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ジェリーフィッシュは凍らない



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ジェリーフィッシュは凍らないの評価: 7.20/10点 レビュー 15件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.20pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全5件 1~5 1/1ページ
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ジェリーフィッシュは凍らないの感想


▼以下、ネタバレ感想

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なおひろ
R1UV05YV
No.4:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)
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ここ最近で一番の当たり

いわゆる「クローズド・サークル」で『そして誰もいなくなった』モノ。本ミス3位はダテじゃない。
1980年代アメリカ(U国)。ジェリーフィッシュなる飛空挺(気球)が世に出回り始め、その新作の極秘研究がある研究所で進んでいた。そして完成を見たそのジェリーフィッシュの航空試験中に、添乗者が1人、遺体となって発見された。次々に起こる異常と殺人。犯人は誰で、どこから来たのか?漣&マリアの警官コンビが真実究明のため駆け回る。

伏線の貼り過ぎのためか、解決編を見てもそこまでスマートな印象を受けない。ただ、そのいずれにもきちんと説明をして筋を通しており、作品自体の完成度はかなりのもの。完結編の予想も高難度となっている。

警察の漣&マリアのやり取りはテキトーな印象を受けるが、漣の執拗な嫌味などは親しみやすさを与え、読者サービス的な意味合いも強そうである。

なにより派手なシチュエーションと「読ませる」展開は圧巻。特に後者はすごく、ここまで夢中になってページを捲った作品もいつ以来か思い出せない。お見事、と言うほかない。

非澄
MP0X59EF
No.3:5人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)
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ジェリーフィッシュは凍らないの感想

「十角館の殺人」を読んで感銘を受けた人は、この本を読んだら似たようなレビューを書いてしまうよね・・・と予め予防線を張っておきます。
帯には「21世紀のそして誰もいなくなった」とあります。
クローズドサーキットものなんだな、ってのはそれで分かるのですが、読み始めると「そして誰もいなくなった」っていうより「十角館の殺人」だよねこれ、になりませんかね。
プロローグでの犯人の独白、クローズドサーキット内外を交互に進める構成などなど。
そして、これもあの1行を意識していると思われる「あの一言」
「ばんだいんです」に聞こえなくもない(笑) ・・・ウソです、相当に無理がありました。

これも既に指摘されている方がいますので恐縮ですが・・・
これもミスリードと言うんでしょうか、「そして誰もいなくなった」もそうですが、「十角館の殺人」から、ある先入観を持って読んでいると、なかなかに楽しい驚きを与えてくれますね。
それを考えると、「十角館の殺人」だけでなく「そして誰もいなくなった」も先に読んでおいた方がいいと言えるでしょうね。
クローズドサーキット内外の物語に時間軸のずれがありますが、こういう「十角館の殺人」との相違点に気づくと、そこには作者のアレンジというか「勝負」のニオイを感じることが出来て、そんな事を色々考えながら読むのが非常に楽しかったですね。

トリックなんかもかなり練られていて、それを考えると「十角館の殺人」って「一発芸」なんですが、その「一発芸」を超える作品未だなし、なんですよね。

梁山泊
MTNH2G0O
No.2:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ジェリーフィッシュは凍らないの感想


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氣學師
S90TRJAH
No.1:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

全滅系CCの本格モノ。十角館のオマージュにも感じる

帯コピーが "21世紀の『そして誰もいなくなった』"。
また釣られるかなぁという軽い気持ちで手に取りましたが、読後は帯に偽りなしで大満足!

『そして誰もいなくなった』、『十角館の殺人』といったクローズドサークル(CC)物。事件中と事件後の2つの時間軸をずらした物語が交互に進んで行きます。
もう出尽くしたと思われたCCの舞台設定は、80年代のSF空想世界を新しく構築。懐古主義な読者も楽しめる。これはとてもよいです。

ネタバレではない導入部からですが、事件後パートで提示される、現場は明らかに他殺なのに犯人不明の関係者全滅型というのがそそります。全員死んでる現場で何が起きたのか。もうこの設定だけでワクワクでした。
実際な所『十角館の殺人』が好き過ぎる気持ちが伝わるオマージュ作品な感覚を得ました。なので、この手の本が好きな人へはオススメ。

私個人が十角館からミステリにハマった口なので、それ系の再来を思わせる、読みたい本が読めた充実感でいっぱいでした。楽しかった。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0

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