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謝罪代行社



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謝罪代行社の評価: 3.60/5点 レビュー 10件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.60pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

評価が難しい

最近のハヤカワの傾向として青春小説的なミステリー・犯罪小説と
いうのがあると思うのですが、この本はまさにそれで、ベルリンの若
者の日々と事件という二つの面を持つ小説です。

 ベルリンの町の風景と今の20代の青年達の姿の描き方に生々しさが
あって読ませます。

 しかしそこへ降ってわいたような災難がひどすぎる。エラリークイー
ンは「ミステリーの中の事件は殺人事件でないと読者を引っ張って行
くことができない」と書いていますが、その教えを守って行くと、よ
り刺激を強くするために事件の惨劇度をエスカレートして行かなくて
はいけなくなるだろう、そんなことを思いました。

 結局犯人の動機などがあいまいなままなので、何か解決しない感じ
を残したまま終わってしまい、残虐な描写の印象だけが残るというよ
うな感想です。
 楽しい話を描こうとして結局作家自身が普段書けない、描いてみた
い物を書いてしまったのかな。
謝罪代行社 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫 ト 7-1)Amazon書評・レビュー:謝罪代行社 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫 ト 7-1)より
4151792015
No.2:
(3pt)

かなり苦しい読書体験です。

いかにもドイツらしい陰々滅滅とした内容と結末、
感情移入しにくい登場人物たち、
なによりも、時系列を前後して複数の視点で語られる叙述と、
決して愉快なだけではない、なかなか読むのが苦しい作品でした。

また、一読して明らかに矛盾していると思われる点もあり、
謎ときとしては辛めの点数になりました。

なお、作品中で主人公の一人が見せる「謝罪術」はなかなかおもしろく、
実社会でも応用できそうな気がしましたが。
謝罪代行社(ハヤカワ・ミステリ1850) (ハヤカワ・ミステリ 1850)Amazon書評・レビュー:謝罪代行社(ハヤカワ・ミステリ1850) (ハヤカワ・ミステリ 1850)より
4150018502
No.1:
(3pt)

通勤電車では読めない...読んでいて楽しくないから...

この話、表現方法を、気楽に通勤途中に読もう、なんて考えると酷い目に遭う。
実際そんな目にあってしまった。読めども読めども楽しくならない。
主要登場人物に特別魅力を感じない、物語にワクワク出来ない、物語の進行具合や<匿名>登場人物との
絡みが分かりづらい、で、頭がクタクタになってしまい、ページをめくる手が進まない。
そんな訳で、250ページ過ぎで読了を一旦中断。全容を如何しても知りたいという気持ちになれないのが
大きな要因。(その内、自宅でジックリ手に取るかもしれないが、今は一刻も早く他へ移りたい...)
エンタメなミステリーなら他にもあるし、この本を”通勤のお供”に選んだのは失敗だった。
この本こそ、好き嫌いの分かれる、読み手を選ぶ、本なのだろう。私は好きになれなかった。

謝罪代行社(ハヤカワ・ミステリ1850) (ハヤカワ・ミステリ 1850)Amazon書評・レビュー:謝罪代行社(ハヤカワ・ミステリ1850) (ハヤカワ・ミステリ 1850)より
4150018502

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