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心理学的にありえない
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心理学的にありえないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全38件 21~38 2/2ページ
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本小説を彩るオカルト的なものは 「電磁波」 「グノーシス主義」( Gnosticism)1世紀に生まれ、 3世紀から4世紀にかけて地中海世界で勢力を持った古代の宗教・思想の1つ。 物質と霊の二元論に特徴がある。普通名詞としてのグノーシスは古代ギリシア語で 認識・知識を意味する言葉であり、 代表的なグノーシス主義宗教はマニ教である。 「ニコラ・テスラ」(Nikola Tesla)は、19世紀中期から20世紀中期の電気技師、発明家。 エジソンの直流電流に対し、交流電流の優位性を主張した人物として有名。 無線送電システム(世界システム)を提唱したことでも知られる。 磁束密度の単位「テスラ」にその名を残す。高周波振動兵器、気象兵器、地震兵器 などの構想も持っていた。 「MKウルトラ作戦」Project MK-ULTRA)は、アメリカ中央情報局(CIA)科学技術本部が極秘裏に 実施していた洗脳実験のコードネーム。 米加両国の国民を被験者として、1950年代初頭から少なくとも1960年代末まで 行われていたとされる。 1973年に時のCIA長官リチャード・ヘルムズが関連文書の破棄を命じたものの、 辛うじて残されていた数枚の文書が1975年、 アメリカ連邦議会において初公開された。 「ペーパークリップ作戦」(Operation Paperclip)は、第二次世界大戦末から終戦直後にかけて アメリカ軍がドイツの優秀な科学者を、アメリカに連行した一連の作戦の コード名である。ペーパークリップ計画 (Project Paperclip) とも呼ばれる。 1945年、統合参謀本部に統合諜報対象局 (Joint Intelligence Objectives Agency) が設けられ、この作戦に関する直接的な責任が与えられた。 ま、オカルト陰謀小説ということである。 | ||||
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本小説を彩るオカルト的なものは 「電磁波」 「グノーシス主義」( Gnosticism)1世紀に生まれ、 3世紀から4世紀にかけて地中海世界で勢力を持った古代の宗教・思想の1つ。 物質と霊の二元論に特徴がある。普通名詞としてのグノーシスは古代ギリシア語で 認識・知識を意味する言葉であり、 代表的なグノーシス主義宗教はマニ教である。 「ニコラ・テスラ」(Nikola Tesla)は、19世紀中期から20世紀中期の電気技師、発明家。 エジソンの直流電流に対し、交流電流の優位性を主張した人物として有名。 無線送電システム(世界システム)を提唱したことでも知られる。 磁束密度の単位「テスラ」にその名を残す。高周波振動兵器、気象兵器、地震兵器 などの構想も持っていた。 「MKウルトラ作戦」Project MK-ULTRA)は、アメリカ中央情報局(CIA)科学技術本部が極秘裏に 実施していた洗脳実験のコードネーム。 米加両国の国民を被験者として、1950年代初頭から少なくとも1960年代末まで 行われていたとされる。 1973年に時のCIA長官リチャード・ヘルムズが関連文書の破棄を命じたものの、 辛うじて残されていた数枚の文書が1975年、 アメリカ連邦議会において初公開された。 「ペーパークリップ作戦」(Operation Paperclip)は、第二次世界大戦末から終戦直後にかけて アメリカ軍がドイツの優秀な科学者を、アメリカに連行した一連の作戦の コード名である。ペーパークリップ計画 (Project Paperclip) とも呼ばれる。 1945年、統合参謀本部に統合諜報対象局 (Joint Intelligence Objectives Agency) が設けられ、この作戦に関する直接的な責任が与えられた。 ま、オカルト陰謀小説ということである。 | ||||
