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レディ・ジョーカー
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【この小説が収録されている参考書籍】
レディ・ジョーカーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.49pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全108件 1~20 1/6ページ
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上中下の3巻仕立ての長編ですが読み返して楽しんでます。犯罪は許されることではないですがそこに至る人間模様の描写が素晴らしいと思います。 | ||||
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高村薫は何重人格??? こんな多彩な人物の心理描写できるなんてすごい! 事件なんかどうでもよくなる。 | ||||
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(上中下巻通してのレビューです) 政治家・右翼・暴力団・総会屋・裏金融が一体化した吸引装置。吸い上げられるのは企業と一般市民。吸引装置と上の方でつながっている警察組織。吸引装置の腐臭に蠅のようにたかり消されるブン屋。髙村薫得意の組織と個人と狂気をたっぷりと味わえます。 | ||||
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じっくりと丁寧に描かれる人間模様の描写に圧倒されます。大人たちが右往左往するのを横目にレディーだけが泰然として生きていったという結末なのでしょうか。最後まで読み、あらためて「レディージョーカー」というタイトルをつけたことに感心しました。 | ||||
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①未解決の終焉に好感が持てる。犯人の接点が明確ではないこと、唯一の接点は競馬場にあったが、誰も気づかない。しかし、この事件は関与した人物の人生を大きく変えた。犯人はもとより、警察官、マスコミ、総会屋等。誘拐と企業犯罪両面の性格を有するが、起きうる事件だと思う。 誰にも後ろめたいところがある。誰もが犯人になりうる事件である。 善悪の基準を問いかける作品だ。 最高傑作としてお勧めだ。 | ||||
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①犯行の動機は被差別部落民出身者を不採用にした会社への復讐にあった。そしてその会社は犯人に六億を請求されたが、実際に払った金額は20億であった。これは犯人の脅迫に応じた対応であった。国民とマスコミに六億払ったと嘘をついたことは企業犯罪である。 ②ところで、会社は社長誘拐に対して犯人の要求を飲んだわけであるが、今となっては対した事件ではなく、被差別部落民不採用もそれほどの問題ではない。企業には営業の自由があり、好ましい人材を採用する自由があるからだ。もちろん、部落民出身者への差別であることは言うまでもない。 ③この作品への不満が一つあるとすれば、かつてのグリコ森永事件に見られた世間への嘲笑、警察を嘲笑うかのような対応とやり取りが本作には描かれていないことだ。この点を考えると、被差別部落民不採用を犯行の動機にするのは世間への嘲笑にはならないのではないか?あまりに真面目すぎる動機である。 ④とはいえ、重厚でスケール大きな内容には圧倒される。企業側の内部事情もよく描かれ、役員たちの人間関係も、実によく描かれ、犯人たちの惨めな人間関係と対照的に描かれている。そこに本作を読む味わいがある。 大作としてお勧めだ。 | ||||
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①今となっては古くさくなってしまったが、グリコ·森永事件を題材にした超大作ミステリーである。この事件は迷宮入りしたため、真相は謎に包まれる。 ②しかし、著者のアプローチは意外なものだった。部落民問題を差し挟んだことだ。この怨恨的着想は面白く、犯罪の動機にはなり得るものだ。しかし、重厚な内容は良いとしても読みにくい文章である。そしてグリコ·森永事件に、見られた世間を嘲笑うイメージが本作品には乏しい。犯罪の劇場的性格が前面に出ないのは残念である。 しかし、松本清張作品を上回る超大作としてお勧めだ。 | ||||
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競馬関係と主人公の思いは端折って読みました。週末競馬場で過ごす男たちが、意外にもその道で際立った技術を持っていたこと。メンバー皆が金に淡泊で、生業で自立している。これはモデルとなったグリコ森永事件ではありえない。金融をよく知る高、凍り付いた道を全速力で走り去る元自衛官、ビールの栓に丁寧な細工を施すようちゃん、冷静な警察官。その中で物井老人の役割は警察の目を引き付ける他に何がありましたか?手に入れたお金を分けてもらえず仲間割れするのが普通なのだが、このメンバーの目的はもっと別のところにあった?もやもやする。裏金融の動きは混沌としてやはりもやもやする。 | ||||
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男たちの鬱屈した想いがある日重なり、大犯罪へと駆り立てる。 犯人達、企業人、総会屋、記者、警察、政治家、家族…現代社会の有様をスリリングかつ重厚に描き出しており、ページをめくる手が止まらない。 登場人物のほとんどに感情移入出来る稀な作品。上巻は事件発生まで。 | ||||
