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少女不十分



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【この小説が収録されている参考書籍】
少女不十分 (講談社ノベルス)
少女不十分 (講談社文庫)

少女不十分の評価: 3.90/5点 レビュー 171件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.90pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全171件 61~80 4/9ページ
No.111:
(4pt)

だまされたほうがおもしろい

ほとんどの方が書いている通り、回りくどく、読みにくい部分が多々あります。正直最初の数ページ読んで「そんなことはどうでもいいよ」と本を置いてしまい、約半年放っておいてしまいました。近日電車で長旅をする機会があり、気にもなっていたので読んだところ、最後まで一気に読んでしまいました。
私がアホなのでしょうが、コピーにまんまとはまり、筆者の過去話とほぼ信じて読み進めてしまいました。その分ラストでほっとして、さわやかな気持ちになれました。みなさんも素直に、バカになって、だまされて読んだほうがおもしろいです。後半の「お話」の場面では、筆者の思い、自分がなぜ西尾維新作品が好きなのか、なんとなくわかったような気がしました。この作品を最初に読むのではなく、「戯言シリーズ」など、他作品を先に読むことをお勧めします。
少女不十分 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:少女不十分 (講談社ノベルス)より
4061828002
No.110:
(5pt)

書くのに10年と10日かかったことに納得した。

「いまだに小説を書いた覚えはない」なんて戯言から始まります。著者の他の本のあとがきと同じ語り口で本書はスタートします。最初は言い訳というか口上と言うかいかに自分が書きづらいことをこれから書いていくかの宣言となっています。

 ありえないありえないと思いながらも読み進めていきました。事実が明らかになるにつれてああそうだったのかと理解していくことになります。最後まで読むと冒頭の戯言も含めて無駄な部分など無いことがわかりました。

 著者のその他の小説の登場人物には自分から見ると不可解な人物が多い。この本の主人公像をみると明らかに著者の分身であることがわかりました。

 私小説風な作風ですがフィクションとノンフィクションの境目がわかりません。読後はこのことについてはどうでもよくなりました。
 移動中の娯楽ではなくて久々に一気に読んだ小説となりました。
少女不十分 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:少女不十分 (講談社ノベルス)より
4061828002
No.109:
(5pt)

実話?

この作品はいままでの西尾先生の作品のように
戯言遣いも請負人も殺人鬼もでてこない。
現実に存在する「普通」の人間ばかりだ。

だが、西尾先生の根幹のような雰囲気を感じさせる作品だった。
この作品の主人公の体験が今までの
戯言、世界、物語シリーズの完成に繋がっているような気がする。
少女不十分 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:少女不十分 (講談社ノベルス)より
4061828002
No.108:
(5pt)

作品の9割は伏線?

タイトル通り、後半まで続いていく不気味で平板気味な文章は全て最後のオチの為に用意してあると勝手に解釈しております。ある意味売れ線やら読者に対する親切さ、売れるためのルールが(多分意識的に)無視されており、読者や既存のHow toに対しての挑戦状的な意味合いも感じられます。特に、自分で小説を書いた人は「おおっ」と苦笑い(取り様によっては作家として致命的な痛手となる手法をわざと選択している箇所が散見されるため)してしまった所もあるのではないでしょうか?
いずれにしても賛否が真っ二つに分かれるような作品になるのは間違い無いようです。
最後に出て来た編集者の新人ってもしかして…という勘ぐりを入れたくなるような括り方もナイスですね。
少女不十分 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:少女不十分 (講談社ノベルス)より
4061828002
No.107:
(4pt)

やられました(いい意味で

戯言シリーズ、物語シリーズ、世界シリーズなど
西尾維新作の本をたくさん読んできましたが
今作はその集大成のような物語でした。

最初、本書を読み始めた時に
いつも異常に回りくどい文章が多く
あれ?テンポ悪いな
と思ってしまい、途中で読むのを断念しようか悩んでしまいました

しかし、テンポの速さ、締めの爽快さを演出するために
わざとやっていたんじゃないの?と思うほど、後半から面白くなっていきます。

実際に、読んでいた時のスピードで言えば前半と後半で比べると倍近く違いました。

特に、西尾維新の本を読んできた人にはオススメです。
「この本を書くのに10年かかった」
という西尾維新の言葉の意味がよくわかります。

ぜひご一読を
少女不十分 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:少女不十分 (講談社ノベルス)より
4061828002
No.106:
(5pt)

