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自白 刑事・土門功太朗



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【この小説が収録されている参考書籍】
自白―刑事・土門功太朗
自白 刑事・土門功太朗 (文春文庫)

自白 刑事・土門功太朗の評価: 6.00/10点 レビュー 1件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(6pt)

80年代というより昭和の日本

1980年代の東京を舞台にした刑事物の連作短編集。主人公の刑事・土門功太朗の物語というより、高度成長からバブルに向かう時代の移り変わりが主役の物語だ。
社会が変貌するのに合わせて犯罪のありようも変貌する。刑事・土門はそれに戸惑いながらも懸命の捜査で事件を解決していくが、犯人を起訴に持ち込んでも“一件落着”というすっきりした感じが得られない。時代が大きく変わろうとする動きの“きしみ”を感じていたのだろう。
連作を通して描かれる土門の家族のエピソードもまた、昭和の日本の証言になっている。

iisan
927253Y1

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