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少女不十分
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少女不十分の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全171件 1~20 1/9ページ
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恥ずかしいことに、大人になってから随分経った今でも本を読んだことがほとんどない。 恥ずかしいとは言ったが、恥ずかしげもなく友人に「事実ベースでなくていいので、エッセイのような文章を読むなら何がいいか」と尋ねた。 本を読んだこともない癖に、エッセイの書き方を知りたい、という幼稚な気持ちもあった。 友人はすぐに少女不十分を勧めてくれた。 私の未熟な要求をほぼ全て満たしていて、教えてくれた親切な友人に感謝すると共に、 どんなに頑張って取り繕っていても、限界を迎えた瞬間に表出されてしまう心があるなら、それを出来るだけ見逃さないように生きていきたい、と思いました。 美しく温度のある作品です。 | ||||
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前半はまるで、芥川龍之介が江戸川乱歩風の小説を書いたような印象を受けました(語り口は西尾さんですが)。不可思議な、なんでそうなるのと言いたくなるような展開で無責任に終わるのではと心配して読み進めると最後三分の一で収束します。後味悪く終わるのかと思ったら見事に簡潔なハッピーエンド。エンターテイメント性とメッセージ性を持つ名作だと思いました。 | ||||
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西尾さんは化物語等好きで読んでますけど、こんなに後引きずる読了感は他作品には無いかも、と思いました。 言い回しのくどさはページ稼ぎかって位にはありますけど、やっぱり西尾先生天才。 | ||||
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最後の辺りで泣きました。ネタバレになってしまうので伏せますが、西尾維新を長年愛読してきたファンにとってかなり良い作品だと思います。ただ少し冗長だったり、監禁状態からいつでも逃げ出せるのに逃げ出さない主人公に辟易する方も多いと思います。間違ってもこの作者の初めて読む作品としてはおすすめしません。 | ||||
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どこからがフィクションでどこからがリアルのストーリーなのかが分からない不安感がとても面白かったです。 | ||||
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硬冷乾×硬冷乾=軟温潤。 あるいは、奇異×奇異=軟温潤。 僕的に公式化するとこういう感じか。 読み始めこそそのムダな饒舌さに辟易しかかっていたものの、次第に引き込まれていった。ラストの「蛇足」にほろっとくる。 人生の節目、人生の転換点というものをこういう「やさしい物語」にまとめることはとても大事なことだと感じた。 | ||||
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内容はおもしろいはずなのに 文章がくどくて途中で読むのをやめてしまった | ||||
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序盤の冗長な言い回しに少し飽きてしまいましたが、真相の意外さとその後の展開、ラストシーンと最後のセリフは鳥肌が立ちました。 さすが実話だけあってリアルな感動がありました。 | ||||
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読んでいてとてもびっくりしました。 あくまでもお話ですが、感情、触感、臭いがリアルに伝わりました。 なんだか私が本の中にいるような気持ちになりました。なんとなく主人公に共感出来ます。歪んでいてあまり人には理解されないだろうという部分が、書かれていて少し安堵しました。フィクションだろうとこういう考え方も世の中にはある事が認識出来て良かったです 万人受けはしないだろうけど、この方のの作品はそもそもそのように作られていないと思うので、この読んだ後の頭がぼうっとして胸が締まる、だけどなんだかほっとする気持ちを他の方にも伝わればいいなと思いました。 この世界観を味わえる方がいいのではないのでしょうか | ||||
