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わたしを離さないで
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わたしを離さないでの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全90件 61~80 4/5ページ
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評価が高いので、購入しましたが、半分もいかないところで、全く興味がわかなく、静かな所で読むには、良いのかもしれませんが、、、あとは、走り読みしましたが、私には、あいませんでした。 | ||||
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辛辣な標題をつけましたが、結論を先に申し上げると、娯楽の要素が一切ない読み物です。 私は特に読みたい本が見当たらないとき、よくレビューの多さを頼って本を選びます。 この本もしくは「カズオ・イシグロ」も以前から目に留まっており、レビューも現時点で「300」を越し、書店にも平積みされていたりと(ドラマ化されたのが原因なのですね・・・)、期待して購入しました。 登場人物の共感の持てる心理描写(表現力)はそれなりのものを感じるのですが、そもそもテーマが突飛です。 普段、文学作品も手広く読みますが、この手のテーマはいつの日か廃れ、後世に残りません。 筆者がクローンについて読者に問いかけている(考えて欲しい)ということであれば、幾分理解はしますが、私見ではそのようにも読めません。 不可解で奇妙な話がどこに落ち着くのか、「全貌が明らかになった時、読者は血も凍るような恐怖感」とありますが、これも余りにも安易なキャッチでした。 普段、レビューを書き込むことはありませんが、あまりにも落胆したため、私と同様に購入を迷われている方がいらっしゃれば、参考にしていただきたいと思い書き込みます。 | ||||
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ドラマを見て先が知りたくなり読んでみました。 最初から、臓器移植目的のクローン人間の話だと分かっていましたが、 話の展開が、痒いところに手が届かないもどかしさで、イライラしながら先を読み進めました。 まさか、提供とその先にある終了(死)に向かって行くだけの話だとは・・・!! 臓器提供の為だけに、作られた子供たち全く救済が無い運命・・・ 校長が、クローン人間にも心があることを、芸術を通して世間に示したかったと言いますが、 医療の進歩が、決して善だけでは無いエゴな一面を表しているような気がします。 運命を変えようとしない、出来ない理由が分からなくで、登場人物に感情移入出来なかった・・・ 教育という名を借りた洗脳・保護という名の拘束によって、これほど従順に運命を受け入れるのは、ジハードに駆り立てる テロリストを作り出すのと同じ事なのかと怖くなります。 ある種の愛と憎しみの違いはあるのかもしれませんが・・・ 戦地に赴く兵士や、巻き込まれる市民にも100%死が決まっているわけでは無いのです。 そこには、生きるための闘いがあります。 それがこの本には、ありません。 悲しすぎます。 オリジナルである私たちは、けっしてこの悲しさと同じ舞台に上がれない!! そこに、居心地の悪さ・・・罪悪感を感じます。 | ||||
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もっと医学的な事や登場人物の内面を深く書いてあるのかと期待してました。 性的描写が多く、思春期の子どもに読ませられないと思い、残念でした。 | ||||
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純粋な文学作品としては良かったと思います。 限りある人生を比喩した作品であり、「芥川龍之介:トロッコ」の構成に似ています。 今様には、下記の事柄が気になりました。 1)IPS細胞による再生医療が可能になりつつありますので、A.C.クラーク氏のごとく、近未来版をお願いしたいです。 2)原書での確認は行っていませんが、最後の部分の「読心術」は「読唇術」の間違いではないかと思います。 3)全体に直訳的です。 日本の標準的な日常表現(フレイズ?)に置き換えてもよかったのでは? 以上です。 | ||||
