないでしょうか。 購入する前に図書館で借りることをお勧めします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ふらっと本屋で物色してたら、帯に 「横溝賞史上、選考委員最医大の賛辞!」 「歴代受賞作の中でも三本の指に入る逸品!(綾辻行人)」 「間違いなく、わたしが読んだ中で最高の傑作である。(馳☆周)」 「繊細かつ大胆な展開、”真相”の波状攻撃、そして驚愕の結末」 とかもう、大絶賛。いやさ、帯で絶賛なんてよくある話で、買った読んだら糞でしたなんてことはざらにあるわけで。「どーせアレ書くのも商売だろ。ていうか綾辻はマージャン打ってないで小説書け」とか思ったのですが。 しかしながら、あまりの絶賛ぶりに「むしろこれやりすぎじゃね?」というのに惹かれて買ったら大当り。 内容的には、学園青春本格ミステリー。色々オモシロ要素突っ込んで、うまい具合に綺麗にまとめた傑作でした。 ただし若干ラノベチックな文章。図書館戦争とかあっち系。個人的にはこういうのも好きなので全く違和感無く読めましたが、あれが駄目な人は、もう文体で駄目だと思う。 また、本作は「極上のミステリー」であるが、「極上の本格ミステリー」では無い。 Whodunit,Howdunit,Whydunit,そこらへんに重きを置くようなタイプの読者は肩透かしを食うだろうと思う。 何も考えずに読んでうひょーうひょーと素直に驚くのが、本作の正しい読み方だと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
女子バスケ部員がクラブ棟の屋上から転落し、その後姿を消してしまう。事故か自殺か殺人か。被害者が消えてしまっているため終盤まで真相が分かりません。この女子バスケ部員消失事件がこの作品のメインです。 この事件の真相を男子バスケ部員の主人公とその友人の探偵役が、独自に調査していく作品です。バスケ部員の青春ものとミステリを合体させた内容です。 主人公が実は○○だったという真相は、読んですぐに分かりました。文章がストレートすぎてどう考えてもそうでないとおかしいと序盤で感じてしまいました。しかし、他の登場人物も実は○○だったという真相までは分かりませんでした。登場人物の実像と事件が密接にかかわっていて小説ならではの楽しみが味わえる点は非常に良かったです。 難点を一つ上げるならば、登場人物の1人(ヒカル君)がオールマイティキャラで、この人物がいるおかげで何でもアリになってしまう展開は、ミステリ的にリアリティを大きく損なう原因になってしまっています。ただし、このキャラがいないと事件自体が成立しないため、そこを読者が受け入れられるかどうかで作品の評価が変わってくると思います。 この作品を読んでない人には良く分からないレビューになっていると思いますが、あまり先入観にとらわれずにストーリー紹介も読まずに読むことをお勧めします。 アニメ化は可能だと思いますが、実写化は難しいと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
惜しいなぁ。 ヒカルくんをもう少し生かしきれていれば、 全体調和が完成するのに。 ヒカルくんの背景に、納得できる重厚感と 実はこいつだったのか、なんて真相が絡んでくれば、 タイトルの科白も楔になりえたのだが。 既読感があるネタとはいえ、「イマドキ」の 高校生学園風設定と「伊坂」風会話をそれなりに 散りばめ、トリックと意外性を充填した今作。 読み進めるうちに積り積ってくる違和感を、 最後は、強引ながらうまくまとめた。 「消失」の真相に至っては、熟読すると 自明なのだが、前提がひっくり返ったときに マッチする、程よいトリックといった塩梅。 ふりがなをふってきたタイミング・・・。 それはそれでいいとして、今作の妙味と言えるのは、 青春期の葛藤や絶望、存在感と自己犠牲を 「グラデーション」という言葉で、「成長」に 置き換えてうまい具合に味付けされた点だ。 「物事が段階的・時間的に変化すること。」 作風は「イマドキ」でも、「どいつもこいつも 全く・・・。」と感じても、誰もが通ってきた 道を、過不足なく料理した手腕は評価すべき。 原題は「リストカット/グラデーション」。 原題では、暗く、軽くなりがちなイメージを 方向転換したかったのかな。 概して、帯ほどの満足感はないにしても、 ラノベでもなく、本格までもいかないが、 バランスのとれた読みやすい秀作である。 