獄門島

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評判

獄門島の評価:

4.02/5点 レビュー 99件。 S ランク

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Amazonレビュー一覧

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全101件 81〜100 5/6ページ
No.21
(5pt)

今読んでも、やはり良い。

石坂浩二の犬神家、TBSの古谷一行主演の金田一シリーズで横溝正史にはまった中学時代、そして昨年の犬神家のリバイバル上映で、30年ぶりに再度横溝、金田一を買い直し、読みました。やはり最高傑作は、獄門島。孤島で始まる奇奇怪怪の猟奇殺人、俳句に秘められた謎、名探偵、金田一耕助の推理は、やはりシリーズ最高傑作と思います。本格推理の名品数あれど30年経っても、やはり自分のNO.1は横溝です。金田一シリーズで、その他のお奨めは、「本陣殺人事件」、「八つ墓村」、そして「夜歩く」あたりでしょうか。横溝に駄作、凡作は在りませんが。
獄門島 (角川文庫―金田一耕助ファイル) Amazon書評・レビュー: 獄門島 (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
4041304032
No.20
(5pt)

作者が語る、童謡殺人と本書執筆のきっかけ

横溝正史の、そして国内本格推理小説の最高傑作です。
いわゆる「孤島もの」で芭蕉の俳句による「見立て殺人」は、アガサ・クリスティーの『そして誰もいなくなった』に触発されたものです。
元々はヴァン・ダインの『僧正殺人事件』を読んで、童謡の歌詞どおりに殺人が起こるというアイデアに感服しはしたものの、二番煎じと叩かれることを懸念して二の足を踏んでいたところ、クリスティーが同じようなことをやっており、それが許されるのだから、じゃあ自分もやってみようと思い立ったということが『真説 金田一耕助』(横溝正史著・角川文庫)に記されています。
日本探偵作家クラブ賞を受賞した坂口安吾『不連続殺人事件』や、そのとき次点に終わった高木彬光『刺青殺人事件』よりも、3位だった本書の方が上だと思いますが、横溝正史はその前年に『本陣殺人事件』で同賞を受賞しているため評価が抑えられたのだと思います。
獄門島 (角川文庫―金田一耕助ファイル) Amazon書評・レビュー: 獄門島 (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
4041304032
No.19
(5pt)

金田一最初の事件

 終戦直後の瀬戸内海を舞台にストーリーが展開します。
獄門島という閉鎖空間の不気味さは勿論ですが、
ストーリーに厚みを増しているのは、日本独特の
地方社会における閉鎖性・封建制だと思います。
殺人の仕方がどれもビジュアル的で美しい。
その一方で、ストーリーの根底には
封鎖社会における、おぞましさが色濃く描かれています。
筆者としては、出版当時にも色濃く残っていた
地方社会の封鎖性へのアンチテーゼも表現したかったのではないでしょうか?
獄門島 (角川文庫―金田一耕助ファイル) Amazon書評・レビュー: 獄門島 (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
4041304032
No.18
(5pt)

傑作ですね

僕が思うに、横溝正史はこの作品を書くにあたり、ヴァンダインの「僧正殺人事件」、クイーンの「Yの悲劇」、クリスティの「そして誰もいなくなった」、この世界的傑作3作に強く影響されていると思いますね。「僧正〜」からは見立て殺人というシチュエーションを、「そして誰も〜」からは孤島ものというシチュエーションを、そして「Y〜」からは、あまりにも有名な、例のブラントインスタルメントと殺人シナリオというアイディアを拝借していると思います。横溝正史の凄いとこは、それを純和風にしている点だよなぁと感心してしまうのでした。
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4041304032
No.17
(5pt)