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内容にはがっかり。 映画『ガタカ』『アイランド』のような、「脱出」がない。 TVドラマ『ウロボロス この愛こそ正義』のような「逸脱」もない。 設定が、上記三作品ととても似ている。 主人公3人は、逃げ出しもせず、暴れもせず、黙って他人に決められた 運命を受け入れるのみ。 「それでいいのかよ!」「ふざけんなよ!」と言いたい。 かっこ悪くても逃げ延びて、どこかの店で皿洗うとか、泥棒一味に入れてもらうとか そういう展開ないの? ドラマがない。 人生と戦えよ。 浅田次郎さんの『天切り松・闇語り』シリーズの方が、ずっといいです。 | ||||
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ネタバレ注意 世界的には高い評価を受けている本作。 物語の根幹を成すSF設定の粗さについては、特段の不満はない。 ただ、わたしにはどうしても、ある違和感が絶えず付きまとい、登場人物らの行動に納得できなかった。 なぜこの作品世界における提供者は、臓器提供の義務から逃げ出さないのか? 主人公たちが育った施設の提供者たちは教育を受けているから、逃亡するだけの知恵はあり、 また厳密な監視体制もなく、逃亡は困難でない(ように描写されている)。 作者はどこかのインタビューで『逃亡』はあえて物語に盛り込まなかったと言っていたが、 それなら物語中で、提供者らが逃亡できない制約や、 主人公らが逃亡という選択を思いつかないようにする環境設定、 主人公らが逃亡という選択肢に気づくが、何らかの事情で逃亡を諦めるに至る描写を入れるべきであろう。 良質な悲劇とは、登場人物らが、舞台から降りられない状況で初めて、良質の悲劇たりえる。 提供者という言葉が臓器提供者を示していることに早々に気づいた後、 いつその悲劇的運命から主人公が逃れない or 逃れられない理由が語られるのか心待ちにしていたが、何もなかった。 主人公らが淡々と過酷な運命を受け入れる描写が、 『抑制の利いた文章』と評されているようだが、 わたしには、作者の舞台設定や描写の甘さによって、 主人公らに人間性が欠落してしまっていることの、極めて好意的な解釈であるように感じられる。 | ||||
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ほとんど全編、主人公の回想シーンで構成されていて、大変退屈でした。 衝撃的な内容との触れ込みですが、私は、そう衝撃的とも思わなかった。 一言で言うと、つまらない、ということです。 | ||||
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※ネタバレがありますので、これからお読みになる方は注意してください。 カズオイシグロさんがNHKの白熱教室にご出演なさっており、 その創作理念に深く感動したので、「日の名残り」に引続き こちらを読みました。 感想は・・・正直、読んでいて腹が立ちました。 読み終わった後も、腹立たしさでよく眠れないほどでした。 若者がみんないずれ死んでいく状況にあるという物語を描いてみたかった というようなことを、カズオイシグロさんは語っておられました。 確かにそのような物語だと思えば、こちらはいずれ失われるはずの青春のきらめきのようなものが際立つ、 美しい物語だったといえるのかもしれません。 しかし、私にはどうしてもこの舞台設定がネックになり感情移入できませんでした。 第一に、なぜ主人公たちは逃げようとしないのか? 車もあり、ある程度の自由もある。 なのになぜ? そう教育されてきたから? 与えられた運命に従順なようにと? もしかしてこの物語は暗にそういった教育の必要性を説く遠大なテーマがあるのでしょうか? ・・・いやいや。 どんなに従順に育てられたとしても、人は皆、死の恐怖に対しては何よりも敏感なはずです。 逃げれば即刻殺されると言う状況ならまだしも、 このままではいずれ殺されるまで臓器を搾取されるということが明らかでありながら それを従順に待ち続ける主人公たちの行動は、何か理由をつけようと思ってもつけられるようなものではありません。 逃げてもどうせ追われるから・・・もしかしたらそうなのかもしれませんね。 しかしそれだったら、その追われる恐怖、迫害なども描くべきだったのでは・・・ どのように考えても、不自然です。 何か理由があるとすれば、小説家の側がどうしてもこの設定を使いたかっただけとしか思われません。 若者たちが老人のようにいずれ死んでいく状況・・・それを描きたいがために このテーマを選んだのであれば、適切ではなかったと思います。 命を、人の生きたいという気持ちを、あまりにも軽く見すぎていると思います。 この作品の前に読んだ「日の名残り」は良い作品だと思いました。 平凡な男性の何の変哲も無いたびを描きながら夢中で読んでしまったのは、 作者からの、この男性への愛を感じたからだとおもいます。 だから、私も引き込まれました。 ですがこの作品には、作者の愛情は微塵も感じられませんでした。 彼らを不幸に追い込むことが小説を面白くする方法だとでも言わぬばかりに。ロストコーナーなどのエピソードの一つ一つは良かっただけに、 この不自然極まりない舞台設定は残念でなりません。 | ||||
