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ラットマン



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【この小説が収録されている参考書籍】
ラットマン
ラットマン (光文社文庫)

ラットマンの評価: 8.02/10点 レビュー 45件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.02pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全20件 1~20 1/1ページ
No.20:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

読者の思い込みをうまく利用した、技巧的作品

勘違いや思い込みから生まれる悲劇を巧妙に物語に仕上げた、傑作ミステリー。登場人物や事件の背景などを考えるより、単純に自分の思い込みが覆されるどんでん返しを楽しむ小説である。
どんでん返し系ミステリーのファンにオススメする。

iisan
927253Y1
No.19:
(8pt)

道尾秀介の真髄

 道尾秀介の真髄を見ました。人物の息詰まるような描写、物語の裏の裏を鮮やかに明かし、ラストの裏切り、今までの道尾氏の作品も素晴らしかったがさらにそれを一回り上回る出来です。

 ある倉庫で起きた殺人事件、いやそれともただの事故だったのか、誰がなんのために殺したのか、なぜ殺されなければならなかったのか。 過去の事件の真相は一体・・・全てが明らかになり一筋になる時の衝撃はもう単にミステリーの答え合わせという領域を超えています。

 陰影な背景を交え合えながらも爽やかで鮮やかな終結を迎える本作は道尾氏の作品の中でも読みやすく、人に薦めやすいです。ミステリ云々でなく読み物として名作に入ります。評価は★8!!
 

りーり
9EDFH0HC
No.18:
(8pt)

後半に変化

前半は間延びした感じ。後半に大きく変化。後半はぐいぐい読めます。

マッチマッチ
L6YVSIUN
No.17:
(7pt)

ネズミ人間として生まれ変わった男の物語

……をタイトルと表紙から連想してしまいそうですが、そんなB級ホラー的なミステリではなく、心理学の有名な錯視の絵にちなんだタイトルです。

バンドメンバーの死と幼い頃の姉の死。
主人公の身の回りで起きた、現在と過去2つの死の真相に迫る話です。



▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.16:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ラットマンの感想

1度、ネズミor人の顔と思い込んでしまうとそれにしか見えなくなってしまうラットマン。
そんな思い込みを持つ主人公が引き起こすストーリー。

トリック云々より、心理描写で魅せる作品。

エーカー
NWKWLAAY
No.15:
(8pt)

ラットマンの感想

なかなか面白かったです。
ラストの二転三転は、「こういうどんでん返しもあるんだ」という感じでした。


▼以下、ネタバレ感想

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マー君
S2HJR096
No.14:
(8pt)

ラットマンの感想

この人の作品は、ミステリーの要素もさることながら物語としてもよく出来ているのが特徴だと思います。
騙されないぞと意気込んでページを捲っていても、気づいた時には物語の世界に引き込まれている。
今作もそんな不思議な魅力は健在でした。

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ちんちろりん
NLFRSLFL
No.13:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ラットマンの感想

ミステリー小説の王道といった感じの作品。
途中なんか物語に引きこまれて、ミステリーということをすっかり忘れていました。
最後に自分が騙されていたことが分かってびっくり。
謎も全て解いてくれてすっきりです。
結果は読者の推測におまかせ・・っていうやつ、もやもやしますよね。

Hidezo
GX0TU62Y
No.12:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ラットマンの感想

高校時代の友人がキリスト教の学校に通っていました。
朝の学校内での掃除時間、教会内の掃除担当になっていた友人はキリスト像を
綺麗にするため雑巾で像をふいていました。
しかしその雑巾でふくという行為をシスターに見咎められ、友人は停学になってしまいました。
真面目に良かれと思ってやった事なのに処分を受けた友人は当時この件に納得できなかったそうです。

「ラットマン」を読んで友人が経験したこの停学の件を思い出しました。
こちらが持つ掃除に対する固定観念と宗教系学校ならではの規則、縛りによる認識の違いに、この話を聞いた当時は
大笑いしつつも釈然としないものが自分の中に残ったものでした。
個人レベルでの先入観、思い込みは程度の差はあれど時に悲劇(喜劇)を生むのだと改めて思いました。

内容やニュアンスなど全然違いますが、なぜか読了してこの昔話を思い出してしまいました~
肝心の小説自体は、どんでん返しが自分好みでとても素晴らしい作品でした!