犬神からこの作品へ

 あくまで私個人の感想ですが、横溝作品の中でこの「獄門島」や「犬神家の一族」はCATVやDVDで石坂浩二さん演じる金田一シリーズを見てはまり、原作の本も読みたくなって購入しました。最初は「犬神家の一族」から横溝作品に入って、次がこの「獄門島」を読み始めました。
 映像で見てから本を読んでも内容が深くて面白く、映像で判らなかったストーリーの詳細部分をこの本で私は補いました。 また原作で判らなかった部分はDVDの映像で補ったりして横溝作品を堪能しています。
有名なシリーズの中でこの作品も面白く、様々な戦争が終わった昭和の登場人物の個性が濃い人間性が出ていて、また主役の金田一探偵の素朴で優しい部分と、ひとたび事件に面すると、頭をもしゃもしゃ掻きながら、鋭く細かくなる部分と極端な所が現代にも通じるストーリーや人間味が深い作品だなと感じました。 謎の三つの俳句から殺人事件が次々と発生するところも読んでいて飽きない部分でした。
なぜこれだけ長い間このシリーズが愛されているのか何作品か観ているうちに解る気がしました。
  これをきっかけに、CATVやDVDで観た横溝先生の金田一シリーズのいろんな原作小説も読んでみようと思いました。次は何を読もうか楽しみにもなりました。
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4041304032
No.16
(5pt)

横溝正史の最高傑作

漫画化・映像化もされている、横溝正史の最高傑作です。横溝先生の作品には「犬神家の一族」「悪魔が来りて笛を吹く」「悪魔の手毬唄」「女王蜂」「病院坂の首縊りの家」など、名作・傑作が数多くありますが、この作品の面白さはその中でも飛びぬけています。古くから対立する網元一族、巧妙な見立て殺人、和尚のつぶやいた「キチガイじゃが仕方がない」という謎の言葉など、本格推理の醍醐味が凝縮されています。既読の方は本棚から取り出してもう一読を。未読の方は是非一読を。決して損はしないはずです。
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4041304032
No.15
(5pt)

単純に面白い

僕も殺人の動機に納得がいかなかったです
しかし映画を見て
よく人物の関係を見直していくと納得できました
前の人もかかれてた通り今の時代じゃ成立しないでしょう
でも横溝生きていた時代には立派に成立しますし
今の時代の殺人動機より全然筋が通ってると思います
新しいから面白いわけじゃないんですよ
日本には素晴らしいものが沢山ありました
もうちょっと古いものに目を向けてもいいんじゃないかと思いました
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4041304032
No.14
(5pt)

現代では

こういう動機で犯罪が成立するのは、この時代がぎりぎり最後なんだろうなと思います。現代はもっと不条理な動機が溢れています。戦後、孤島、探偵、俳句、見立て殺人。古典として雰囲気を愉しむべき作品。
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4041304032
No.13
(3pt)

犯罪阻止率

金田一探偵は犯罪阻止率が低いと非難する者が多い。確かに本作でも娘達が全て殺される。犯人にとって犯罪が完成してしまうわけだが……しかし金田一耕助の魅力は犯人に同情するというか感情移入するところにあると思う。彼のやさしさが陰惨な事件の結末を救っている。
獄門島 (角川文庫―金田一耕助ファイル) Amazon書評・レビュー: 獄門島 (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
4041304032
No.12
(4pt)

俳句と殺人

 俳句の内容で殺人事件が起こるという仕立が良い。クリスティーがマザーグースを起用したことは有名だが 横溝正史は 芭蕉を起用したわけだ。その結果として 全編に香しい俳味が漂っている。
 横溝は 犯罪小説で有名なわけだが 出自としては むしろ泉鏡花に連なる 耽美的小説の書き手である。
獄門島 (角川文庫―金田一耕助ファイル) Amazon書評・レビュー: 獄門島 (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
4041304032
No.11
(1pt)

これのどこが面白いの?

 トリックは見事なのかもしれないけど、肝心のストーリーが全然面白くない。3人もの人間を殺すというのは、よほど強力な動機がなければ普通はしないことでしょう。だのに、最後まで辛抱強く読みすすめてみた結果明かされた犯人と動機が実にいい加減。いくら常人には理解しがたい精神構造を持つ人々の住む島だからって、こんなくだらない理由で殺人までするか? これのどこが名作推理小説なのかと呆れかえった。
 実際、文庫に収録されている「解説」でも、動機が曖昧であることが欠点として指摘されている。これを読むくらいなら、その時間を「八つ墓村」や「悪魔が来たりて笛を吹く」などに費やした方が良い。
獄門島 (角川文庫―金田一耕助ファイル) Amazon書評・レビュー: 獄門島 (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
4041304032
No.10
(5pt)

