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たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説



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たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説の評価: 7.33/10点 レビュー 3件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.33pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
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たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説の感想

昭和ミステリシリーズ二作目。2020年の年末ミステリーランキング3冠に輝く作品。昭和24年を舞台とした物語は、主人公が高校三年生と作者と同年齢に設定されており、ある種自伝的青春ミステリーの側面も有る。しかし本作のどこが素晴らしいのか?、それは作者自身が知る当時の社会風俗や人々の考え方が非常にリアルに感じられ、近過去時代小説として優れているからだと思う。また、伏線と回収、構成の妙、心情描写には読み所があり、トリックや犯人の意外性のみで評価をするべきでは無いのだ。推理小説は推理クイズでは無い。良い小説だった。

なおひろ
R1UV05YV
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説の感想

大変面白く読ませて頂きました。
テーマが良かったです。
戦争前と戦後を昨日信じていた世界や価値観が変わってしまう、パラダイムシフトの中での殺人事件の話。
新しい時代を直向に生きる少年少女の目から表現されています。
様々な時代の変化を伏線を貼りながら、まさにパラダイムシフトが起きた日に繋げてタイトル意味の回収、気持ち良かったです。
さらに激動の変化の中、普遍的な価値や古典的な変わらないミステリーの面白さを、最初と最後をつなげる心地よさがありました。
丁度現在、変化や多様性を求められている時代であり感慨深く、舞台の時代を自分自身経験はしていないが、それこそ価値観が変わっていく激動の時代だったのだと、思いを馳せます。

cinnamon.mint
LTSAXITN

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