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異邦の騎士



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異邦の騎士の評価: 7.93/10点 レビュー 28件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.93pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全12件 1~12 1/1ページ
No.12:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

この作品から読むな!

絶対にこの作品単体で読むんじゃないぞ!最低限「占星術」と「斜め屋敷」だけは読んでから来い!この作品の真価が味わえないからな!「島田荘司はこの作品が初めてで〜」って言ってるやつの感想は信じるな!これ単体で評価できる作品じゃないんだ!

もう一度言うぞ!絶対に前作を読了してから読め!!そうしたら面白いことは保証するから!!

論理テノール
MBNLWZQO
No.11:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

著者に『怒』

いやぁすごかった!改訂前を知らず、どこが変わったかは分かりませんが、これを読めば御手洗がめっちゃ好きになります。シリーズ第1作とのことですが、主人公のことを考えると、逆に最初に読まなくて、何作か読んだ今で良かったと思いました。一方で良子が気の毒で、こんな結末にした島田さんに『怒』。みんな幸せにしてほしかったと思います。

タッキー
KURC2DIQ
No.10:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

御手洗潔の原初

島田荘司氏が初めて手掛けた小説だそうです。とはいっても発表された順番では御手洗潔シリーズで4作目。あえてその順序を変えたそうですが、その効果は絶大でしょう。私は「占星術殺人事件」と「斜め屋敷の犯罪」を先に読みましたが、そうでなければここまで物語に深く浸ることができたかどうか…それは一生わかることはないんですが。

どこがどう違うのかと言われると説明できませんが、今まで読んだ御手洗潔シリーズの作品と雰囲気が異なりました。謎解きに主眼を置いた本格ミステリのそれではないように感じます。私は強引な展開もほとんどあるようには感じず、すんなり読むことができました。どこか心温まるストーリーに、純粋に文学としても楽しめるそんな作品ではないでしょうか。「占星術殺人事件」で感じた読みづらさは一切感じませんでした。

もともと好きでしたが、御手洗潔というキャラクターがより一層輝いて見え、他の作品全てを読んでしまいたい気持ちにさせられました。

▼以下、ネタバレ感想

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陰気な私は地球を回さない
L1K3MG03
No.9:6人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

我が読書人生永遠のベスト

今まで焦らすように引っ張ってきたが、本書が私を島田信奉者にした作品である。そしてこの作品は私の読書人生の中で未だに永遠のベストとして燦然と輝いている。

私が読んだのはハードカバー版で、確か講談社の何十周年かの記念書き下ろしシリーズの1冊として刊行されたらしく、えらく豪奢な装丁だったのを覚えている。
特に西洋画で描かれた馬上の騎士の表紙絵が飛び出してきそうなほど迫力があり、果たしてどんな物語かと胸躍らせた。
しかしこの表紙とは全然無関係の話が展開される。物語の舞台は騎士が出てくるような西洋の街やお城ではなく、関東の公園で記憶喪失の主人公が目が覚めるところから始まる。その後彼は周辺を彷徨い、紆余曲折を経て知り合った石川良子という女性と同居するようになる。そしてこの2人の生活が語られるのだが、これが実に私の心をくすぐった。当時学生だった私にとって彼らの年齢が近いこともあり、そう遠くない将来の生活のように見えたからだ。そしてこの2人の生活は貧しいけれど小さな幸せというありきたりなモチーフながら、私の願望を具現化したような形だった。
そして、物語は意外な方向に進む。それは・・・いや詳細を語るのは止めておこう。思いの強さゆえ、微に入り細を穿つように述べてしまいそうで、これから読む方々の興を殺ぎそうだから。ただ颯爽と現れる御手洗の姿にはきっと快哉を挙げるだろう。これは今でも私には全てのミステリの中でも最高のシーンである。そしてなによりも謎解きを主体としたミステリでこれほど胸を打ち、感動するとは思いもよらなかった。本作で御手洗ファンとなった女性が増えたように、私もこれで御手洗、いや島田ファンになり、こんなミステリを書く人はきっと素晴らしい人に違いないと信奉するまでに至った。これは今でも同じだ。