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本小説を彩るオカルト的なものは 「電磁波」 「グノーシス主義」( Gnosticism)1世紀に生まれ、 3世紀から4世紀にかけて地中海世界で勢力を持った古代の宗教・思想の1つ。 物質と霊の二元論に特徴がある。普通名詞としてのグノーシスは古代ギリシア語で 認識・知識を意味する言葉であり、 代表的なグノーシス主義宗教はマニ教である。 「ニコラ・テスラ」(Nikola Tesla)は、19世紀中期から20世紀中期の電気技師、発明家。 エジソンの直流電流に対し、交流電流の優位性を主張した人物として有名。 無線送電システム(世界システム)を提唱したことでも知られる。 磁束密度の単位「テスラ」にその名を残す。高周波振動兵器、気象兵器、地震兵器 などの構想も持っていた。 「MKウルトラ作戦」Project MK-ULTRA)は、アメリカ中央情報局(CIA)科学技術本部が極秘裏に 実施していた洗脳実験のコードネーム。 米加両国の国民を被験者として、1950年代初頭から少なくとも1960年代末まで 行われていたとされる。 1973年に時のCIA長官リチャード・ヘルムズが関連文書の破棄を命じたものの、 辛うじて残されていた数枚の文書が1975年、 アメリカ連邦議会において初公開された。 「ペーパークリップ作戦」(Operation Paperclip)は、第二次世界大戦末から終戦直後にかけて アメリカ軍がドイツの優秀な科学者を、アメリカに連行した一連の作戦の コード名である。ペーパークリップ計画 (Project Paperclip) とも呼ばれる。 1945年、統合参謀本部に統合諜報対象局 (Joint Intelligence Objectives Agency) が設けられ、この作戦に関する直接的な責任が与えられた。 ま、オカルト陰謀小説ということである。 | ||||
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本小説を彩るオカルト的なものは 「電磁波」 「グノーシス主義」( Gnosticism)1世紀に生まれ、 3世紀から4世紀にかけて地中海世界で勢力を持った古代の宗教・思想の1つ。 物質と霊の二元論に特徴がある。普通名詞としてのグノーシスは古代ギリシア語で 認識・知識を意味する言葉であり、 代表的なグノーシス主義宗教はマニ教である。 「ニコラ・テスラ」(Nikola Tesla)は、19世紀中期から20世紀中期の電気技師、発明家。 エジソンの直流電流に対し、交流電流の優位性を主張した人物として有名。 無線送電システム(世界システム)を提唱したことでも知られる。 磁束密度の単位「テスラ」にその名を残す。高周波振動兵器、気象兵器、地震兵器 などの構想も持っていた。 「MKウルトラ作戦」Project MK-ULTRA)は、アメリカ中央情報局(CIA)科学技術本部が極秘裏に 実施していた洗脳実験のコードネーム。 米加両国の国民を被験者として、1950年代初頭から少なくとも1960年代末まで 行われていたとされる。 1973年に時のCIA長官リチャード・ヘルムズが関連文書の破棄を命じたものの、 辛うじて残されていた数枚の文書が1975年、 アメリカ連邦議会において初公開された。 「ペーパークリップ作戦」(Operation Paperclip)は、第二次世界大戦末から終戦直後にかけて アメリカ軍がドイツの優秀な科学者を、アメリカに連行した一連の作戦の コード名である。ペーパークリップ計画 (Project Paperclip) とも呼ばれる。 1945年、統合参謀本部に統合諜報対象局 (Joint Intelligence Objectives Agency) が設けられ、この作戦に関する直接的な責任が与えられた。 ま、オカルト陰謀小説ということである。 | ||||