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犯人によって分断される企業と警察、組織と個人。それを追う記者達。 それぞれの決断が絡まり合い、触れたくない闇に光が当たり始める。 いったい一人の意志と行動は何に結実するのか。 自分は得体の知れぬクリーチャーの一部でしかないのかと思わせられる。 中巻は犯行目的の結実まで。 | ||||
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犯人が生み出したジョーカーは、彼らの手を離れ暴走を始める。 誰も責任を取らないのではなく、取る術がない組織というクリーチャー。 個人の集合体である組織は、個人を超えた意志を持つ。 被害者が加害者であり、加害者が被害者である世界。 ぬらぬらとした現代社会への加担者達を活写した傑作の終幕。 | ||||
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予定されていた期間内に配達され、中身もとっても綺麗で、本屋さんに並んでる新品商品を買わないで良かったと思いました。 | ||||
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※削除申請(1件)
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高村さんは現実のグリコ森永事件はどうしてフィクションとして仕上げていますが、江崎社長の彼方から森永製菓などの青酸ばらまき事件と滋賀県警の本部長の自殺と言う悲劇で幕を閉じるのですが、丸大ハムの脅迫事件についてはあまりマスコミの取り上げていません。おそらくキツネ目の男が目白としていたまたは拠点としていた地域は伏見のあるど真ん中の地域です。この事件は一言で言えば共謀共同正犯として成り立ち、教唆している人間はかなりのインテリとしての構想力を持ったいわば左翼思想の持ち主です。団塊の世代の中心に生きた人間だと思います。実際に闇の裏の人間との交流があったとしても筋は通っています。恋の罪でフィクションとして子供の声てまオランダに逃亡するような男ではないと思います。森永では安倍晋三が関わっています。あきえ夫人が出てきますがまさに事件の真っ最中にのんきにデートなどしているお嬢様が森永の社長の娘だったのかと思うと、その対峙する人間集団のがどのような人間であったかよくわかると思います。先月宮崎学か死去されましたが、彼はいろんな貴重な情報を墓場まで持っていたと思います。現実は奇なひと申しますが、ある意味では整合性のあるストーリーを作ればいいと思います。それには伏見と言う坂本龍馬からの印象深い土地の成り立ちから言及されてはどうでしょうか。鴨川と言う長い歴史を持つ処刑場を持つ場所にはどのような人間が住んでいたのか。単に同和という特殊の集団が江戸時代構成されている集団がその犯罪の基盤にあると言うことを知らなければなりません。言論の自由といっても今の日本では真実の語れない言動が右往左往しながら日本を牛耳っています。朝に原型は新左翼思想の中での伏見固有の裏集団が江崎を狙って導火線を使って成し遂げた食品企業脅迫事件などです。それほど彼らは食品会社に積年の恨みを持っていたのでしょうか。 | ||||
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今回サブスクでドラマを見た影響で、実際の原作を読んでみたくなり購入させていただきました。 本自体の状態もとても良く、物語も含め楽しませていただきました! | ||||
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今回サブスクでドラマを見た影響で、実際の原作を読んでみたくなり購入させていただきました。 本自体の状態もとても良く、物語も含め楽しませていただきました! | ||||
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今回サブスクでドラマを見た影響で、実際の原作を読んでみたくなり購入させていただきました。 本自体の状態もとても良く、物語も含め楽しませていただきました! | ||||
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社会に倦んだ競馬仲間の5人がビール会社社長を誘拐。5日間の監禁ののち身代金を要求しながら人質を解放してしまう。その意図を巡り錯綜する警察の憶測とヤミ金社会に張りめぐらされた怪奇な伏線。 | ||||
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社長の替わりに “人質”に取られたのは夏商戦を控えたビールそのものだった。表向き6億円の要求の裏で20億円を強請された日之出ビール。裏取引を警戒する警察と、暗躍する仕手集団、追う新聞記者。 | ||||
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血色に染まったビールは、ついに青酸入りかわる。他方では金融スキャンダルを追った記者が次々と姿を消す。被害企業、警察、検察、マスコミを翻弄した一大事件の着地点は?巨大な波間に霧消するLJ。 | ||||
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父と母を何者かに殺された。巧妙かつ表に出てこない事案だろう。依頼人はそのつもりはなかったが、話の食い違いが原因だった。報告を受けた依頼人が思わず「えっ」と無言になる。依頼人はそのつもりはなかった。それを隠すために大組織がある人物を狙う。徹底的に目を離すな、そんな安易な命令が下された。なんとしても刑務所に入れろ。国家機密の作戦が執行された。 | ||||
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