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レビューを書く資格はないのだが、 読まずに手放すのは生理的に文章が受けつけなかったか、 好きではない色恋沙汰を初っ端から感じたためかもしれない。 失礼なレビューなので、改めて読み直す予定。 | ||||
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なんか回りくどくて冗長で、成人が思い出す子供の頃の意味のないエピソード、嫉妬、喧嘩(毎度!)、愛のない無意味なセックス、馬鹿馬鹿しい思い込み、etcがあって・・・本題と離れたことばかり書きながら少しずつネタを明かしていく、ってなんかぁな。こんなテーマは本来あり得ないのにどうして長編書こうと思うのか作者自体の常識を疑っちゃうね。フィクションにしてはリズムが無いし(抑制の効いた文章が高評価?)、アマゾンや村上春樹が騒いでいなかったら読み出して直ぐに止めてしまうくらいの退屈さでした。ある意味この長さは拷問だったね。誰かもレビューしてたけど200ページくらいで良かったんじゃない? | ||||
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非常に評価の高い小説ということで我慢して最後まで読んだ。 芥川賞作家の川上未映子が「最近、いわゆる純文学の作家たちが、タイムリーで事件性のある題材を書くことが増えてると思うんです。でも、その事件ではなくてはいけなかった必然性は見えてこない。」とい言っていたのを思い出す。(この後、直木賞作家の桐野夏生を絶賛するのですが) SFやミステリーの本の中にもこの本よりもはるかに人間を語っているものが多くある。場面設定を奇抜にしても、所詮、そこで生きている人間をどこまで語れるか、でその本の面白さが決まるのではないでしょうか。 私が小説講座の先生なら「良くかけています」ということで5つ星をあげますが。 | ||||
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人工授精技術は近年、進歩しており、試験管ベビーなどはたくさん生まれている。そこで誕生した人間はもちろん、普通の人間としての価値がある。 一方、このように誕生した人間を、「人工的に生み出されたものだから、他の人々が殺して食べてしまってもいい」というようなことはありえない。「食べる」のがおかしいとすれば、「銃で殺すマトにしてもいい」ということはないし、「切り刻んでもいい」ということもない。 ところが、この馬鹿馬鹿しい妄想を信じて、「この妄想が現実だったら」という状況を描くのが、本書だ。 「こんな妄想は科学的無知から生じたデタラメにすぎない」 とわかっていれば、読む気が失せる。呆れてしまうし、あいた口がふさがらない。おまけに、文学的な描写などは、皆無だ。ただひたすら、「抑制の利いた表現」があるだけで、気の利いた表現などはない。 要するに、退屈の一語。 読みやすさだけが取り柄だが、その意味では、ライトノベルに分類されるね。そのなかでも最低の一冊だと言える。時間を無駄にするだけ。「日の残り」と比べると、文章は似ているが、内容が空っぽであるという点で、大きく異なる。「日の残り」は、それなりに読む意義があったが、「私を離さないで」は、「科学的無知ゆえの偏見から生じた妄想」を描いただけだ。 科学的知識が少しでもある人には、読むに耐えない内容だろう。また、文学的な表現を好む人には、ひたすら退屈なだけだろう。 この本自体が、どこかの素人の妄想のクローン or コピーにすぎない、とすら言える。 | ||||
