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正しい恋人



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【この小説が収録されている参考書籍】
正しい恋人 (ハーパーBOOKS)

正しい恋人の評価: 6.00/10点 レビュー 1件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(6pt)

主人公にもストーリーにもモヤモヤが・・・

デビュー作である前作「完璧な家」でイギリスの人気作家となったパリスの長編第2作。12年前に行方をくらませた元恋人が戻ってきたのではないかという不可解な事態に翻弄されるサスペンス作品である。
12年前に同棲中の恋人・レイラと出かけたフランスで、レイラが忽然と姿を消し、失意のまま帰国したフィンは、7年後にレイラの追悼式で出会ったレイラの姉・エリンと付き合い始め、婚約するに至った。そんなとき、昔二人が住んでいた家でレイラを見かけたという情報がもたらされ、さらにレイラがいつも持っていた人形が、現在の家の歩道で見つかった。それと同時に、匿名のメールがレイラは生きていると知らせてきた。死んだと思っていたレイラは生きているのか? 生きているならなぜ会いに来ないのか? それとも悪質なイタズラなのか? フィンは疑心暗鬼に陥り、じわじわと追いつめられていった・・。
主人公・フィンが心理的に混乱していくサスペンスがメインなのだが、フィンがなんとも形容し難い優柔不断で身勝手な性格なのでイマイチ同情できないし、レイラが生きているのかイタズラなのかの解明も堂々巡りを繰り返すだけで盛り上がりに欠ける。最後まで物語世界に入っていけなかったという点で、まさにイヤミスの極致と言うべきか。
「イヤミス×純愛!」という売り文句通りの作品で、イヤミスファン以外にはオススメしない。

iisan
927253Y1

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