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『数学的にありえない』がおもしろかったので、非常に期待して手にしたこの本。 期待を裏切らないおもしろさでした。 主人公が多く、章ごとに視点が変わりますが、その展開が上手い! どの登場人物にもキーワードになる、銀の十字架のペンダントが謎と興味を掻き立てます。 共感覚という言葉は、苫米地氏の本でよく目にしていましたが、それを題材にしたミステリーは始めて読みました。 この本は、内容を少しでも説明すれば、おもしろさ半減なので書けません。 とにかく、息もつかせないおもしろさでした。 上巻を読み終わった時、身じろぎもせずに読んでいたらしく、首筋が痛かったです。 | ||||
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上巻がおもしろいので、下巻をすぐに読みたくなります。 上巻を読み終わってから注文したのでは遅すぎる! 上巻に劣らずおもしろいです。 長い話なのに、この人の書く文章は退屈する部分がないので驚異的です。 疾走感が半端じゃないです。 しかし、宣伝文のおかげでおもしろさが半減したので★を一つ減らします。 | ||||
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上下巻ともに読了し、著者の前作も読んでいます。 一言で感想を述べると「面白かった」です。 ただ、前作のSF的展開を期待した私としては、今回の ファンタジー的な展開にちょっと物足りなさを感じました。 しかし最近読んだ小説の中では抜群な秀作です。 細かい章にわかれていて章が変わ度に語り手も変わるのですが、 読者を置いてけぼりにするような身勝手な展開にならず、 ページを捲るスピードを加速させます。 ストーリー上、説明が必要だとわっかてはいるものの、 長々と続く状況説明に途中読み疲れかかったりもしましたが、 ぐいぐい引き込まれる展開に上下巻を2日で読み終えたくらいです。 それと「最後の4ページを読むまで結末は誰にもわからない」みたいな 宣伝文句がつけられてましたが… 正直、私はこの手の文句に肩すかしばかりくらっていたのでそこまで 期待していませんでした。(まあ、作者の力量からしてそこそこの驚きは あるだろうとは思っていましたが) しかし、まんまと作者の術中にはまって興奮とともに本を閉じました(笑) この作者には次回作も大変期待しています!! | ||||
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著者は、ペンシルヴェニア大学で統計学を学び、スタンフォード大学でMBA取得、有名企業でマーケティングを担当し、2005年、『数学的にありえない』で作家デビューを果たしたアダム・ファウアー。 2007年暮れ、人の微細な表情から心理を読み取る才能を持つ心理アナリストの青年イライジャ・グラスと、聴衆に圧倒的な感動を与える天才ヴァイオリニストの女性ウィンター・ロイスが巨大な陰謀に巻き込まれようとしていた。各章の冒頭に「最後の審判の夜まであと○○時間」と記されていることから、破滅の時が近づいていることが伺われる。 だが、二人ともまったく接点のないまま話が進んでいく。唯一の共通点は、二人が謎のネックレスをしていることだ。 イライジャはふとしたことからネックレスを失い、偶然、元ハッカーでホームレスとなった従兄スティーブ・グライムズに出会う。ここから彼の運命が転機を迎える。 一方、ウィンターもネックレスを失い、彼女にしつこく付きまとう男性や、彼女の母親が急死するという。 二人を守ろうと動き出す盲目の男ラズロと、彼と因縁を持つ女性ダリアン・ライト。一方、異様なカリスマ性で信者を集めつつあるカルト教団の教祖ヴァレンティヌス。 第2部に入ると、話は突然1990年に遡る。 悪魔憑きとされる孤児の少女ジル・ウィロビーと、悪魔祓いを行おうとするサリヴァン神父の心理戦。そして、ジルの身柄を引き取るという「研究所」のサマンサ・ジンザーと、彼女と一緒に働くダリアン・ワシントンが登場。 ダリアンは、ラズロの教え子であるイライジャ・コーエンとウィンター・ベケットの特殊能力を見いだし、二人とも「研究所」に招き入れることに成功した。 第1部と2部で名前が共通するのはラズロだけ。下巻で話は収束するのか!? エンパシーとはいったい何か? ニコラ・テスラの晩年の研究とは何だったのか? ナチス・ドイツとの関係は? 著者独特のSFミステリーは、怒濤の勢いで下巻へと続く。 | ||||
