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少女不十分
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少女不十分の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全171件 161~171 9/9ページ
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同氏の物語シリーズや戯言シリーズ、めだかボックス等の大ファンだったこともあり、大変期待を抱いて購入しました。 読んだ感想ですが、正直に申し上げて、到底面白いと言える作品ではありませんでした。 西尾氏によく見られる、読者を楽しませようというエンターテインメントな作風はどこにもありません。 しかし、「面白くない」からといって切って捨ててしまうには少々勿体無い魅力が、本書には確かにありました。 主人公は三十路を迎えた小説家であり、この主人公が十年前に経験したとある事件を、巻末までただ淡々と書き連ねてあります。 物語自体は正直つまらないものなのですが、自伝のように語られる文章からか、まるで主人公=西尾維新氏なのではないかという予感が漂ってきます。 ラストには同氏のシリーズ読者でないと分からない仕掛けも用意してあり、いよいよこれは本当に自伝なのではないか、と疑ってしまうような作品になっています。 どこまでが西尾氏が経験した事実で、どこからが創作された物語なのか。はたまたこの物語自体がそもそも創作されたものなのか。 そういったことを考えながら読み進めると非常に感慨深いものがある、変化球な一作でした。 | ||||
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考えさせられると言っても、何を書いていいかわかりません 言ってしまえば非常に感想を述べるのが難しい作品です 考えたい気分のときに読むといい作品、って感じですかね 自分は物事を考えることにうんざりしてるんですが、西尾氏の作品を読むといつも考えさせられます 考えることをあきらめた人間を、考えさせるというのは生半可なことではないでしょう そんな感じで西尾氏の「考えさせる力」に改めて触れた作品でした | ||||
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キャラクターが一人称語りをする「物語シリーズ」からの一連の流れを経て、ついに西尾氏自身(と思われる人物)が語り部になりました。 序盤で「僕は現実にあったことを、そのまま書くだけ」と宣言しているように、西尾氏を現在の彼たらしめている「トラウマ」の体験談が語られて行きます。それゆえ「(これまでの著作のような)エンターテインメント性にも欠け」、「奇麗な起承転結もない」のは確かですが、それでもミステリーとしてしっかり成立しているのはさすがです。 一見不可解に思える「少女」の挙動にも、しっかりオチがついています。 全体としておふざけパート一切なしのシリアスな物語進行ですが、いつもの、いやノンフィクションだからこそいつもより余分に、脱線の多い冗長な文章が楽しめます。そして、そこでにじみ出る特異な感受性を間近で体験するにつけ、「戯言遣い」のモデルはやはり彼自身だったと実感できるはずです。 本作は今後の西尾維新氏を語る上で外せない一冊になることは間違いありませんが、西尾作品に触れてあることで初めて「ああなるほど」と思える記述が何箇所もあったので、この本を読む前に少しでも他の作品に触れておいてほしいというのがいちファンの素直な心情です。 | ||||
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西尾維新の原点とかかいてあったので「クビキリサイクル」みたいなものなんだろうなぁと思っていたら まさかのとある作家(=西尾維新?)が作家なるきっかけが出来た事件(トラウマ?)のことでした 内容はと言いますと、事あるごとに話が脱線していたり遠まわしな言い方をしていたりという西尾維新らしい文章でした。 しかしギャグや台詞はほとんどありませんので化物あたりから知った人にはお勧めできません。 内容に前作までを読んでいないと判らないネタがあるので読む人は「戯言シリーズ」などの代表作を読むことをお勧めします | ||||
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いつか読もう読もうと思っていた西尾作品。 物語シリーズや戯言シリーズなど、存在は知っていたのですがいずれもけっこうな長さであることも手伝って今まで手を出さずにいました。 そして今日、本当になんとなく、何の予備知識もなく、ただ一冊完結ならば読みやすいだろうと本屋で平積みにされていた『少女不十分』を手にとりました。 さて、まず6章くらいを読み終えたところで夜中の1時も過ぎていたので、読むのは中断してもう寝ようと思ったのですが、なぜだか寝られないのです。確か6章といえばまだ物語の始まりにすら触れていない部分です。しかも私はかなり眠いのです。 でも、ありきたりな表現で申し訳ないのですが“ページを捲る手が止まらなかった”。 これってすごいことじゃないですか。 私は、一つの作品を読み終えるといつもいくつかのレビューサイトでその作品のレビューをざっと見ることにしているのですが、ここ以外でも“初めての西尾作品には不向きだ”というレビューがいくつか見あたりました。 そんなことないです。 物語シリーズや戯言シリーズが『少女不十分』よりもどんなに面白いか知りませんが、少なくとも私は明日西尾さんの作品を買いに行こうという気にはなりましたよ。 最後になりましたが、作品レビューになっていなくてすみません。 でも、買う前にレビューを参考になさる方が西尾作品を読んだことのない方で、もし敬遠されたらすごく勿体ないな、と思ったので書かせていただきました。 | ||||
