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折れた竜骨
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折れた竜骨の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全91件 41~60 3/5ページ
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米澤さん好きなので購入しました。 ラノベ系ですが、すっごい面白かったです。 ラノベに抵抗ない方であればおすすめします。 | ||||
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北海に浮かぶ島の領主が殺された. 娘と魔術師は犯人探しに乗り出すが・・・. 剣と魔法の世界で犯人探しをテーマとしたミステリー. この種の作品は,条件設定が過度に説明的すぎると飽きてしまうが, 本作品はギリギリセーフといったところ. ファンタジーの世界観を取り入れつつ,論理的な謎解きになっているし, この結末はファンタジーでなければ成立しない. 必然性のない舞台設定は読み手に余計な負荷をかけるだけだが, この作品ではミステリーの条件を満たしつつ, ファンタジーとしても楽しめる仕上がりになっている. この世界観を受け入れるかどうかで好き嫌いはあると思うが, ちょっと変わったミステリーを読みたい方にお薦め. | ||||
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米澤先生の作品大好きです。 やった〜新しいのが出た!と大喜びで手にしたのは良かったのですが。 魔術、剣、呪い・・・暗殺騎士? ???これはさすがに自分には無理かもと諦めかけました。 ファンタジーとか凄く苦手で全く興味が持てないし、普通の小説でも登場人物が特殊能力を 持っているとかの設定だと一気に読む気が失せるタイプなので。 あの理詰めな感じの米澤作品が大好きなのに。 でも思い切って読み始めたらそんな杞憂はどこへやら。 はじめのほうこそ少し馴染むのに時間がかかりましたが上下巻一気に読み終えました。 本当に期待を裏切らないロジック・ファンタジー・ミステリー! ニコラに再び会える日が待ち遠しいです。 | ||||
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最初は固有名詞全開の痛ファンタジーに出会ってしまったのか、と後悔しました。文章を目で追うのも億劫になった頃、やっと殺人事件が。これでミステリになるのかな、と思ったら、なんか魔法がある世界なのに捜査がすごく地味です。歩き回って聞き込みをするだけ。すごく退屈だし、そもそも本当に『魔法』があるのか?と思ってすっきり読めない。主人公の女と一緒に、騙されているだけなのではないか?『魔法があると見せかけて、実は全部トリックでインチキでした』というオチでは?との予感が頭から離れない。つまり全然世界観に入っていけない。ファンタジーとしてもミステリとしても退屈で、上巻のラストで読むのをやめました。下巻の謎解きシーンがすごいそうですが、ならそこ(下巻)まで読ませるもの、引っ張っていくものを描いてほしかった。この小説を読み進めるのは苦痛でした。そんな本に時間を使うほど、人生は長くないんだ…。 | ||||
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ハイファンタジー+ミステリという、異色の小説 ファンタジーは言うまでもないが、魔法があり、人間でないモノ等、現実世界ではない世界観で構築される。そんな、あやふやな世界観と、合理性の塊のミステリが、本来は同居するはずないのだが、この小説「折れた竜骨」では、何を間違ったか、それを強引に混ぜあわせてしまったのである。 そんなアホな小説があるものかと、私自身も思ったが、そういえば、超能力者の世界でミステリやっている「スペック」とかいうドラマもあったぞと、ふと思ったり、そもそも麻酔薬で眠らせておっちゃんが語っているかのように見せかける探偵というのは、ばれないことを含めて、そもそもファンタジーではないのか、と思ったりなどして、こういうのもありかもしれない、と考え直した。 だが、果たして、架空の世界観でも、殺人事件の犯人を論理的な推理によって導くことは可能なのであろうか?そういう、アっと驚く試みが、この小説では繰り広げられる。騙されたと思って、ぜひ読んでみると良い。ありえない世界に連れて行ってもらえることは確かだ。 この小説を読み始めると、ファンタジーを読んでいる錯覚に陥る。あるいはミステリを読んでいるのか?と非常に混乱する。それはどちらも正解なのだ。当然のごとく。どちらの方面にも、決して劣っている作品ではない。ミステリ書きの人なので、ミステリ部分は当然良いとしても、ファンタジー部分も決して妥協していない骨太な世界観を作り上げていて、読み応えがあるのだ。ふむ。さすがと言わざるをえない。 更にいうと、ファンタジーとミステリが別個にあるわけではなく、絶妙に融合しているのだ。ファンタジーならではのミステリートリックというか、この世界観だからこそ、出来うることがあって、ものすごいよく出来た作品だ。 ミステリとは、どんな世界観でも、どんな突拍子もない設定であったとしても、描くことが出来る。 それを証明した小説である。ミステリは、実に奥が深い。 | ||||