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1990年、イライジャ・コーエンとウィンター・ベケットの二人は政府の秘密機関が運営する「学校」に収容された。間もなく三人目の子ども、チャーリー・ハモンドも収容される。三人は、人の心を読み取り操る特殊能力の持ち主「エンパス」だった。 教え子たちを救出すべく、ラズロ・クエールはダリアン・ワシントンの協力を得て動き出す。だが、同じエンパスの少女ジル・ウィロビーが感情を爆発させ、「学校」を爆破してしまう。 間一髪でラズロ、ダリアン、イライジャ、ウィンターの四人は脱出に成功。だが、チャーリーは死亡し、ラズロは両目を失ってしまう。 第3部では時を2007年に戻し、ラズロ、ダリアン、イライジャ、ウィンターの四人が再び一同に会する。ラズロはライジャとウィンターの記憶を呼び覚まし、死んでゆく。ダリアンもまた、ヴァレンティヌスの手に掛かって死ぬ。 イライジャとダリアンは、新年を迎えるときにヴァレンティヌスが恐ろしい罠を仕掛けていることを知る。これを阻止するためにイライジャの従兄弟でハッカーのスティーヴィー・グライムズと再び合流し、物語は破局へとむかってなだれ込んでいく。 次から次へと迫る危機を、読者に映像として訴えかける手法は前作『数学的にありえない』に引き続いて健在だ。『数学的にありえない』の主人公ケインが、重要な場面で顔を出すのもにくい演出である。 さらに今回は、2007年と1990年を行ったりきたりするので、その間で話題になっているテレビ番組やゲーム機器などの違いにニヤリとさせられる。 本書で登場するエンパシー能力は、テレパシー能力のようにオカルトじみた強力さはない。ただ65ページでディードリッヒが説明を試みようとしているように、科学的なテイストがたっぷりで、歴史の必然として人間に備わってきた能力であることを伺わせる。日本でいうなら、さしずめニュータイプといったところか。 下巻の冒頭でミステリーの結末は見切ったつもりだったが、「エピローグ」(最後のわずか4ページ!)にしてやられた。上巻の最初から伏線が張られていたというのに、この結末には気づかなかった。読者としてはうれしい裏切りである。 というわけで、最後まで「エピローグ」を読まないで物語を楽しんでいただきたい。 | ||||
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うおおおおっ。 これは三宅乱丈「ペット」の世界ぢゃないか!! 特殊能力者の設定(人格障害ほか)、バトルの場面も非常に近いものが。 あんど。名作「スキャナーズ」(映画)を足して2で割った感じか。 映画はかなり意識しているようで。 トリビアが満載。(特に80年代。「フェリスはある朝突然に」とか懐かし過ぎ!) 残念ながら半分ぐらいしかついていけませんでしたが。 ファウアーさんも、好きだねー。 前作とひっくるめて映画化切望。 「インセプション」のクリストファー・ノーランではまんま過ぎるか。 その前作、「数学的にありえない」を先にお読みになったほうが、断然楽しめます。 グライムズ君、おひさ! あの人までカメオ出演(……あれで出演になるのか?)。 さて。文藝春秋さん、お気持ちは痛いほど分かるのですが。この邦題タイトルはいかがなものかと。 ところで。ドイツ語版と日本語版しか出版されていないって……はて?(2011/10/14現在) | ||||
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うおおおおっ。 これは三宅乱丈「ペット」の世界ぢゃないか!! 特殊能力者の設定(人格障害ほか)、バトルの場面も非常に近いものが。 あんど。名作「スキャナーズ」(映画)を足して2で割った感じか。 映画はかなり意識しているようで。 トリビアが満載。(特に80年代。「フェリスはある朝突然に」とか懐かし過ぎ!) 残念ながら半分ぐらいしかついていけませんでしたが。 ファウアーさんも、好きだねー。 前作とひっくるめて映画化切望。 「インセプション」のクリストファー・ノーランではまんま過ぎるか。 その前作、「数学的にありえない」を先にお読みになったほうが、断然楽しめます。 グライムズ君、おひさ! あの人までカメオ出演(……あれで出演になるのか?)。 さて。文藝春秋さん、お気持ちは痛いほど分かるのですが。この邦題タイトルはいかがなものかと。 ところで。ドイツ語版と日本語版しか出版されていないって……はて?(2011/10/14現在) | ||||