探偵は名探偵でなければならないのか

個人的には金田一耕介ものの最高傑作。ここには彼の世界の全てがある。これに並ぶのは「悪魔が来たりて笛を吹く」くらいだと思う。他のレビュアーもふれているが、とにかく一個の小説としても面白い。最初に読んでから25年以上経っているが何度読んだかわからない。
金田一耕介は名探偵ではないと言う人もいる。確かにそれは否定できない部分もある。しかし、これ程多くの人に愛された探偵は日本にいないのではないか。
現実離れした設定やトリックも多い。本作もそうである。しかし、これ程日本的な設定やトリックを考えた続けた推理小説作家がいたであろうか。結構大げさな文体であるし、陳腐な表現もあったりする。しかし、ちょっと読んだだけで彼とわかる確立された文体である。特に会話は絶妙である。
横溝正史の推理小説はリアルさを求める現代の作品とは異なり、すでに古典と言われる作品であろう。しかし、古典が悪いわけではない。短篇も含め金田一耕介シリーズ全てがいい作品というわけではない。彼の長年のファンである私でも、これはちょっとという作品も結構ある。しかし、それでも繰り返し呼んでしまうのは、金田一耕介の人間的魅力と彼の理解者である磯川・等々力両警部と彼の会話のテンポのよさなのかもしれない。
あまり知られていないかもしれないが、金田一耕助が「復員」してから初めて解決した事件は、この獄門島ではない。角川文庫の「殺人鬼」という短編集に収められている「百日紅の下にて」という作品で解決した事件である(書かれたのは昭和26年と獄門島より後だが)。獄門島のプロローグといった趣のいい作品である。
 
 
獄門島 (角川文庫―金田一耕助ファイル) Amazon書評・レビュー: 獄門島 (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
4041304032
No.9
(5pt)

最高だと

作品全体に妖しい雰囲気で良いです。
妖しげな美人三姉妹、時代から切り離されたかのような離れ小島、何より時代背景が・・
で、役立たずといわれてる金田一さん、この人事件を未然に防ぐより寧ろ初代の明智小五郎みたいに事件そのものを楽しんでる風な感じでは・・。
まぁ友人の遺言のことを言えば島は大パニックになるし、「八つ墓村」みたいな暴動になりかねない、という懸念もあったかもしれないけど。そもそもあのとき犯人はあいつだ、という疑惑が島に渦巻いていたし、一応家に何人か残しておいたんだから・・、というのもあるかもだけど・・。
そもそも全ての話において金田一さんは何もしてないし
獄門島 (角川文庫―金田一耕助ファイル) Amazon書評・レビュー: 獄門島 (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
4041304032
No.8
(5pt)

キちがいじゃが、しかたがない

多く映画化され有名だが、いささか内容のブレが感じられる昭和40年代以降の作品とは違い戦後まもなくの作品で、戦前の猟奇・伝奇色の強い「鬼火」「真珠郎」などの雰囲気を残しながらも、しっかり推理物として成立している。「悪魔が来たりて笛を吹く」もそうだが、この時代背景でないと出せなかった独特の味というものがあるようだ。乱歩翁のこの作品書評でも、殺害の動機付けが弱いということを言っていたが、意味不明の事件が跋扈する今日から見ればこれほどの動機はないであろうと思うし、金田一はじめ登場人物全てが魅力的に描かれていて、欠点が見えない最高傑作といって差し支えない。
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4041304032
No.7
(5pt)

金田一耕助シリーズの最高傑作

この作品をきっかけに金田一耕助シリーズを集中的に読んだが,多くの人が言うように,この作品が「金田一耕助シリーズの最高傑作」だと思う.三姉妹の最後の殺人は無理があるという批判も理解できるが,犯人と思われた犯罪者が島に逃げ隠れており,この犯罪者を捕まえるために村人・警察が動員されていることを考えると,それほどおかしくないと思う.普通,殺人の動機は利害関係・怨恨・快楽のいずれかだろうが,三姉妹殺人の実行犯にはどれもあてはまらない.実行犯は,金田一が(そして読者も)想像もしていなかった人物であり,金田一が事件の真相を解明できたのも,実行犯の一人が屏風にヒントを与えてくれたからである.この作品に不満な人は再読してほしい.いろいろな伏線が巧妙に張巡らされていて,美しい構成であり,しかも後の金田一シリーズにあるような過剰な部分がほとんどない.
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4041304032
No.6
(4pt)