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レビューの良さが気になり、ともかく最後まで何とか読み切った。 「提供」という言葉はかなり最初の方で出てくるし、物語の筋は早くから見えてしまう。でも、物語のクライマックスに期待して読み続けた。 しかし、意外性に驚かされることもなく物語は終わってしまった。主人公たちに救いを求めることも出来ずに。 ともかく題材が良くない。SF小説というより、精神的虐待小説という感じ。 2012年以降にこの小説を手に取った私は、幸い「iPS細胞」という解決策を見出すことができる。こういうことで山中伸弥教授に感謝することになると思わなかった。 | ||||
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長いばかりで最初から最後まで退屈きわまりない。 登場人物の誰にも共感できない。 | ||||
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読後、疲労感だけが残った。 キャッシーという女性の回想なのだが、一人称が消化しきれていない感じがした。 退屈だった。 途中、なんども放棄しかかった。 もう一つ疲れた理由は、「頭の中で醸成された奇怪な妄想をとことん膨らませ、持ち前の緻密な書きぶりを駆使して強引かつ精緻に最後まで書き切った」と、解説文に書かれているその「緻密」。 その「緻密」は「粘着」に通じる(村上春樹さんも似たところがあるかも)。 ことばの過剰、"too many words"なのだ。 もっと簡潔に描写できるではないか、いやむしろ不要ではないか、と思える箇所が随所にある。 全439ページだが、200ページ以内に収まるのではないかとも思える。 また、「提供者」という訳語が1ページに出てくるが、それが「臓器提供者」であることが分かるのは、127ページ。 そこまでずっと「?」を抱えながら読み進めるのに、相当の忍耐を要した。 さらに、もっとも不思議なのは、決して洗脳されたわけではない(と読める)登場人物たちが、なぜ反乱を起こさないのか。 作者は、読者に深読みを強いるつもりなのだろうか。 | ||||
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細かい思い出話の描写が延々続く。伏線かなと思ったけど、たいした伏線でもなかった。「提供者」とかカギカッコ付けで回りくどい表現をしていたが、すぐに何のことだかわかった。 | ||||
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評判がすごく良かったので期待して読んだのですが、ここ数年で1番の大ハズレでした。 合わない人はとことん合わないと思います。高評価が多いからといって安心してたらエライ目にあいます。 この本を一言で言ってしまうと、レールに沿って延々と時速20キロで進んでいく物語。 文章が醸し出している雰囲気と、提供者と介護人というキーワードから、本や映画や漫画をそれなりに鑑賞してきた人なら、開始数十ページでだいたいの真相と物語の終わり方は想像がつくでしょう。私はつきました。 しかしそこに至るまでの過程があまりにも予想外でした。なんの変化もありませんでした。ずーーーーーっと同じでした。400ページ以上、ずーーーっと同じ。 しかも、リアリティが全くないんです。リアリティを追求すれば、必ず途中で転機があるはずなんです。私は凡人ですが、もしこの主人公の立場にいたら、必ず何かしら行動をおこしていたでしょう。 主人公は心が強いのか、はたまた心がないのか、頭がオカシイのか…ちょっと共感できませんでしたね。 とりあえず、何も行動をおこさない主人公たちに十分な教育を受けた人としての感情や尊厳があるとは、残念ながら私には感じられませんでした。 そして私がこの作品を全く評価しない根拠は、私の下してしまった結論が、作者の意図とは明らかに真逆にあるということ。それに尽きます。 しかし深読みすると、教育をちゃんとしないとこんな人間になるんだよ、だから教育ってほんとに大切なんだよ、という熱いメッセージが込められているような気もします。 なので☆1つプラスします。 | ||||
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もう少し砕いて訳した方が良いと思う。 抽象的表現が目立ち、感情移入しにくい。 自動翻訳の文章を読んでいる感覚で疲れた。 | ||||
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Kindle版の評価です。 つまらなかった。 最初の頁でテーマがうすうす想像できた。 「アイランド」のほうがおすすめ。 | ||||
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