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事件当夜は雨



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【この小説が収録されている参考書籍】
事件当夜は雨 (創元推理文庫)

事件当夜は雨の評価: 8.00/10点 レビュー 1件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

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No.1:
(8pt)

事件当夜は雨の感想

最初は意味すら分からない犯罪に思える。どしゃ降りの夜にドアを叩く音で眠りを覚まされたソレンスキー。異様な恰好の男はロベンズの家はどこかねと尋ねた。この先を400メートルほど行った先の
最初の家だと教えた。そして一時間ほどした後またドアを叩く音で玄関に出ると先ほどの男がまたやって来ていた。ロベンズの家に行ったが誰も出てこない。ブリッジボートから来たがロべンズに肥料代50ドル
を貸してあるがまだ払ってくれないんだと云う。怒りをこらえて庭に車があれば居るはずだと教えると男は姿を消した。そして二時間後またドアを叩く音で玄関に立つと、ロべンズの妻マータ・ロべンズが
ポーチに立っておりヴィクが撃たれたという。こうして不可解な事件が幕を上げた。コネティカット州の小さな町、ストックフォードで起きた奇怪な事件。フェローズ署長とウィルクス部長刑事の捜査が
始まる。緊急配備にも引っかからない正体不明の男。事件の背景がまるで分らず困惑する警察。動機は何か。そこから手探りであらゆる方向から調べ始めるフェローズとウィルクス。こつこつと一つ一つの
可能性を消していく捜査。地道な捜査の様子を丹念に描くウォーの筆。五里霧中の捜査の行方。読み終えてみれば大胆な伏線があったことに気づくがまるで眼中になかった。ウォーの代表作と評される
このミステリ。楽しませてくれました。

ニコラス刑事
25MT9OHA

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