さて、デビュー作にて自らハードルを上げて しまった作者、次回作を期待しているでよ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ネタバレにならないように評価するには難しい作品である。最後の数十ページで物語の展開がガラリと変わる。その点では綾辻行人氏他の推薦文は間違いではない。ただ、「それはないだろう」と言いたくなるような唐突な変化である。 ミステリーとして評価するとすればどうだろうか。どことは明確に言えないが(これもミステリーならではの制限)あまりにご都合主義的なところが多すぎる。伏線のはりかたが稚拙で強引。 導入部分も不自然にエロティシズムをかもしだそうとしていただけない。 横溝正史ミステリー大賞の名が泣く | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
かなり前評判が良いです、この作品。だから読んでみました。ストーリー展開は悪くないです。けれど・・・ 結論:私は好きでないです。かなり不自然な収束。 読んで損はないです。しかし肩透かしにやられました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
某週刊誌にて、☆4つ半がつけられていて、書評者もお勧めされていたのですが、私には文章が合いませんでした。 選考委員の作家の方達は、文章は良いと思われたのでしょうか? トリックやサプライズは、よく考えられていますし、おおっ!と驚かされましたが、 いかんせん文章が、とくに会話が読むに耐えられなくて、途中の章を飛ばしてしまいました。 私は30年近くミステリを読んできましたが、ここ最近はこうした文章が合わない作家さんが 増えてきました。時代なんでしょうね。 今の若い方達は、違和感なく読まれるのでしょうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全体として、うまく構成され纏まった作品だと思います。 展開が隙間なく詰め込まれているため飽きることなく読み進めることができました。 ただ、登場人物の配置がご都合主義的で、会話も「造られた感」が丸出し。だから結末まで読んでも、ただ予定調和の中に収まってしまったような印象がもったいない気もします。 ただ問題は内容よりも帯に書かれている内容。 「横溝正史没後30年目に現れた、傑作!!」 「間違いなく、わたしが読んだ中で最高の傑作である ―― 馳 星周 氏」 「繊細かつ大胆な展開、真相の波状攻撃、そして衝撃の結末」 ここまで書かれてしまったら、ミステリファンなら誰しも結末を推理したくなるものです。 その予想すらも裏切ってくれるほどの作品なのかと思いましたが、正直、結末が予想できてしまって面を喰いました。 ただ推理は面白いし、畳みかけるように暴かれる真相にはページを捲る手が止まりませんでした。多数の人物を書ききる筆力も、デビュー作としては十分でしょう。 しかし私がいままでに読んだ小説での最高傑作かと言われると、まったくそうではなく、ここまで過剰に持ち上げられた作者様がかわいそうに思えます。 新人離れした筆力と、斬新なミステリを書ききった、ただそれだけで充分話題になっただろう作品だったために、この帯については本当にもったいないと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
先入観を持ってこの本を読むと魅力が半減します。 これ以上レビューや書評を見るのはやめてさっさと買って読みましょう。 これからの作者への期待をこめて星は5つです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
横溝正史ミステリ大賞受賞作だそうです。大御所の作家さん達が絶賛しているだけあって確かにおもしろい。新人とは思えない文章力の上手さ、魅力的な登場人物のやりとりに魅了され、ぐいぐい読まされました。 でも肝心なミステリーの部分がう〜んって感じ…「間違いなく、わたしが読んだ中で最高の傑作である」と某有名作家さんは言ってますが、マジで?って思いましたもん…確かにこの謎解きは絶対にわかりません。読み返してみたくもなります。でも、このトリックはいくら何でも反則でしょ?しかもわかったとこでなんかしっくりこない…妙な違和感が残りました。しかし、今後が期待できる作家さんであることは間違いないです! 次作に大いに期待します! | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!