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折れた竜骨
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折れた竜骨の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全93件 21~40 2/5ページ
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著者の書くハイファンタジ-の世界観に戸惑って、 なかなか、物語の中に没入することが出来なかったが、 この時代のこういうテイストの物語が書きたかった意思は なんとなく掴めた。 著者の作品には、あまり知られていない外国が描かれる こともあり、その引き出しの多さには感服する。 タイトルとなる文言については、かなり終盤で出てくる こともあるし、気にせず読んでいけばいいと思う。 登場人物が揃い、事件が起こってからの流れは やはりどんな内容でも引き込んでいく筆力があると感じた。 現実とは異なるために謎解きには苦労するものの ドラマチックなエンディングに向けて着実に組み立て られていることは間違いが無く、下巻はグイグイ読んでいる うちに終わった気がする。 | ||||
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上巻では、なかなか没入出来なかったが、 やはり流石の筆力で、グイグイ読んでいるうちに終わった。 誰が走狗だったかは、上巻でも予想出来なくはなく かつ、下巻の初めでもちゃんと伏線を引いているので 驚くトリックということではない。 一編の映画を見るかのような感じで、異国の不思議な 世界の物語を楽しみ、余韻を残して終わった感じがする。 通勤時に読むのに適した一冊ではないだろうか・・・。 残念なのは、著者の未読作品が無くなってきたこと。 早く次の作品がでるといいなぁと待ち侘びている。 | ||||
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ヒントは同じように与えられていたのに、その結末は予測できなかった。下巻はアクションシーンも多く手に汗握る場面があり、上巻とは違う温度間で楽しめた。 魔術が出てくると何でもアリな殺人事件かと思いきや、そこはしっかりとルールがあり、謎解きを楽しめた。 ラストまでは時間を忘れて一気に読んでしまいました。 | ||||
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ファンタジーの世界のルールを破らずに、ミステリーの枠内できちんと、矛盾しないで落ちをつけている。すばらしい。 小説の雰囲気も主人公も好きです。 | ||||
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人の死なない日常的なミステリー作家なのに、人が死ぬのもあるのだね。 中世ヨーロッパの騎士や魔術が出てくる、ライトノベル的な設定の中に、殺人事件のミステリー。嫌いじゃないw 魔術がある時点でミステリーは成り立たない気もするけど、魔術の範囲とか効用を限定的にすることで、ミステリーに持ち込むのね。 ハンターハンターで能力に制約があるから、いろんな勝負になる・・・みたいな感じ。 ヴァイキングによる侵略、デーン人。イングランド王朝。だからか、「ヴィンランド・サガ」と登場人物の名前とか似ていそう。 | ||||
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明らかに過大評価 それともこのミスとやらのレベルがそもそも低いのか、ミステリとしてはまるで面白くなかったです 謎と言えるのは主に二点。「密室から男が消えたトリック」「殺人犯は誰か」でしょうが このどちらも、ミステリ慣れしてるわけでもない俺ですら初見ですぐわかりました。たぶん誰でもわかる、自慢にもならない あとがきで書かれていたんですが これの基となった作品は、作者さんがアマチュア時代に作られたものだそうで…… 通りでレベルが低いのか。これで1位とかあまりにもしょぼい もちろん小説の評価は謎部分だけではなく(ミステリならそこが最も重要とも思えますが)、全体で考えるべきなのでしょうけど 「魔術や呪いが跋扈する世界で、推理の力は真相にたどり着けるのか!?」 なんてわくわくする煽りで宣伝していたわりには 魔術要素は正直、ゲームのルール説明程度にしか感じませんでした。推理の力すごいとも思わないし 呪われたデーン人が攻めてきたのはちょっとわくわくしたんですけど これ肝心要の事件となんの関係もないんですよね いやまあ、殺人の動機とか、犯人候補を増やすとかの意味はあるんでしょうけど でもまあ無理やり感が強い。ミステリ部分がしょぼすぎるんで水増ししてるような とてもじゃないが読む前に期待した 魔術の世界に推理で立ち向かうみたいな感じではない 設定は面白そうでしたけど、ファンタジーとミステリーを融合できているかといえば、別々に添えられて出された料理って雰囲気 やっぱ評判なんてアテになりませんね | ||||
