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永遠虹路
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永遠虹路の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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美貌と類希なる歌声をもつ女性、七虹。 七虹がその命を懸けて目指した先に待ち受けていたのは、 辛い現実だった…。 物語は複数話で構成されている。 各話ごとにサブキャラの一人称で物語は語られる。 主人公である七虹の心理描写は一切ない。 サブキャラの視点で、彼女を捕らえているので、 最初は七虹が何を考えているのか、良く分からないのだが、 物語りが進むにつれ、彼女の過去、想いが分かってくる。 この作品は面白い構成で、一話、二話と物語が進むにつれ、 時間が遡っていくのである。 一話は七虹が派遣社員として、会社に勤めている話、 二話は大学でバンド活動をする話、 三話は高校で天文学部に入る話…という具合に。 七虹の不器用さ、一途さが、上手く表現できており、 魅力的な作品に仕上がっている。 哀しさ、切なさが伝わって来ており、この作品の雰囲気は気に入った。 主人公は大学時代に結成したバンドを、とある理由で脱退するのだが、 その一人よがりで、我侭な行動が気に入らない、との他レビューが見受けられた。 私はそうは思わなかった。 彼女の一番大事なもの、想いが理解できてしまったから。 確かに、彼女の行動は極めて自分勝手ではあるのだが…、 ようは、どれだけ主人公に感情移入できるか否かという事次第だろう。 七虹の中学時代までの話は上手くできていたのだが、 七虹が小学生時代の話に、違和感を感じた。 いくらなんでも、小学生がそんな会話はしないだろう。 「運命の出会い」もいまひとつであった。 つくづく残念だとは思う、全体としては好みの作品に仕上がっていた。 また、イラストも雰囲気があった。 | ||||
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初めて著者の作品を読みました。 物語を過去に遡ることで主人公の内面が明らかになっていく構成が爽快です。 主人公の視点で語られることは最後までありませんが、それがよりいっそう謎めいた彼女の思いの強さを引き立てていると思います。 シリーズのようなので、すぐに他作品も読みたくなりました。 二回目を読むことで、新たな発見もたくさんありました。 イラストも物語にぴったりだと思います。 | ||||
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とても斬新な小説でした! 綾崎さんの3冊目の本ですが、これまでとは少し違っています。 まず主人公の目線で語られることが最後までありません。 それだけでも新鮮ですが、この物語は物語をさかのぼっていきます。 結末はどうなるんだろうと最後まで気になって一気に読んでしまいました。 この感動は読んだ人にしかわからないと思います。 とてもとても美しい物語です。 一途な主人公が本当に素敵でした。 | ||||
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電撃小説大賞を受賞した筆者の三冊目。 提示される幾つもの謎を、物語を過去に進めることで解き明かしていく。 この複雑な構成の物語を破綻なく書ききった技量に感服してしまった。 さらに主人公が特殊な描かれ方をしているせいで、とにかく先が気になる物語でもあった。 面白いアイデアが組み合わされており、散りばめられた伏線も綺麗に回収される、非常に爽やかな恋愛小説である。 | ||||
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すごく面白かったです。 ヒロインが何を考えているのかわからず、ページをめくる手が止まりませんでした。 もどかしくて切ない幾つかの事件を追いながら、まわりの人たちの人生をたどることで少しずつその心がわかってきます。 一途で真っ直ぐであるということは、苦しくても素敵なことなのだと思いました。 とても優しくて美しい小説です。 | ||||
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どうしてこんなに美しい物語を書けるんだろう。 最後までどうなるかわからなくて胸が痛くてたまりませんでした。 読み終わったときには優しい結末に涙がとまりませんでした。 不思議な小説を書かれる方です。 もっと大勢の人に読んでほしいです。 | ||||
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営業部の夏目瑛太は、派遣社員として入社した舞原七虹に興味を引かれる。飛びぬけた美貌とスタイル。だが人とは関わらない。名前で呼ばれることを嫌がる。並んで歩く時は必ず車道側を歩く。時折、夕焼け空を見て寂しそうな表情を浮かべる。 そういった彼女の振る舞いが示すピースは、彼女のどんな人生を写す影なのだろう。七虹の軌跡を遡り、その原点にせまっていく恋の物語。 交わりそうになっても、かするだけの人生の軌跡はいっぱいある。逆に、どれだけ離れてもいずれ交わる人生もある。 裏表紙の梗概は、実写映画にもなったマンガを感じさせるものがある。名前と併せて考えると編集者の意図があるのかも知れないけれど、中身の関連性はあまりないので、個人的にはよろしくない感じがした。 | ||||
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