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ドゥームズデイ・ブック
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ドゥームズデイ・ブックの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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ヒューゴー、ネビュラ、ローカス賞を獲得した名作です。こういう作品は、まず何の問題もなく波乱万丈に面白いものがほとんどです。 でも、長大ですし、タイムトラベルものだし、ちょっと二の足を踏んでいたのです。10年ほどね。 でも、今回読んでみたわけです。 あー、やっぱりね。多分、英語圏の人たちは面白いんだろうと思うんです。日本でいうと「金春屋ゴメス」のパーチャル江戸時代みたいで。言語の違いとか文化の時代的なギャップとか。でも、そもそも文化的土壌が違うので、ほとんど楽しめませんでした。ここが面白いんだろーなー、というツボはわかるものの、面白くないんです。だって、理屈で考えて理解するなんて、そもそもギャグとしてはダメですもの。 日本人には楽しみにくいです。タイムトラベルに事故があったのかどうかというネタも、引っ張りすぎです。 | ||||
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SFというよりは、感染病による悲劇です。それが14世紀と21世紀で同時に起き、読者はより大きな悲しみに包まれます。92年の作品ということもあってか21世紀の作り込みは甘い(登場人物は携帯電話さえ持っていない)ですが、14世紀の描写は細かく、SFを読んでいると思わなければ興味を持って読めます。 登場人物の性格についての書き込みが長く、ページ数が多いのが欠点ですが、そのせいで後半は登場人物が身近な人物として思えてしまいます。その分、死による悲しみは深くなります。 科学技術の発展は必ずしも善ではないというテーマのSFも多いですが、本書を読んだ後では間違いなく善であることを強く思います。14世紀に比べれば現代は進んでいますが、インフルエンザ、SARSなどの感染症に対する努力や研!究がこれからも必要であることを、知識としてではなく疑似体験として理解できます。 ぜひ映画化して、14世紀の情景とともに悲しみに浸ってみたい作品です。 | ||||
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