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少女不十分
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少女不十分の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全171件 21~40 2/9ページ
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タイトル通り、好きじゃない人がいてもおかしくはない(というより好きじゃない人のほうが多いかもしれない)作品なのは間違いない。 描かれている話の情報量とページ数は釣り合わないし、冗長とも言える主人公の内面描写も万人にウケないポイントになる。 それでもこの本、この話には買って何度でも読む価値があると考える。面白いからだ。 | ||||
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西尾作品は数年ぶり2回目 まず読み始めて感じたのが主人公の自分語りの多さ。 何かの折々に、物語の本筋とはほぼ無関係な(例えば自身の性格等についての)話が 延々と語られる。そんな状態が中盤まで続く。 途中で読むのがだるくなる。 中盤以降は普通に物語が進むが、正直なところ物語に派手さはない。 展開もそれほど凝った物でもなく、落ちも順当。 くだんの自分語りがなければ、中編としてさらっと読める分量だったろう。 | ||||
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そもそも西尾維新はあまり好きではないので、皆さんが言っている文のくどさは「まあ、この人はこんな感じだろう」と特に気にすることなく読めることができました。 内容的には… Uと青年の不思議な関係性に徐々に興味がそそられて気付いてみると心地良い惰性で読み進めていました。 しかし常になにかこう「ゾワゾワ」する胸騒ぎを感じます。それがなにかわからないし、同時に気付きたくない。そういう感情に囚われていました。 とてつもなく変わったアプローチではありますが、日常が変わってしまう、そして終わってしまうという切なさをよく表していました。 あなたに少し元気が無い時とか、ツラくて投げ出したいことがあるときに、よかったら読んでみてください。 うん、いい作品でした。 | ||||
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漫画で結末が気になり購入しました。いままで200冊以上小説読んでますが、正直こんなにつまらなくページをめくるのもめんどい小説は初めてです、主人公の内面を永遠100ページも書いてありまったくページを進める気になりません。この方の小説ってこんな感じなのでしょうか、なんとかがんばって最後まで読んで結末を知りたいですが‥‥ | ||||
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漫画がそこそこ面白かったので、続きが気になり読んだ。 作家さんのことは全然予備知識がなかった。 読了した感想は、・・・漫画の方が簡潔で面白いかな。 そもそも小学生の女の子が、大学生の男を誘拐するということにもっと真実味を持たせないと駄目だと思う。 実際無理があるでしょう。これなら仕方ない、と思わせないとそこで物語が止まっちゃう。 一人の少女が偶然見た大学生の素性を調べ、行動を把握し、監禁する。 これがどれほど難易度が高いことであり、よほど強い意志と明晰な頭脳がなければできないことか。 まずそこをクリアしないと、これは事実だと主張すればするほど、嘘に聞こえる。 また主人公が自分自身のことを変人と言っているけど、どの辺が変人なのかさっぱり分からなかった。 普通の人の自分語りを永延と聞かされている感じ。 一つか二つ変人なりの特異な視点を見せてくれたら余計な自分語りは最小限ですむと思う。 プロの作家の独白の設定にしては、主人公ボキャ貧すぎないかな? 「おぞましい」とか「気持ち悪い」とか、言葉の選択の仕方が素人っぽい。 どうしても主人公が作家さんという設定に馴染めなった。 それも含めてワザとだったら凄いなと思う。つまり作家志望者としての未熟な自分を表現しているのだ、みたいな。 ラストがあまりに凡庸で、こんなようなラストだろうなと思ってたら、その通りで力が抜けた。 驚くほど想像通りだった。 でも私は本当につまらない本は途中で投げてしまうので、最後まで読了したということは、この本は不思議な魅力ある作品ということになるのかもしれない。 | ||||
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嘘みたいな本当の話、騙されたと思って読んで見て下さい。お奨めします。 | ||||
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読もうと思ってたがずっと放置 漫画版が面白くて今になって漫画完結前に原作を読んだが、 評価が割れてた割に面白かった Uが維新特有のアレなキャラじゃなくてただカワイソーな少女ってオチはこの作者では逆に珍しい 終盤の読み聞かせから再会、ラストシーンは中々に感動的 Uの名前が誘だったのはサスガにウマイ 維新は自分の小説に自信がないようだが、 読み聞かせられたUがただそれだけで(はないだろうが)アッサリ改心したり(ここはもう少し理由が欲しかった)、 回りくどい文体といい、さり気なくナルシシズム全開なのが、笑えるという意味で面白いな 例によってグッダグダだが、本が薄いからそこまででもない イラストは作者も言うだけあってキレイ。でもなんでJOJO立ち?なんだ | ||||