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この物語は最初からとてもショッキングな出来事が起きて、いったいこの後はどうなるんだろう? と、ページをめくる手がとまらない、先を知りたい! 一心で読んでゆきましたが、物語の後半、「なんだ。こんなもんか」という、がっかり感、つまらない感、腰砕け感の展開になってしまい、この本は、前半傑作、後半駄作な印象の読後感でした。 | ||||
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西尾維新作品を読んでいれば読んでいるほど、間違いなく作品にのめりこめる。 惹き込む力が尋常ではない。 とにかく手にとって、読み始めてほしい作品。凄く面白いです。 | ||||
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好みが分かれる作品かもしれません。 自分は面白かったです。 面白かった、と言い切るのもなんだか違う気はしますが。 日常の中に淡々と滑り込んでくる、日常から少しずれた異質な、それでいて全くありえない、理解できないとも言い切れない恐ろしい出来事が 気持ち悪くずっと背中をカッターで引っかかれているような気持ち悪さです。 先生らしい筆致に引き込まれましたし、もしかして私小説なのかな?と一瞬思ってしまう書き草も面白く 一気に読んでしまいました。 文章が回りくどいとか、意味がわからない、気持ち悪いのでつまらない、という感想を持つ人がいるのも分かる内容です。 ラストが不要という意見も頷けるものがあります。 確かに蛇足というか、そこまでの奇妙な気持ち悪さが台無しになる気もしましたが これがあるからこそ日常に戻ってこられたような それだけではないような、不思議な読後感でした。 | ||||
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ほかの漫画とは違った感じで、人それぞれ好みはあるかもしれないですが、私はとても面白かったのでオススメです。 | ||||
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読み切った、読破した、しんどかった。やり切った。 終わった。 登場人物の名前にも言葉遊びが仕掛けられてるんですね……。 | ||||
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好きな内容が色々入っていて十分に面白かった。少女の異常さはフィクション上なら好き | ||||
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二歩進んで、その二歩を十歩分くらい説明して、また二歩進む様な文章。 私の初西尾維新先生小説。 題材はなんだか面白そうなんだけど、くど過ぎる。 はなしの面白さにおいては、アニメ『物語シリーズ』を観ているので信用?してます。 なので、頑張って読みます。頑張って、、、。 読了後、評価が変われば追記します。 読了後。 まあ、小説の感想に関しては、、、わからない。つまらなくはありませんでした、、、いや、正直に言いますと、流し読みしました。ザーッと眺めて、少女のセリフの前後を拾って、たまに繋がりがわからない場合に戻って読み直して。 流し読みした分際で何ですが、序盤では、これは事実だから、プライバシーがどうのこうので、小説家的な過剰な演出を控えると書いていたのに、最後に主人公の名前と少女の名前を明かすという、仮名という設定もあり得ますが、小説家的にオチを演出したのは何だったのでしょうか。一文一文をしっかり読むと、何か見えてくる小説なのでしょうか。他のレビューでも読んで、熟読するか決めようと思います。 面白いかどうかは別として、これを面白いと思っていると、他人には思われたくない作品でした。 | ||||
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初西尾維新です。はっとりみつる先生の漫画版が面白かったんで、原作はどうだろうかと注文したのですが。 冒頭から続く主人公の自分語りがくど~~~~~い! あまりに冗長で初っ端から辟易しました。もっともこのくどい語りは文章に特異性を持たせるため敢えてやってるのかもしれませんが、幾らなんでもやり過ぎじゃないでしょうか。 例えば、「言うまでも無いが」と前置きして本当に言うまでも無い事を言ったりする。じゃあ言わなくて良いですよ。しかも言うまでもない話を広げて脱線します。 西尾先生って何時もこんな感じですか? 深夜ラジオの芸人みたいな語りなんですが。 ドストエフスキーの文章と比べてる方がいますが、ドストエフスキーの自身の魂の問題にこれでもかとぶつかっていくような骨太の文章と、自らの本質からのらりくらりと逃げてそれっぽい台詞で誤魔化している著者の文章が同じに見えるなら文学が向いてないので読まない方がいいと思います。 もっとも、アイディア的にはかなり好きです。「少女が大学生(大人)を誘拐する」と言う、一般的な加害者と被害者の関係が真逆であると言う設定は、荒唐無稽で良いですね。B級ホラー的にはこの荒唐無稽さは面白いのではないでしょうか。