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全くの期待外れ。いつもの複線の広い方も雑。前作「数学的にありえない」が自分にとって、人生でそれまで読んだSFサスペンスアクションもので3つの指に入るほどの大傑作だったせいもあって、ハードル上げ過ぎたか… チャーリー・ハモンドが生きていて彼がヴァレンティヌスと思わせといて、エピローグでのタネ明かしでは違っていた… じゃあチャーリー・ハモンドの人生はあの後、組織によってどうなったの? 十字架(元サリヴァン神父の着けていた指輪の「金属」が持っていた特殊な「磁力」)の力についても、説明が最後まで無く、唐突で無理やりゴリ押し。 精神感応力テレパシック超能力テーマも、古典レンズマンシリーズの薄っぺらい二番煎じな感じ。 同じ心理学もの精神医学ものとしては、今再放送されてるTBSのMR.BRAINほど見るに耐えない作品とまではいかないが…前評判からの落差感と、前作からの期待に反する感では、あの駄作を見た時のガッカリ感に近いものを感じる。 なので★2つ。 | ||||
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やばいです。これ。面白すぎ! 最初に読んだ書評では(読む前に熟読するのはあたしの悪いクセ)、 上巻は難しいとか書かれていたけど、なんのなんの! だてに京極夏彦作品読んでいませんよこちとら! このくらいの伏線や専門用語、なんのその。 読みやすさが際立つのは、翻訳でもあるのかもしれない。 まずタイトルを「心理学的にありえない」と訳した翻訳者さんに拍手。 このタイトルが原作通りだったら多分あたし、読んでいないもんね。 そのこだわりが随所に現れて、訳によどみがない。 先日読んだカーリーの翻訳もこの人にやってほしいくらいだ。 物語は最初は、神経症気味のカリスマ占い師風の男性の描写と、 同じく天才バイオリニストから始まる。 二人が身につけていたネックレスが奪われると、妙に日常がずれ始め、 男性はずっと会えていなかった従兄弟と遭遇し、女性はストーカーの事故死に遭遇。 共通するのは狂気とも言える、パニック。 そうして過去に物語はスライドし、そこでは悪魔つきだの超常現象だの英才教育だの、 なにやらきな臭いシナリオが準備されることになり、そうしてそして??? というあたりで前半終了。 やばい、今何時? 読むまで眠れないじゃん、明日は会社だってのに! | ||||
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うーん。 最後の4行までわからない! の、フリに惑わされたか自分? 途中の敵キャラ?のぐだぐだした描写や説明にいらいら。 ほぼ斜め読みで進んだ後半の半分以上。 急に主人公たちも減速したように、前半のテンポが崩れている感じ。 たいがい上下巻の優秀作品は、はらはらした前半から、 一気にきりもみ効果で終わるもんなんだけど。 後半でなんだか寸止めされすぎて、現実に帰って来れなかった感じ。 後半の盛り上がりのパニック部分も抽象的すぎて半端な感じだったし。 最後の最後も、んん?という感じでした。 つまんなくて斜め読みをし、そのせいでしっかりと伏線がつかめずに、 最後のオチを楽しめなかった最悪のパターン。 下巻だけで言ったら★3つ!と言いたいけれど、それでも書き込みの深さに、★4つ。 | ||||