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自分が初めて触れた西尾維新さんの作品がこの少女不十分でした。 当時は表紙とタイトルに惹かれてなんとなく手にとってみたのですが、読み始めて驚いたのが主人公の性格。 学生時代の自分にそっくり。グダグダと悩み続けるところとかまさに自分。 そんなわけで、散々くどいだの何だの言われている主人公の独白は、自分としてはすんなりと受け入れることが出来ました。 逆に西尾維新さんの他作品の独白を物足りなく感じてしまうのは、おそらくこれを最初に読んだせい。 他作品ような登場人物同士の掛け合いはほとんどありません。 しかし作品を通して特定の読者の心を抉ってくるような容赦のなさはいつも通り。 読んでいて心が痛くなってきます。 話の内容は文句なしに素晴らしい。 終盤の展開には鳥肌が立ちました。 決して万人受けする内容ではありませんが、一部の人にとってはこれ以上ない、最高の一冊となる可能性を秘めた作品です。 今の自分に閉塞感を感じている方、生きることに不自由を感じている方はぜひ手にとってみてください。 今後生きていく上でこの作品はきっとあなたの助けになるでしょう。 個人的なイメージとしたは、田中ロミオや唐辺葉介の作品に近いものを感じました。 たまにでいいから、こういった作風の小説も継続して書いて欲しい。 | ||||
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ゴミです。 とうぜん小説の内容もゴミです。 ヤングマガジンで漫画版が連載されていますが、 さらに輪をかけてゴミです。 | ||||
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この物語は、十ページくらいの短編小説だったら凄く楽しめただろうと思えてならない。残念。 それを二百ページ以上にしたもんだから内容が薄っぺらく、読んでいてしんどい。テンポ最悪。 | ||||
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最初は読むのはつらかった。 作者のエッセイのような語りがどんどんと本筋の出来事と離れて言ったりして、なかなか筋が進まない。 でもベースの出来事がショッキングなのでそれでも気になって読みすすんでしまう。 そのうちにもう本を手放せなくなって先が知りたくてしかたなくなりあっという間に完読してしまう。 みごとに作者の術中にはまってしまったという感じ。 率直にいってこの作品とっても面白いし、稀有な読書体験かもしれません。 私はこの作者の作品は2作目なのですが、それがよかったのかもしれません。 先入観がないので完全に作者の思い通りにはまってしまいましたから。 | ||||
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出だしからしばらくは全くもって話が進まず、話が進み出すと一気に加速していく感じ。 らしいといえばらしい作品。 作者が好きなら。 途中で嫌になりそうでしたが、最後まで読んでの感想としては…うん。 まぁ。 うん。 程度 | ||||
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お話の流れが、『ありきたりではない』ところが、さすが西尾維新先生。 そしてお話も『思ったようには進まない』ところはならではだと思います。 異常な世界で異常なお話が楽しめる一冊です。 | ||||
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凄く面白かった。 funじゃなくてinteresting。 言い回しが回りくどかったりしつこかったり横にそれる部分はあるけど特別読み辛いことはなかった。 最初は主人公がべらべらと自分の事を述べていてそこから自分のトラウマについて語り始める。 最初の部分は若干焦れったいけど後々の主人公の行動を理解する上で重要かもしれない。 とにかく俺は凄く好きな作品だった。 | ||||
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西尾維新の作品はトリッキーな言葉遊びにイラっとくることが多く、読み通せずにいました。 ですが、なんとなく手に取ったこの本は、いろんなものを漉して、やっと出てきた砂金のような、この作者が作中人物にライムバトルを演じさせて伝えたいこと、肯定したいこと、信じていないと生きていけないことが感じられる、とても優しい作品だと思いました。 どんなに苦痛でも、必死にできることを探していくことが、生きることそのものなのではないでしょうか。 | ||||
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著者の作家としての実力は、読んでいて十二分に伝わってきたし、作中の比喩表現や情景描写も巧みなもので、「ほう」と思わず膝を打つことも多々あった。 ただし、物語のお話自体にはあまり特殊性を感じれず、「これは」と目をみはるような展開はなかったから残念である。 でもまあ、自分なりに読み方を工夫したことが功を奏してか1日程度で読了。 読んだ後には、なんとも形容しがたい満足感というか充実感のようなものを感じれたので、「出会えて良かった一冊」として、本著を今後も大切にしていこうと思う。 西尾氏の作品は本著がお初だったが、思考のプロセスが案外俺と似てるかも?と妙な親近感を感じた。 まあだいぶ後にはなりそうだが、氏の作品を全て読破してみたくなった。 これからもプロ作家として、第一線を走り続けていてください、などど不肖ながら申し上げたくなる、そんな一冊でもあった。 読むか否か、買おうか否かを迷ってる方にはお勧めしたい。 | ||||
