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(短編集)
D坂の殺人事件
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D坂の殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全52件 21~40 2/3ページ
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明智小五郎が初めて登場する有名な短編も入っているということからも、これはいい。だけでなく、いろんなプロット組み合わせで、夜ごと&日ごとうかうかしてられない!って感じの掌握ミステリー。 大正14年リリースのものが多く、あとは大正12年と、昭和4年にリリースされたもの。中でもこの昭和4年の「何者」がこの中では一番の長編モノで、一番いい。何者って、いったい何者?っていうのがミソ! | ||||
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本の真ん中らへんに妙な折れ目があったので星−1させていただきます。他は綺麗でした。 | ||||
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なかなか書店で探しても無かった品でしたのでAmazonさんの方で見つかって助かりました ですが 包装に少し問題があり せっかくの本に少し折り目が付いてしまいました 発送業者の問題なのかも知らませんが もう少し包装面を気をつけて欲しいと思いました さほど目立つ折れ目ではないので写真は載せません | ||||
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団子坂以外は記憶が無い・・・ 中高生の頃二十面相物はいくつか読んでいるのだけれども、 乱歩はそれ以外読んだ記憶があまりない。 ドラマで見るまで思い出さなかったからな・・・ でも、今の子供が読んでも時代背景が隔絶しているから判らないよね。 大人になって読み直してみるとそれなりに面白い物語だと思う。 著作権も切れたようなので、ちょっと乱歩も読み直してみようかな。 | ||||
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短編10篇が収められています。少々背景が古いですが、心理描写が細かくて、面白いですよ。いいです。楽しめます。日本語は丁寧で明快です。特に最後の4篇がドロドロしていて魅力を感じます。 二廃人 D坂の殺人事件 赤い部屋 白昼夢 毒草 火星の運河 お勢登場 虫 石榴 防空壕 | ||||
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明智小五郎登場のD坂など乱歩のアイデンティティがつまった作品集 | ||||
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最初に登場する明智小五郎はこきたない金田一耕助みたいだ。 いつからかっこいい明智になったんだろう。 わたしは天知茂がちらついてしまう。 これはずっと後の姿だ。 | ||||
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扱う時代背景はシーラカンス的だが、スリラーとしての構成は新鮮だし、著者特有の 読者に向ける得意顔にレトロを感じ面白かった。 | ||||
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乱歩の短篇10作品を収録。もっとも古い作品は『二癈人』で大正末期、新しいものは 『防空壕』で昭和30年発表である。戦後の作品はこれひとつだけだ。表題作はご存知 明智小五郎の初登場作で、意外な彼の素顔が描かれている。後にはクールな洋装の 紳士としてのイメージが定着するが、この頃は木綿の浴衣によれよれの兵児帯、髪は モジャモジャで、にこにこと愛想のいい庶民的なキャラであった。犯罪研究者かつ探偵 小説マニアの顔もみせる。事件は一応密室殺人っぽい設定だが、フタを開けてみると 微妙な真相である。後の乱歩作品に通じる嗜虐趣味が垣間見える作品になっている。 初期作品が中心に収録されており、いずれもペンネームの由来であるポオの影響を 感じる。探偵小説と呼べるのは表題作の他に『石榴』くらいである。この作品は本格を 意識して書いているようで、いかにもな技巧を見せてくれる。『二癈人』は夢遊病という 特性を利用した完全犯罪が上手い。『蟲』は人間嫌いの男がネクロフィリアの陥穽に はまる狂気の描写が秀逸。『お勢登場』はミソジニストになるほどの憤激を喚起させる。 | ||||