思った以上に読みづらい

散々レビューなどで読みにくさが挙げられていますが、予想を超えて本当に読みづらいです。
中盤までのテンポはハッキリ言ってしまえばクソです。
しかし、そのテンポの悪さを越えてしまえばグングン読み進めることができます。
中盤以降は本当に面白かったです。
一番ビックリしたのは、あんなにダラダラ引き延ばしたのに終わり方が完璧に近いくらいに綺麗であったこと。
加速した物語が大きく弧を描き、次第に緩やかな動きになりピタッと静止する。
そんなイメージが実にあっていると思います。

ツッコミ所と言えば…
この本を書くのに10年かかった。
納得ですが、この本の内容自体は西尾先生初期の頃からかなり完成していたのでは…と思ってしまいますね。
締めが締めだけに…。
少女不十分 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:少女不十分 (講談社ノベルス)より
4061828002
No.105:
(5pt)

西尾維新が見える話

話としてはあまり山もなくとろとろと進む印象が強いです。
まどろみのような何でもない話なので
普段の西尾維新とは違うなあと思ったのですが

終盤でUに向けて語られることや主人公の想いは
全てが語られているわけではないのでしょうが、西尾維新作品のテーマです。

しかも『そうだったの?!』と驚くようなテーマではなく
『あ〜』と納得し重みを感じることができ、文字にして見せられたことで
感じていたことを漸く実感したのだなあという気持ちになりました。
オチはいつもの西尾ですが、語られたテーマを踏まえて読むと
ああやっぱり西尾だ素敵だなあと笑ってしまいました。

西尾維新作品をあらかた読んでいて、尚且つそれらに感慨がある方は読まれてもよいのでは。
初めての西尾には向いていないと思います。

この8年程西尾作品を読む中で
「おもしろいのだけれどこの人は何を考えているのだろうなあ?」
という疑問を感じていたのですが、少女不十分でそれが少しでも見えてわたしは満足でした。
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4061828002
No.104:
(5pt)

西尾維新、最新作!

一目見てこれは面白そうだと感じました。話の進展がしづらい内容にかかわらず、先が気になる、展開を読ませない展開など、とても素晴らしい作品でした。他のレビューを見ていると、話が進展しなくて苦痛だったなどの意見が多いように感じましたが、全然そのようなことはありません!というかそれを苦痛だと思う人は、西尾作品そのものに向いてないのでは…。言葉遊びは少ないですが、これこそ西尾維新の本領だと思います。買って損はない…否、買わなければ損。値段は\882と高いですが、まぁ講談社だから多少高いのは仕方ないとしても、買うだけの価値はあると思った作品でした。評価は、十全にして大満足。☆5です。五体満足でした。用法が間違ってる?いいえ、言葉遊びです(^_^メ)
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4061828002
No.103:
(5pt)

小説家の精神性

私個人としては「類を見ない傑作」という評価です。
しかし読了後レビューをチラリと読んでみて、思いの外低評価が多いという事に驚きました。

そんな私も、読み進めている最中は「内容が重い」「読みづらい」という印象を持っていました。

そして読み終えた今だからこそ言える事なのですが、
「そのノンフィクションであるが故の倦怠感、読みづらさすら伏線だった」という事。
読了するとそれが分かります。

分からない人は時系列をよく考えて欲しい。
少し言い過ぎましたね。
少女不十分 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:少女不十分 (講談社ノベルス)より
4061828002
No.102:
(1pt)

これは無い。

氏にしてはイマイチとしか云えないデキ。
物語シリーズも息切れ感が否めないし、そろそろ才能が枯れたかもしれないね。
はっきり云ってオススメはしない。
内容について触れると、ニ行位で完全なネタバレになってしまうので
気になるなら立ち読みしてから買うことをオススメする。
少女不十分 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:少女不十分 (講談社ノベルス)より
4061828002
No.101:
(5pt)

選び得ない選択を選び続けること

ここにひとりの作家がいる。デビューから10年が過ぎた三十路の作家だ。速筆で知られ、出版すれば十分な売上を計上する。売れっ子作家と言ってもいいだろう。しかし彼には、いまだ小説を書いていると言う感覚がない。
 それには理由がある。そのきっかけは、大学在学中の彼が、小学生の少女がトラックに轢かれ木っ端微塵になるのを見たこと…ではなく、そのときに轢かれた少女の連れの少女を見てしまったことである。その少女、あえてイニシャルで書くが、U・Uとに関わったことが、彼の中にある感覚を植えつけ、作家にさせたのだ。