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ファンタジーとミステリーの融合など可能なのかと疑問だったがいい意味で期待を裏切られた。 まず、世界観による特殊設定を生かして、よく練られたロジックによるクイーンばりの解決がなされており 推理小説としてのみたときに十分満足のいくものだった。 そして、世界と登場人物の描写が非常に美しかった。 基本やっていることは、ひたすら探偵役の尋問、証拠集めなのだが、 無駄なエピソードがない中でヨーロッパ中世に生きる人々を活き活きと過不足なく描き出している。 推理小説の中でこれだけのファンタジー世界を描ききる作者の筆力に敬意を表したい。 ただし一点だけ難癖をつけるなら、メイントリックは先行作品に既にあるものなのだから もう少し予測させにくくするべきであり、作品中盤にある会話中のヒントが 前後の話題とあまり脈絡があるとは言えず分かりやすかったかもしれない。 | ||||
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推理小説としては夢とロマンがあり物語に引き込まれました。下巻まで読むと、最後の謎解きでちょっとしたどんでん返しがあって「そうだったの?」って感じになります。読後感もすっきりしてて、主人公を応援したい気持ちが高まった所で終わります。お薦めです。 | ||||
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推理小説としては夢とロマンがあり物語に引き込まれました。最後の謎解きも論理的で分り易く、しかもちょっとしたどんでん返しもあって良かったです。読後感もすっきりしてて、主人公を応援したい気持ちが高まった所で終わります。お薦めです。 | ||||
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安手の冒険ファンタジーといった内容の作品で、西澤保彦氏「念力密室!」、山口雅也氏「生ける屍の死」等の「SF的設定+ロジック」ミステリを愛好する私にとっては期待ハズレの出来。<魔術>や<不死人間>(呪われたデーン人)が跳梁跋扈する12世紀のイギリスのソロン諸島を舞台に、ソロン領主殺害事件の犯人捜し及びその<不死人間>軍団との死闘を領主の娘の一人称で描いた作品だが、如何せん、ミステリ的要素が弱過ぎる。 この種の作品では、"ルール作り"が重要で、本作の場合は、<魔術>や<不死人間>には何が出来て、何が出来ないとか、出来る時は何が条件なのか、といった明確が定義が必要なのだが、それが極めて曖昧模糊としていて、ロジカル・ミステリが成立する余地がない。また、定義の曖昧さは求心力の弱さを導き、読者が惹き付けられる強力な要素(謎)を欠き、それが解けた時の快感も味わえない。 この流れで、最後の容疑者を一同に集めて犯人指名をするお馴染みのシーンでも推理の粗雑さが目立つ。<消える魔術>を使える人物は"常に"(犯行後でも)消えていなければならないとか、<不死人間>を蹴散らした人物は「***」人でなければならないとか、手前勝手な理屈が多過ぎる。そして、明かされる殺害犯の正体は、何の事はない、冒頭から一番怪しかった人物で、工夫のカケラも感じられない(それに、この設定は倉知淳氏「星降り山荘の殺人」等、多くの作例があるのではないか)。 作者が冒険ファンタジーではなく、ミステリを意図していたとしたら、<魔術>や<不死人間>は単なる"お飾り"で、ロジカル・ミステリを構成する上での適切な"縛り"になっていない。<魔術>や<不死人間>が出来る事が作者の言う通りなら、物理的に犯人足り得る人物は唯一人なのだから。読了後、消化不良感しか覚えなかった。 | ||||
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まず中世ヨーロッパの世界観が、そこらの資料調査ゼロのゲームッぽいラノベもんと 一線を画して本格的なところが気にいった。 雰囲気がでている。 これってかなり難しいと思う。普通、こういう雰囲気はでない。 魔術といいつつ、その扱いが魔法陣を描いたり、光の矢を放ったりするものでなく、 よい意味でマニアックなところが気にいった。 不死の女騎士はめちゃくちゃかっこ良かったし、 主人公は好感がもてる上に、きちんと中世っぽい思考をしていて凝っていたし、 巨人はまあ、詰め込みすぎな気もしたが、絵的に華を添えたし、 ニコラとファルクの関係もよかった。 ラストあたりで、きちんと収束するんだか不安だった謎がどんどん開示されるのも良かったし、 まあ犯人はベタではあるが、ニコラとの「暗黙の上での生死の受け渡し」は震えるほど良かった。 まあ、あまり作家名はだしたくないが、ファンタジーミステリー両方において、この種の世界観を量産している作家のものよりも、 遥かに高品質で、練られていると思った。また「ボトルネック」や「氷菓」や「儚い羊」その他著者の作品に比べても、 完成度、読みごたえはトップクラスなんじゃないかと思ったり。 中盤、冗長と感じるところもあったし、 孤島のホテルの殺人事件七人のなかに犯人がいる、ひとりひとり検証していくぞみたいな、王道筋運びにするのは、 せっかくのバトルっぽい舞台設定がもったいないんじゃ? と思ったし、 暗殺騎士ってのは、誰かの依頼で領主を殺したわけで、じゃあ、誰が暗殺騎士に領主の暗殺を依頼したの? デーン人? デーン人妖怪そのものだったけどそんな人間みたいなことするの? と思ったし、 エンマと塔の囚人の関係もよくわからなかった。、 主であるエンマの元に戻るってんなら、何十年も牢にいないで、無罪放免されてエンマを探しにいけばいいんじゃないの? と思ったり。 