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『赤い部屋』『白昼夢』『火星の運河』『お勢登場』『石榴』など名作が並ぶ中、中篇『虫』に強く惹きこまれてしまうのはなぜだろうか。 厭人癖の孤独な青年「柾木愛造」の、幼馴染の美しき女優「木下芙蓉」への愛憎と妄執による、醜悪と腐臭に塗れた人外境の愛の物語。 結末での変わり果てた「恋人」への殊更に一途なまでの執着ぶりは、凄惨かつおぞましいながらも、言いようのない余韻を読者に残し、物語をキワモノ・ゲテモノにならないぎりぎりのラインに留めている。 柾木は、乱歩自身の投影であり、純粋であるがゆえに臆病で晩熟な多くの男たちの分身でもある。 身を滅ぼし、卑劣で異常な性的犯罪者として世間から指弾されようと、自らの愛欲を貫き、自分を拒絶した世間からも女自身からも、愛すべきものを奪いそして愛し尽くした男なのだ。そんな乱歩の想いが込められているような気がする。 余談だがハイライトの「虫」の連続の箇所は、初出と同じ旧字の「蟲」で読みたかった。 | ||||
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地元の駅が話の中に登場するので大変興味深く読みました。発注、即納品とストレスのないサービスでした。 | ||||
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2、3好みでない話もありましたが、どれも雰囲気満点の作品ばかり。やはり、ミステリって何かおどろおどろしいゾクッとするものがないとね!そういう意味でも、素晴らしい短編集だと思いました。 | ||||
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このシリーズは町の本屋さんクラスでは売ってなく、よく神保町の三省堂書店まで出向いて購入していたのを思い出す。 それが今Kindleで手軽に読めるようになって大変ありがたい。 | ||||
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数年前に、光文社文庫で乱歩の長編を数冊購入しており、さて短編はどうしよう?と、悩み抜いた挙句、 挿絵見たさの余り、創元推理文庫に決めました。 ところが本編については、挿絵は余り多くないです。 元々が雑誌ですから印刷に不鮮明な部分も多く、「二廃人」では何がなんだかわからない絵もあります。 「虫」「毒草」などのカット的な絵は思ったより小さかったです。 とは言え、解説では棟方志功による挿絵も数点楽しめますので損した感じはしません。 | ||||
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題名にもなっている「D坂の殺人事件」で明智小五郎が初登場。まだキャラが曖昧だけれど今後は徐々に活躍してくるのだろう。短編なので物足りないところもあるけれど、江戸川乱歩らしい作品でした。時代を感じますが今っぽくないところもまたいいのです。 | ||||
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江戸川乱歩の愛読者で何度も読みたい。期待している。早く読みたい。 | ||||
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長い時を経て再読したものが多いが、やはり面白かった。 大正時代より親しまれたのもうなづける。 本邦の推理小説好きは必読でしょう。 | ||||
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江戸川乱歩にはまって作品を貪るように読んだのは高校1年のときだった。この不気味な表紙に魅せられて約40年ぶりに読んだが、なによりも、字が小さくて、ある年代以上はそれだけで読む意欲を削がれる。春陽堂さんは、活字を大きくすれば古き読者をまた獲得できるかもしれない。 、 | ||||
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江戸川乱歩作品には子どもの頃にポプラ社のシリーズなどで親しんできたという人へ。大人になって読む乱歩もいいものです。色恋沙汰が事件の軸になっていることが多く、意外と“大人向け”であったことはちょっとした発見です。特に本短編集は、いずれも20〜50ページ程度の作品なので気軽に読めながら、本格的な謎解きを楽しめます。あれだけの内容をこのページ数によくぞ収めたものだと感服します。乱歩は短編小説の名手でもあったのですね。 | ||||
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「何者」「D坂の殺人事件」「一人二役」「算盤が恋を語る話」「恐ろしき錯誤」「赤い部屋」「黒手組」の7編が収められている。 オチのきいた話が多く集められている。ひとつのアイデアで引っ張っていって、最後にどんでん返しがある。うまく驚かされるものと、ガッカリするのと、両方あるのは否定できないが・・。 明智小五郎の活躍する話が3編。天才探偵らしい推理を見せている。 怪奇趣味、冒険味は薄いが、安心して読める一冊となっている。 | ||||
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