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上巻のチョト「?」な展開が、下巻に入ると結構ド派手な殺戮アクション譚を繰り広げるのだが、 肝心の”心理超能力”合戦がちょっとくどくて(人間の心理への多干渉を文章にしようとすると如何しても、 こんな風にならざるを得ないとは思うが...)正直食傷気味に陥った。 ヴァレンティヌスの動機も、”どうせ、あの恨みからとは思うが..."とタカをくくってしまって、イライジャも主人公の くせに、大した活躍もしなかったし、第一作の様な大層な驚きもなく、<今回は外れ、上下巻全体の評価は 3.5 から 4.0位 それ以上はチョッと...>とほぼ決めかけた下巻ラスト385ページ=残り9ページ! 思わずのけ反る驚きの仕掛け! そうか、作者は最初から「これ」を狙っていたのか〜〜!てな驚愕が来ました。 やっぱり、外れてはいませんでした。ラストを読み終えてから、物語を振り返ると、最初とは違った風景が見えました。 読後感としては「シックス・センス」で知られるM.シャラマン監督の映画の様。 とにかく、最後まで読んでください。最後に「ガーン!」と行けますから。 | ||||
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第一作は、その設定アイデアの独創性、物語の疾走感のすごさ、主人公のカッコよさ、などで、物語のスタート直後から結構没入感が強く そこに最後の幕切れの鮮やかさが加わり、私にとっては、いまでもインパクトの強かった一作として記憶している。 そんな訳で、今回も”大”期待の一作なのだが、上巻のみ読了した限りでは、「良く分からん?」と言うのが正直な気持ち。 失望ではないのだが、例えば<神父のハイテク(?)指輪を誰が、何の為に前もって作っておいたのか?>とか、 <ダリアンて、いったい誰と言うより、何なんだ?>とか、このあたりちゃんと整合性のある説明をしてくれるのか、下巻に向って 期待より不安がいくつかあり、その辺りが第二作への没入感を阻害している。 第一作を読んだ折には、作者はアメコミなどの影響を結構強く受けているのではないかとの印象を私は持ったのだが、 第二作も「X-メン:ファーストジェネレーション」(あるいは「スキャナーズ」か...)のテレパス同士の戦いに、なんだかストーリーが類似している印象があり、 この辺りも、下巻への「やってしまうのでは...?」不安を増幅させてくれるのだが... いずれにせよ、”不安>期待”抱いて下巻にとりかかります。 | ||||
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SFアクションサスペンス「数学的にありえない」の作者の2作目、待望の翻訳。 期待しながらページをめくるが、期待通りの内容です。 人の心を感じることができるエンパス:イライジャ、人に自分の心を投射できるエンパス:ウィンター達が、巨大な陰謀に巻き込まれる。 謎の集団グノーシスの指導者ヴァレンティヌスの企みをエンパス達は阻止できるのか。 上巻はイライジャ達の現在と、過去「学校」と呼ばれた施設での事件を主に描いており、内容は引き込まれるものがある。 展開は説明や過去の話がメインで、「数学的〜」に比べればややスローであるが、1つ1つのエピソードや描写が秀逸で飽きさせない。 前作ほどのアクション要素(銃撃戦)等は皆無に近いが、十分にサスペンスフルな内容で、前作を楽しめた人も読んでない方も十分に読める内容になっている。 | ||||
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下巻は、いよいよヴァレンティヌスの陰謀が最終局面を迎える。 心理戦と神を亡き物にしようとするヴァレンティヌスの陰謀とは!果たしてそれをイライジャ達は阻止でき るのか! 色々なミスリード(伏線よりはズルイ書き方)もあるので、個人的には釈然としないが、謎が解明されてい く過程と、陰謀の全貌は中々興味深い。 ただ、主人公イライジャたちの影が若干薄いことと、話がやや冗長だった点は残念。 同じ様な場面が多く食傷気味になることもあるが、最終盤はぐいぐい読めました。 本作もサスペンスミステリーとしては秀逸な作品ですが、前作ほどのスピーディーさがない点で辛口の星3つとしました。 ある意味、ジョジョの奇妙な冒険みたいな話です。 前作を読んだことがある方は、ニヤリとする場面も挿入されていますのでファンは面白く読めるでしょう。 もちろん、本作から読んた方でも問題なく読めます。 次回作にも是非期待しています。 | ||||
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