 私小説風に、作家となるきっかけとなった一週間の出来事をつづった作品なのだが、極めて狭い範囲で、主要な登場人物も二人しかおらず、異常な状況の平凡な時間がダラダラと綴られるだけなのだが、妙に読ませる。
 何が読ませるかといえば、主人公である作家の10年前の姿だ。いくら大学生で作家志望者だったとはいえ、種々の選択の中には、より平穏な選択があふれているのである。それなのに、もっともありえない選択肢を選び続ける。そう、選び続けるのだ。その姿勢が、作家とはこういうものなのだよ、と言っているような気がしなくもない。

 いやまあ、もちろんタイクツでつまらないと思う人もいるとは思うのだが、作者のファンであれば、最後の収束にはそれなりにスッキリするであろう。オチがないといいつつ、その時点での主人公は知らなかったから嘘ではないわけだが、過去と現在をつなぐオチはしっかりとあるのだ。
 作品を総括すれば、こうすれば作家になれるというわけではなく、こうしてしまう人間が作家になる、ということなのかもしれない。
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4061828002
No.100:
(1pt)

ある意味いつも通り

物語が職業小説家の語り部による過去の出来事の独白という形で進められるので、
西尾維新のファンの方々は筆者の意図についてあれこれ思案しているようだが、
正直なところ、読者が「そうする用」に作られている感がかなり強い。
そんなことには一切興味が無く作品だけで評価したい身としては
文章がくどいだけのありきたりな物語の域を出なかった。
「この小説を書くのに10年かかった」という帯の文句も合わせ、
いつも通り、消費者を喜ばせるために趣向を凝らしたなぁ、と言ったところ。
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4061828002
No.99:
(4pt)

嘘か真か

原点回帰と銘打ってはいますが回帰じゃありません。完全に新境地です。
確かにレビューの通りテンポは悪いです。しかしそれはわざとやっているのでは?とか思ったりします。
体験談としての話を本にまとめようと言うのですから西尾維新が得意とする言葉遊びは大変少ないです。殆ど皆無と言っても過言じゃないと思います。だってそれを入れる隙間が無いんですもん。
「この小説を書くのに10年かかった」という文句の通りこの本は作者がデビューして10年の節目の作品です。だからといって本人の体験談だとは限りません。
このレビューが役に立つかどうかはわかりませんが、かなり人を選ぶ作品であることに間違いはないので、店頭で立ち読みしてから購入することをお勧めします。
少女不十分 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:少女不十分 (講談社ノベルス)より
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No.98:
(4pt)

小説とは無縁で生きてきましたが・・・

参考書などを読んでいる方が面白く、小説など読まないで生きてきましたが、この本を読んで痛く感動しました!
 語り口がとても面白く、全体の構成もよく考えられていると思いました。他の方が言うように、ややくどくどと書かれている感もしましたが、やはりあの書き味があってこその「少女不十分」だと思います。
 
 文章表現や小説中の様々な仕掛けなど、小説全体を通して西尾維新の才能を感じずにはいられませんでした。

 素晴らしい小説に出会えたと思っています。
少女不十分 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:少女不十分 (講談社ノベルス)より
4061828002
No.97:
(1pt)

最悪。

無駄にくどく、無駄に無駄話が長い。
こんなにテンポと頭の悪い文章は初めて読んだ。
とにかく文章から頭の悪さが露呈している。
こんなものが世に出ても許されるなんて、信じられない。
子供の落書き以下のゴミ。

本題の話は面白そうな材料だったのに、本題以外の無駄な部分がそれを全部殺している。
本題よりも作者が自分のことを喋りたくて仕方がない感じ。本編がそれの『ついで』のような扱い。
異常者を気取った作者の自分語りが9割の本。
「俺あたまおかしいだろー」と得意げに書いている様が浮かぶ。
「凡人とはあたまのつくりが違うんだよ」という含みが文章の端々からにじみ出ている。
読んでいてイライラする。

飛ばし飛ばしで読んでも本編を把握することになんの支障も無かった。
読んだ後の疲労感が半端無い。
時間の無駄。これを読もうと思う人がいるなら、是非、他の有益な本を読んでほしい。

