■スポンサードリンク


死への祈り



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

死への祈りの評価: 3.67/5点 レビュー 6件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.67pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(3pt)

店じまいを始めました。

店じまいを始めた印象のシリーズ15作目。私は「政治家よりも医者を信用しない」が信条なんで精神科医を虚仮にする内容だけは痛快でした。特にペットのエピソードは秀逸。突然にして初めての犯人目線の数章の違和感はとてつもなくでかい。
死への祈りAmazon書評・レビュー:死への祈りより
4576021869
No.5:
(2pt)

セレブになったスカダーはイメージできない。

ローレンス・ブロックのマット・スカダーもので、読んでいないものを読もうと少し前に『処刑宣告』を読んだ。
 「少しネアカになったスカダー」と、そのレビューのタイトルに書いたのは、多少マット・スカダーのイメージに違和感を覚えたからである。
 一年ほど前にスカダー・シリーズ最期の17作目『償いの報酬』を、読んだが、ミック・バルーと酒場で昔の事件などを、夜明けまで語りあう設定には、それなりにブロックの筆の冴えを感じたのである。
 が、本作『死への祈り』には、評者の期待するマット・スカダーは消えてしまっていた。
 セレブになったスカダーというと語弊があるかも知れないが、ジャズハウスへ行くマットは、イメージできるが、妻のエレインと、度々クラッシック・コンサートや洒落たレストランでディナーを楽しむなど、どうも評者のスカダー像から外れているのです。
 人は、歳とともに変わるものであろうが、長年続くシリーズもの小説の面白さを持続するには、今一つブロックさんに、マッド・スカダーを、それなりに進化させてほしかった、と読者の我がままを書いておきたい。
 本作『死への祈り』は、冗漫なストーリー展開で進みながら謎を究明してゆくマッド・スカダーの描写には、往年のスカダーの迫力も陰影も垣間見ることなく物語は終えている。
 他のかたもレビューで指摘していたが、犯人のサイコパスが唐突に一人称で語る挿入も頂けない。
 本作のエンディングも、余韻を残そうとの、著者ブロックの意図が成功しているとは評者には思えず、よくある通俗ミステリ小説のように感じてしまったのです。
 評者が、このシリーズで未読なのは、『すべては死にゆく』だけとなったが・・・。
死への祈りAmazon書評・レビュー:死への祈りより
4576021869
No.4:
(5pt)

買い忘れていた新作を格安で購入

マット・スカダーシリーズは大好きですが、しばらく小説自体を読んでいなかったため、格安で購入できて楽しみました。
死への祈りAmazon書評・レビュー:死への祈りより
4576021869
No.3:
(5pt)

お気に入りの作家です

ローレンス ブロック 好きにはたまらない一冊です。夜のお供に最高
死への祈りAmazon書評・レビュー:死への祈りより
4576021869
No.2:
(5pt)

静謐なタッチに漂う”死”

もはやミステリーの範疇には収まらない作品。主役が探偵(免許はないが)だというだけだ。この作品では、ブロックは犯人探しにそれほど興味を持っていないと思われる。実際、犯人へは意外なほど簡単にたどり着いてしまう(捕まえられないけど)。ブロックの主眼は、被害者の娘、元の妻を失ったスカダーなど家族・身近な人を突然失った人たちの戸惑い、混乱を描くのに置かれている。静謐なタッチのなかで淡々と進む全編に漂う“死”に深く考えさせられる。近作では『死者との誓い』に次ぐ傑作といってもいいだろう。
死への祈りAmazon書評・レビュー:死への祈りより
4576021869
No.1:
(2pt)

スカダー、スペンサー化?

久し振りにスカダーをハードカバーで読む。禁酒を続けているスカダーの主な活動場所がバーからリンカーン・センターのクラシック・コンサートの会場に変わっていたり、助言者や彼の元・妻が亡くなっていたり、ひとり暮らしをしていたホテルがTJのねぐらになっていたり…もちろんそれらの伏線は以前の作品から張られていたものだ。文句を言う筋合いはない。でもやはり違和感がある。プロットは例によってそれほど凝っていない。今まではそんなプロットなどなくても構わないほどの、圧倒的な存在感がスカダーにはあった。また、飲めなくてもスカダーがNYのうらぶれた酒場を彷徨う臨場感ー今回はさながらそれを感じることはできなかった。主人公に存在感がなく、プロットもそれほどではない、さらに悲劇的なのは犯人に「魅力」が全くないー面白いはずはない。その犯人が「自分の視線」で語る数章がある。あとがきで田口氏も言及しているが、スカダーの一人称で続いてきたこのシリーズに、それはとてつもない違和感を与えている。エレインがもう少し理屈っぽくなり、ミック・バルーがもう少し腕力にモノをいわせるようになると、これはもうスペンサーだ。「餅は餅屋」にしておいてね、お願いだから。
死への祈りAmazon書評・レビュー:死への祈りより
4576021869

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!