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晩鐘
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【この小説が収録されている参考書籍】
晩鐘の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.52pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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もし現実の事件の加害者家族がこの本を読んだら どう思うだろうか? 確かに加害者家族が誠実な人間であればあるほど 彼らの苦悩はとてつもなく重いものになるだろう。 松永の弟のように自殺に至る例もあるだろう。 しかしこの小説の中では彼の自殺など数行で終わっている。 次から次へと加害者家族を襲う不幸は尋常ではない。 そして大輔はとても小学生と思えないほど小賢しく、レイプまがいのことまでしている。 これでは 所詮 犯罪者の子は犯罪者だと言っているようなものだ。 被害者遺族の真裕子は記者である建部の存在に救われた。 建部は思いやりのあるいい人だ。 しかし彼の存在がなければ 最後の事件はおこらなかった。 真裕子の父は彼女が建部と結婚することを「自分たちへの復讐なのか」と言った。 そして大輔の事件のあと岩戸刑事は被害者家族が呪いをかけてるのじゃないか」と言っている。 一層、これは真裕子の壮大な復讐劇なのだと言われたほうがまだすっきりするかもしれない。 松永の弟や子供だけでなく 香織の兄の家族までめちゃくちゃにして これが加害者家族の運命だというなら それは絶対におかしいし、ここまで痛めつける理由がわからない。 乃南さんの作品でこんなに不愉快に感じたのはこれが初めてである。 とても残念に思う。 | ||||
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加害者の家族にあまりにも救いがなく、展開に説得力も感じなかったので、後味が非常に悪かったです。 彼らを結果的に追い詰めた新聞記者にもその自覚がなく、偽善者としか思えませんでした。 | ||||
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