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晩鐘
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【この小説が収録されている参考書籍】
晩鐘の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.52pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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小学生の子供がいるので、かなり辛い内容の本でした。小学生のくせにセックスしたり、万引きしたり、ネタバレになるので書けませんが犯罪をしたりとひどい内容です。吐き気を催します。新聞記者と犯罪被害者の娘の話はまだましですが、安い三文小説を読んでいるような、安直なドラマみたいな展開で、面白いのですが、深みがないというか、回りくどく書いているだけでしごくありきたりな展開でした。 小学生の話はかなり胸くそなので、寝る前に読むと気分が悪くて眠れなくなるほどでした。 面白いのですがかなり人を選ぶ重たい小説です。 人には薦められないですね。 | ||||
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ここでの評価は高いんですね。驚きました。たしかに丁寧に書かれていて、殺人事件後の被害者、そして加害者家族がどうなっていくかを著者が渾身の力を込めて書いたというのが伝わってくる力作です。そして、これの前に当たる「風紋」は私も☆5にしました。 でも、こちらはちょっと評価を高くは出来ませんでした。あまりにも救いのない話。加害者の家族が血縁関係のない人たちも含めて、これでもかとばかりに最後まで不幸になっていきます。そして小学生が小学生を対象とした性犯罪……いくらなんでも、やり過ぎと思ってしまったのは私だけでしょうか。 個人的には息抜きの気持ちもあって読むエンターメント小説で、現実よりもさらに酷いものをこれでもかとばかりに見せつけられるのはどうかと。とくに、小児が被害者となる性犯罪、殺人犯の息子が生まれつきの犯罪者のような性向というのは、いただけないなあと思ってしまいました。 | ||||
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すごく読みやすく、さすが乃南さんといった感じでした。 しかし、読了後のこの感じはなんだろう。すごく重たい。爽快感、満足感はありませんでした。 確かに物語としては、すべてハッピーエンドでは、作者の意図が伝わらないでしょうけど。 ただ、犯罪加害者の家族がみんな、そういう結末を迎えるとは思いたくありません。 背負った十字架は確かに重いでしょうけど、まっとうに生きている人たちもいると思いたいです。 前作「風紋」が双方に未来を感じさせる終わり方だったのに、残念な感じです。 この本を読むには結構な精神力が必要です。軽い気持ちでは読めないでしょう。 私は、「凍える牙」から入ったから乃南さんの作品が好きですけど。初めての乃南作品が「晩鐘」だったらファンにならなかったでしょう。 残念ながら友達には進められません。なので、星三つです。 | ||||
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風紋(上下巻)、晩鐘(上下巻)を10日程度で一気に読みました。とても読み応えがあり、かなりのページ数はあったものの冗長さを感じませんでした。微細な心理描写をページを惜しまず表現している結果かとも思っています。素晴らしい作品だと自身を持って言えるでしょう。 ただ、残念なのは劇的な結末を演出する為に加害者側の親族をあまりにも不幸に(作品上では連鎖と呼んでいるものかもしれません。)描いてしまった点では無いでしょうか。 被害者側は心の傷を負いながらも、失った生命を新しい生命によって傷を埋めて行くという終わり方でとても納得の行くものなのですが、加害者側は常に崩壊を連鎖させてとことんまで行ってしまったという気がします。 犯罪による連鎖の恐ろしさがメッセージかもしれませんが、ただ単に犯罪者の家系というだけで連鎖に巻き込まれ、死を迎えるという結末はひどすぎる気がします。 | ||||
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加害者の家族である4歳の少年が 事件から7年経過してどのように成長してゆくか 主人公を加害者の家族少年にしたことで 社会に太刀打ちできず、運命に翻弄される小さな魂を描いている読んでいると、主人公が小学生であることを忘れるほど 子供では片付けられない欲望が渦巻く しかし、成長しきれてない身体に精神が所々に見え社会が加害者にもたらす報復に 太刀打ちできない少年の苦悩が充満している充満している苦悩が少年の成長にどんな影を落とすのか 子供に許された成長は加害者の家族には無いのか 上下本ですが、上を読むと下をすぐ読みたくなる筆力あり | ||||
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長崎で起きた少年殺人事件、事件を追う新聞記者建部は被害者の叔母笹塚香織が7年前東京で起きた主婦殺人事件の加害者の妻だった事を知る。東京に戻った建部は、犯罪の被害者と加害者の家族達のその後に迫る特集を組むことを考え、主婦の娘真裕子にコンタクトをとる。犯罪の加害者・被害者の家族の未だ癒えぬ傷を描く超長編、盛り上がりそうで盛り上がらない作品、とにかく長かった。 | ||||
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