実際この本がどういうジャンルの本なのかは知りませんが。 これで、本当に小学生が大学生を監禁しよう(あるいは殺そうと)としていて、それに大学生が本気で抗うが、身体は子供でも頭のいい小学生が二枚も三枚も上手で主人公が追い詰められるって内容なら、かなり面白かったでしょう。 しかし読んでると途中から、「これ事件でも何でもなく、大学生と小学生のままごとじみた誘拐ごっこなのでは・・。」と思ってしまいますね。 実際、終始主人公に命がけ感がないし、小学生の女の子くらい蹴り上げればそれで終わりな話。大人対子供と言う圧倒的体格差の不利を覆すだけの工夫をUは何もしてないんですから。 主人公は「足が傷ついてたから」なんて言い訳してますけどその後歩いてるんだから、か弱い女の子を蹴り上げるのもあるいは無視してにげだすのも簡単でしょう。 漫画の場合、絵だけで説明してるのとはっとりみつる先生の画力の高さのせいで、Uがこの不自然な物語を成立させるだけの異常性を持っているように見えて、強引にストーリーに説得力を持たせていたんですが、小説は文字だけな上に、あんまりUの描写そのものに怪物性を感じない。容姿や表情に対する表現も貧困で、何処にでもいる小学生にしか思えませんでした。Uの台詞自体殆どないし、代わりにあるのは主人公の説得力の無い言い訳。しかも冗長な文章なので、主人公が語れば語る程主人公の行動に説得力が無くなっていく。 最後は大体予想通りの終わり方。「やっぱ誘拐ごっこでしかなかったんだな」と思う様なぬるいキレイごとのラスト。 でも、このつまらなさでバットエンドでは不快感しか残らないので、寧ろあれで良かったのかも。 | ||||
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そう捉えると、いろいろと腑に落ちる。 展開がやたらと横道に逸れるのは作者の持ち味でもあるが、本作についてはかなりイライラさせられた。 要するに−− 「自分はロリコンではない」 「自分はドMでもない」 そんな自己弁護を、言葉を変えニュアンスを変え延々と読まされるわけです。 ロリコンでもいいではないか。 ドMでもいいではないか。 なぜ恥じる必要があるのだ。 阿良々木君、そう、君を阿良々木と呼ぼう。 阿良々木君、今回の経験は、君にとって「ご褒美」みたいなものだったんだろう? まったく、トラウマが聞いて呆れる。 そういった「無駄」を削ぎ落とせば、数十ページで完結したであろう作品。 少女の両親については、監禁生活が始まってすぐに予想がついた。 私のみならず、ほとんどの読者がそうであっただろう。 「西尾維新がそんなサスペンス劇場のような陳腐な展開を選択するはずがない」と思っていたので、予想が当たってしまい嘆息。 この物語で唯一心配だったのは「少女の行く末」だったのだが、ラストシーンでホッとした。 束の間だったので、本当のところはどうなのかわからないけれど。 | ||||
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序盤から中盤にかけては、西尾維新作品を知る方で有れば至極当たり前の展開。 自信も相変わらず回りくどいな(笑)とは、思いつつもその後の楽しみを思えば、それも前菜的な楽しみです。 むしろ、この前半の下りを回りくどいだのと批判されてらっしゃる方は、そもそも西尾維新作品を読むべきでは無いかと? こんな事、今までもいくらでもありますし… ネタバレになるので多くは語りませんが、終盤~巻末に掛けては期待を裏切らない、今までの消化不良を払拭してくれる、展開にマジか? と思いつつも流石、西尾維新と思わずには居られませんでした。 | ||||
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ドストエフスキーも長い序文があるしくどい【カットしたいくらいに】 でもそれを超えればデスノートレベルの心理戦がある【罪と罰】 【というかデスノートの元ネタ】 ・トルストイもくどい ・夏目漱石の草枕やそれからも ストーリーなんか無いようなものだし、何も起きないようなもの ・三島由紀夫もまわりくどい、 くどいを通り越して自我との高度な心理戦が始まる ・長距離ランナーの孤独 も ソルジェニーツィンの流刑地の話 も何も起きないようなもの ・カフカも不条理でくどい ・ケルアックの路上も何も起きないようなもの ・バロウズの裸のランチやソフトマシーンなんかストーリーは完全に無い様なもの でもそれが文学 ストーリーが進めばいいってもんじゃない ストーリーが進むものを読みたければ マルケスの百年の孤独を読めばいい。 ストーリーしかないから 【ただ、本が何十冊も書けるくらいのストーリーのてんこ盛り】 つまり何が言いたかったのかと言うと この少女不十分は 文学。 異端者に捧げられた 文学好きの為の泣ける文学 西尾維新にとっての ・異端者の悲しみ【谷崎潤一郎作】 かもしれないと思った | ||||
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