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時計仕掛けの歪んだ罠



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【この小説が収録されている参考書籍】
時計仕掛けの歪んだ罠 (小学館文庫)

時計仕掛けの歪んだ罠の評価: 7.50/10点 レビュー 2件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.50pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

タイトルに惹かれて読み始めましたが

ダール氏の小説は以前にも読んだことがあり、読みにくいんだけどそれを超えたところには「ザ・ミステリー」があると。
この小説も私には非常に読みにくくまた翻訳もアレ?と思うところもあって、それでも最後まで読んでみました。
率直な感想は、時間に余裕がある時は楽しめるのでしょうが・・・といったところです。

でも、新作が出ると、必ず読むと思います。


ももか
3UKDKR1P
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

登場人物は歪んでいるが、ストーリーは堅牢

スウェーデンでは絶大な人気を誇りながら、何故か日本では1作しか翻訳されていなかった大物作家による新シリーズの第一作。猪突猛進型の警察官が奇怪な連続少女誘拐事件の謎を解く、サイコ・サスペンスであり、第一級の謎解きミステリーある。
15歳の少女が誘拐され、犯人側から何の接触も無く三週間が過ぎたとき、匿名の目撃情報が寄せられた。少女の姿を見たという廃屋に急行したベリエル警部たちが突入すると中は無人で、なおかつ仕掛けられたブービートラップで警官が負傷する被害を受けたのだが、地下室には明らかに誰かが監禁されていたあとが残されていた。この一年半ほどの間に15歳の少女が誘拐された、同じような事件が二件あることを突き止めたベリエルは連続少女誘拐事件として捜査しようとするのだが上司に否定され、無断で捜査を進めることにした。その三件の現場写真に同じ女性が写っているのに気づいたベリエルは、女性の身元を突き止め、取り調べることになったのだが・・・。
少女誘拐事件の犯人探しがメインなのだが、捜査を担当するベリエルと容疑者と目された謎の女性の間にある関係性が判明し、驚愕の展開を見せるようになる。その事件というか背景は陰惨きわまりなく、さらに凄惨なサイコ・シーンが続くのだが、物語の構成がしっかりしているので、ジェフリー・ディーヴァーに負けないジェットコースター気分を楽しめる。伏線の回収も納得できる展開で、最後まで飽きさせない。
北欧の警察ミステリーとしてはやや異色の作品だが、従来からの北欧ミステリーのファンにも十分に満足できる高レベルなエンターテイメント作品としてオススメする。

iisan
927253Y1

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