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モーダルな事象
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モーダルな事象の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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主人公は短大の助教授という職業にもかかわらず、どちらかというと低俗な部類の人間なのが面白いと思った。 事件の鍵となる人たちの名前と血縁が複雑でわかりにくい。 物語はそれほど複雑でもないのにとにかく長いので、最後の方は飛ばし読みした。 | ||||
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クワコーものの連作短編集三冊を読んだ後に、クワコー初出のこの作品に気付き読んでみました。 短編集とは随分違った雰囲気で進んでいきます。暗いです。しかも長いです。が、最後まで読み通せました。なんとか。 クワコー物の短編第3集がすごくよかったので、驚きました。前二作もそこまでよかったかとな、と思い出してみましたがそこまでではなかったように思います。テレビドラマも見ています。 ひょっとすると著者はドラマを見て、よりエンターテインメント寄りの作品にしたのかもしれません。 梶原一騎は、巨人の星の大リーグボール二号の消える魔球の秘密を考えてなくて、関係者はどうなるかと心配していたそうです。ところが、後から放映されるアニメを見て思いついたと言われています。アニメで毎回その日の題名が出るところの星飛雄馬の投球場面です。そのプロ野球編です。 | ||||
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うーん、とにかく長い!文字がびっしり! 全体としては不思議な魅力の作品ですね。 4流短大の助教授・桑潟(クワコウ)の元に、ある童話作家の遺稿が持ち込まれ、解説文を書くのだが、編集者が次々に殺されて…。正直、クワコウの巻き込まれっぷりと卑屈さが、徐々に癖になる面白さはあります。 話は、ミステリー?SF?コメディー?という感じで、読む方も柔軟でないと置いていかれるかも。 ドラマ化もされていますが、それとは別物だと思って読んでください。 | ||||
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良くも悪くも奥泉ワールドを楽しむことができる作品。桑潟助教授シリーズには欠かせない。 | ||||
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「モーダルな事象」が付かない方の「......スタイリッシュな生活(以下千葉編)」を先に読んでいたので、随分と異なった印象を受けた。「クワコー」の前歴が分かって面白いという面もあったが、中途半端な読後感は否めない。 大伽藍を構築しておいて、最終的には卑近な結末へと導く型の(アンチ)ミステリだが、こうした型のミステリにおける成功例を見た試しはない。本作もその例に漏れない。どうも作者が描きたかったのは現状の文学界や学会に対する不満らしく、作中に挿入される(本筋とはほぼ無関係の)断片も読者のためと言うよりは作者自身のためとの印象が強い。 無条件に笑える千葉編の方が、むしろ本格味においても上出来で、本作は作者の自己満足に終始している感がある。「ダサイお侍さんが来たよ」「左様(斜陽)ですか」の駄洒落が一番印象に残る様ではお寒い限りである。 | ||||
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犯人(裏の裏の犯人ではなく)がすぐ分かってしまったにも関わらず、面白く読めた。 主人公の桑潟幸一助教授のだめさ加減と、もう一人の主人公アキの、勝手にミステリー小説の主人公になりきっているところなど、二人とも自分をみているようだった。 アトランティスのコインとかありえないけど、その一方で、ふつうのとりとめもない本が、なぜかベストセラーになってしまったがために事件に絡んでくる点はありえそうで、SFと現実の間の不思議な世界を醸し出していました。 | ||||
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