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『折れた竜骨 下』です。 上巻だけだと、評価のしようもないという感じでしたが、下巻はそれまで散りばめられた謎、伏線を一気に回収する展開となります。 どんでん返しもあり、このへんはミステリとして普通によくできていました。少なくとも読んでいる最中には粗に大きく引き戻されることはほとんど無いくらいには夢中にさせていただき、面白く大満足です。 つまりは、読み終わって冷静になってみると、少しですが引っかかる部分があったのは事実でした。 デーン人なんてのが出てきたら、殺人犯の犯人捜しなど些末なことにしか思えなくなってしまうこととか、謎解きの場面での後回しなど、進め方がさすがに強引と思われるのとか、あと、どうしてもミステリ要素に傾注しているため、キャラの人間としての奥行きがやや不満足で謎解きパズルとしての駒という感じがどうしても強かったことなど。 上下巻のレビューを通じて文句のようなことも言ってしまいましたが、構造上仕方のない部分でもありますし、全体として面白く読めたことに間違いはありません。 続編なんかも出てくれるとうれしい。 下巻単体としては★3、上下含めての評価は★4とさせていただきます。 | ||||
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2010年に出た単行本の分冊・文庫化。 12世紀末のイギリスを舞台とした時代ミステリである。ただし、魔術が重要な道具立てとして使われており、その枠組みのなかで事件が起き、解決されていく。 ランドル・ギャレットを思い出すひとも多いだろう。 上巻では、殺人があって捜査が進んでいくというあたりまでだが、名探偵役がいかにも切れ者っぽく格好いい。 世界がきちんと構築されており、どっしりと読み応えがある。 | ||||
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下巻では、呪われたデーン人との戦闘シーンが圧巻だった。 さまざまな能力をもった個性的なキャラクターたちが活躍し、このあたりはいかにもファンタジーっぽい。 そして謎解き。かなりよくできてはいるが、ちょっとあからさますぎるような気も……。若干の疑問や違和感も残る。 とはいえ、魅力のある物語で、一気に読み通してしまった。 続編に気を持たせるような終わり方だが、おそらく執筆されることはないのだろう。 | ||||
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『折れた竜骨 上』です。直木賞候補にノミネートされた作品。上下巻の上巻のレビューです。 中世ヨーロッパを舞台として、しかも魔術のようなファンタジー要素もある中でミステリをする、というのは大胆な試みだったと思います。 さすがに人気作家の作品だけあって、最初から最後までつまらなく思うことは無く面白く読むことはできたのですが、やはりどうしても冒頭は舞台設定の説明と犯人候補も含めてメインキャラの紹介という部分に費やしてしまうので、物語の進みという面からするともどかしさもありました。 歴史的な背景はよく調べてあって、デーン人(ヴァイキング)の脅威という時代背景を、呪われたデーン人という形で旨く作品の興味要素としていたと思います。 ただ、最後の密室破りの部分については、「そりゃないわ」と納得のいかない感じが強かったです。登場人物のドラマよりもミステリとしての謎解きの方を重視しているだけに、だったらその部分ではあまり妥協的であってほしくなかったです。 上巻のみでの評価は難しくもあるので暫定として★3です。 | ||||
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アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
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いろんなミステリーの推奨で一位か二位で兼つ賞も受賞しているしあらすじも魅力的なので購入しましたが期待はずれでした。小難しい設定やら細かい描写が上巻は延々と描かれています。新品で買わなくて良かったです。言葉というものにこだわりすぎていて大仰な言い回しで展開もあまりせず退屈でした。推理パズルですね。 | ||||
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下巻に入りますが相変わらずミステリー部分は長く仰々しく詳細に続いて兼つつまらないです。ネダバレは書きませんがここまでひっぱらなくともこの2/3の分量で十分だろうと思いました。はっきり言って上下巻共に買うと高すぎです。賞を取ってますし各種媒体で部門の一位や二位を取っていますがそこまでのものではないです。戦闘シーンだけは面白かったですがミステリーとしてはこれだけ長々と書いてこのパターンかというものでした。 | ||||
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ファンタジー賞に応募する舞台構成はできていると思うけど、ファンタジー色を感じさせるような馥郁たるものは感じられなかった。一文、一文を丁寧に読みたいと言う気は起こらず、ザッと斜め読みしても、全体の理解に支障はなかった。 犯人候補の登場人物は多いのだが、描写が平等ではなく、よって、あまりふれられていない人物が犯人だと言う可能性は外される。 探偵役の騎士が実は犯人だったというのは、外国もののミステリーでは複数読んだので、別にアッと驚くようなもでもなかったが、操られる魔法にかけられていることを最後に理解し、自分から殺される結末はよかった。 語り手の城主の娘に、読者が自分と重ねて感情移入させられてしまうという魅力に乏しいのが残念。 | ||||