コタロウ
8YIL7DEH
No.11:
(8pt)

ラットマンの感想

さすが道尾先生です。2転3転する展開も素晴らしいですが、なによりラットマンというタイトルが、この作品の内容を綺麗に現していて素敵です。

ほっと
2XKXV6EI
No.10:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

タイトルと内容が一致している

物語の構成として、きちんとまとまっていたかなぁと思います。

▼以下、ネタバレ感想

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ぴちょんちゃん
HJYEAUEJ
No.9:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ラットマンの感想

終盤に近づくにつれて、自分の推理が右往左往してしまい、まんまと作者の意図にハマってしまったと思います(笑)
最後は少しがっかりした結末な気もしましたが、ラットマンというキーワードに上手くまとまっていて感心しました。

chiiiisim
22ZP2D8P
No.8:
(7pt)

ラットマンの感想

久々にギター弾きたくなった(*^^*)

マグル
ZH9M7YFR
No.7:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ラットマンの感想

読み進める内に、色々な印象を受けた。一つの事柄でも、立場や状況によって捉え方が、変わり、普段、いかに、色々な事に囚われて、考えているかが分かった。また、どんでん返しというより、それぞれの思いが交錯していたんだと思う。読んだ後、少しだけ温かい気持ちになった。

ビッケ
K1LY4PU3
No.6:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ラットマンの感想

世の中には無愛想と評される人がいます。目は口ほどにものを言い、と云うことわざがありますが、現実には胸の中の想いは口に出さなければ中々人には伝わりません。ですからあの時母が一言でも漏らしていればお互い誤解したまま長い年月距離を置いた関係とはならなかったはずです。つまり物語を構築している世界そのものが崩れ去ることになります。そんな危うい世界ではあるのですが、さすが道尾秀介でありましてそういったところは露ほども感じさせず読者を手元に引き寄せて思うがまま手の上で踊らさせます。
そして、これが真相です、と安心させておいて更に次の仕掛けのタネ明かしを見せて悦に入っています。
あんぐりと口をあけて二の句を告げずに居る読者を悪戯坊主のよな顔をしてにニヤニヤと見つめているのです。愛すべき悪戯小僧なのです。

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

んーなんだこれ?むずかしい・・

話が変わる?というより犯人が変わるんです。この小説。おそらくですが、ミステリを楽しむより錯覚、勘違いを楽しむ小説なのでしょう。作者の意図に完全に乗せられてしまった感が否めません(笑)
「ラットマン」を調べたところ、タイトルが錯覚などで有名な図形、本文にもでてきた絵のことを指すようで、錯視図形というものらしいです。視覚の「勘違い」を文章で「勘違い」させようというのが作者の意図だったようですね。やられました。

nissi
RFWQ06JW
No.4:6人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

ラットマンの感想

「ラットマン」とは、見方によって人の顔に見えたりネズミの顔に見えたりする錯視の一種。
この作品は「思い込み」が鍵を握る物語で、このタイトルが実に嵌っています。
前後の情報を元にして答えを導き出す人間の習性を逆手に取ったミスリードが秀逸です。


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梁山泊
MTNH2G0O
No.3:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ラットマンの感想

人の心。心理状況を正しくも悪くも
深読みもできる想像力が長けている作家さんだと今回は強く思いました。

人が接触した時に交わされる心模様を
明るく爽やかに描くのとは逆で、
ミステリの謎で分からない心理状況である不安さを巧く活用して
毎回違った心の物語を作っている気がします。

著者の作品は読み終わって、楽しかった、気分が晴れる。
とは違った複雑な気分を持ってしまうのですが、
それぞれどういう言葉で区別したらいいか分からないような、
毎回違った物語が魅力的だと思いました。

egut
T4OQ1KM0
No.2:
(8pt)

ラットマンの感想

向日葵~は、好みに合わなかったのですが何かに心を掴まれた作品だったので続けてこのラットマンを読みました。
こちらは大衆向けになったというか俄然面白くなりました。おすすめですよ。

aspol
NY52ZXBG
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ラットマンの感想

とても素晴らしい作品でした。道尾さんといえば終盤であっと驚かせてくれるミステリー作家ですが、今回は特にそれが強かったように思えます。私は音楽に興味が薄いので、そこの部分でよくわからないところはありましたが、そんなこと関係なく読める作品だと思います。

アルバトロス
CRRRDTJB

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