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博士の愛した数式



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【この小説が収録されている参考書籍】
博士の愛した数式
博士の愛した数式 (新潮文庫)

博士の愛した数式の評価: 4.32/5点 レビュー 849件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.32pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全704件 221~240 12/36ページ
No.484:
(4pt)

よかったです。

数学が苦手な自分でも、阪神タイガースの大エースの背番号がつながってくるとは思いませんでした。
とても楽しく読ませていただきました。
博士の愛した数式 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:博士の愛した数式 (新潮文庫)より
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No.483:
(5pt)

博士を殺さない著者のやさしさ

300ページ足らずの小説で「人のやさしさ」を表現するならば、この小説に過不足はない。

疾患に対する思いやり、子供に対するいたわり、数学のもつ無垢な美しさ、そして、数学のもつ厳格さを敢えて目立たせずに数学の楽しさを伝えようとする包容力。

なんといっても、登場人物が死なないところがいい。愛おしい登場人物を亡くならせて、悲しさの中に優しさを表現するのは簡単だが、そうすることなく、優しさを表現するのは容易ではないはずだ。
博士の愛した数式 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:博士の愛した数式 (新潮文庫)より
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No.482:
(5pt)

感動なストーリ

いい内容です。前に映画を見ました。とてもいい映画です。博士のこと好きです。
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No.481:
(5pt)

心が温かくなる作品

私自身 現在 年老いた親と暮らしていて、この作品を読みながら考えさせられる事が多々有りました。人間の本当の優しさとは 理屈抜きで こういう物なのだと、、、
素晴らしい作品です。今の年齢だから なのでしょうか、、、
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No.480:
(5pt)

とても静かなおとぎ話

スピード感もおどろおどろしいミステリー感もありませんが、とても上質なタペストリーのような作品でした。
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No.479:
(5pt)

優しい本です。

悪い人が少ない本というのは、良いですね。
映画になった事も知らずにKINDLE版で購入。
主人公とその息子がとても優しい。事故で脳障害を患い、事故以前の記憶以外、80分しか記憶出来ないという博士の優しさがとても哀しい。
良い本です。暖かい気持ちになりました。
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No.478:
(5pt)

数学と文学の世界を美しく繋いだ傑作

80分しか記憶を保てない元数学教授(博士)とその元へ家政婦として通うヒロイン及びその息子(愛称ルート)との交情を描いた作品。所謂難病物で、陳腐で物語性に乏しい展開になりそうな所を、作者の驚異的な手腕と作者自身の数学の美しさに対する憧憬とによってハート・ウォーミングな物語に仕上げている。特に、ルートの触媒的存在が良く利いている。博士とヒロインだけでは流石に物語にはなり得なかっただろう。

博士が数字(式)でしか他者と交流(会話)出来ないという一見突飛な設定が、逆にこの難病の苦しさを見事に浮き彫りにしている。数学者に目を付け、上述の通り、作者自身も(にわか勉強だとは思うが)数学の美しさに魅入られているという点が本作を成功に導いていると思う。数学者は純粋で奇矯との世間の常識を敢えて覆さず、逆に強調していている点も、博士の症状や日々の生活の困難性をリアルに伝えている。極度にチャレンジングな設定にする事によって、物語に現実味を与えるというアクロバット的手法である。もう一つの要素は野球(江夏)に対する博士の熱愛振りである。静謐だけの物語になりそうな所を、江夏を登場させる事によって、博士、ヒロイン、ルートそして読者に明るさを与えると同時に、何より3人の絆をより強固としている。それにしても、江夏の背番号28が完全数とはねぇ〜。これぞ完全な調和であろう。

作中で博士は素数の研究をしているらしいが、博士自身が素数なのである。そして、ヒロインとルートはその友愛数足らんとして微笑ましい交流を続けている。博士と未亡人の義姉との間にかつてあった(らしい)ロマンスが、ヒロインに対する義姉の嫉妬を生む点が唯一のさざ波だが、これを<オイラーの公式>で鎮める箇所にも感心した。本式の左辺に出て来る「e」、「π」、「i」、「1」は各々博士、ヒロイン、ルート、義姉を指すのであろうし、それが合わさると「0」になる事を、「0に抱き留められる」と表現している辺りは、博士の心情や本作の意匠をこの上もなく見事に映し出している。数学と文学の世界を美しく繋いだ傑作だと思う。
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No.477:
(5pt)