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最初、読みやすさとファンタジーさから、ラノベみたいだと感じたけれどとてもおもしろかった。 結末は最後の方に予想がついてしまったが、王道を進む感じがよかった。 それほど分厚い本ではなかったのでうまくまとまって終わるかどうか心配だったけれど、 肝となるストーリーはしっかり広げた風呂敷を畳んでくれていた。 呪われたデーン人がそんなに強くなかったり、チートがでてきたのはちょっと萎えたけど、おもしろかった。 ミステリーでなく、ファンタジーな印象。 | ||||
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2011年に単行本で読んだが、文庫化されて上下2分冊になったKindle版で購入。 語り手の領主の娘が東方の騎士に初めて会った時の騎士の観察と推理はホームズだね。 騎士がソロン島へ訪れた目的が変わってしまい、領主の娘と謎解きが始まる。 魔法体系が複数あって面白い。 上巻では聞き込み捜査と大きな密室を構成する領主の島への渡り方。 上下巻に分かれると切り替わりで読書スピード削がれるな。 | ||||
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さて、下巻は呪われたデーン人の襲撃と謎解きだ。 呪われたデーン人、いわゆるゾンビだけれども戦闘力半端なくすごいな。 襲撃を撃退した後は領主暗殺を実行した走狗探しの結末だけれども凄い結末だね。 影が薄いけれども呪われたデーン人の正体と何故呪われているのか、 ソロン島が襲撃される理由の謎解きも面白かった。 頼りない兄が新領主となり、時代的に女性の地位は低いので兄より聡明な妹の生活は この先大変だと思うな。 | ||||
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魔法ありだと、作者の決めた範囲で何でもありになるので、さじ加減が難しい。 魔法やら超能力やらの優劣を決める不思議バトル作品でも、いかに整合性のある世界を形成するかということについては同じような気がする。 その世界設定の巧みさと、物語にどう織り込んでいくかのさじ加減で、面白くもなるしつまらなくもなると思うのだけど、これはかなり上出来に面白かった。 ちゃんとそこで、人々が生きている空気があり、その空気の中で謎解きが行われていたので。 徒弟君と妹さん。 次回呼ばれたときには、もう少し魂が自由になっていることを祈る。 | ||||
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12世紀後半のブリテン島を舞台にした、“ファンタジー + ミステリー” の世界観を持つ作品です。 魔法や怪物が登場するファンタジーという通常の物理法則が通用しない世界ですが、何ができて何ができないかが丁寧に記述されており、謎を解くうえでの手がかりの出し方がフェアで、解法も論理的に説明されるので、きちんと “本格” しています。 ヨーロッパが舞台ということで抹香臭さが消された文章からも、作者の作り込みのほどがうかがえました。 歴史的なディテールもよく練られています。 9世紀におけるヴァイキングによるブリテン島侵攻。リチャード王(在位1189 - 99)の十字軍遠征や、キリスト教圏におけるアラブ観。リチャード王と王弟ジョンの権力闘争下における不穏な気配。本作の後のこととなる、ジョン王(在位1199 - 1216)の悪政と、その反動から生まれた、王の権力濫用を制限し諸侯の合意を尊重したマグナ・カルタを暗示する描写など…。 それらが本作の世界観にうまく生かされていました。 個人的に気になったのは三点です。 まず、現代社会とは異なる世界を描くさい、読者が感情移入しやすいように現代的な価値観や倫理観をある程度持ち込むのは当然なのですが、少し持ち込みすぎかなと感じました。次に、作中で使われる魔法が、トリックとその解明方法を提示するために考えられたというのがあまりにも露骨に伝わってきて、作為的で頭デッカチな印象を受けました。最後に、真犯人は誰かという箇所においてドンデン返しが狙われすぎていて、その後の種明かしの説明やそれに対する登場人物たちの心理描写が拙速なように思われました。 ただ、はじめの二点は本作の設定上仕方ないことですし、程度の問題なので人によっては気にされないと思いますが。 作者におなじみの、端正に綴られる心理描写、わかりやすくテンポよく展開する物語、きれいなハッピーエンドにはならずホロ苦さを残す結末は、本作でも健在。作者にはもう一度、“ファンタジー + ミステリー” に挑戦してほしいなと思いました。 | ||||
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ミステリーにファンタジーを合わせた物ですがトリック、捜査に使われる魔法や設定は全て本編で説明されフェアに作られています 謎解きの方針は探偵役がご丁寧に説明してくれたので難易度は低く感じました。逆に言えばフェアすぎる故簡単になった が、最後はうーんこれってアリ?という感じで犯人がわかります。ええ、犯人を間違えてしまいました 作者に一杯やられましたが、あと一歩まで推理ということで満足できました ファンタジー要素いらないと思う人でも手を出してみたらどうでしょうか。フェアです | ||||
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