呪われたデーン人が、ゾンビ的な怪物なのに対し、エンマや囚人はきちんとコミュニケーションができる「人間」であるのも 少し違和感があった。 デーン人頭が働いて、人間コミュニケーションできるなら、きちんと作戦たててくれば十人ぐらいでソロン獲れるんじゃ と思ったし。 っていうかうまくやれば巨人使いと、透明蜀台だけでソロン獲れるよね。 そんなヤベー魔術がゴロゴロ転がっている世界でいいのか。 作中ラスボスの扱いであったはずの、仇である暗殺騎士だって、もう死んでいていないかもね、 とニコラの憶測台詞だけで処理しちゃうのも、どうなの、と思った。 でもそれら疑問部分は、無理に処理しようとすれば更に冗長にご都合主義を連発せねば ならないのは明らかで、少なくとも、突っ込みいれておかしくならないファンタジーなんて存在しないので、 これでいいんだと思いました。 傑作! | ||||
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・読んでいて非常に違和感をおぼえた。 ・ファンタジー世界でミステリ、魔法でミステリ。それはいい。 ・しかし主人公のヒロイン(読者とほぼ同じ視線)は、この世界のルールに無知なところからスタートする。 ・この世界のルールは、探偵役の騎士ファルクから、主に口頭で説明を受けるのみだ。 ・つまりヒロイン(読者)は、ファルクが、本当は探偵役ではなかったとしても(嘘をついていても)、隠されたルールがあったとしても、わからないし確かめる術はない。 ・推理の依って立つルールが信じられるかも不明なまま読み進めなければならないのは、ミステリとして欠陥ではないかと考える。 ・この点、例えば超能力ミステリを多数出されている西澤保彦先生は、作中、主人公=一人称視点にルールを説明させることで、読者に対して「ひとまず信じて良い情報」を明確に提示する等で解決を図っている。 ・結論として、ファンタジーとしての雰囲気と、特殊ルール下のミステリ、との二兎を追い、基本的な部分が疎かになっていると感じた。 | ||||
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米澤穂信さんの本は、大体すべて読んでいます。 異色のファンタジーミステリーということで、大いに期待していた今作。 魔術の存在がはなから肯定されているのも意外でしたが、独自のルールがしっかり 描写されているので、結末を読んでも「卑怯」だとは思いませんでした。 ラストの展開は素晴らしかったのですが、欲をいえばそこまでの間に、もっとスリリングさ が欲しかった。スタートから中盤まで、やや退屈だったという印象が拭えません。 これなら単巻でまとめた方が良かったのではないでしょうか。 とはいえ、個人的にいま一番お気に入りの作家です。チャレンジブルな作品だと割り切れば、 良作だと思います。これからも良質の作品を世に送り出して欲しいと切に願います。 | ||||
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ファンタジーでミステリー! とても読みやすくて、すらすらすら~と読破! | ||||
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中世イギリスを舞台にしたファンタジーとして期待して読んだ。解説には傑作と高く評価されているが、ファンタジーのレベルからすると標準的な作品ではないか。日本でこのような良質な作品が書かれるようになったという点では、評価の高さも納得できるが。ビジョルドの諸作品の愛好者としては格差を感じないではいられなかった。 | ||||
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中世イギリスを舞台にしたファンタジーとして期待して読んだ。解説には傑作と高く評価されているが、ファンタジーのレベルからすると標準的な作品ではないか。日本でこのような良質な作品が書かれるようになったという点では、評価の高さも納得できるが。ビジョルドの諸作品の愛好者としては格差を感じないではいられなかった。 | ||||
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米澤氏の作品を初めて読みました。 最初は登場人物と歴史的背景等を説明しながらのストーリー展開、多少もたつき感はあります。 後半に入るにつれスピード感も増して読みごたえあり。 領主が何者かに殺害され、その調査に当たったのが東方から来た謎の騎士。 北欧の島の歴史と魔術と謎を上手く取り入れた作品です。 解説にもありましたが珍しい設定の作品です。 | ||||
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下巻になると、戦闘シーンや謎の巨人も現れ、さながらアクション映画のよう。 師匠と弟子の強い絆はこの物語のキーかもしれません。 タイトルの折れた竜骨に繋がる主人公と弟子の会話がとても素敵で映画化も可能な作品だと思います。 | ||||
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各キャラクターも個性的で面白く読ませてもらいました。 ただ少し淡々とストーリーが展開するのでもう少しひねりが欲しいですね。 事件の犯人も途中で何となく感じられてしまうのが少し残念。 | ||||
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