本書で教えてくれたのは人を愛することの温かさ、苦しい時にこそ助けてくれる友人を持つことが人間にとってかけがえのない宝石だということだ。それを教えてくれた島田荘司こそ、私にとって異邦の騎士その人だと思うのである。


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Tetchy
WHOKS60S
No.8:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

大好き

どんでん返しと言えば迷わずこれです!
面白いし大傑作だと思います。これがきっかけで、御手洗潔シリーズ大好きになったし、どんでん返しものにはまりました。

ぺこりん12
M5MH63SF
No.7:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

異邦の騎士の感想

占星術殺人事件、斜め屋敷の犯罪は個人的に合わなかったため、少し読むのを躊躇していましたが、異邦の騎士は大変面白かったです。
序盤から、話にのめり込み、このあと一体どのような展開になるのかまったく先が読めませんでした。ラストの謎解きは若干急な展開で、正直なくても全然面白いと思います。(御手洗ファンの方すみません)
謎解きを楽しむものではなく、ストーリー展開を楽しむものとして大変面白い作品です。

フレディ
3M4Y9ZHL
No.6:5人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

異邦の騎士の感想

月並みですが、謎が謎を呼ぶ先の展開が読めないストーリーで、最初から最後まで楽しく読めました。
単体でも十分かもしれませんが、『占星術殺人事件』『斜め屋敷の犯罪』など既刊のシリーズ作品を先に読んだほうが、よりこの作品を楽しめると思います。
このシリーズは上記の二作を以前に読みましたが、個人的にはこれが一番面白かったです。

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ちんちろりん
NLFRSLFL
No.5:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)
【ネタバレかも!?】 (7件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

石岡君、御手洗潔と出会うの巻


▼以下、ネタバレ感想

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ショボタン
G1380KCM
No.4:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

占星術 → 斜め屋敷 → 異邦の騎士 で読んでほしい


▼以下、ネタバレ感想

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jack
J1EJ4V2U
No.3:9人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

異邦の騎士の感想

冒頭から、ある青年が記憶喪失である事に気付く場面という、急激な立ち上がりで始まるこの作品だが、その後の展開がやけにスロー。
ある少女と出会い、その少女との暮らしに没入していく主人公。
その描写が余りにも長々と続くので、さすがに冗長さすら感じたのだが、最期まで読めば、この二人のドラマを描き切る事に納得、感動さえ覚えた。
御手洗潔最初の事件、この作品には最後「サプライズ」「大どんでん返し」があるのだ。
ある意味ご都合主義的とも取れる設定、強引な展開など、その「サプライズ」の前に全て吹き飛ぶのである。
そして友と認めた男のために、騎士よろしくバイクで疾走する御手洗の優しさ、かっこ良さにしびれ、感動するのである。
御手洗潔シリーズを語る上では「絶対に」欠かせない作品である。
「占星術殺人事件」よりもこちらの方が好きだというファンが多いのも頷ける。
私は「占星術殺人事件」「斜め屋敷の犯罪」の次にこの作品を読んだ。
これは幸運な事である。

梁山泊
MTNH2G0O
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

シリーズおすすめ

予め他の御手洗シリーズを読むことをお勧めする。
読了後、感動がより一層増します。
著者の読ませる力は本当に凄い。

Ariroba78
5M53WTS6
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

御手洗潔シリーズを読んでから

この本を読む前時は、既に御手洗潔シリーズの何かを読んでおきましょう。
最初にこの本を読んでは感動がありません。

それにしてもこの著者の筆力は凄いの一言。
日記で感情移入してしまって最後、主人公と一緒に驚愕しました。

おいげん
PQLRUDUD

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