期待どおりでした。

私が金田一シリーズに求める要素が全て集約された作品です。日本独特の血にまつわる因習が犯罪の大きな原因となっている作品で、金田一シリーズといったらみんなこれを求めるのでは。舞台についても現実感があって恐怖が高まります。いろいろな批判もあるでしょうが、そんなの気にしないでみんな読もう。
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4041304032
No.5
(5pt)

横溝正史の最高傑作

間違いなく横溝正史の最高傑作の一つ.描写,プロット,トリックどれをとっても一級品.耽美的・猟奇的な見立て殺人と金田一耕助の苦悩と推理の思考の道のりなど,ミステリとしてのさまざまな要素が高いレベルで凝縮されている.登場人物間の関係や設定も他の横溝作品と比べると比較的分りやすいので横溝正史を初めて読む人は,この本から入るのがお勧め.ただ,犯行動機と死体の見立ての理由付けについてはややご都合主義的なところがないでもない.
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4041304032
No.4
(2pt)

期待したほどでは…

期待したほど、面白くなかった。姉が二人とも殺されているのに平然としている妹や、何故かその妹を全く守ろうとしない周囲の人々(結局妹は殺された)等、突っ込み所は満載。下の人も書いてくれているが、本当に金田一は何もしていない。それに、もっとおどろおどろしいものを期待していたのに、全然怖くなかった。確かに、トリックは見事としか言いようがないのだが…。いたって普通の、正統派ミステリーである。特別読む必要はない。
獄門島 (角川文庫―金田一耕助ファイル) Amazon書評・レビュー: 獄門島 (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
4041304032
No.3
(5pt)

贅沢

 金田一耕介シリーズを読み返しています。小学生か中学生の頃に幾つか読んだ筈なのですが、僕の記憶力をもってすれば、もはや新作を読んでいるのとそう変わらず、実に新鮮な気持ちで読めるのでした。 それは兎も角。 いわゆる「本格」ミステリということでいえば、金田一シリーズの中でも最高峰に位置する一つではないでしょうか。見立て殺人をベースに、クイーンばりのロジックによる謎解き、横溝正史独特の、日本型村社会における因習の業、などが満載です。一個の作品が出来るレベルと思われるトリックが、複数盛り込まれているのも贅沢極まりなし。ま、金田一耕介はあまり役に立っていないという気は確かにしますが‥‥。 改めて思ったのは、推理小説としては言うまでもなく、一個の小説として横溝作品は面白いという事実でした(何を今更)。ちょっと古いし、大御所過ぎて何となく敬遠しているミステリ好きの人も居るかと思いますが、やっぱり横溝正史は避けて通れない、という気がします。
獄門島 (角川文庫―金田一耕助ファイル) Amazon書評・レビュー: 獄門島 (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
4041304032
No.2
(2pt)

金田一、役立たずの探偵

金田一、何もしていません。「三人の妹が危ない」と友人に請われて獄門島に来ます。一人目が殺されるのはしかたがありません。友人の言葉はほんとうだったのです。二人目が殺されるのもまあよしとします。恐ろしい事件です。でも三人目が殺されたのは金田一のせいです。離れ小島といえど、警官が本土から来ていたのです。金田一は自分が島に来た理由を言って、三人目にボディガードをつけることはできたはずですが、しませんでした。何をしていたのかというと、楽しい楽しい大好きな推理ごっこをして遊んでいたのです。あげくにやっぱり殺されたと、それはもう楽しそうに驚いて、三人全員が死んだところで、犯人をあてる。そして爽やかに島を去っていく。さぞかし気分がいいことでしょう。でも金田一、何のために島へ行ったんだ?日本を代表するミステリーとの世評は高いけど、日本のそれをバカにするにもほどがあります。本当にこの程度のものが、「代表」ですか?
獄門島 (角川文庫―金田一耕助ファイル) Amazon書評・レビュー: 獄門島 (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
4041304032