映画とともに

映画を先に見たので、そのイメージが浮かびつつ読みました。
奇をてらわず、静かに心に訴えかける本でした。
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No.476:
(4pt)

たんたんと綴られる宝石のような文章

やさしい文章と丁寧ないいまわしで、最後まであっと言う間に読み進めることが出来ました。
内容についてはネタバレになるので書きませんが、私が期待するようなものではなかったにもかかわらず、なぜかとてもいい本を読んだような気持ちになりました。
映画化してるようなので、そっちも気になりますが、積極的に映像化されたものをみたくなるかというと、そうでもないなと思ってます。
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No.475:
(5pt)

感動しました

数学どころか、算数すら理解できない
私ですが、ストーリーの流れ
は本当に素晴らしかったです。
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4101215235
No.474:
(5pt)

ジワリとした満足感

一気に読みました。ジワリとした満足感でした。しっかりと泣けました。
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No.473:
(5pt)

読みやすい

とても温かい物語
文章も読みやすく、すらすら入ってきました
数学は分からなくても問題なしです
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No.472:
(4pt)

数学には神が存在している

記憶が80分しか持たぬ老数学者にところに家政婦として派遣された女性とその父親のいない男の子との短いが極めて
印象的な数ヶ月間の生活。博士の余りにも純粋な心に惹かれて、数学の世界にも魅力を感じる親子。野球好きな博士の
記憶も20年前で途絶えており、今でも(90年代初めの設定か)江夏が現役だと思い込んでいる博士と親子の会話も秀逸だ。
私が非常に興味を引かれたのはやはり随所に出てくる数学の話、「友愛数」だとか。「絶対数」だとか。前回読んだ
ダビンチコードで出てきた黄金律にも惹かれたが、やはり数学には神が存在しているのか。
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No.471:
(5pt)

もっと早く読めば良かった。

記憶がなくなる系のお話は、当時流行していたので変な反発心から読まずにいたのですが、良かったです。
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4101215235
No.470:
(4pt)

数字の海の中で寄り添う不変の法則

あけぼの家政婦紹介組合から紹介された「私」の派遣先は年老いた数学者の家。
その数学者は17年前に交通事故にあい、
それ以来わずか80分しか記憶を維持することができなくなったという。
博士の服には忘れてはいけないことが書かれたメモがクリップでとめられている。
博士の目を通すと世の中のあらゆることは数字によって意味を見いだすことができてしまう。
まるであらゆる方法で装飾されたことが意味がないようにあっけなく。
初めて「私」が博士と会ったときも一番に尋ねたのは名前ではなく靴のサイズ。
さらには電話番号や郵便番号、自転車の登録ナンバーや名前の字画など。
博士は素数や階乗、友愛数、完全数など、あらゆる数字に意味を見出していく。
博士の口から出てくる数式は無機質な数字の印象とは異なり、
どれもが温かくて美しく、驚きと発見に満ちて胸躍らされるものばかり。
数字という海に飲まれそうになる錯覚の中で、
ふと不変の法則に気が付き、寄り添っていくような感覚すら抱いてしまいます。
そして√(ルート)と名付けられた「私」の10歳の息子。
「どんな数字でも嫌がらずに自分の中にかくまってやる、実に寛大な記号、ルートだよ」
まるで庇護することが当然かの如くルートを可愛がる博士。
そんな博士との生活を続ける中で「私」にもある種の慕情が湧いてきます。

こんなにも深い絶望を書けるのかと思ったのは、
博士が熱を出したために組合のルールを破って泊まり込みで看病した翌朝、「私」が博士を見た瞬間。
はらはらと涙を流す博士。
彼は目覚めるたびに自分の記憶は80分しかもたない事実を突きつけられる。
初めてそれを知ったときと同じ衝撃を毎朝毎朝突きつけられる。
さっき見た夢の記憶すら17年前に見た夢の記憶だという事実。
こんな絶望、耐えられません。