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「原点回帰にして新境地の最新作」 「この本を書くのに、10年かかった。」 とありますが、これはたぶん(?)物語の中の主人公がという意味だとおもいます。 自伝風に書かれているので断言はできない(ほぼ間違いなく創作だけど) 原点回帰という言葉で戯言シリーズを予想しがちですが、戯言シリーズとはまったく別です。 原点回帰とか新境地と書いてあるが、西尾維新の作品を読んだことがない人、または嫌いな人にはあまりお勧めしません。 読んでも批判することになるだけかと… 西尾維新の作品を読んでいる人は西尾維新の作品に対する考えが変わるかもしれない本です。 化物語シリーズみたいに笑える面白さがあるわけでもないし、ファンタジーが入ったり謎解きがあるわけでもありませんが、 何か残るものがある作品だと思います。 | ||||
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読むのに約8時間程度。 のんびり楽しませて頂きました。 簡単に本の紹介をさせて頂きますと、 「この本を書くのに10年間かかった」 それを言うだけの事はあり、 10年間小説家としてここまで来れた理由を現実にあった 出来事を通して、その物語を私たちに聞かせてくれました。 この本は所謂、「オタク向け」の本ではありません。 どういう意味なのか?それは読んだ人が面白いと感じるのか感じないのか その差です。 アニメ化された「語」系から西尾維新を 少しかじった程度の方には一切お勧めできない。 西尾維新という個体に興味のある方にお勧めできる作品である。 今までの西尾維新がどう作られて来たのか、それを知るための作品だと私は思った。 物語の始まる瞬間。 「少女の身体がばらばらになって四散...」 この本題に入る瞬間はまさに西尾維新らしさをこの本に感じました。 最後に... これは本当にあった事。 らしい。 そんな自虐伝を私は心の底から楽しめました。 これからも応援しています。 | ||||
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戯言シリーズ、人間シリーズ、刀語そしていよいよ大詰めの物語シリーズとこの十年を彗星のごとく駆け抜けてきた西尾維新先生の新刊は、主人公を自身に投影したようなそんな印象を受けました。 これまで積み上げてきた十年があったからこそ少女不十分ができたわけような気がします。 ただ、一つの作品としては文字数が多く挿し絵も無いためエンターテイメント性としてはあまりおすすめできないかもしれません。 | ||||
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ライトノベル的な要素は薄く、化物語や刀語などで西尾維新という作家を知った方にはあまりおすすめできません。 デビュー当時から彼の作品を追ってきた、単純に彼の文章が癖になっている方におすすめしたい。 内容は自伝的風味の不思議な小説です。 新境地との謳い文句ですが、正しくその通り。思い付いても途中で嫌になって投げ出しそうなものなのに… その筆力と根性に脱帽しました。 どこまで創作でどこまで真実なのか。それとも全部創作なのか想像して読むのも楽しいかもしれませんね。 | ||||
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突き刺さるような作品でした。 その一言だけです | ||||
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西尾維新の著作の大半を読んでいる人は、共感してくれるかもしれない。 西尾維新は数多くのシリーズを打ち立てているが 彼の真価はむしろ本書のような、一冊で完結する作品にある。 後先考えずに書いた作品が、正直、何より面白い。 シリーズの第一作目が、一番面白い。 化物語は『化物語』にこそシリーズの面白さが詰まっているし、他のシリーズも同様だと思う。 (続編は延長戦でも進化でもなく、ほとんど別問題である。亜種みたいなものだ。) この作品のような完成度、綺麗にまとまった完全性はけっこう久しぶりであり、 こういう作品があるから、西尾維新は止められない。 クビキリサイクル きみとぼくの壊れた世界 新本格魔法少女りすか 零崎双識の人間試験 化物語 ニンギョウがニンギョウ 刀語 蹴語 難民探偵 なこと写本 哀川潤の失敗 真庭語 以上、彼の著作を全て読んだ人は、例えようのない読後感が生まれるに違いない。 本書を「西尾維新の入門には向いていない」という意見があるが、まったくのその通りで 本書は入門書の真逆に位置するものだろう。 | ||||
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