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他人の墓の中に立ち



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他人の墓の中に立ちの評価: 8.00/10点 レビュー 1件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

祝! リーバス警部復活!

「最後の音楽」で定年退職したリーバス警部だが、5年ぶりに帰って来た! リーバス警部・シリーズの再スタートを告げる作品である。
退屈な年金生活に馴染めないリーバス元警部は、古い未解決事件の再調査グループに民間人として採用され、古い書類を読み込む毎日を過ごしていたある日、1999年に失踪した娘がまだ生きていると主張する母親に面会し、再捜査を依頼される。一方、順調に警部に出世して活躍中のシボーンはスコットランド北部で行方不明になった若い女性の事件を担当することになった。この二つの事件は共にスコットランド北部を走るA9号線で起きていた。二つの事件の共通性に注目したリーバスは、シボーンの迷惑も顧みず捜査に割り込んで行く。もはや警官の身分ではないリーバスだが、そんなことで躊躇する玉では無い。相変わらずのルール無視の強引な捜査で周囲を引っ掻き回し、それでもじわじわと真相に迫り、決着をつけることになる。
現役時代と変わらないリーバスの言動に、古くからのファンなら拍手喝采、「お帰りなさい、リーバス警部!」と歓呼の声を上げること間違いなし。英国ではもうすでに、次作が刊行されているというのは嬉しい限り。
また、イアン・ランキンの新シリーズの主役であるマルコム・フォックスが、本作では徹底的に「イヤミな奴」で登場しているのも面白い。

iisan
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