文学の中に数学がちりばめられ、
キラキラと輝きを放っている面白い小説でした。
博士の愛した数式 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:博士の愛した数式 (新潮文庫)より
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No.469:
(4pt)

以前に見た映画(ビデオ)を思い出して、原本を読みたくなって読みました。

映画の各シーンが思い出されて物語がクリアーになりました。本来は面白くもなく、むしろ難解な数学(数字)を主題とした小説のおもしろさに敬服しました。
さらに、関連して「世にも美しい数学入門」も読みました。「数字の面白さ」で、より多くのことが理解できました。
しばらくは、数字の面白さに取り付かれて生活しそうです。
博士の愛した数式 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.468:
(4pt)

数学と、人と人との交流

淡々とした展開、しかも数学を交えながらの小説なのに、味気なさはまったく感じない。むしろ、数学が絡むことで、世の中の「数」に意味が与えられ、情感さえ感じられる…著者の着目点と構成力に脱帽です。数学嫌いの私でさえも、登場人物と一緒になって、文中の問題や数学的なテーマについて考えてしまいました。

そして、博士と「私」・ルートとの心の交流。ぎこちなさの中にも温かさが感じられる。浮世離れした人間ならではの純粋さというのもあるのでしょうが、それ故に人を思う気持ちや愛情が強く伝わってきました。
派手な展開ではないが、不思議な魅力に浸かってしまい、最後まで引き付けられるように読みました。

小泉監督の映画は素晴らしかったと思うけど、小説には独自の深い世界があります。(映画には映画の良さがあったので、決して映画を貶めているわけではありません)小説は、特に博士のキャラクターの特徴が強いので、ぎこちない愛情の表現がより際立ち感動的になっています。映画を先に観た方にも楽しめると思います。
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No.467:
(5pt)

小川洋子さんのファンです

映像がみえてくる秀逸な描写に引き込まれてしまいました
何気なく食べ物がお話しのあちらこちらに出てくるところが
いいですね
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4101215235
No.466:
(5pt)

高一の娘の為に買いました

高校入学前の 春休みの課題として読むように言われたので書店で探したのですが 見つからず別の課題図書を 購入しましたが やっぱりこの本が読みたいと Amazonさんで購入!娘いわく やっぱり買ってよかった。おもしろかったと言ってました。別の課題図書も読んだらしいのですが この本が 一番だと言ってました。
博士の愛した数式 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.465:
(4pt)

数の世界の美しさに初めて気づいた時に感じる新鮮さが充分に表現されていると思う。

映画を観てから、この原作小説を読んでみた。映画よりも良かったように思う(ただしそう思うのは、映画によって得た映像的イメージを思い浮かべながら読んだせいかもしれない)。

 それというのも、このお話は、数学なんて学校に置いてきたまま忘れてしまった家政婦が、年老いた数学博士との限られたやりとりの中で、数の世界に隠された神秘に触れ、これまで見えていなかったものが見えてくる…、というところに面白さがあるのだが、そんなことを映像で表現することは非常に難しいだろうから、映画では老博士と家政婦さんとその10歳の息子とのホノボノとしたやりとりを描くのが中心になってしまうからだ。

 小説の前半に、映画では登場しないエピソードの1つとして、件の家政婦さんが「1からnまでの連続した正の整数の和を求める」方法(公式)を捻り出す場面がある(これは、博士が10歳の子供に出した宿題)。家政婦さんの解答と博士が別の場面で示す解答と僕の解答は当然一致するのだが、3人のアイデアはそれぞれ微妙に異なっている。

 このシーンは僕にとってとても印象的で、ある問題に没頭し、閃きが訪れ、その閃きによって問題を見事解いたことに送られた博士の賞賛に対して、自然と涙がこぼれた。

 この小説の文体は僕の好きなタイプの文章ではなかった。しかし、そこには、数の世界の美しさに初めて気づいた時に感じる新鮮さが充分に表現されていると思う。
博士の愛した数式 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235

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