表紙が美しいというところしか褒められない。
少女不十分 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:少女不十分 (講談社ノベルス)より
4061828002
No.96:
(3pt)

本を楽しみたい人にはお勧めできないかも

何冊か読んだ西尾維新さんの小説の中でもこんなに読みづらいものは無かったです。
でも、あえてそれが狙いだったような気もします。
人は本当に伝えたいことを口にするとき、ましてやそれを伝えるのに口語術も時間も無いって時には、回りくどい話し方になる。
正に駆け出しの小説家がメッセージ性だけをつよく持ち、人に読ませることをおろそかにしているような。
そういうのを書きたかったのかなという印象。
中身の物語がどうこうというよりはこの本そのものがそういう作品なんじゃないかと。
小説を純粋に楽しみたい人は他の本を手にとられたほうが良いかもしれません。
あくまで私の解釈ですが。評価は低めですが作品としては嫌いじゃないです。
少女不十分 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:少女不十分 (講談社ノベルス)より
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No.95:
(1pt)

こんなものでも受け入れてくれるファンを作るのに、十年かかった。

散々言われ尽くされているので今更書くまでもないかもしれませんが、
文章は冗長、内容は希薄、当然読んでも退屈です。
10行で語れることを100行で書き、それを繰り返して一冊の本の体裁にしているだけ。
韻を踏んでいたりリズムが良かったり気が利いていたりの「言葉遊び」だったのなら
まだ良かったのですが、それですらない。
つまり単に「水増し」です。
800円の価値がありますか?これに。

西尾維新は本来筆力も執筆速度もある作家ですが、
それが粗悪な作品の乱造にも悪用できるのが困りもの。
作品のアニメ化バブルに乗っかって編集者はこんなものを書かせるくらいなら、
きちんと腰を据えてもらって、読者が素直に「あー面白かった」と言わせられる作品を書かせてあげてください。

「西尾作品が好きなら買い」?
逆でしょう。
「もっとやってくれるはず」と願って買わないのが正解です。

「作者の実体験かも?!」とか言ってる人は早く目を覚ましてください。
少女不十分 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:少女不十分 (講談社ノベルス)より
4061828002
No.94:
(5pt)

とりあえず表紙絵はすべらしい

いろいろと騙されました。内容もグダグダです。
長ったらしい一人語り、遅い展開、西尾維新の描くいつも通りの一人称。

でも、それが西尾維新の良いところなんです!!!!

…いやぁ、見てる間はちょっとくどいかなーと思ってたのですが、
最後の最後のシーンで作者に上手く言いくるめられてしまいました。

この方の他の作品を好きな方は、読んで損はしない、なんだかんだ楽しめると思います。
逆に、嫌いな方はやっぱり損をして、楽しめないと思います。

いつもの西尾維新さんの作品です。
少女不十分 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:少女不十分 (講談社ノベルス)より
4061828002
No.93:
(3pt)

もう西尾作品は読みません

他の方が散々書いているように余りに文章がくどいです。
斜め読みしやすいノベルス形式で良かったです。
こんな言い訳めいたオナニー文章をクドクドまともに読んでいられません。

まともな担当者は最初の5ページでダメダシしますね。

あといかにも「事実です」みたいな書き方をしてるけど、しつけに厳しい親は
「人を傷つけない」「歩きながらゲームしない」と教えるはず。
そのへんのリアリティは薄いですね。

作家としてそれなりの著作量を重ねて、担当者が最後まで目を通してくれるようなになったから
成立した作品、と言えるのではないでしょうか。
作者のほかの作品をまだ読んでいませんが、今回ので力量が知れたので、もう読むことはないと思います。
ということで★3つ。
少女不十分 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:少女不十分 (講談社ノベルス)より
4061828002
No.92:
(5pt)

弱火

私小説風のフィクション作品だが、著者と同年代の作家である主人公の数年の執筆活動における
心情の変遷や作家としてのスタイルなど、リアリティもって読めるところもあって興味深い。
基本的に主人公の1人称で語られていく心情吐露という方式で、読み味としては結構冗長になる
ところも多い。
ただし読み進めていくうちにじわじわじわじわとおもしろくなっていく。
短いぺージ数だが、弱火でことこと煮込むような、ゆっくりとラストのカタルシスに向けて展開する作品。

少女不十分 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:少女不十分 (講談社ノベルス)より
4061828002

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