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タイトル通り、西尾作品であれば面白いという前提で読んだ人間の感想です。 散々指摘されている冗長さ、諄さ、テンポの悪さ等に関しても、西尾の作品ならばこんなものだろうと読む前から解っている事ですので、マイナス評価にはなりません。 本書に限らずですが、しかし本書は特に(語弊は承知の上で言うと)作中での主人公である彼のような所謂社会的にはクソ雑魚でゴミ屑のようなダメ人間でなければ、面白いとは思えないのかも。 少なくとも私自身、クソ雑魚でゴミ屑のような、社会性なんて全く無いけれどそれをどうにかこうにか誤魔化して遣り過ごして折り合いを付けて生きているもので。 西尾作品ではそうした人間を変人だとか欠陥品だとか、大袈裟な言い回しで表現しているようですが。 それでも生きてたって良いんだと思わせてくれるところが、ハッピーエンドを好んだって良いんだと思わせてくれるところが、私は好きです。 どんな物語にも言えるかもしれない事ですが、主人公であるこの二人のどちらかにでも、少しでも感情移入できるかどうかかと。 決して、私ってちょっと変わってて~、人とは違って~、等という不幸自慢、自虐自慢をしたいのではなく。 そういう人も居ていいんだと、単純に、そう思わせてくれるようなところが、私は好きです。好きというか、安心感を得てしまうというか。 ラストも賛否はあるようですが、私としては、あれ以外にしっくり来るラストが浮かばない。 この物語だからこそ、あの落としどころが良いと思える。 少女に語る物語のひとつひとつで、読み手である私達の10年も回収されるような心持。 西尾の作品を10年追い続けてきたファンへの、ファンディスク的な一冊であると感じました。 | ||||
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「またか」。 西尾維新が好きといいながら、その衒学的なところや語り口のくどさに食傷気味だったわたしは、最初の20ページには些かうんざりした。 ストーリーが動き始めてからだんだん引き込まれていったが、惰性で読み進めていると言えなくもなかった。 西尾作品の中では『きみとぼくの壊れた世界』に始まる世界シリーズがもっとも好きなわたしには「物語」として物足りないとも感じられた。 それもそのはず、この小説には冒頭で明言されている通り、粗筋なんてないのだ。 粗筋を説明しようとしても、それを聞いた人からはきっと「なんて荒唐無稽な」「いかにも作り事」だと返されることだろう。 しかし。しかし、だ。読み終えて、ゆっくりこの作品のことを考えてみると、ある種の痛み(あるいは傷み)が心に芽生えていた。そして、もう一度ページを捲ってみると、読み飛ばしていたいくつものことに気づかされる。 それは、読者が疑問に思ったことを解決するタイミングが実に巧いとか、そういう技術的なことではなく、古傷の痛みを思い出させてくれるような、そんな残酷で優しいテーマについて。 それでも、そんなきみでも、「生きていていいんだよ」。「幸せになっていいんだよ」。そんなことを言われた気がする、現在のわたしに最適な一冊だった。 決して、他人にオススメはできないけれど。 | ||||
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まず帯の文句「10年かかった。」は、西尾氏が10年前から書き始め ようやく完成した。というわけではなく、オリンピックで成果を出せなかった 選手が次のオリンピックで結果を出すまで「4年かかった。」と同じような 意味です。そこのところ、過度に期待しないよう未購入の方は注意を。 この小説は小学校中学年くらいの少女と仲良くしたいけど法的に難しいな と苦悶する西尾氏がどうやったら「仲良くせざるを得ない」シチュエーションに 持ってこれるかを考えノベル化したものであり、この少女の境遇や性格は全て 西尾氏が合法的に仲良くするために、少女に無理やり押し付けた設定です。 哀れでなければダメなんです。オカシクなければダメなんです。要は 「彼氏に振られて落ち込んでる女になら俺でも声をかけられるかも」みたいなもんです。 | ||||
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「事実は小説より奇なりってこういうことか!」・・・と思いきや最後にひっくり返されました。 カラクリに気づく人は早いかと思いますが、自分は完全に最後まで騙されました。 物語自体は、ちょっと変な大学生がちょっと変な少女に出会って監禁されている様子を描いたもので―このストーリー自体もなかなかとびぬけていると思いますが―、主人公は筆者である西尾維新。 あまり詳しく書くとネタバレになりますが、あとがきで筆者は「この小説を書くのに10年かかった」と言っています。読み終わってみれば、それは作家人生の振り返りではなくて、新たなジャンルに挑戦していくための区切りなんだとも解釈できるような小説だと思います。 | ||||
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